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2018年12月30日日曜日

繋ぐもの⁉

 年の瀬も色々押しせまり、殆どのところでは忘年会も終わり、新年を迎える準備をしている所でしょう。

 昨夜、毎年続く知人宅での忘年会に参加をしてきました。私自身は年末は仕事の事情で昨年が初めての参加となり、今回が2回目ですが、例年十年以上も続くこの会は餅つきを含めてお昼ごろから百数十名が参加をするのですが、今年は主催者の怪我などもあり、30~40名ほどの参加ではありました。そのようなわけで初めてお話をする方もおり、楽しく過ごさせていただきました。

 そんな中お話をさせていただいた中で友人が私の職業を紹介したことも有り、お一人のご婦人がご自分お持ちになっているダイアモンドの話となりました。それは数十年前にお父様がお母様にニューヨークのティファニーでお求めになった8ctsほどのマーキースカット型のダイアモンドだという事でした。

 それは指輪でありティファニーのオリジナルの枠だったという事ですが少しサイズが合わなくなったというときに近くの宝石店さんに相談をしたら『作り替えましょう』という事で作り替えたという事です。

 普通であればサイズを直すといってティファニーの枠の付いているものを作り替えるという発想はプロは持ちませんが、すっかり同じように作り替えたのだそうです。いやらしい話になりますが、もし後日販売を考えた時にはその価格に違いが出てくるわけです。

 つまり、ダイアモンドは変わりせんが、百年以上続いた宝石店の老舗はそれなりに価値を持ちますのでオークション等ではその差は歴然としてきます。

 更に、本来は引き継いでいくものですからその指輪の枠さえもその物語の一筋になっていく訳です。ダイアモンドという普通にしていれば永遠の耐久性を持ち時代を超えていくメモリーカードみたいなものですから、出来るだけ次世代へ繋いでいっていただきたいものです。

 この年の瀬に来た大変楽しいお話が出来、それをその方がこの後どのようになさっていきたいのかはわかりませんが、出来るだけ次世代に良い形で繋いでいっていただきたいものです。
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2018年12月28日金曜日

ダイアモンドの世界⁉

 最近米中のAI、G戦争なるものが話題になっていますが、ITの進歩によりさらにAIの進歩が加速され十数年前まで圧倒的に遅れていた中国があっという間に世界のとTOPへと昇り詰めました。

 AIというものはいくら優れていても人間にある創造性や、プライバシー、思いやりというものは持ち合わせてはいません。つまり、このAIに一番近い人種がその世界を支配をすると考えると、まさに中国という国はこれに世界中で一番近い国と言えます。

 その証として創造性の最たるものとしてノーベル賞の存在がありますが、中国にはその痕跡さえありません。つまり、オリジナリティーを尊重することなく盗作に対しての認識が薄いお国柄ですから他国のテクノロジーを盗むという事を前提にしています。

 一方、中国という社会主義の国ではプライバシーというものがなく、政府が全ての国民を支配することが問題になりませんから、それらを憂慮して事が停滞することはありません。その辺が米国と違うところでしょう。つまり、躊躇がないのです。

 更には過去に数十の人種が入り混じってきた国ですから、とりあえず自分第一で人は利用するものとなることは仕方がなく、ほかの人のことなどは二の次というより眼中にありません。更に中華思想という自分が世界の中心という思想ですから、それらがモラルというものの欠如や陳謝という心を持ち合わせないところの要因でしょう。

 ダイアモンドの世界でもそんな中国の台頭が著しく、昨今TVでも取り上げられる機会の多いCVD(人造ダイアアモンド)などは中国が最先端であり、これらの兆候も前述した中国ならではがあるのかもしれません。

 私自身語弊があるかもしれませんが、ダイアモンドの世界で長くユダヤ人とビジネスを行い、その中で行うダイアモンドの取引においてはロジックがしっかりしているという面もあり、割と感情を入れずに仕事をしていくというスタイルを長く続けてきました。

 しかし、CVDの存在を初めて知った30年ほど前からなかなか結論が出なかったことがダイアモンドとは何ぞやという事でしたが昨今のCVDの台頭により一つの結論に達したのです。

 それは前述した事にも関係があるのですがCVDに比べるという理屈ではなく、天然のダイアモンドには歴史と物語があるという事です。人の手により創られたダイアモンドは常に看破方法が存在します。勿論天然ダイアモンドにおいても看破することは出来るのですが、人が未だに見た事のない事実が存在する訳です。

 それは地中深いマントル上部で生成されたダイアモンドには地球内部のあらゆる成分を内包しているという特徴であり、地球という星の歴史の証拠でもあるという事です。

 つまり、人間の知りうる範囲内で製造されたダイアモンドと、宇宙という偉大な原点が生成をしたダイアモンドは根本的価値が違うという事です。

 前述のAIが作り上げたコピーを良しとするのか、宇宙という大自然が作り上げた天然ダイアモンドいう本物を良しとするのかはそれぞれの価値感ではあると思うのですが、今その天然御ダイアモンドを一番欲しているのが中国人だという事も皮肉なもので、それは彼らがコピー物の空虚感を一番知っているからかもしれません。

こちらも訪問してみてください。
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https://madam-g.blogspot.com/

2018年12月24日月曜日

退化?進化?

 以前からCVD (人造ダイアモンド)について書いては来ましたが、そこの意味を考えることはあまりありませんでした。

 人間は生命体というよりアミノ酸といった成分的な要素が変化をし、生命体となり生きていくうえで必要な物をそして何かの不足があって進化をして現在の身体になったのですが、ある一定の進化を迎えたところで文明が進歩をし、そして文明が進歩するとともに今度は人間の退化が始まっているような気がしています。

 つまり、近代でいうと電話がその例ですが、私たちが社会に出たころは営業という立場上100以上の電話番号を暗記していました。しかし、プッシュホンが現れ、現在のスマホの出現にいたって電話番号を覚える必要がないために電話番号を暗記するという能力は著しく退化をしたのです。

 つまり、便利という文明の進歩は本来人間の進化を停滞させるとともに、もっと言うなら退化を促しているように見えます。人間には相応の進化するテンポというものが有るような気がします。

 現在人間は100mを10秒をやっと切ったところのスピードで走っています。もし、これを何らかのテクノロジーで7秒で走らせようとするとその場では結果が出るかもしれませんが、肉体が悲鳴を上げその後ボロボロになってしまうでしょう。

 現代の社会はITの存在、進歩によりその状況にあるような気がします。本来足りないものを補うためのものが必要以上の事を行っています。話しかけると起動をするスマホが普通の人間に必要でしょうか?

 ハンディキャップの人々に必要なものであれば理解が出来ます。つまり、手を使えない人にとっては声掛けスマホも必要でしょう。しかし、自動運転をはじめ障害を持つ人々の支えとなる進歩は必要な事だとも思います。

 最近自動運転の取り締まりのための法律の制定に向けて審議が始まっているそうですが、その中の疑問ですが、運転しながらのスマホやPCいじりはOKだが、居眠りはダメという事が話し合われているようですが、それはどちらにしてもAIやITに故障や間違いがないという事が前提だと思いますが、その監視のための人間は必ず必要だという事を考えればどちらもアウトだと考えるのです。

 すべてを否定する訳ではありません電車のように一定の軌道の上を走り制御が可能で明らかに人手を補うというものを否定する訳ではありません。ただ人間としてできることをAIやITに委ねるという事が問題ではないかと考えるわけです。

 人間の進化というものは環境や時間というものを前提としています。現在はコンピューターのスピードで文明は進歩し、実際には一部の人間しかそのスピードに追い付いていません。現在の格差もその辺が要因の一部にもなっているし、それは限界あるものの寿命を早めているだけに過ぎないし、本来進化すべきものを退化させているのです。

 冒頭の人造ダイアモンドに関しても何の意味があり、何の為なのかと考えるわけです、それは看破方法は人間が創りだした限り必ずあるわけで、それに本来のダイアモンドの持つ価値観というものとは真逆なものなわけです。

 現代の文明の進歩というものに対しては疑問符が付くことが多すぎます。
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2018年12月21日金曜日

プライスレポートの弊害⁉

 ダイアモンド業界の人やダイアモンドの興味を持たれている方であればよくご存知の『ラパポート・レポート』というプライスリストがあります。

 これは以前ダイアモンドのビジネスを行っていたマーティン・ラパポートなる人物が始め、今では世界中のダイアモンドを扱う人間の必須アイテムのようになっているのですが、ここに大きな落とし穴があります。

 元々はダイアモンド取引所の其々の取引金額のアベレージを記し、それがいつの間にか取引の目安となったのですが、実際には当時から取引の総金額や石目によっても出っこみ引っ込みはあったのです。

 しかし、それらは小粒ダイアモンドが主体の時代にはよかったのですが現代のように1ctサイズが決して大粒ではない時代に入ると実態には伴わないものとなってきています。

 何故なら絶対量のあるものであればその平均値も出るのですが、大粒になるほど少量になるものを平均値をとることは難しいのです。例えば1ctであればロットのビジネスは多く見られますからその平均グレードに対しての平均値は求めやすいと言えます。しかし、2ctサイズ以上になるとなかなかロットという訳にない来ません。

 つまり、one by oneのビジネスになりますから平均値をとることは難しい作業となります、勿論それほど多くのビジネスにもなりませんから取引所での平均値をとることも難しくなります。

 しかし、レポート上ではなんとなく比例してグレード毎の上げ下げをしているだけですから価格差に矛盾も出てきています。

 それ故に現在の取り引きではリストの何%マイナスとかプラスといった金額を示すことになります。そうなるとバイヤーが価格を聞くとプライスリストの10%マイナスとか20%マイナスとかという答えがブローカーから帰ってく訳です。

 これは簡単な手法ですから素人でも商売が出来ます。しかし、結果としてプロのダイアモンドブローカーが育たず、又バイヤーも言われた%を計算機で計算するだけで実質的なダイアモンドを見る機会がなくなります。

 それぞれの%がなぜ違うかというと実際に金額とプライスリストに載っている価格は違うという事です。つまり、プライスリストにはダイアモンドのプロを育たなくする弊害と購入希望者にいらぬ誤解を招くという弊害があるわけです。

 以前にも書きましたが、大粒のダイアモンドになると同グレードであっても瑕の位置や色の具合、更にはカットの%そしてライフの違いにより20%~30%の違いが出ることも稀ではありません。
ゆえに販売者側がダイアモンドの実質的価格を言っても買い手がプライスリストだけをもとに話していると商談は決してうまくはいきません。

 そうなると販売側も決して素材的には良くなくてもグレードが出ているものを優先して扱おうとしますので物としてはあまり良くないものが消費者に渡ることになります。その辺の是正をできるプロが多く出てくることを望みたいものです。
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2018年12月20日木曜日

アナログへの回帰(2)⁉

 前回の分は少しわかりにくいかもしれませんのもっとかみ砕きます。

 つまり、ITという便利なものが出来てあらゆることがスピードアップしましたが、実際には現実の人間が追いついているのだろうかという疑問です。

 人間は100mを10秒をやっと切ったところで走っています。もし何らかの助力作用によって7秒で走れたとしたら身体に何の影響もないとは言えません。筋力の破綻か関節の破綻が起きるかもしれません。人間の身体には限界というものが有ります。

 人間にはその体力に応じた進歩と時間というものが有ります。これは地球というものが出来て以来変わることのない原理です。しかし、現在においてはITというものが開発をされ人間のペースというものに関わらず物事が進んでいきます。やがてそのスピードは社会の破綻を招くような気がします。

 確かにITは人間が作り上げたものです。しかし、AIの発明により人間が付いていくことのできないペースで世の中の仕組みが出来上がっていきます。例えていうならオリンピックレベル以上のアスリートの記録を前提に町内運動会を運営しているようなものです。

 しかし、これらには恐怖と欠点があります。それは仮想空間であったり、仮想事象を創りだしそれをコントロールしている者は他者を操る事が出来、更には偽装社会を創りだすこともできるという事です。

 そして、もう一つ欠点としてはいくら立派な運動会を創り上げても赤ん坊は走る事が出来ない。つまり、アナログには敵わないという事です。
 

アナログへの回帰(ダイアモンド)⁉

 昨今の中国製モバイルの盗聴通信や最近始まったスマホの支払いシステムのトラブルとIT産業と言われるもののトラブルは進化するとともに必ず起きてきます。

 単純にこれらの問題点は誰もがそれぞれの情報に対してインターセプトできるという事です。つまり、以前にも書きましたが中国製のスマホを使っていれば通信をするたびに内容が中国に送信される恐れがあり、スマホ決済をすれば意図的に偽造されたQRコードを読み取ってしまえば第三者の口座にお金が振り込まれてしまうという事です。

 これらの事に関わらず本人の意思に関わらず情報や資金が意図したことに関わらず他人に流れてしまうという事です。

 更に物造りにおいてもプログラムされたことであれば同一性の物をいくらでも作り続ける事が出来ますが、結果労働者もいらなくなればコストも下がり、行く先はデフレ地獄に陥る事になります。

 現在はIT産業が華やかでフィンテックなどの金融も多くのお金を生み出しているように見えますが、実際には未来を切り売りし、未来の経済を消滅させる動きでもあるというようにも見えるわけです。それは電気のスピードで動きも早いことは認めます。しかし、あくまでも人間のペースを守っての物でなければならないわけです。

 30年ほど前に真珠の生産が盛んな愛媛県の宇和島である事件に遭遇をしました。それは真珠の養殖をしていた老人が引退をしていたのですが他の真珠業者がこの老人の会社名を使って裏の取引を多く行っておりましたが他社の伝票からこの老人の会社が3億円ほどの売り上げを上げていることを税務署は調べ上げたのですが、この老人曰く
『ほかの真珠業者が来て勝手に伝票を書いてこず回線程度を置いていっただけで後は知らねえな。』
という事でした。

 勿論伝票も保存されていなければ台帳もつけていませんから税務署も調べようもありません。しかし、税金の問題もありますからさらに追及をすると『年金よりましだから、おカネを少しもらっていただけで何の問題があるんだ』と老人は居直るだけで、何の物的な物もないので税務署もお手上げだったという事です。

 これが良いのかどうかわかりませんが、やはりアナログはある意味強いという事にもなりますが、勿論モラルとしてはいけないことです。極端な言い方をすれば情報を守るという意味ではアナログに限るという事になります。財産としてのダイアモンドはその典型です。

 物造りにおいてもAIには創造性はありません。所詮は過去のデーターの積み重ねですから新たな物を創りだすことはできません。職人が創りだす巧妙さや発想はAIにはありません。そして所詮ITはアナログを生かす便利なものでしかないのです。

 しかし、昨今はそのアナログをないがしろにしているようにも見えますが、アナログあってのITであり、それを理想的に動かす知能がAIであるわけで決してアナログを超えるものではありません。

 ITは未来を切り売りするものであり、AIは過去の産物であることを忘れてはいけないと思うのです。

 ※上記の内容が何を指しているかはこれを読まれた方の解釈にお任せします。
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2018年12月19日水曜日

CVDの対処⁉

 CVD(人造ダイアモンド)がいよいよ台頭し、業界でも何かと意見が分かれるところですが、看破方法のない以前であれば別ですが、国際宝飾展にも出展されるようになったそれほどの大きな問題ではないと捉えることが大事です。

 現代においては俗にいうアクセサリーと宝飾品の境目がなくなってきたような時代ですから目くじらを立てるよりどのような差別化を測るのかという事だと思っています。

 つまり、意識の問題ですが昨今の展示会を見ていてもアクセサリーなのか宝飾品なのかがよくわからないような展示物をよく見かけます。接客方法でお客様が納得をしてお求めになっているのであれば何の問題もありませんが、半分騙したような売り方は問題です。

 しかし、残念ながら販売をしているスタッフたち自身がどちらを販売しているのかという意識がないという事が問題です。絶対的な条件を満たしていればそれをいくらで販売するのかは販売者側の信用であり、品物の良さではあると思います。

 絶対的条件というのは何かというのは難しい部分はあるのですが、最低限天然宝石と貴金属を使用しているという事ではあると思いますが、地金の金賞やどのレベルの鉱石までを宝石というのかという事になりますが、例えば金でいえばK10やK7を使用しているものはどうなのかというと、やはり一般の方はK14以上のものを宝飾品と認識をしているのでそれらのものは如何なものかと感じますし、現代において銀製品や銀を使用した製品はどうなのかという事になります。

 確かに中世において銀自体は貴重な地金であったことは確かですし、多くのアンティークジュエリーに関しても使用をされていることは多くありますが、現代においてはそれほど貴重なものとは言えませんし、やはりどうなのかと考えます。

 宝石という概念に関しても天然であることが大前提ですし、処理石を販売側の理屈で正当化することは宝石の条件でもある希少性という概念からは外れると考えるべきと思ってます。

 勿論CVDに関してはお客様の選択ではあると思いますがPTを使用し製造されているものを今後は多くみられるようになるでしょう。そうなると価格的にもお求め安くなるし、造りの良いものも出てくるでしょう。

 今までのように宝石を前提として低品質の物や、造りもやっつけ仕事の様なものを販売している
よりはCVDの方が良いという事にもなるのだろうと思います。

 今後を考えると宝飾品を扱う方のより一層の自覚と精査された製品造りというものが必要になってくるのだろうと思います。その上でその選択を購入者に委ねるしかないのだろうと考えます。
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2018年12月15日土曜日

よもやま話⁉

 時々宝飾の展示会を覗いて思う事があります。それは会場に多くいるホストのような30~40代の男性販売員を見ていての事ですが接客が上手く、多くの熟年女性客を手玉に取っている様子です。

 よく男性は若い女性が好きだと女性陣は言うのですが、それを全く否定するつもりはないのですが、女性にも同じことが言えるんではないかと思うわけです。もっと言うと熟年女性のそれの方が顕著のような気がするのです。

 スポーツジムやテニスクラブでも同じような光景を見るのですが、全てではありませんが結構大きな割合で若い男性のインストラクターに話しかけたり、何気にボディータッチしたりする姿をよく見ます。逆に男性がその様なことをしている姿はあまり見たことがありません。

 決してインストラクターに関してはそのような意識をしているとは思えませんが、事宝飾の展示会になるとあえてそのような行動をしている様子の男性販売員の姿を見ます。以前では考えられないことですが、彼らの中で得た経験上の行動なのでしょう。

 お客様の身体に安易に障ることは宝飾業界でタブーとされていることです。何故ならサイズ等を図るためにやむなくお手に触れたりするする機会もあるので、誤解を招かないように更に気を付けるわけです。

 多分宝飾業界というより催事業界での経験なのだと思いますが、宝飾業では考えられないことです。更に、自分の名前をファーストネームで呼ばせるように仕向けたりと全くホストクラブそのもののような行状が垣間見られるわけです。

 彼らは販売の為にそのような行動をとっているのでしょうが、当たり前のご婦人であれば怒りを露わにするかもしれません。しかし、会場にいるとそれを喜ぶような熟年女性を見ることが稀ではありません。

 決してそれらの熟年女性を卑下するわけではありませんが、結果的に購入しているものを見ると何故にあのようなものを購入するのかと首をかしげることが多々あります。

 そして理解をすることはやはりさみしい女性は多く、優しい言葉に気持ちを傾けてしまうのだなと一切そのような優しい気持ちを持たない私自身は思ってしまうわけです。

 やはり、お客様はお客様として接することが我々のビジネスの根本ではあるのですが、宝飾品を販売しているというよりサービスを提供しているという事であり、それが品が良いかどうかは別にしてお客様が望むものを提供するという事も必要なのだと考えもしますが、少なくても当方のお客様の中にはそのような方がいないという事が救いではあります。
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2018年12月14日金曜日

ダイアモンドのグレード評価⁉

 ダイアモンドのグレードについての異論はこれまでも書いてきました。

 先日10ctのダイアモンドの問い合わせがあり、当社の在庫で同じ10Ctの同じグレードで30%近くの価格差があるのだけれど何かの間違いではないかというものでした。

 これは間違いではなく、問い合わせた方がダイアモンドの知識が十分ではなかったように思います。小さなサイズと違い大きなサイズに関しては特にそうですが同グレードであってもその中での差はものすごく大きなものが有ります。

 例えばJカラーであったとするとIカラーに近いのかKカラーに近いのかでは最低でも3段階に分かれます。またSI2であったとするとプロの間ではSI3なる言葉が存在するように、例えば肉眼で容易にみえる内容かどうか、白か黒か、どの場所に存在するかどうか外から続いているものかどうか等々検討すると20段階ぐらいに分かれます。更にエクセレントだとしても今後もエクセレントで行く範囲かどうか以前であればヴェリーグッドの範囲ではなかったかどうかなどを換算すると30%もしくはそれ以上の価格差が付くことは稀ではありません。ましてや鑑定機関が違えばその差はもっと大きくなります。

 これらはグレードによってもその差はありますが中庸であったり低品位であればあるほどその差は多きくなります。又小さなサイズではそれほど気にしなくても良い差が大きなサイズになるとその差は大きくなります。

 4Cにあまりしばられると本当の価値を見逃していくことが多くあるように思います、現在では以前ほど4Cばかりを取り上げず、テリや印象で勧める販売員さんも多く表れてきましたが本当に良い傾向だと思います。

 4Cというとそれが全てのように思いがちですが4Cのグレードのそれぞれの部分にもその差があることは理解すべきなのでしょう。元々ダイアモンドが価値を持ったころにはグレード表記など無かったのですから。

 最近では見た目の美しさと大きさと予算でダイアモンドを選ぶ人が多くなりましたが原点に戻ってきたという事でしょう。4Cのグレードというものに惑わされて随分と回り道をしたような気もしますが、4Cというものが有ってダイアモンドが普及したという事実も否めません。
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2018年12月8日土曜日

ダイアモンドの価格⁉

 先日お取引先の社長からダイアモンドの価格について尋ねられ
『高木さん10ctsを超えるものの価格なんだけれど結構同じグレードでも価格差がありますよね。なぜですかね。』
という単純と言っては失礼ですが質問がありました。

 つまり、引き合いを手配して二つの10ctsの同グレードのものが手配できそのダイアモンドに20%前後の価格差があったとのことでした。
私は
『現物を見てみないと何とも言えません』
とお答えし、20%前後とか30%前後の価格差はあり得ることを説明しました。

 大粒のダイアモンドになればなるほど比べるものがなくなってきますが、更にはグレード幅が大きくなってきますので一概に価格は言えないのです。もともと0.3ctのダイアモンドと10ctsのダイアモンドを同じシステムで比べること自体が間違っているのです。

 例えば10ctのカラーとした場合カラーに近いかカラーに近いか、はたまたその中間かによって単純に3段階は違いが出てきます。更にクラリティーをSI2とした場合にどの位置に内包物が有るかどうか、更に白瑕なのか黒瑕なのかどうか、そして肉眼ではっきり見えるかどうかを言うとその内容は10分割以上になるでしょう。さらに言えば蛍光性がどうか、カットはどうかを言えば30%前後の価格差はいくらでも出てきます。

 小さなサイズになるとその差は小さくなりますが大きくなればなるほどその差は大きくなります。更には絶対量が少ないわけですから、所有者が幾らであれば手放すかどうかという問題もあります。

 ここで考えなければいけないことはダイアモンドというより物に対する考え方を持たなければなりません。つまり、需要供給が合っているものは価格のバランスはとれますが需給バランスが取れていないものは価格のバランスは常に変わります。さらに言えば物に対する考え方にもよります。

 例えば日本刀ですが物が切れれば良いという考え方であればそんなに価格差は出ませんが、本来物を切ったり、人を殺めたりするものではなく神仏に奉納するものとしてできたものですからその出来や意味合いによっては通常販売の価格の物から国宝になるものと幅広く価値は変わってきます。

 それはダイアモンドでも同じことが言えます。元々歴史上一番の価値としたときはルイ14世時代の上納品として使用された時ですが、これは日本の江戸時代と同じく参勤交代で外様大名にはお金を使わせて反乱資金を持たせないという試みと同じでルイ14世時代のフランスでは高額なダイアモンドを貢物とさせ、周りの貴族に余分なお金を持たせないようにしたものです。

 その中で勿論ダイモンドの価格差はありましたが、何せ希少性の高いものでしたからどのようなものを上納するかによってどのように重用されるかが決まったのです。その時代には勿論グレードというものは存在しませんからその特殊性で価値が決まったことは容易に理解はできると思います。

 勿論、同じように見えるものも存在してたでしょうが同一性というものはありませんから、そこに価格差があっても不思議ではないのです。つまり、価値や価格というものは希少性や美観性等が優先するものですから、結果的に現代のようにグレードが存在しても価格差というものは、勿論あり、グレードというもものはその目安にしかならないのです。

 冒頭に話に戻ると結果グレードはついているかもしれませんが価格が同じことはあり得ませんし、価格というものはたった4つの要素で決まること自体が不思議なことなのです。
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2018年12月5日水曜日

ダイアモンドが教えてくれる⁉

 先日、香港のショーに行ったことは前回書きましたが、出展社も少ない国際宝飾展ではありましたが日本からの出展社に関してはそれなりの数となっておりました。特に国内の状況が良くない中唯一香港に活路を見出しているというところも多く、必死さも伝わってきました。

 ダイアモンドの出展社もイスラエルを始め地元からの出展が多くバラエティーに飛んでおりました。中でもCVD(人造ダイアモンド)のブースが現れたことにはびっくりしました。これは主催者の焦りと困惑の中出展が実現したという事だと思いますが、他の国際宝飾展では認められているケースは少ないと思います。

 勉強かたがた覗いてみたのですが外から覗いたシューケースでもブース内に入ってのルーペを通しての確認においても間違いがないダイアモンドなのですが、なぜか違和感があるのです。
それは理屈ではなく長年ダイアモンドを見てきた人間の経験と自然が創り出したダイアモンドの我々に教えてくれた印象というか情報がその違和感を創りだすのでしょう。

 何度も何度も見てみました。
 やはり、内包物や光が何か違うのです。

 その後このブースを後にしてダイアモンドのディビジョンを覗いていると大粒のダイアモンドを多く並べているところがありました。ここでもやはり目に違和感があったのです。

 10ct以上のダイアモンドが多々並ぶ中でこれは『自然のものではない』という煌きを目に感じたのです。その光の中に混じる青みは天然のダイアモンドにはないものであり、それがすぐにキュービックジルコニアであることは直感で理解しました。

 私がその石を確認したく尋ねるとそこのスタッフは売約済みだとか色々言って見せたがらないのです。仕方がないのでそこを去り、たまたま近くにいた旧知のイスラエル人に尋ねると『彼のところであればあり得るよ。こうゆうところに出るとみな自分を大きく見せたがるからね』という事でした。

 いずれにしても天然のダイアモンドが長年私に与えてくれた情報は文字にはならないけれど貴重なもので、近年のレポートだけでビジネスをする人間には与えられてはいないものなのだろうと思い、やはり天然のダイアモンドのすごさを改めて知るよい機会になったものです。
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2018年12月1日土曜日

時代の流れ⁉

 昨日まで香港の宝飾展に行っていたのですが年数回の中で一番小規模という事もあり、一般消費者の姿を多く見かけました。実質的にはB to BというよりはB to Cの宝飾展といっても良いのでしょう。

 特に目の付いたのは最近多く出没し始めたSNSのライブ販売の人々です。彼らは色々な宝飾展に出没し、自らのフォロワーに通販さながらに自分が選んだ品物を中継し、自分のコミッションをのせ注文を取るという方法です。そして、彼らはライブ中に注文を受け、購入者からの支払いを確認してから、さらにその後出展社に値引きを交渉し、取り分をさらに増やそうという試みをします。

 本来の宝飾展はB to Bですから撮影等はご法度ですが、日本のリサイクルジュエリーのディビジョンにはデザイン盗用も何もないですから当然のように沢山集まってきます。

 今回も日本のリサイクルジュエリーのところには多分数十人というそれらの人々が集まっておりました。日本からも沢山の質屋さんも出展していますがリサイクルかどうかは彼らにとっては関係がありませんので当然それらのところにも多く集まってきます。。

 出展社の中にはそのような人々の為に撮影をしやすく照明まで用意し、スタジオ紛いを用意しているところまで現れてきました。つまり、このような販売方法は既に公であり、宝飾展もほとんどがB to Cを意識したところも多くあり、本来の宝飾展とはかなり異なものとなりつつあるわけです。

 これらの時代の流れと言えばそれきりですが、販売形態が時代により変わってくることは今までもそうですが、素人が物を売りプロはそれに従うという姿を見ているとプロとは何ぞやという気持ちにもなります。
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2018年11月28日水曜日

ダイアモンドの見せ方⁉

 先日お伺いした百貨店の展示会のお客様が東京にお越しになるということで当該百貨店の外商の方から連絡があり、ぜひ時間を作ってほしいとのことでホテルにお伺いすることとなりました。お客様から先日の展示会でご覧になったダイアモンドを是非頂きたいというご意思をいただきました。

 『先日の展示会でお見せいただいたダイアモンドですけれども主人も大変気に入っておりまして、是非頂きたいと思いまして、お礼かたがたお時間を作っていただきましたの。』
とのことでした。

 最初私は何のお話だろうと色々と頭をめぐらしておりましたが単にお礼ということで少し拍子抜けしました。価格を含めて非常にダイアモンドに対して優しさを感じたということでした。非常に恐縮するお言葉でしたが、冥利に尽きます。

 その時のダイアモンドには本来何の枠もついてはいないのですが、仮ではあったのですがフィレンツェ彫りを施したリングにセットをしておりました。私自身お見かけしたお客様にお似合いになるだろうと、お目当てでもないダイアモンドをお見せし、そのダイアモンドの特徴とその魅力をご説明させていただいたのですが、それが特に当日和装でいらっしゃたお客様はお気に召しておられたようで、更にご主人自身はダイアモンドそのものに魅力を感じられたようです。奥様はその組み合わせそのものがお気に召したようです。

 裸石でお気に召すお客様は多々おります。勿論枠をついたものは当然ですが、大粒のダイアモンドとなるとダイアモンドそのものに魅力がなければなりません。どうお見せするのかというと私自身まだ試行錯誤をしている状態です。しかし、やはり他の嗜好品見るとやはりサイズ的に小さいことは否めません。

 それではダイアモンドをどのようにお見せするかということに関しては私自身数十年たっても結論が出ません。何故かというと気が付いた事としてダイアモンドそれぞれにその方法が違うということです。

 つまり、ダイアモンドを最も魅力的に見せるということはその都度それぞれのダイアモンドをよく見てどのようにお見せすることがベターなのかを考える事が実は小売りでのダイアモンドの販売術でもあるということに行き着いたような気もするからです。

 勿論、それぞれの自信を持った販売術はあると思いますが、事、大粒のダイアモンドを販売するということは決して4Cなどの説明ではなくダイアモンドの見せ方、更にはダイアモンドの見方そのものも合わせてお話しすることが最善であることを改めて感じた次第です。

 ダイアモンドそのものに魅力があることは当然ですが、それを曇らせるのも輝かせるのも見せ方次第であることを改めて感じ経験の良い機会でした。
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2018年11月23日金曜日

本当にいいんですか?

 あまり時事的な事ばかりは書きたくはないのですがどうしても現在の政治に対しての疑問が多すぎてついついとなります。

 入管難民法という法律のタイトルも気に食わないのですがその運び方はもっと気に食いません。
何故にこの法律が必要なのかという問題では現在の不法と言われている外国人労働者の環境問題があることは理解していますが、何故に今まで放置されていたのか?

 法律が整備されていなかったという事が理由なのであればそれがなぜにその不備な法律が施行されていたのか?

 更に今国会においての成立を急ぐ理由を現在の外国人労働者の環境改善の為に急ぐという自民党の言い分ですが、合法的に入ってきた人々の条件の不備の為に研修企業から逃げ出し、その結果不法滞在者として極悪環境にいる人の救済であれば法律の整備以前の話ではないのかとも考えます。

 それはそれとして今後の為にも法の整備が急務という事ですが、今まで解決をできていなかったことがそんな急にできるのか?そして、今までも問題になっていたそれらの人々の保険の問題や諸問題の解決の為に監督官庁を増やし、そのための対策を立法後に対処するとも事ですが、労働者不足問題を解決するために新たに税金を投入するとは本末転倒ではないのかとも思います。

 それらのことが解決してからでなければ日本人の非正規労働者の賃金がさらに下がることも考えられますが、外国人の単純労働者がもっと劣悪な環境になることも考えられます。自民党はそれに対して届け出をもっと強化し、更に指導を強化するという事ですが、それであれば今でも十分にできます。何故ならすでに最低賃金は外国人であれ、日本人であれ法律で決められていることです。

 もっと言うと根本的なことですが労働力不足という事を危惧しているという事を前提としていますが、一方で近い将来的にはAIが台頭してきて労働者がいらなくなるという見解が既に経産省から出ています。

 そうなると一時的な事の為に立法し、その後に起きるであろう大きな問題に対しての対処をこれからするのですか?という事です。

 単純な例ですが人口が日本より少ない国はいくらでもあります。短期的には大変かもしれませんが、24時間のコンビニが本当に必要ですか?24時間のファミレスが本当に必要ですか?

 昨今、正月等に人出不足の為にお休みをしているファミレスが目立ってきましたが、それで何か困ったことが起きたのでしょうか?

 ちょっと皆が少しづつ我慢をすれば人出不足も解消する部分もあるのではないでしょうか?あまりにも便利になった日本とそれでビジネスをしている大企業の理屈での今回の法律であれば、もってのほかと言えるわけです。

 世界中の生活レベルの高い文化国家に24時間営業のコンビニもファミレスもありません。皆が立ち止まって考えても良いのではないでしょうか。

 更には相手国との問題。つまり、送り出す国側の管理をもっと政府同士で話し合う必要の方が先ではないでしょうか。

 日本の事を勉強し、理解をしたうえでの出国許可や入国許可をしっかりすれば悪徳ブローカーの介在が無くなるのではないかと考えるとまだ先にやることが沢山あり、今国会で成立はとてもじゃあないけれど無理な話だと考えるわけです。

 トータルで考えると安い賃金で雇わなければ成り立たないビジネスがそれだけ多いという事はビジネスそのものが成り立っていないものが多いという事です。つまり、低賃金労働者救済その為に法律を作ることになるので、それが機能した時にはそのビジネスが崩壊していくという事になりますから、その後の方が悲劇が待っていると考えるのは考え過ぎですか?
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2018年11月22日木曜日

裏と表⁉

 先日ゴルフ仲間であり、外交官婦人でもある知人から例の日本人ジャーナリスト解放の件の裏話を聞いて『なるほどなあ』と感じることがあり、物事には表と裏があり、表から見ている人にはそれが正面であり、裏から見ている人にはそれが正面なんだと思いましたが何事も裏と表があるがどちらから見ることが正しいのかは立場によっても異なるという事を改めて感じました。

 ダイアモンド業界においてもダイアモンドの価格の一つの目安として4Cがあることは皆が知っているようですが実際にはそれが絶対的な物ではないこともプロであればだれもが知っています。

 しかし、小売り現場で販売という事を考えると4Cに対してそれ以上のことは必要がないと多くの小売りの販売員は思っています。であれば実際にはそれで価格競争を行う事は倫理的にも間違っているわけですが、それはあくまでもプロ側からの意見であり、販売側からするとダイアモンドを売っているわけではなくショッピングをしてもらっているのだから余計な知識は小売りの現場には必要がないとなり、それが正論となるのです。

 グレーディングをするに10倍のルーペを使用し、熟練したグレーダーが決められた環境で行うというのが条件になっていますが、この熟練したという曖昧さもありますが、元々絶対的な物では言ことが前提となっているわけです。

 ただ、ここにきて資産用だとか投資用だとなると特に大粒のダイアモンドに対してはそのようなわけにもいきません。何故ならクラリティー一つとっても例えばIFであれば大よその範囲は決まりますがVVS,VS,SIとなるとクラスごとにその範囲は大きくなっていきます。

 つまり、IFを1mmの幅だとするとVVSクラスには20~30mmの範囲があり、これがVSクラスになると100mmくらいの幅があります。SIにいたっては500mmくらいの範囲があり、その中で1,2とそれぞれを分けたとしても価格で考えれば同じグレードであっても何層もの価格が存在します。

 同じグレードであっても内包物の位置や種類によっても価格は変わりますし、その大きさによっても勿論価格は変わります。それはダイアモンドのププロ側から見れば常識的な事と言え実質的に大きなシェアを占めているブライダル等の範囲の中ではそこまで考えなくても良いとなる訳です。

 しかし、それであれば4Cを使った価格競争的なことはするべきではなくむしろブランド色などの付加価値で販売を心がけることが市場に対する誠意と言えるのではないでしょうか。現代ではもちろんそのような販売方法をとっているところも多いだろうし、そういううところしか残ってはいないと思いますが、消費者も御徒町に行けば安く買えるとは思わない方が良いでしょう。やはりそれなりの価値にしかならないのではないでしょうか。

 特にブライダル等に関してはダイアモンドそのものより思い出なりその物語等を大事にした方が良いのではないでしょうか。

 いずれにしてもどの立場で物事をとらえるのかによりその裏表は変わるのだと思いますが、本来の正面から物事をとらえることが大事なのだとおもいます。
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2018年11月20日火曜日

何処に本質があるか⁉

 移民法に近い入管難民法が取りざたされていますが、現状は受け入れる日本側からの問題が多く目につきますが、実際には移民なり、一時労働者として来日側の問題も考える必要があると思います。現在世界第4位の移民大国としては・・。

 つまり、どのスポーツでもルールやマナーというものがあります。プロ野球選手と言えどもソフトボールをやろうと思ったらそのルールとマナーの範囲で行う事が当然とも言えます。

 どんな経緯と言えども日本に来るのであれば日本の中のルールやマナーを守ってほしいのです。日本人の多くの人々がなぜに外国人を敬遠するのかと言えば、そのことが大きな要因でもあります。最近では中国からの移民や観光客も大きな問題です。

 日本側はあまりにも受け入れ態勢を無理に変えようとしている節がありますが、そのことも大事ですが来日する人々の心構えというか教育も必要なのだと思います。来日する以上は日本での習慣や周りとの融合をすることも大事であることも理解してほしいのです。日本人が海外へ行ったらそうするように・・。

 同じようなのかどうかわかりませんが、いま日本でダイアモンドを販売するにあたって色々な変化が出てきています。第一に販売員よりダイアモンドに関して詳しいお客様が多くなってきたことです。第二にはダイアモンドに対する価値観が依然と比べる事が出来ないくらいに変わってきたことです。第三に人造ダイアモンドの存在です。

 最近ではルーペを持参しているお客様も増え、先日も名古屋の百貨店さんの展示会においてもルーペを持参のうえダイアモンドに対する持論を切々と述べて言ったお客様がいらっしゃいました。

 また多くのそれらのお客様は基本的にダイアモンドがお好きという事で身に着けるでもなく資産として考えているわけでもなく、ただひたすら好きだからという方々でいらっしゃいます。勿論ブライダルから始まり、ダイアモンドに入門される方も多くいらっしゃいます。

 現在は多く人造ダイヤモンドも市場に出回るようになり、ジュエリーに関しては綺麗なダイアモンドであれば人造でもよいのではないかという意見も多くあります。現実に取り扱いを始めてところも多くあります。

 勿論現場に合わせた各論も大事な部分もありますが本質的なところでは宝石という本物のダイアモンドの存在があってのすべての理屈です。つまり総論として何があって各論としてそれが是か非かという事です。今までの日本の市場は大きな誤解の中でマーケットを築いてきました。

 前述に書いて部分もそうですが、目先を見てばかりでいると本質的な部分が失われていき結果全てが消滅するということが現代には多くあり過ぎます。

 本当に人出が必要なのかどうか?我々自体の生活体系を変えればそれ程の人出が必要なのかどうか?これらを見直すことの方がまずは大事ではないかと考えます。

本当に24時間のコンビニが必要なのか?
また24時間のファミレスが必要なかどうか?
他の国では殆ど見たことがない。
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2018年11月8日木曜日

ダイアモンドの売れない理由⁉

 格差社会が叫ばれて久しいのですが、これがダイアモンドの売り上げに影響していることは感覚的にも理解できると思うのです。

 国は経済が順調であるとしています。更にはアベノミクスが成功をしているといっていますが、果たしてそうなのでしょうか?

 日経平均や雇用等の数字だけを見ればそのような結果になっています。しかし、多くの人の実感はそうではないと思います。それは国の発表ですから大枠間違いはないのでしょうが、それが景気が良いという理由になるのでしょうか・

 景気が良いというのは精神的には発揚感が有ったり、幸福感があるものだと思っていますが、一部の人を除いてはそのような感覚はないのではないでしょうか。

 たしかにGDP(国民総生産)は世界3位だし、輸出量も世界第4位の経済大国ですがどうも感覚は違うという方が多いと思います。それゆえに経済政策がうまくいっているようなことを政府は言いますが、いかんせん一般の庶民はそうは思っていません。それ故にダイアモンドどころではない訳です。

 一般庶民である国民一人当たりでGDPを見てみると実は世界25位であり、更に輸出に関しても世界45位になり決して皆が考えるようなレベルのものではありません。つまりこの数字も平均ですから景気の良い方も含めるて考えると半分以上の人がこれ以下、つまり先進国でもアジアやアフリカの発展途上国並みの経済水準という事になります。

 因みに2000年の日本の一人当たりのGDPは世界第2位でした。それを考えると安倍さんが政権に就くようになってからほとんど下降していることになります。それを経済政策の成功と言えるのでしょうか?

 つまり、多くの発展途上国でのダイアモンドの販売量を考えるとこの日本である一定の価格帯のダイアモンドの販売を行う事は相当に困難なこととなる訳です。

 勿論経済状況の問題だけではなく扱っている業界のレベルの低下もありますが、更にはこの数十年はそれらの贅沢品を使用する状況下にはなかったと言えるのです。しかも、過去の購入されたものは相当数ありましたのでその必要性もなくなったとも言えます。そして今ダイアモンドは贅沢品ではないのです。

 何時も書くことではありますが、ダイアモンドのビジネスは既に違う時代に入ったことが実感されます。
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2018年11月6日火曜日

ダイアモンドはやはり大きさ⁉

 先日、名古屋の展示会へお邪魔した時にダイアモンドの説明をしてほしいとご依頼され、お客様に直接お話をする機会があり、最初にどんなダイアモンドに興味がおありになるか尋ねるとファンシーカラーダイアモンドだとのことでした。

 ファンシーカラーの説明をしていくうちにダイアモンドの基本的な事をお話しするために大きめのダイアモンドでご説明をしていたところお客様が
『ファンシダイアモンドも希少で価値があることはよくわかりました。でも、私はこちらの大きなダイアモンドでご説明を伺っているうちに私が本当に欲しいのはこちらのダイアモンドだという事に気が付きました。』
との事でした。

 私自身も外商の方からファンシーカラーのダイアモンドをお勧めしてほしいとされていましたので少々ためらいました。外商の方の予測するご予算より200万円ほどオーバーするとの事でしたがお客様のご意思も堅く、結局は大きいサイズのダイアモンドとなりました。しかし、私が当初このダイアモンドは私自身のお気に入りでもあり、それ程手放す気持ちはありませんとお話の中で述べておりましたので、お帰りの際に『まさか逆キャンセルなんて言うことはないでしょうね』と念を押されて事には外商さんも含めて苦笑の様相でした。

 その後、ピンクのダイアモンドをご希望のお客様が見えられ同じくご説明の依頼を受け、お話をしているうちに同伴されていた奥様が和装だという事もあり、大粒のマーキースの指輪を試しに着けていただくと、明らかに目が輝きお気に召した様子、それをご主人にお渡しするとご主人自身の眼の色が変わるのを感じました。

 『このダイアモンドは多少色はありますが、なんでこんなに輝くんですか?』
とご主人が私に問いかけられたので
 『ダイアモンドの価値を決めるものとして4Cだけではなく色々な要素があり、その中のライフという日本語のテリにあたる言葉があります。このダイアモンドはそれが強いんでしょうね。』
とご説明をするとお話をしていたピンクダイアモンドのことはそっちのけで見入っておりました。結果的にはお気に召していただいてお支払方法をという事でしたので私自身は席を立ちました。

 結論から言いますと、確かにファンシーカラーは美しく希少性もありますが、いかんせん価格の割には大きさがありません。勿論それはそれでそういうものですが、消費者はじっくりと大きなダイアモンドを見る機会があるとやはり大きさというものは大きな魅力であることは間違いがりません。

 そのなことを感じた一日でした。
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2018年11月5日月曜日

『華氏119』⁉

 現在進行中の入管移民法改正案というのが来年4月から施行の為に今国会での成立を目指しているみたいですが、これは今連日話題になっているアメリカへの南米移民キャラバンの合法版を日本で行おうとしていることで、決して浅知恵で行えるものではないと思っています。

 あの移民大国のアメリカでさえ手に負えないようなことを長く島国思考で行ってきた日本の政治家が考えられることなのだろうかと思います。現実に認めてはいないとしても世界第4位の移民大国の日本です。正式に認められていない移民というか不法滞在者も含めこれだけの外国人が日本に滞在をしているわけです。

 これらの統計を含めてほとんど把握をできていない状況で単純に就業者不足というだけで本当にこんな法律を作ってよいのだろうか?

 今回は特に単純労働を前提に考えているようですがこれは単に最低賃金の更なる低下と非正規労働者の賃金や就業先をさらに減らすことになり、格差拡大を顕著化させるだけではないだろうかと考えるとそう簡単に法律に出来るものではありません。

 我々のビジネス上これらの社会を目の前で見える仕事をしていると本当にそのことを感じます。それは長い将来の日本を見たときに決して良い方策とは言えません。

 決して移民を排除したり反対をしているわけではありません。将来を日本を考えるとそのことも必要な事でしょう。しかし、現実には今でも合法的に日本にいる外国人の問題も解決をしていません。日本在住の外国人の健康保険の受益者が日本に住んだことも来たこともない人が単純に家族が日本に住んでいるだけで日本の健康保険の対象になり、その保険料を日本国民が負担をしています。以前そのことはタレントのローラの父親が母国で行った診療の還付を日本で受けていたという事で問題になったことがあります。このケースの場合は実際に診療儲けてはいなかったからさらに問題でした。

 日本では受け入れ側の体制ばかりがクローズアップされがちですが、実際には移民側の問題点を海外で克服するとが先でであることが非常に重要です。何故ならば日本と違い殆どの国は自分ファーストです。これは宗教も含めての事ですが、『郷に入らば郷に従え』という概念がありませんから必ず対立へと向かう事になります。
 
 そして、将来的に国内で移民と国民との間でのトラブルを引き起こし、さらなる格差と悪政治家の温床になるという未来も見えてくるのです。

 今回マイケル・ムーア監督の『華氏119』という映画を見て気づいたことですが実はこの映画は今のアメリカ現実を描いているようですが将来の日本そのものを描いているように見えるのです。

 ぜひこの映画は見てもらいたいものです。
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徴用工問題⁉

 1965年、私が中学生だった頃に日本が韓国に大金を支払うというニュースが流れ、親にこの事を聞いたことがありました。当時はよく理解をしていなかったのですが、その後この金で韓国の『漢江の奇跡』と呼ばれる目覚ましい経済発展を遂げたという事です。

 この間の発展で韓国国民は多くの恩恵を受け、今では世界でも屈指の経済力を持つようになり、更にはK-popを始め、多くの産業が日本からの恩恵を受けたことを理解できるだけの知識を持っている事を韓国国民には願うしかありません。

 実際には1965年の戦後保証には日本からの意志で直接徴用工等の被害者に保証をするという意向を韓国政府には伝えたといわれていますが、韓国政府として報奨金の使い道を限定されたくはないという意向の元、韓国政府がそのことに対応をするという事になっていたという事です。

 しかし、現実には日本政府はその使い道の検証を行わずに来ました。結果的には今回の徴用工判決を迎える事となるのです。

 勿論、ボタンの掛け違いもありますが、今回の問題に関していえば韓国の国内問題です。日本であまり大騒ぎをすることは好ましくはないのですが、韓国政府は政権が変わるたびに国同士の約束を反故にしてきた国です。

 今回の件は解りやすく言えば交通切符を切られて罰金をその場で警察官に渡したらその警察官がそのお金を猫ババしてしまったようなものです。払った方からすれば違反を起こしたけれども一度払った罰金を再度払えと言われてもそれは『警察内部での処理する問題でしょ。』と言いたいところです。

 しかし、本当は韓国国民が自らの経済発展の恩恵を始め、お金に境目はないとはいえその時に徴用工への賠償分とされた資金を自らの政府に明らかにするように求めるべきです。さらにはその補償をするように求めるだけの教養を身に着けておくべき事でもあるわけです。

 日本側もがなり立てるだけではなくこの間の説明を丁寧にすべき問題ではないんかと考えます。
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2018年10月29日月曜日

ダイアモンドの買取⁉

 先日TVを見ていると宝石貴金属等の買取屋さんの取材内容を放送していました。多くの場合経験豊富な鑑定士が在籍しているという内容でしたが、私自身が見たところそれほど経験が豊富とは思えない買付内容に思えました。

 実際にダイアモンドの買付け技術とは一朝一夕にできるものではないのですが、実際にはGIA(米国宝石学会)のレポートが付いているか日本の鑑定機関のレポートが付いているかで内容が違うという事でしたが、更にはGIAなのかほかの機関なのかでも買取り金額が違うという内容でした。

 ここで既に言っていることと行っていることの矛盾があるのですが、気が付いていないようでした。経験豊富な買取技術を持っていればグレーディングレポートは関係ないし、ましてや機関の違いなども関係がないはずです。いうまでもありませんがダイアモンドは一緒なので発行済みのグレーディングレポートは関係ありません。ダイモンドそのもので判断するものですから・・。

 ましてやその買取店ではダイアモンドの価格決定要因は一万か所以上の査定ポイントがありますとまともなことも言っています。それであればレポートは参考程度のもののはずです。

 昨今の場合はこれらの買取店のことも有るのでしょうがますます宝石の価格に疑問がもたれるようになりました。

 勿論本来は彼らのせいだけではなく販売時の高額提示の大幅値引きが問題なのは間違いがありません。しかし、昨今はダイアモンドの価格もある意味わかりやすくなってきたのですが、催事等においてアクセサリーのようなものを無茶苦茶な売り方をしているところも多くあるようです。

 ダイアモンドの関しては私自身も努力をしていますが金融商品等の一部としての存在価値が高間待っている現代においては証券取引所的な存在のダイアモンド取引所の存在が一番望ましいと考えています。ただし、ジュエリーとしてのダイアモンドと財産保全用のダイアモンド等は大きさや希少性などでその基準を明確にする必要なあると思いますが。
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2018年10月25日木曜日

真実は?

 日本人ジャーナリストの安田さんが帰国をしてめでたいことではありますが、ここ数回書いている内容でサウジのジャーナリストの殺害と全く関係がないように見えることが気になってしょうがありません。

 前回書いたようにトルコ政府から執拗に出てくる証拠の映像と音声ですが、これほどの証拠は何の準備なくして出来るだろうか?という事です。

 勘繰ると殺害されたジャーナリストとトルコ政府の目論見が外れた結果の事ではないのだろうか?とさえ感じるのです。

 反サウジのトルコと反体制のサウジのジャーナリストと彼が結集したイスラム連盟(不詳)なるもののイスタンブール事務所開設等は当該国であるトルコ政府の承諾なくしては難しいと思います。

 更にはサウジより断交をされているカタールという国にはトルコ軍の基地があり、更には当初反サウジから組織されたアルカイダのビンラディンの支持者でもあったサウジのジャーナリストとの組み合わせを考えたときに正義の旗印のもとサウジを弾劾しているトルコ政府はいかにも弁論の自由及びジャーナリズムを守る急先鋒のように見えます。自国内はむしろジャーナリストに抑圧的な政策をとっているように見えますが・・・。

 今回の安田さんの解放情報は数日前から囁かれていたそうですが、トルコ政府とカタール政府の協力の上に実現をしているところが先の事件と被るのです。

 つまり、追い打ちのようにトルコとカタールはジャーナリストの救済に力を入れている国のように映ります。サウジのジャーナリスト殺害事件への執念と日本人ジャーナリストの救済の公表の仕方は良いプロパガンダのようにも見えます。サウジの印象を悪くし、自らの正義を皆に知らせるには最も良い機会を持ったと言えます。いま世界はサウジが悪人でトルコが正義の味方のように見えます。

 当該国のサウジからすると国家反逆罪を目論んだ本人を処罰しただけであり、仮に今回殺害犯を仕立てたとしても暫くしたら殺害犯国家の危機を救った英雄になるのではないでしょうか。北朝鮮の金正男殺害と何ら変わらないのに北朝鮮に対しては何処も弾劾をしていません。これも不思議です。

 再度言いますが、決して今回の事件を肯定しているわけではありません。更には安田さんの解放は本当に良かったと思ています。私が言いたいのはメディアは本当に中立に立って物を見ているかという事と真実がほんとに調べられているのかという事です。

ちょっとへそ曲がりかもしれませんが疑問なんですよね。
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2018年10月24日水曜日

真実と事実⁉

 麻生大臣が昨日言い放った『不摂生に払う医療費はバカバカしい。』この発言は一理あるし、誰もが一度は思うかもしれない事実でもあります。

 糖尿病であることが解っていても食生活を改めなかったり、健康に悪いとわかっているのに喫煙をやめないという輩が多いことも事実かもしれません。これらの人々の多くは自分の命だからという言葉で意志の弱さをはぐらかしていますが、そう言いながらでも体調を壊すと病院へ向かいます。

 麻生大臣にしてはまともなことを言ったのですが、やはりそこは彼の浅さですから自分の立場をわきまえていないというか理解をしていないと言わざるを得ません。勿論自身の立場をわきまえていないからする発言も多いのでしょう。

 その一言の延長線上には『能力のない政治家に税金を払っているのはバカバカしい』という国民がいることも忘れてはいけないし、これらの言葉の事実の裏に真実があるわけです。

 真実と言えば前回も書きましたがサウジアラビアの記者殺害事件ですが、トルコ政府から事実と思わしき証拠が次から次へと出てきます。それは不思議なくらいです。

 殺害現場からの生中継かと思うような録音であってり、なぜか大使館の中の映像の録画が流れたりと本当に治外法権の大使館の中の映像かと思うようなものが次から次へと出てきます。

 確かにこれらは事実でしょう。しかし、個の背景を色々と詮索してしまいます。本当は元々とトルコ政府とこの殺された記者の出来レースであったのではないかとも思えます。それが殺害までのシナリオではなくサウジを追い詰めるための演出だったのではないだろうかという事です。

 前回書いたようにトルコ、イランでサウジの包囲網を模索していた事実もあります。また、この記者に対してのトルコ政府の便宜は色々と噂もあります。

 今回日本人ジャーナリストが解放されたというニュースが昨日流れましたが、反サウジのカタールからの情報であり、更にはトルコの国境での町での開放はカタール、トルコがある意味密接な関係にあることを示しているわけでのあります。

 サウジの転覆を狙っていた記者とサウジから国交断絶を突き付けられたカタールと以前からサウジの盟主面を苦々しく思っていたトルコのタッグは当然考えられることです。それらの事実は事実として本当の真実は見えにくくしている事実であることも間違いがありません。
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2018年10月23日火曜日

メディアの偏重⁉

 いつも思う事でもありますが、メディアの偏重についてです。今までも書いたことがありますが、特に私自身はイスラエル問題でのメディアの偏重に疑問を持ってきました。

 それはどちらかに偏ることなく事実と真実とその根拠となるニュースソースを検証して伝える者であったほしいと思っているのですが、、多くの場合緊急性とニュースバリューを理由に事実と真実の根拠を確認することなく報道しているように見えます。それは結果がどちらが正しいという事ではありません。メディアが報道をした内容により視聴者が判断をすれば良いからです。

 残念ながら多くの場合はその大衆が判断をすべき根拠が乏しすぎるような気がします。

 今回トルコでサウジアラビアの関係者によるジャーナリストの殺害報道に関してもやはり首をかしげる部分が多くあります。

 事件後なぜこれほど多くの情報がトルコ政府から発せられるのかが不思議でなりません。治外法権のはずの外国の大使館で起きた事件での出来事に対して、いくら当該国であったにしてもあまりにもサウジアラビアを追い詰めるような執拗な情報が多く出され過ぎています。

 ここにはサウジ対トルコの因縁があることを知っておかなければなりません。トルコはイランとともにカタールという国を擁護しており、実際にトルコ軍に対してカタールは基地を提供しており、又カタールにはアルジャジーラという反サウジアラビア報道の多い放送局があり、更には中東湾岸諸国でありながらサウジアラビアから断交をされている国でもあります。

 これらの単純な背景だけではなく殺されたと思しき記者はかの同じサウジ出身のオサマ・ビンラディンのある意味の支持者でもあり、反体制活動を行ってきた人でもあります。さらにはイスラム同名(不詳)を組織し、その本部をトルコのイスタンブールにおいており、それをトルコ政府が容認していたともいわれております。

 トルコ、イランといったある意味反サウジ国の支持を得ていたとなると、サウジアラビアからすると国家転覆を狙う国家反逆罪に匹敵する犯罪者のようなものです。単なるジャーナリストという訳でもなかったとすると、現在のロシアや北朝鮮の例もあるように処分対象になる標的であることは間違いがありません。

 そこにトルコ政府が乗じてサウジを追い詰めようとしている節も見られます。これは決して今回の事件が正当化されるものではありませんがそのような側面もあることをもっとメディアも伝えてほしいという事です。

 ジャーナリストというものも実際にはその組織のありようによってはそれぞれの国の形態に対してはテロリストのような存在にもなるという事も今後は考える必要がありまそうです。
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2018年10月19日金曜日

ダイアモンドのカット⁉

 昨日ダイアモンドの引き合いがあり、詳細を尋ねると
『実は同一グレードのものは手元にあるんですが、なぜかテリがないんですよね。』
 つまり、カットがエクセレントでVSクラスのものだけれど光がないので他の物をお客様に勧めたいという事でした。

 ダイアモンドのカットに関しては今までも色々と議論をされてきましたが、人間の経験値による評価が一番間違いがない訳ですが未だに数字と文字の信仰が絶えないようです。

 確かに計算上の評価数字もあるし、それが間違いだとは言いませんが、あくまでも評価基準になったものはし白く透明度のある1ct前後のものが基準になっていた訳ですから他のサイズや色等によっては当然見え方が違うわけです。

 全てにおいていえるわけですが、カラーがDであればどんな品質、カットであっても綺麗かというと勿論そうではありません。無疵であればどんなものでも綺麗かというとそうでもありません。勿論カットも同じことが言えるわけです。

 カラーダイアモンドを始めローカラーのものは白でいうエクセレントカットになると必ずしもきらめきを発してはくれないし、むしろ色だけが濃く見え美しさを損ないます。1日1万を超えるダイアモンドを検品していた立場からの経験値でも必ずしもエクセレントイコール綺麗となりません。

 それ故にGIA(米国宝石学)のファセットウエアは意味があるわけです。3400万件相当のモニタリングの末に数値化し,ダイアモンドのカットに当てはめたものなわけです。しかし、これだけでも完璧という訳でもありません。年代、男女、人種によっても見え方が変わります。

 それ故に冒頭のようなことが出てくるわけです。つまり、クラリティも良いカラーも良いカットも良いしかし、輝いてはいない。このケースの場合多少のクラウディであったり、傾向性が強かったり、そのダイアモンド自体の特性であったりするわけです。

 以前からダイアモンドの価格は4Cだけでは測れないと言い続けてきましたが、最近の事象を多く見るとやはりその是正は早めに行う必要があるという事を感じます。今のカットグレーディングの仕組みや評価を変えろというのではなく、その説明を変えたほうが良いという事です。

 つまり、グレードは目安であって絶対的な物ではないことはプロであれば誰でもわかっていることですから、きちっとして説明をするべきだという事です。
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2018年10月17日水曜日

前向きの意味⁉

 先週の出張中に入院中の母の様態が悪くなり帰京後すぐに病院へ向かい、姉妹たちと交互に様子をうかがっていたのですが丁度帰宅中のこれから再度病院へというときに母が逝ったという連絡が姉からありました。

 病院へ向かう車を運転しながら今月で96歳を迎えるはずだった母の事を思い出しながら、在りし日の母を思い浮かべておりました。

 母は大正生まれであり、戦争の中青春を過ごしたわけですが、いつも思い浮かべる顔は笑顔でした。勿論私たちが育ったのは戦後ですがまだ裕福とは言えぬ時代の中に生活をしていたわけですが幼き私は母の背中での風景がなぜか蘇ることがあります。

 決して楽ではなかった生活の中で母は笑顔を絶やさなかった思い出ばかりがよみがえります。

 母は教えたくれたのです。
『人生は前にしか進めない、だから前向きでいることが人生の意味なんだよ』
と笑顔でい言っていたような気がします。

 ここ数年いわゆるホームでの生活だったのですが、幼き頃の事故のせいで70歳になるころには目が不自由になり、明かりが解るほどの視力になり心配をしていたのです。

 しかし、母はいつでも歌を歌い明るさで介護士の皆さんや入居者の皆さんのいつも中心言いました。訪問するたびに皆さんに
『高木さんがいるといつも明るくなります』
と言われ息子としてもちょっと誇らしかったような気がします。

 いま改めて思う事は『前向きという事は人生そのもので決して特別なことではない。』という事と
母を見ていて思う事は明るく過ごすことは前向きではなく人生そのもののテーマであり、それが人生というものであるという事です。

 過去には戻れないし、前に向かう事が人生そのものであれば人生に反した生き方はやはり苦しく、難しくそして試練でもあるわけです。試練というものは自分から創りだし、苦労というものは自らが生み出しているものなのであろうと母を思い出しながら思うわけです。
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2018年10月16日火曜日

何の為のダイアモンド⁉

 先日、某百貨店の男性のお客様とお話をする機会があり、その際にそのお客様から、なるほどなという質問がありました。
『高木さんはダイアモンドのプロという事ですが、何故にダイアモンドを皆が購入するんですか?』
というシンプル過ぎるくらいの質問でした。

 多くのお客様が思っている質問かもしれませんし、単純に『綺麗だから身に着けたいし、欲しい』という方もいらっしゃるかもしれません。しかし、それだけであればそこまでも高額なものでなくても良いのではというのも方もいらっしゃるでしょう。

 実際には販売している側の人間もストレートにこの質問をされると答えに窮すると思います。つまり、現在の販売に携わっている人間には難しい問題なのです。それ故に価格やグレードといった
十分ではない答えと販売方法になるのでしょう。

 多くの場合は購入される側の価値観に関わってくる問題なのですが、さまざまであることは否めません。何故ならコマーシャリズムの中の影響で価値観を持たれる方もいらっしゃるでしょう。例えば『婚約指輪は給料の3ヶ月分ですよ。』と言われればそうゆうものなんだと考える人もいるでしょうし、単純に綺麗なものだから手に入れたいという価値観の持ち主もいるでしょう。

 私自身はダイアモンドはステータスであり、プライド(誇り)であると考えています。つまり、元々はダイアモンドというものはなぜに注目を浴びたのかというと富の象徴であったり、権威の象徴として使用されたものと歴史が物語っているのです。

 現代のダイアモンドは日常的なジュエリーに始まり、婚約指輪や記念日等に使われるようになり本来の意味とはかけ離れているような気がしますが、これらの意味合いも又昔からの富や権威の象徴の流れの延長線上なのです。それゆえにそれを損なわない販売方法が必要なわけです。

 前述のお客様に尋ねました。
『それではどのような動機でお越しになったのですか?』
お客様曰く
『結婚をして30年になるのでここまでの妻へのお礼と自分がここまでやってあげられるよになったという自分への証と何よりもダイアモンドは魅力的だからです。』
といった内容でした。

 私自身はその答えを聞いてまさにお客様自身がご理解を頂いていることで、そこに高額の価値を感じられるのであればそれが答えであり、販売する側もそれをさらに価値を上げる販売方法が価値そのものなのだと理解をしています。
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2018年10月6日土曜日

ダイアモンドは『相棒』⁉

 ダイアモンドの価値を考えると時々困惑することがあります。ダイアモンドの価値という意味ではいつも書くように資産なり投資といった考え方やジュエリーとしての価値といったようなものがありますが、実際にはそれは何の価値だろうと考えるわけです。

 資産というものが与えてくれる価値、投資といったものが与えてくれる価値、そしてジュエリーが与えてくれる価値と考えるとそれは『何だろうか?』という事を考えるのです。

 価値とはお金ではないことは皆さんも理解が出来ると思いますが、お金が価値を表す目安であることは間違いがありません。それでは価値とはと考えると『脳が益と感じるか、もしくは幸と感じるか』という事だと考えています。『益』は実利、『幸』は付加価値という事になります。

 そこで考えられることはダイアモンドそのものが価値があるのではなく、その世界が作り上げたものが価値であるという事です。

 つまり、ダイアモンドが自然に持っている美観というものが人間に与える影響も実はその前提が先祖からの文化が作り上げたDNAの中に携えられているものであるという事です。人間も最初は単なる『光る物』、『硬いもの』という印象しかなかったものが光というものが脳に与える効果として感情の刺激があるという事です。

 人が光を見たときに感じる安ど感や気分を持ち上げる効果があることは皆が知っているのですがそのメカニズムは解明されていないそうです。

 ダイアモンドはあらゆる光とプリズム効果によりあらゆる色を持っています。それをより効果的に知らしめることダイアモンドのビジネスであり、それが結果的に利益や幸福感といったものを人々に感じてもらい、それが価値なわけです。

 つまり、ダイアモンドビジネスというものは利益と幸福感を人々に届ける仕事であり、ダイアモンドはその『相棒』なわけです。ダイアモンドは物であり、物ではないのです。

 それが実用品を含めた物販とは基本的に違うものなのだと考えるわけです。実用品に関しても使用できるというだけで価値なわけですが、そこにデザイン性やブランドを関することにより高額になるのです。それは価値の最初に『益』があり、更に『幸』を人為的に高めたものです。

 ダイアモンドは最初に『幸』があり、更に後天的に『益』が高められたものです。それは現代のマーケティングにおいてもブランド戦略にしてもこの順序は変わりません。

 『相棒』を大事にするかどうかはそれを取り扱う人々の人間性でもあり、その価値の高低を表すものでもあるわけです。

ダイアモンドはビジネスの『相棒』であり、物ではないのです。
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2018年10月5日金曜日

ダイアモンドの高額化⁉

 ダイアモンドの業界はここ数十年で変革や再編が行われてきましたが、一方でダイアモンドの区別化が進んできました。

 ダイアモンドでも一般ジュエリーに使われるような1ctを前後しているものには価格の変化はなくむしろ時代と物価上昇を考えれば値下がり傾向とも言えます。しかし、この辺はデザインや造りにおいて変化や付加価値をつける事が出来ますので市場が認めるかどうかだけの問題になります。

 一方で3~5ctを超えるものに関しては高額化が進み既にジュエリーの範疇といってよいのかどうか首を傾げる部分もあります。

 つまり、過去の業界の変化の結果ダイアモンドの市場においても大きな変化が起き、ジュエリーとしてのダイアモンドと財産としてというかと投資をも対象としたダイアモンドにく区分けというか区別がなされてきているのです。元々ダイアモンドは権威であったり、資産としての物でしたが近代においては庶民のジュエリーの対象物でもありました。

 これはもう少し業界も真摯に受け止めていかなければならない問題です。何故なら以前にも述べましたがシンガポールを始め世界ではダイアモンドの金融化が始まっているのです。

 今までのグレードを重視したダイアモンドというよりも、一部では既に行われているダイアモンドのフィンガープリント(指紋)化やシンガポールのダイアモンド取引所がスタートを初めたk麻生通貨のようなブロックチェーンシステムの導入によりグレードがなくても個体の証明ができるようになるとグレードではなくダイアモンド個体の特徴の登録により同一性の証明が出来るわけです。

 その辺が稼働してくると贅沢品というジャンルから資産としてのジャンルに移行をするわけですから大粒ダイアモンドの高額化はむしろ歓迎をすべきこととなる訳です。

 今後の展開次第により付加価値の付き過ぎたものは価格が調整され実質的な価格になるべき変化が起きてくることは間違いがありません。実際に大粒ダイアモンドのDI、F等の価格の値下げがそれを証明してるといってもよいでしょう。

 今後あらゆる経済情勢により価格の調整は行われていくでしょうが、大粒ダイアモンドの資産化は流れとして変わりはないでしょうけれど。我々がそこにいかに拍車をかける事が出来るかが一つのポイントになるでしょう。
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2018年10月3日水曜日

ミラノの秋⁉

 以前はテルアビブへの出張の際はミラノ経由で行く場合も多く、この町での楽しみは勿論ファッションもありますがなんといってもグルメです。

 私自身の宿泊はいつもミラノ中央駅の近くのホテルで地下鉄を利用し、繁華街ドウーモ広場の近くで食事をするというルーティーンでしたが、いつもこの季節になると楽しみが旬のポリチーニでした。

 ドウーモ広場の近くの横道にそれた所に『サンタルチーア』というミラノなのにと思うような名前のリストランテがあります。ここは創業が1929年と聞いていますので世界恐慌の年という事になります。古くより有名人が出入りをし、趣のある店構えで名物はナポリピッザなのですが総じて不味いものはありませんが私のここでのこの時期のオーダーは必ず『ポリチーニ』のオイルソテーです。

 オリーブオイルの香りに若干の岩塩の味付けだけというものですが何とも言えず味わいがあります。そして一緒に食するペペロンチーニはこの地を訪れる楽しみでもあります。

 まず好みではお昼頃は予約客でいっぱいなので急に言っても席をとることは難しく、私自身も何度か玄関で待たされたことがあるのですが、ここのオーナーと思わしきご婦人といっても当時でも70歳はゆうに過ぎていたと思うのですが、このおばちゃんあしらいがまた何とも楽しみでした。

 まず、入口まで迎えに来るのですが人数を確認し一人であることがわかると急に腕に彼女の腕が私の腕に絡みつき『せっかく来たんだからカウンターで待ってて頂だい』となんとなく甘えた声色を使いカウンターへ促します。その動きは正に『やり手ババア』という感じなのですが、それがイタリヤ人女性がやるとなぜか心地が良いのです。

 毎年数年この行動を続けていると彼女もそのルーティーンに気が付き顔を合わせた瞬間に『ポリチーニが入っているわよ』と声をかけてくれるようになりました。ここ数年は他国経由で行くことが多くなり、最近は寄れていないのですが秋の気配を感じるといつものその趣のある店構えと白いジャケットをまとったウエイター達が食事をサーブする様子とその『やり手ババア』の事が気になります。

 私自身も多くの人々に紹介をしましたがだれ一人として首を傾げた人はいませんでした。近々改めて食しに訪れたいと思う今日この頃です。
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2018年10月2日火曜日

ダイアモンドの価値⁉

 ダイアモンドに関わらず宝石というものの価値は実用品ではない分、取り扱っている人間の扱い方一つであるという事は否めません。

 例えば同じ羊羹であっても2軒の老舗と言われる者同士が、片方が原価に対して約二割余分にお金をかけて付加価値を創り出せば、一方の上代の3倍の価格で販売をすることが出来るというデーターが以前出ていたことがあります。これは実際にある2軒の老舗を比べて物です。一方は庶民的な物、一方は御使い物として有名なところです。

 つまり、1.2倍のコストで3倍の価格で販売が出来るのであれば広告宣伝を始め、パッケージ、包装紙等々にお金をかけてより付加価値を演出できるという事になります。

 冒頭の宝石の取り扱いという考え方も似たところがあり、ハイブランドのように自らの付加価値を上げることを試みることにより取扱商品の価値をも付加価値が上がるわけですが、宝石そのものにはもともと付加価値がありますから、ここでハイクラスの宝石を取り扱う事でよりその価値は高まります。

 一方で宝石の付加価値を下げるような販売方法は取扱業者の価値をも下げますから、一時うまくいってもそれは長続きがしません。しかしその販売方法を永遠に続けようとしている業者もいます。

 最近顕著なのは催事販売やTVショッピングでしょう。以前のTVショッピングはそれなりの宝石を仕入れ努力なり、流通形態の変革等により価格を下げてそれなりの評価は受けていたと思います、しかし、これはあくまでも宝石品質を維持してのものでした。

 現状のTVショッピングを見るといかにも劣悪なものであったり、過度な表現であったりとおよそ購買者を欺くようなものであることは世間の評判を聞くまでもありません。それはおよそ宝石とはいいがたいものです。

 つまり、TVショッピングに関わらず今の販売方法は本来の宝石の価値でもある。ステータスや付加価値といったものを蔑む様な販売方法に他なりません。

 今の販売方法を続ければ続けるほど取り扱っている宝石の価値が損なわれていくことに気が付かないのか、もしくはとりあえず今市場からお金を吸い上げればよいと考えているのかのどちらかにしか感じられません。

 宝石の価値を理解している人々に宝石の販売に従事してほしいものです。
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2018年9月25日火曜日

人造ダイアモンド⁉

 人造ダイアモンド、いわゆるCVDに関しては今までも見解を述べてきましたが、実際に取り扱おうとしているところも多くあり、また、実際に輸入ジュエリーの中のメレーの中CVDが混在をしている事例が多くなってくると、ある意味の危惧をしています。

 実際に先日とあるイタリアのダイアモンドジュエリーの有名ブランドであるD社のジュエリーの中からCVDが発見されたという事がありました。これは販売の際に鑑別書をとったところで確認をされたのですが複数石確認をされたとのことです。

 実際のこれらのジュエリーは本国ではなくアジア圏で制作されているものも多く、混入の可能性は大きくなってきているのです。多くの場合はダイアモンドのマニュファクチュアで確認を行い、更には工場で確認作業を行っているのですが、なかなかそれも困難な作業であることの裏付けでもあります。

 日本のメーカーや輸入元でも簡易的な判別機は使用をしていますが完全ではないと言えるでしょう。ある程度の大きさの物(0.3ct程度)はグレーディングリポートを作成する際に確認をとれますが、小さなメレーなどは難しいとも言えます。

 殆どのCVDは中国産ですのでどうしてもインドを含めたアジア圏では横行しやすい傾向があります。勿論米国では以前から公表の上発売を行っていますのである意味の市民権は持っているのですが、あまり成功をしてようには聞いていません。

 現在も多くのアクセサリー会社や呉服の会社では販売を検討しているようですが、本来の宝石商にってはその取扱いはタブーといってもよいでしょう。

 実際に米国のCVD取り扱いブランドの導入する予定の呉服の販売会社もあるようですがターゲットはブライダルと聞いているのです。もし、そうならば暴挙と言えるでしょう。何故ならばブライダル市場自体が縮小化している状況下での事とであり、更には一般的なサイズの0.3ctから0.5ct前後を検討しているようですが、CVDが安価であるといっても地金がPTなりK18を使うことを考えると上代でそれほどの差が出てこないという事です。

 つまり、ピンクダイアモンドであれば上代は1/100位の差になりますが白いダイアモンドであれば多く考えても1/3くらいでしょう。それも30万円が10万円という程度のものです。そうなれば現代の若者の琴線に触れるような価格差ではないと考えます。CVDのコスト自体はあまり変わりませんが天然のピンクダイアモンドであれば普通に考えると上代で100万円から150万円前後でしょうから、そうであれば意味もあると思いますが・・・・。

 いずれにしても、天然であることが宝石とダイアモンドの価値の一つであり決して装飾品としての価値だけを謳っているものではないので、それぞれが取り扱いを慎重にする必要もあるのでしょう。

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2018年9月24日月曜日

デ・ビアスの凋落⁉

 以前にも書きましたが、彼のデ・ビアス社が人造ダイアモンドを直に販売をするという事が話題になりましたが、何の為にという事も考えておかなければなりません。

 ダイアモンド鉱山を多数所有をし、更には天然ダイアモンドの盟主として地位を気づいてきたデ・ビアスですが、自らの首を絞めかねない方針です。その要因として所有をしてきた鉱山からの産出量の激減なのか、もしくはコントロール力のなくなったダイアモンド業界への当てつけなのか、そのほかにファンドの存在なども含めて色々な要因があるとは思います。

 しかし、鉱山からの産出減であればむしろ都合がよく価格への対応を行えばよい訳で、はたまた
シェアが少なくなったという事なら、それは依然のようなプロ-モションへの可能性を考えたほうが良いわけです。

 一番の問題点はファンドの問題です。もし、売り上げ重視のファンドの要望に応えるためであったならば、明らかな間違いです。

 つまり、今までの状況を見ているとスーパーブランドの殆どがファンドの傘下に入り、売り上げ重視の販売方法をとるために以前のようなブランドのイメージというよりどこででも手に入る高額な雑貨という位置付けだけになってしまいました。

 挙句の果てに色々な形でのバーゲンを行い、バーゲンハンター達もその餌食となっているのが現状です。そんな中でダイアモンドが同じ方法をとるとしたらその場限りの売り上げを追うために値下げです。

 他の鉱山会社は半官半民だったり、大手鉱山会社の一部門であるという事もあり、顕著に勢力を伸ばしてきましたがデ・ビアスに関してはその逆です。力の衰えは隠せません。勿論、彼らとしても安易に安売りは敢行できませんが、人造ダイアモンドであればという事なのかもしれません。

 いずれにしても、あのデ・ビアスが自分の首を絞めかねないことをやるのですから、一つ間違えば首を絞める事にもなる訳です。

 もし、そうなった時に何を行うかとしたら値下げかもしれないし、身売りなのかもしれません。他の鉱山会社に対してならば良いのですが、それ以外の方法をとった時には由々しき事態が起きるかもしれません。

 いずれにしてもデ・ビアス社はもうあのデ・ビアス社ではないことを認識しておかなければならないかもしれません。
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2018年9月21日金曜日

終活⁉

 自分自身もそれなりの年齢になっているから解らないわけではないのですが、ここ数年になって『終活』という言葉が目立つようになってきました。勿論広辞苑に載せられるようになり、それなりのブームにもなっています。

 しかし、最近のこれらのブームの底に高齢者社会というものが有るわけですが、いくつかの疑問もない訳ではありません。『終活』といっても一概に終焉がいつ来るのかはそれぞれ人により変わってく訳ですからそこに対する疑問です。

 つまり、ガン宣告なり他の重病の宣告を受け、ある意味自身の終焉時期を意識するようになってのであれば別ですが、ブームなり商売のコマーシャリズム的のものに乗ってその気になること自体に疑問が起こるのです。

 現代では60代に入ると意識をするというデーターがあるそうですが、自身の周りを見ても80代でも活躍されている方も沢山いらっしゃいますし、更には70代であれば現役ど真ん中の方も大勢いらっしゃいます。

 『終活』というものを始め、20年なり30年なりの人生がまだあるとしたら、なんとさみしい人生の終末なのかとさえ感じるのです。つまり、人生のほぼ1/3近い人生を終活に費やすることになるのです。

 勿論、死というものを前向きに捉える事やその準備を必要だとは思いますが、前述のように死期を宣告された人が行うなら理解をします。高齢(この高齢も政府の都合で呼ばれていますが)だからと言って死期が近い訳でもなく高齢になってからの方が病気になっても最後を迎える時間が長くなるという事もありります。

 さらに言えば最近高齢者の運転事故が多くなってきたということが話題になりますが、交通事故の大半は高齢者以外の世代であり、比率から言えばが高齢者はむしろ少ないとも言えます。

 政府も高齢者をもっと働かせようとしていることも事実ですし、実際政治家の大半は高齢者です。もし、そんな高齢者に国の運転させるのであれば事故の心配をもっとしなければなりません。殆ど勘違いをしている高齢大臣や政治家に国を任せることをもっと憂慮すべきです。

 自らを高齢と感じ死期を意識するのなら別ですが、メディアや政府が『終活』を煽るということは如何なものかと考えます。その裏には商売や税金対策があるように感じ訳です。

 もっと前向きに人生を送れる方法なり、考えを持つことを考えてはどうかと感じる今日この頃です。
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2018年9月17日月曜日

ショーメ展(ガッカリ)⁉

 昨日、本日が最後という事でフランスの老舗『ショーメ』の展覧会みたいなものを丸の内の三菱1号館美術館で開催をされていましたのでちょっと覗きに行ってみました。

 正直びっくりしました。休日とはいえこれほどの来場者がいるんだと感心するような状況でした。

 いつもこの類の展覧会を見て思うのですが、来ている人々を外見で見る限りですがあまりジュエリーに日ごろから関心をお持ちの感じではない感じの人が多いという事です。

 イメージから言うと普段からジュエリーに興味を持ち、自らもそれなりに身に着けているいる人が多いのかなと思うのですが、そうではなく中にはおよそジュエリーには縁のなさそうな男性や若い人々が多いのです。

 若い人々はジュエリーの勉強中という事も考えられますが、それにしてもそのテーマにはそぐわさなさそうと言っては失礼ですが、びっくりします。

 それにもましてビックリというかガッカリしたのはその内容でした。残念という意味であえて言いますが、展示品の一貫性の無さと説明書きのあやふやさです。レプリカがあれば直近の新製品もあれば『ショーメ』とは全く関係のない肖像画が飾ってあったりと無理くりと展覧会にした感じがしました。

 ショーメと言えば若き日のナポレオンを助け、のちに皇帝になる際の載冠式の際に王冠の制作の依頼をしたところから皇帝御用達になったとされていますが、実はその辺の歴史があやふやにしか説明されていません。実はこれが正確な情報とは言えないのであやふやな感じがするのでしょう。

 実はこの物語は1780年にサントノーレ通りにあったエティエンヌ・ニトという職人の小さな宝石店の物語であり、その100年ほど後の1885年にそこにいた職人でもあったジョゼフ・ショーメの名前から『ショーメ』と名乗り始めたわけですからその一族でも何でもない訳です。

 さらにはバンドーム広場での営業はその際からであり、いくつか疑問を持つような煮え切らない歴史の背景があります。

 つまり、『ショーメ』イコールナポレオン物語で、更にはバンドーム広場で最も歴史の古い老舗ブランドと説明はなっていますが、エティエンヌ・ニトの時代の1780年から数えてという事ですから、それは一般的に言えば『ショーメ』としてではありません。創業一家が名を変えたというなら別ですがそうではありません。

 ですから130年余りの歴史と考えればそれほどの展示物もないでしょうし、京都であれば幼稚園くらいの扱いしかされな程度の歴史ということになります。

 元々のニトの店を引き継いだのか独立をしたのかで中身が変わります。展示品を含め、その歴史の説明についてもあやふやなものが多いので、なぜかガッカリをしたのでしょう。出来ればその背景を明確にしてもらいたいものです。同じ論法でいえば私のお店は200年以上の老舗という事になります。ぜひ明確にしてほしいものです。
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2018年9月14日金曜日

間違った行為⁉

 宝飾品の展示会を覗き見て思う事が、特に最近顕著でもあると感じるのがレベル差です。

 以前はそんなに大きな差があったようには感じないのですが、明らかに同業とは感じられないような差が見えて取れます。

 つまり、ジュエリーという大きな括りの中での差を指すのですが、これはアクセサリーの類だと思えるものからハイジュエリーと言われるものまでの差ですが、更にはそこへ望むものの心構えというか考え方という事なのです。

 今回参加をした展示会においての事ですが、自分が台風の被害にあい、被災をしたことを前面に打ち出し、ビジネストークの中で頻繁に使用をしている業者がいたという事です。

 以前の宝飾業界では信じられないようなことでもしそのような負に気を出したら主催者か上司から怒鳴りまくられていたことでしょう。ある意味夢を売る商売ですからそんな中に被災者当人であることを大々的に打ち出すという行為、ましてや同情を買うような行為というものはご法度なわけです。

 時代が変わったのかジュエリーというものの位置が変わったのかわかりませんが、価値を下げる行為であることは否めません。この業者自身がジュエリーというものの意味を解らずに商売をしているのであるとは思っていますが、お客様の中にも情にもろい方たちもおられると思うのでそのことに反応をする方もおられると思うのですがそれは決してジュエリーのためにはなりません。

 以前にもこの展示会には自分が手術をしてその費用が必要なので買ってほしいという事をアピールしていた業者がおりましたが、そこまで来ると何をかいわんやという気持ちです。

 いずれにしても宝飾業界というものは夢を売り、誇りを売るビジネスです。同情を売るなら他の仕事に付けばよいので何もジュエリーの価値を下げながらそのビジネスに従事する必要は無いのです。

 考え方の問題だとか古いという声も聞こえそうですが、宝飾ビジネスに古いも新しいもありません。古来から育まれてきた価値が価値そのものなのが宝飾品です。その根幹が変わることはないと考えています。宝飾品ほど長い時代を生きてきたビジネスはありません。時代を巻き戻す態度やスタイルが新しいことなどはあり得ないのです。

 勿論、違うビジネスととらえれば別ですが・・・・。
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2018年9月9日日曜日

最後の砦のダイアモンド⁉

 今回は西日本の台風被害を始め、本稼働胆振東部地震という災害に会い多くの観光客が巻き込まれましたが、特に中国人の困惑はひどいようでした。

 それはブラックアウトにあう事により電子マネーが使えなっかったという事です。

 日本と違い多くのアジアの国、特に中国、韓国は電子マネー化が進み、現金をあまり持って歩かない習慣が身に付き始めています。しかし、電子マネーというものは名前のとおり電気があってのことです。

 今後の大きな課題として今回のブラックアウトは良い教訓になるのでしょう。日本人は現金文化が根強く、老いも若きも現金というものに固執している部分があります。根底には災害を始めいざというときに頼れるものは現金という事があるのでしょうが、日本という島国であり、頼りないといっても安定した政府と経済がそこにあります。

 ましてや多くのアジアの国は政府なり国が安定をしていないということも有りますが、セキュリティの問題もあり、現金ではなく電子マネーに傾くというのも分かります。しかし前述のように日本よりもインフラの安定に問題がある国々が多くありますのでいずれ大きな問題が起きるような気がします。

 しかし、一方で現金がどれほど安心できるのかというとそれはそれで問題もあります。勿論、多くの日本人が現金を持ち歩いていることは海外の人間も知っていますし、今回のように国内で起きた災害であっても来日中の外国人が災害の最中に現金欲しさに事件を起こすことも十分に考えられます。

 また、日本の一千三百兆円を超える借金の問題もあります。これは殆どが国内からの借金であることは周知の事実です。つまり、法律で決まれば借金を棒引きにし、円の切り下げを行えない訳ではありません。そうなれば円はただの紙屑です。

 現代の日本でそんな馬鹿なと思う方もいるかもしれませんが、以前にもこのブログで触れたことも有りますが、実際には日本で終戦間もない昭和22年にも金融緊急処置法として円尾切り下げが現実に行われていますし、近々でも金融緊急時に保証は上限1千万円という法律が出来たことは記憶に新しいと思います。

 それ故に電子や政府保証の貨幣というものは当てにはできません。それ故にはやりだしたのが仮想通貨ですが、実際には各国の金融機関がシャシャリ出してきてこれも当てにならなくなりました。

 そこで登場するのがダイアモンドです。最近の状況をみていても顕著とまではいいませんが、大きなダイアモンドの動きに変化が出てきたことは否めません。それは電子マネーの普及が多くなってきた国ほどに顕著になってきています。これは自らの動きが国や金融機関に把握されやすい国の人々ほど敏感になっているという事でしょう。

最後の砦がダイアモンドなのかもしれません。
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2018年9月7日金曜日

北海道胆振地震⁉

 今回の北海道の地震は自分の故郷でもある訳でもあり、更には多くのお客様がいるという事もあり憂慮しておりますが、連絡が取れた人々は意外と外で心配するよりも平然としておりました。

 勿論、犠牲者の方もおり、非常に残念な気持ちもありますが映像を見る限り、いつも感じることは山のすそ野沿いの家屋の事です。裏山があり、そこからの土砂災害の様子を見ることが如何に多いかという事を感じます。

 今回の厚真町に関してもやはり裏山を背にした地形でした。勿論ほかの災害から身を守りやすい場所でもあるのでしょうが、もし山のすそ野からもう少し離れたところに家屋があればという映像が如何に多いかという事を感じます。

 更には札幌市内でもより多い被害のあった清田区にしても以前から災害が有ったら間違いなく被害にあうといった場所であることは地元の人ならわかっていた場所です。

 これらの場所を顧みたときに共通しているのは地代の安さです。もちろんそこに住める場所があってのことが前提ではありますが、更にはこの時期にこのような事を書くことは適当ではないのかもしれませんが、経済的背景が被害に及ぼす影響が大であることを改めて感じさせます。

 今回も札幌の山の手である宮の森や円山などは停電以外の被害はほとんどなく、2日経った今日などは普通の生活をしているとのことです。

 大きな自然の枠の中で経済的に恵まれている人々の負の部分は生きていくうえですこぶる少なく、経済的に恵まれない人の人生における負の部分は極めて多いのは経験から感じていますが、今回改めて感じている次第です。

 しかし、これらのことが生きていく上での大きな道しるべになっているような気がします。常に安物を探す人々は決して最後の好結果を得る事が出来ないような気がします。それは経済的に恵まれているかどうかではなく、その物を選ぶ時の考え方という事だと思います。

 こんな時期にこんなことを書くことは不謹慎かもしれませんが感じたままで書いてみました。
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2018年9月4日火曜日

なんとなく気持ちが悪い⁉

 昨今の報道を見ていても気持ちの悪いことが多いような気がします。森加計問題に始まり、日大問題、レスリング問題、ボクシング問題、更には今回の体操問題とよくも出てくるものです。

 そんなことを考えているとなぜか合点も行かないし、気持ちの悪いもことがあります。

 ダイアモンドの事ですが以前から指摘をしているのですがカットグレードに関してはダイアモンドの持っているそれぞれの色彩に応じてかなりの割合でプロポーションの率が変わってくると思っています。(経験からだけではなく)

 それはローカラーのところはシンメトリーがきちっとしていることを前提に必ずしもエクセレントメークが美しい訳ではないという事です。以前ローカラーのところをエクセレントメイクとj若干浅めのフェアメイクのものを並べてどちらが綺麗かを数名の人に指摘をしてもらったところやはり殆どの人がフェアメイクを綺麗としました。

 しかし、現実には現在においてはカラーレス物のもローカラーのものも同じ基準でグレードを出していますので美しいからと言って必ずしも良いグレードとはされません。この辺が気持ち悪いのです。つまり、美しさというものは人が目で見て感じるものですから数値で表せる事が出来るものではありません。しかし、それが世間の基準なのです。
 

 現在、世間の基準をメディアが作っているような気がするのが冒頭に気持ち悪さです。どの問題も幕引きのないままに次の問題に移り、庶民が悪代官いじめられているのを正義の味方であるメディアが徹底的に叩くという構図が出来上がり、実際に何かの効果が生まれているのだろうかという事です。

 殆どがパワハラを前提にした問題ですが、一番根底にあるようなパワハラ問題。現在の自民党総裁選などはそのパワハラの権化のようなことですがメディアは単なる総裁選で終始しています。

 自分に入れなければ、とか自分が支持した候補に入れなければ報復があるようなニュアンスだけならよいが誓約書まで書かせるなどとは正にパワハラです。ましてや現総理の安倍さんは現役の私がいるのに立候補をしてくるなどとは正に反逆だというようなことを言っています。こんな人が日本の総理です。

 自民党の国会議員にいたっては8割が安倍支持で固まり、国民の意見の反映どころではありません。そんな総裁選を見せられていると気持ちが悪くなってきます。日本のメディアのどこでもよいから今回の自民党のパワハラ選挙を取り上げ、問題にするところはないのだろうか?

 とにかく気持ちが悪い⁉
https://ameblo.jp/diamonrow/entry-12402528854.html#_=_

 









































































































































































































































































































































































 

2018年9月3日月曜日

宝飾業界の分散化⁉

 昨今の景気状況の中宝飾業界の分散化が始まっています。

 特にダイアモンドに関してはブライダルを中心に扱っているところはほぼブライダル業態に特化し、通販業界に特化しているものなども顕著です。更には日本ジュエリ協会の体質にもよるのでしょがアクセサリー業界との共存的な分野も目立っています。

 特に昨今話題のCVD(人造ダイアモンド)の顕著さからアクセサリー業界ではCVDの扱いについては殆ど抵抗がないようですが、多くの日本ジュエリー協会の加盟社はこのことに関しては戦々恐々ととしているようです。

 しかし、現実には先日の日本ジュエリーフェアを見てもアクセサリー業界との混在は免れることはできないような状況ですから、新たに真のジュエリー協会が設立されなければ難しい状況です。

 また、体質的に宝飾業界であっても長年の環境や世代の変化により本来の宝石業とはかなりかけ離れた状況になっていることも事実です。多くの場合若い本来の宝飾の最盛期を知らない人たちが現業界の中心になっているために運営も難しい状況でもあるのです。

 今まで一緒くたにしてきた業界はそろそろ明確な線引きが必要なのかもしれません。多くの百貨店は統合が続き、多くの運営会社は宝飾業にそれほど重点をおいてはおりません。以前の売り上げに困ったら宝石部に頼るといったを状況をやはり今の経営者望みません。

 多くの場合効率の良い物販を中心においた運営がなされていますので、外商部も多くの百貨店ではそろそろのけ者扱いになっています。そうなると多くの高額帯の宝飾はブランド店か専門店に流れていきます。

 また、高額帯と言えば多くの売り上げは高額時計に集中し、宝石はお飾り程度しか置いていない百貨店も多くあり、とてもではないけれど高額品を売る状況にもありません。しかし、宝飾品の顧客がいまだに存在する事も事実です。ただそれらの顧客に提案するだけの商品がないというだけです。

 このままだと本当に本来に日本の宝石店は宝飾業界の分散化の中からさえはじき出されるのではないかと懸念をしています。

 そして、更には投資用ダイアモンドの台頭によるダイアモンド業界の分散化も明確になってくる日も近いのでしょう。

2018年8月31日金曜日

ダイアモンドの大事な事⁉

 ダイアモンドは美しいこと、希少性は前提として、価値として大事なこととして耐久性があると考えます。それは単に宝石という事を考える時に、ある意味象徴として考えるべきものだと思っています。

 それでは宝石と何ぞやという事になりますが、言うまでもなく実質的価値と精神的価値があります。実質的価値については今までも何度か書いていますが精神的価値については色々と考え方がありますがここではダイアモンドについて述べてみたいと思います。

 ダイアモンドの大事なこととして突出した耐久性があげられます。勿論外的な特殊な衝撃は別にしてですが。

 お客様をお相手する仕事をしていると場所柄もありますが、多くの過去の逸品が持ち込まれます。『祖父や父の代に欧州で購入したものですが修理は可能ですか?』といったようなものですが、見るとびっくりするような造りや品質の高さがそこには存在します。

 特にダイアモンドジュエリーに関しては持ち込まれる機会も多いのですが、一番に感じることは持ち込まれる方たちの家柄なのではないかと思います。一見にも育ちの良さや上品さが伝わってくるような方達が多いのです。

 つまり、代々受け継がれてきた宝石が持ち込まれるわけですが、いかにもそれを大事にし、守っているといった様子が窺われるわけです。

 これらのお話を聞くにつれ、ご購入をしてきた人々の大半が男性であり、海外で購入をされたという事です。それではなぜに男性なのかというと明治、大正、昭和初期となると渡航する人々の大半が男性であり、更には外交官や商社マンが多かったために欧米諸国特に欧州の文化に触れることにより、それらの物の大事さを実感したのではないかと思います。

 宝石はその家の歴史であり、物語であり、それを繋いでいくものだという事ですが、名家と言われる家柄はそのような背景があり、創られてきたのであろうと思うわけです。つまり、初代の男性の甲斐性がその歴史や家柄を創るといっても過言ではないような気がするわけです。

 現実に私が知る海外のそれなりの家には必ずと言ってよいほどに伝えられている家宝としての宝飾品、特にダイアモンドを保持されています。

 それは冒頭にも書きましたが宝石としての耐久性がそれを裏付けているのでしょう。

 現代にダイアモンドを購入する男性の殆どがそれを意識しているかどうかは解りませんが、甲斐性としての資格は明確にあるという事が言えるかもしれません。そこからその家の歴史が始めるといっても将来を考えると過言ではないかもしれません。

 そして、そのための耐久性なのです。
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2018年8月29日水曜日

ちょっと引っ掛かる⁉

 先日TVを見ているとアジア大会出場予定だったバスケット選手4名の買春問題が話題になっていました。私自身馬鹿な連中だなくらいに思っていたのですが、その後すぐに帰国と同時に記者会見をし、謝罪をしておりました。

 その時からの違和感が。まず三井氏がバスケット協会の会長をしていたことを始め、女性である彼女が彼らのキャリアを潰したくないとその場でいっていた事、事件発覚後すぐに帰国をし、謝罪会見を行った事への評価。つまり、他の団体のこのところ不祥事を起こすたびにコンプライナンスや対応のまずさと比べてスピーディーであったことへのマスコミの評価が割と良い事。これらに対する違和感なのです。

 冒頭のTVの番組の中でも『日の丸を背負ったユニフォームを着ていたことが問題なんでしょう。』
と頓珍漢なコメントを述べていた漫才師の松本なにがしを始め、それぞれのコメントに違和感があったのです。

 まず、最初の感じた事は事件(あえて事件)を起こしたジャカルタにおいても買春は犯罪だという事です。さらにそこに果たして出頭をし、警察で事情聴取を終えてきたのかという問題です。もし、それを行っていなかったとしたらあまりにもインドネシアを馬鹿にした話だと感じます。というよりは本来であれば外交問題という事になります。

 ましてや、事件から数日後にはすでに彼らの救済手段を考えている協会側の姿勢にも疑問を感じます。それぞれが一時の火遊びとして間違いは誰にでもあるというような理解を示そうとしている
ような流れが引っ掛かります。

 多くのこの様な考えを日本人は持ちがちですが、未成年の凶悪犯罪においても同じようなロジックが働いているような気がします。あの神戸市で起きた酒鬼薔薇事件や女子高生コンクリート詰め殺人事件などもその後の彼らの行状はとても反省どころか改心をしているとも思えません。前者はその事件を題材にした著書を出してみたり、後者はやはり殺人未遂で再犯で捕まったりと、本当に未成年だからと言って若気の至りという考え方があっているのかとさえ考えます。

 最近のやたら変なヒューマニズムがいかにも正義のようなコメントが多くあることに疑問を抱くわけです。勿論それぞれに色々は事情があるにせよ何らかの線引きがあっても良いし、それが本来の人間社会の在り方ではないかと考えます。
https://ameblo.jp/diamonrow/entry-12401145041.html#_=_

2018年8月27日月曜日

物の見方⁉

 恒例の24時間番組が昨日終わり、目玉である芸人の『みやぞん』の番組史上初のトライアスロン形式のマラソンに賛否があるようです。

 特にタレントのデーブスペクター氏のコメントの『公開SMみたいな番組で文化的にも感情的にもい身が解らない。』といったツイートに意見が様々寄せられているようです。

 確か身体の事やそこで起きるかもしれないハプニングを考えると危険性も十分に考えられますが、どう考えるべきなんでしょうか?

 私も当初は意味が解らりませんでした。当初マラソンタレントみたいな間寛平やどちらかというと体力タレント的な人がさらに頑張っている様子を映し出しているような気もしましたが、その後は年配のタレントや女性タレント更には多少肥満タレント等が走るようになり結果そのことに皆が何かを感じるという手合いでした。

 そこまでする意味があるのだろうかという意味で理解が出来ませんでした。しかし、今回のスペクター氏のツイートを見て感じた事は、彼の母国である米国でも意味が解らない風習や法律が沢山あります。常識的に考えて国際的におかしなことであってもです。日本から見ればアメリカの銃規制は異常です。しかし、私も長くアメリカにいましたのでその背景は文化的にも理解はできます。

 つまり、正解がないことなのです。

 日本の番組を見ている人の多くが感動をし、実際に走っているタレントがそれを理解し、どんな動機であれ頑張っているのです。つまり、双方が理解し、それが正義であれば正義なのです。その割合が逆転し、更には法律や倫理にふれることになれば話は別です。

 物事の多くは善悪で分けられないようなことが多くあり、それはそれぞれのお国柄だったり、背景により変わってくることなのです。一番不愉快になるのが、自らの発想というよりスペクター氏のような意見にすぐ乗っかり自らの意見のように声を大にしている輩です。

 スペクター氏のように自分の育った環境を前提に最初に声を上げるという事は理解もし、『彼もまだ日本を理解していない部分もあるなあ』ということで済むのですが、それ以外の日本人に関してはただのへそ曲がりにしか思えません。

 そんなところから『どこか変だよ日本‼』という事になるのではないでしょうか?

 背景を理解していないヒューマニズムは間違った文化や最悪犯罪おも生む土台になるのではないでしょうか。モンスターペアレンツなどはその典型のような気がします。
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2018年8月26日日曜日

大変な事⁉」

  障害者雇用促進法での定数問題は単純な問題ではないような気がします。役所は悪意のではなく人権に配慮し、障碍者手帳などの確認をできなかったために起きた事としています。いかにも不慮の出来事化のように記者会見をしても当事者ではないような様相です。

 しかし、一つや二つの省庁の問題ではなくほとんどです。

 よく言われることですが監督官庁がその法律を守っていないというだけの問題ではなく、これは民間企業であれば罰金か罰則の問題です。それでは役所に対する罰則はどうなるのかということになります。

 もし、役所の罰金ということになるとそれは役人たちがお金を集めて払うわけではないのです。つまり、それは税金で払われることになるのです。そして罰則としても国民サービスに弊害が起きる事です。

 それでは役人に対するペナルティーは何があるのかということになると実質何もないのです。

 もし、民間が何らかの税金や年金等の支払いの遅延が起きたらどのようになるのか?差し押さえをはじめあらゆるペナルティーがあるわけです。

 年金にしても無駄遣いや不明金が出てもなんらペナルティーもなく過ごすだけではなく、普通に努め、普通に退職金をもらい、普通に年金をもらうわけです。

 そんなことが森加計問題をはじめ税金の使い方に対しての無神経が出ているのでしょう。今現在の税金の使い方は民間であればすでにつぶれています。

 役人の国民に対する背任感覚を監視管理する国会議員はどうかというと安倍総理をはじめあのざまです。

 自らに厳しくなく国民に厳しい役人たちの意識に愛国心や憂国心がなければ公務員としてのアイデンティティはないといってもよいのかもじれません。それが現状の役人の不祥事続きなのではないでしょうか。

 冒頭の障害者雇用定数の問題は単なる行き違いではなく行く人の意識の問題のような気がしてなりません。同じようなことがまた必ず起きるのだと感じてしまいます。皆さんはどう思うのでしょうか?https://ameblo.jp/diamonrow

 

2018年8月21日火曜日

ダイアモンドの価格の推移⁉

 ダイアモンドの価格はその物で考えると勿論上がっていますが、他の物と比べると面白い、例えば約40年前を前提に比べるとサラリーマンの平均年収は約260万円ほどですが現在は約420万円とほぼ1.6倍です。金はトロイオンス約500ドルに対して現在は約1250ドルとほぼ2.5倍になります。仮に住宅ですと40年経つとその資産価値はほぼゼロになる訳です。

 資産として考えてダイアモンドを考えると5ctの平均は40年前は現レート約700万円ですが、現在は3、674万円となり、ほぼ5.2倍となります。勿論諸条件がありますから一概には言えませんがダイアモンドが十分に財産になり得るという前提にはなると思います。

 ダイアモンドもサイズによるのですが、ここであえて5ctというサイズを出したのは財産の前提である絶対量の有無からですが、その下のサイズである3ctにも同様なことが言えるのですがその価格変遷には多少のずれが起こります。

 小さなサイズに関してはどうしても経済環境が左右しますのでこの範囲ではありません。

 これらの数字は平均的な物ですから、これに付加価値的な物が付くと上にふれるのか下にぶれるという事はになりますが、対象として平均的な物であればそれほど大きな差はないと思います。

 ここで記したいことはダイアモンドは取り組み方次第で十分に、いや通常の株や投資物件よりもより安全で確実な投資物件になるという事です。勿論流通の問題が一番大きく障害になっていることは否めませんが、その流通があって市場であることは以前から書いている通りです。

 つまり、ここで言えることはやはり市場以前の輸入価格なりオークション価格なりの資産家による投資対象であると残念ながら位置付けなければならないでしょうが、その購買方法によっては小額から対象も可能ではあると思います。
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2018年8月17日金曜日

ダイアモンドの未来⁉(その1)

 またまた、居合道の昇級金銭問題、群馬県のヘリの飛行計画のずさんさと、昨今の日本はどこかおかしいというより、モリカケ問題のうやむや化、文科省問題、日大、ボクシング等々上げたらきりがない。それぞれの大手企業の資料ねつ造など今の日本はどこかおかしいと思いませんか?

 なぜに自民党をそこまで支持する人が多いのかも疑問です。もしかしたら相当のお化け党員を始め数字のねつ造があるのではないかと疑いたくなるくらいに尋常ではありません。現在の日本の借金は1千444兆円ですが安倍政権になってどれくらい増えたのかほぼ300兆円です。これは更に米国等へ武器発注残高を加えるとアベノミクス効果などは無いに等しくて、さらに格差が広がったことを考えると支持をしている人々の心情は疑問だらけです。

 勿論支持者の中には加計理事長みたいなのが沢山いるのでしょうけれど。

 更にはメディアに関してもわずか日本の数%にも満たない大企業のボーナスを史上最高額と評し報道したりと、日本の平均とは程遠いデーターを報道することの意味は何処にあるのか、実際の日本の平均をしてリポートしてみなさいと言いたくなります。実際には史上最低の平均が出るかもしれません。

 本当におかしい日本と言えば地金相場がおかしいのです。以前から指摘しているようにプラチナ相場の下落です。ここ数カ月だけでも20%前後の下落ですが、今後を考えるとさらにそれは進むでしょう。

 金に関しては今後も一進一退しながら徐々に下落というのが私の予想ですが、それなりに根拠はあります。現代においてはデジタルマネー投資が当たり前ですが、最終的に現物の世界が残った時に何が残るのかというと金はあまりにも扱いが難しいと思います。それは登録制であることも有りますが、動かすという前提にした時に現代においては難しさがあります。

 さてと、ダイアモンドですが、取り扱いを含めて地金やほかのものに比べて容易ではありますが、多くの方が考えるのが換金方法と取扱いです。昨今の買取屋の現状からあまり高くは取ってくれないと思われがちですが実際にはシンガポールのように1ct以下の物でもちゃんとした相場が付きます。

 日本はまだまだその辺が後進国ですが近いうちにその辺は確立されてくるでしょう。デジタルに対して現物はダイアモンドというようになることはそんな遠くはない未来だと考えています。
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2018年8月10日金曜日

ダイアモンドの価格が変だ⁉

 よくまぁ~出てくるなというくらいに巷の問題が出てきます。日大アメフト問題、レスリング、ボクシング、そしてまた日大チア問題とよく続くものですね。

 日大の田中理事長、山根元ボクシング連盟会長。田中、山根とくると『アンガールズ』しか頭に出てきません。そして、これらの問題の殆どが、沈静化してきている『森、加計問題』と重なります。

 権力の持つ人物を中心にそれに媚び諂う周りの忖度なる物で問題を起こし、本人は知らぬ存ぜぬと通してしまう構造は正に同じです。

 勿論どこにでもある問題が取りようにより気配りなのか、忖度なのか、余計なお世話なのかという事になります。そのほかにも文科省の問題、セクハラ、収賄等々日本の良いところを悪用することにより善行が悪行に解釈されるようになると、子供の教育に道徳を入れる事が出来なくなります。

 話は変わりますが、ダイヤモンドの価格の異変も感じるところがあります。これはラパポートレポートという世界的にもダイアモンドの価格指標として使われいることは知っている方も多いと思います。

 このリストはまだ価格の統制が出来にくかった時に出てきたものですが、一時的にはダイアモンドの価格の目安として少しは役に立った時代もあったのですが、現在ではその理屈は形だけのものになっています。

 つまり現実的な価格の目安になっているわけではなく、ただの表と化したのです。よく売買の場で
ラパの何%引きみたいな言葉が出てきますが、それは一律ではなく、ただ実際の価格をリストに合わせて言っているだけで価格はそれぞれのダイアモンドのものになっていますし、以前よりもその差が大きくなってきているだけではなくその辺のバランスがバラバラになっています。

 当たり前のことですが原石の価格は一律ではないし、工賃に関しても必ずしも一律ではないのでで当たり前と言っては当たり前です。これは多くの鉱山会社が存在を初めて事もありますが、供給側にあった価格コントロール力が市場へと移り変わり始めていることを示しているのではないかと感じています。

 ロジックのあるダイアモンドの価格に変化が出始めていることはテクノロジーの変化によるところも多いのですが、これが吉と出るのか凶と出るのかはここ一年くらいの間の問題になるのではないかと感じています。
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2018年8月3日金曜日

人造ダイアモンド⁉

 人造ダイアモンド(CVD)が認識されてから久しいのですが、この度米国連邦取引委員会からの注意喚起として天然を含めてダイアモンドは『Diamonds』と表記するという前提で、更なるディスクローズが行われる事とし、今後はさらに『天然ダイアモンド』と『ダイアモンド』という定義づけを行うという発表がありました。

 これは何を示唆しているかというと人造ダイアモンドが市場に広がることは食い止めることは出来ないという事で、市場自体が人造ダイアモンドを受け入れている以上はダイアモンドはダイアモンドであり、ここには天然か否かの明確な公開が必要だという事を示唆している訳です。

 このこと自体は宝石商が受け入れるかどうかではなく最終消費者がこれを受け入れている部分が既にあるという事です。

 日本においてはなかなか難しい部分があるのかもしれませんが、アメリカでは既に多くの宝石商が扱っており、人造ダイアモンドメーカーは取扱店を自社のHP上で公開をしています。

 しかし、こと中国産においてはそんな親切な国ではありませんから暗黙の裡に国内に広がっていることも事実です。それ故に米国では早めに手を打ったという事でしょう。

 多くのアジア諸国では人造ダイアモンドが暗躍しており、大手のジュエリー製造メーカーにおいては中国産であれ、他のアジア諸国なりではその検査を行っていますが、小規模のメーカーにおいてはその限りではなく、更にはそのような製品は通販などに多く使われることも有ります。

 日本においても早めにその辺の定義づけを行い、天然の表記を義務付け、『ダイアモンド』はダイアモンドとして取り扱いを明確にする必要があるのではないかと思います。その上でその選択は消費者に任せ、その上での商売を宝飾店は行う事が混乱を未然に防ぐ方法ではないだろうかと思います。

 すでに多くの宝石店でのジュエリーのメレーダイアモンドの中から人造が発見をされています。早めの対策が望ましいのではないかと思います。
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2018年8月2日木曜日

市場と販売のズレ⁉

 大手企業のボーナスが史上最高となるとメディアに流れていますが、多くの人々はその実感がないのではないでしょうか。

 特に宝飾業界の大半は話題に首を傾げているでしょう。勿論現代のそのマジックにうまく対応している宝石店もあります。しかし、多くの催事屋さんを始め、セールに頼っている宝飾店はそのニュースにさえ戸惑っていることでしょう。

 私の知る限りではありますが、多くの宝飾店は経験や知識の無さから過去の経験のみに頼りさらにそこに自分の都合を当てはめ、アリ地獄に落ちているわけです。

 例えば、ある展示会の企画でびっくりしたのですが、客単価25万円目指しなさいと言いながらその目玉商品が10万円と20万円の企画なのです。誰でもが解るロジックなのですが客単価より低い前提の企画商品を出す、これは前へ進めと言いながら後ろに誘導しているようなもので、担当者に言わせると売り漏れを防ぎたいからという言い訳をします。

 これらが良い例ですが現代の宝飾購入可能者の大半はアクセサリーの高級品(ブランド品等)か本物のジュエリーか本当に希少性の高い宝石なのです。

 しかし、ほとんどの小売店や百貨店の宝石売り場にはそのようなものはありません。殆どの品ぞろえが一般安売り商品か、どこにでもありそうなデザイン物の半貴石商品か、貴石の処理石を使用したデザイン物か、プロでも名前の解らないような半貴石をそれはないと思うような価格で販売しています。

 現状購入可能者の大半は自分の所有する宝飾品よりも劣る商品が陳列されている宝石売り場を覗く気にもなりません。つまり、宝飾品とはそこに驚きや感動がなければ購入意欲につながらないわけですから通常の展示会などはあえて時間を割きたいと思いません。

 ただ安く理解しがたいデザインの宝飾品は本物の一個の宝石の裸石には敵いません。されば感動を与えるようなデザインがあるかといえばそうでもありません。高額を払うようなデザインなどはやはり世界的にも著名な人の物でなければその意欲もわきません。

 現代、高額な所得のある若い女性はコンサバティブなデザインは好みませんが人造石でもデザイン的に優れたブランド品には驚くような金額を支払います。

 つまり、品質や造りを落としてまで努力をしている現業界は全く異なことを行っているような気がします。もっと世界的な視野を広げ内向きにならずに本来の宝飾業に向き合う必要があるのではないかと感じる今日この頃です。
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2018年8月1日水曜日

ダイアモンドの値動き⁉

 昨今、高品質のダイアモンドの値下がりが話題になることも有り、ダイアモンドの価格の信ぴょう性が問われています。

 じつはこの問題は日本に販売方法おける懸念であり、欧米諸国でのそれほど驚くことではありません。つまり、グレード優先の販売方法は決して間違いとは言えませんが、グレード表示を前提とした販売方法に問題があったのです。

 本来欧米諸国ではグレード表示での販売方法はあまり行われていませんでした。自分の目利きで美しいものを仕入れ、宝石店の利益を乗せて顧客に販売をするという当たり前の方法が殆どでした。それは多くの宝石商がダイアモンドを説明できたからです。

 ところが日本ではあまりなじみのなかったダイアモンドの販売において販売員が説明しやすいようにグレード表記をする販売方法が考えられたのですが、これは未来永劫一定ではないという前提ではないし、場所や人によってもその見解が違ってくるというという前提でもありませんでした。

 現代の人で販売に関わり、そのように考えている人は殆どいないとは思いますが、そこにシンジケートの存在による価格伝説が重なり、日本人にとっては最も理解しやすく安易な方法が浸透しやすかったのでしょう。それが、日本のバブル時代を通過することによりそこから出来上がってきたシステムが世界に浸透したのです。

 しかし、欧米諸国は元々の文化がありますからあくまでもグレードを販売ツールの一つでしかないことは理解をしていましたが、日本の場合はそれが全てのような販売法歩となったのでしょう。

 冒頭の話に戻りますが、ダイアモンドの価格のベースとしては原石の価格があり、研磨後結果的に仕分けをされ、上のカテゴリーに入るもの、つまり利幅が大きくなるものが出てくるわけですから売れている時にはこれらの利幅が多いものは大きく貢献をしますが、売れていないときには利幅分だけの値下がりが起きるわけです。

 勿論、原石の価格がありますからコストを割ってでも売ろうとするマニュファクチャアはほとんどいませんから品質の中庸なところの価格が下がることは殆どありません。勿論そればすべての要因ではありませんが高品質のところの価格の下がる要因の大きなものであることは否めません。
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2018年7月30日月曜日

死刑執行⁉

 このブログのテーマとはあまり似つかわしくないし私自身も、あまり触れたくわないテーマなのですが、最近オウム関連の死刑執行があり、TV等でも触れられる機会も多く、死刑反対の人権弁護士団体のコメントも多く見られます。

 私自身が首をかしげたくなるようなコメントが、某人権保護弁護士によりありました。
『本当にこの国はおかしい、犯罪を犯した人間にだって人権はある。彼らから罪を償い機会を取り上げていくことが良いのでしょうか?』
また、
『簡単死刑にすることではことでは物事の根本的解決にはならない、真実を究明するべきである。』
等々のコメントであります。

 これらのコメントを聞いているといかにも人権を前提にしているように聞こえますが、実際にはどうなのだろうかと考えます。つまり、死刑囚というのは長い年月をかけ裁判と究明を行い、更に結果として出た結論だと思います。

 罪を償う方法として『死刑』という断罪を受けたわけですから彼らの罪を償い方法は死を持って償う事という事で他の選択はないのです(現法律下では)。その前提としては人権弁護士が大事にしている、他人の人権を抹消したという最も重い罪を犯したのでよほどの事情がない限り同じレベルかそれ以上の罰が与えられるという事だと思います。

 更には通常十数年かけての死刑の宣告ですから、決して真実を究明出来てはいないという事ではないのです。。

 人間というものは完成をした生き物ではないし、完成することもない生き物ですからどこかでケジメをつけるという事が唯一の完結方法だと思っています。人間の生き方に白も黒もありません、その間のとてつもなく広い灰色の幅の中で人間社会というものは営まわれています。

 正義を振りかざすことは簡単です。しかし、人間社会は完全ではありません、それ故に何かのけじめが必要なのであと思います。もし、死刑をなくしてそれに代わる重労働を一生行わせることも一つの方法でしょうが、これもやはり人権団体と名乗る人々がやはり反対をするのでしょう。何を背負わせるべきかは決めなければいけません。それが死刑という事が一番多くの人が納得がいくのであればそれはそういう事なのです。日本では60%以上の人が死刑に肯定的です。

 死刑囚の納骨が行われている墓地には毎年お盆は執行に関わった人々がお参りし、手を合わせています。しかし、人権弁護士のその姿は見ることがありません。執行にかかわった人々はどれくらい苦しみ悩んだことでしょう。しかし、人権弁護士はどれくらいその件で悩み苦しんでいるのでしょうか?

 もうすぐお盆です。

2018年7月26日木曜日

日本スタイル⁉

 間もなく平成が終わり新しい元号になろうとしていますが、巷では元号という制度が残っていることに対して日本だけのものであり、世界基準の西暦にすべきといった論議が起きているということということです。

 首をかしげますね。常々思っていることでもあり以前にも書いたことがあるのですが世界基準って何?という事をいつも思います。同じ言語を話し、同じ文化を共有しているのならわかりますが、何から何まで世界基準にするという事に疑問を本当に感じないのだろうか?

 グローバル化については何度か書いていますが、すべてを同じくするという事ではなくそれぞれのローカリゼーションというものが有り、それらが融合することによりパッチワークのように良い具合のグローバル化というものが有ると思っています。

 例えば男女の議員数格差においても社会での女性の進出問題にしても他の国と比べて比率が少ないという問題がよく取りざたされていますが、日本の女性の殆どが本当に社会進出や男性並みに働きたいと思っているのでしょうか? もちろん男女平等は前提ですが・・・。

 周りには、できれば家庭に入り子育てや家事に専念が出来ればそれに越したことがないという声を多く聞きます。私自身は過去のスタッフや取引先の方においても圧倒的に女性が多かったので女性の社会進出は望ましいというより男女区別で仕事をするという感覚がないので男女関わらず仕事をしたいという人がすればよいというように思っています。

 日本と他の国を比べることもないし、本来はその必要もないと思っています。先日も池上さんの番組で『ここが変だよ、ニッポン‼』という番組がありましたが、実はこんな番組があること自体が変なんです。他の国と比べて自国を変だと思うこと自体がどうなのだろうと思います。

 各イスラム国やユダヤ国家であるイスラエルなどを見るといまだに西洋カレンダーとは関係なく金曜日から土曜日にかけ『安息日』として休み、日曜日から仕事が始まります。正直不便ですし、宗教文化だとは言え断食という健康に必ずしも良くはない慣習もあります。ただし、これらもそれぞれの文化のです。それ故に観光にしても見聞にしても意味があるわけです。

 勿論、コンセントのプラグや電圧等は同基準にしてもらったほうが良いと思いますが、文化に関しては同じくなることが決して良いとは思わないし、それぞれのオリジナリティーは大事にするに越したことはないと考えています。
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2018年7月24日火曜日

カジノ法案⁉

 今国会も終わり、カジノ法案や国会議員定数増法案等々わけの解らない国会だったようです。根本として相変わらず、モリ、カケ問題のようなスキャンダルじみた問題もうやむやであり、これはそんな軽軽な問題ではなく国民生活において根幹を成す行政が歪められたという、国会が一番問題にしなければならない問題でもあります。

 しかし、国会議員の定数増などという国民にとって勝手にやってろという問題はあっという間に通り、RI法案もなぜかカジノ法案として決定したが中身はこれからという訳の解らないまま採決という結末でした。

 まずはRI(総合型リゾート)法案というネーミングも軽いと言うか、本来の説明をしている内容を明確には示していないと思っています。これらの法案を提案する際に色々な前例を上げていましたが、ラスベガスやシンガポールなどの例ではむしろカジノというよりコンベンションやエンターテイメントの売り上げの方が大きく、リゾートをメインに掲げるような内容ではないと思います。

 私自身も30年以上ラスベガスに通い(ビジネスです)、殆どのカジノを見て回り、一番感じることは仕事以外でのオフタイムを過ごすリゾートであり、決してメインがカジノであったり、エンターテイメントではありません。勿論庶民がリゾートとしてくる人々もいますが、その人たちが落とすお金は知れています。

 現在ラスベガスは年間500万人以上のコンベンションや国際見本市的な仕事で訪れる人がいますが、これらがメインであって、これは情報の集中であったり、発信であってりというその自治体にとっても決して組み方によってはマイナスなことではありません。

 私自身カジノ法案そのものに反対ではない理由に、これらの付帯施設としては非常に向いているからです。よくギャンブル依存症の話が出ますが、日本はすでにラスベガスをはるかに超えるギャンブル大国です。公営ギャンブルを始めパチンコ、麻雀と上げたらきりがありません。

 競馬、競輪、競艇等々上げたらきりがないほどあるのに今更カジノ法案が必要だと考える方が首をかしげてしまいます。逆に今までこれらのギャンブル依存症に対して何の手も打ってこなかった国会が何をいまさらという気がします。

 入場制限だとか入場金制度だとかギャンブル依存症対策として出ていますが、それなのにカジノ内で金貸し上限なしという施設が出来るというのだから、『何の茶番なの?』と聞いてみたいくらいです。いずれにしても今の国会議員のレベルでは扱える問題ではないことが露呈しています。

 更には外資の参入問題もクリアが出来てはいません。本当にどこまででたらめな国会なのだろうとか感じる今国会の閉幕でした。
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2018年7月23日月曜日

日本の祭り⁉

 今年の夏は特に暑く、合言葉のように『連日暑いですね。』という言葉が挨拶となっているようです。私自身この二週間ほど東京を留守にしていたという事もあり、それほどの感覚はありません。

 夏と言えば祭りですが、日本中の有名どころの祭りが赤字運営を理由に中止を考えている所が多いというのが耳に入ってきます。

 本来神事として行われてきた『祭り』ですから地元のボランティアや協賛により成り立ってきたもので、そもそもが黒字になる物ではありません。

 多くの場合、自治体の色気により商業化と増収を目指し、本末転倒したところに大きな要因があるのだろうと思っています。つまり、祭り本体自体の黒字化そのものは元々前提としてはいけないのだろうと思います。

 祭り自体はあくまでも神事であり、地元のものであるわけですが、それを見に来る観光客は周りにお金を落とすわけです。自治体がさらにそこに金儲けを考えることによる落とし穴で、本来多少の赤字であれば地元の受益者たちが補えば良い事であり、臨時観客席を増設したり、タレント呼んでみたりとか本来とは関係のない事での出費が多いのであろうと思います。

 勿論、大勢の人が集まるのですから警備も必要であり、その規模によっては多大なる経費が出るでしょう。しかし、原点の戻れば『赤字になるからやめよう‼』というものではないはずです。どの様に祭りを運営すれば良いかだけを考え、後は来る観光客が自身の責任で振舞えば良いわけで、もし、混乱が嫌であれば来なければよいだけの話であるわけです。

 また参加者の方もただ踊り、騒ぎたいだけの人も多く、本当に神事として厳粛とは言えないまでも意味をふまえて参加をしているのかも疑問です。

 双方が原点を考え、枝論に終始すると本来の風物詩がどんどんなくなっていくような気もします。

 ビジネスにおいても本来の意味や姿を見失っているために苦悩をしているところが多くあります。この『祭り論争』は正にビジネスモデルの根幹なのです。

 なぜに発生し、それが派生をしてきたたのかを考えれば、ビジネスのワーキングケースとして非常に解りやすいのではないかと思います。
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2018年7月19日木曜日

日本の力!?

  最近海外にいて思うことは日本の影響力の低下です。もちろん観光客相手の海外でのプロモーションは多く行われていますが、日本発のCM等以外では日本の話題を見ることがありません。

 以前であればTVで行われる天気予報には必ずTOKYOやOOSAKAが入っていたものですが、最近ではほとんど触れられる機会があるません。北京、ソウルがあってもです。

 つまり、日本が海外に対して政府主体でアピールしていることは事実ですが政府が集めているアンケートほどは海外での日本の重要さは所詮観光でしかないのです。

 現在滞在しているイスラエルにおいても以前であれば日本の車が所狭しと走っていましたが現在では韓国製やチェコ製の車が多くを占めている印象があります。ここ数年のイスラエルの発展は目覚ましく、本来であれば親日国の筆頭に来るようなこの国の発展には大きな影響がなければいけなかったはずですが、日本の影響はほとんど感じられません。



 安倍首相が何度か足を運んで日本でアピールしている中東政策はほとんどこの国で報道されることもなく何の結果も残してはいません。

 つまり、海外での影響力というものはやはり経済力であり、経済の戦略が大きな影響力があり、日本の外交力の脆弱さを補っていた経済の力がなくなった現在ではほとんど日本に触れられることがなくなったような気がします。

 アメリカ、ヨーロッパに関してはその辺がもっと顕著であり、本当に経済力世界3位の国の存在力なのであろうかさえ感じます。中国に第2位の地位を奪われてからはドンドンはなされていく一方で日本の存在そのものが忘れられて行っているような印象が強いのは私だけでしょうか?

 ヨーロッパの国々では観光のメインは中国観光客ですから観光地の音声ガイドの「日本語」のボタンを押すとほとんどが中国語や他の国の言葉になっています。日本はは忘れられていく国という印象がとても強くあります。

 それは日本の若者が海外に出ていきたがらないということもあるのでしょうが日本の政策がもっと海外へ向かなければならないという意識の低さがあるような気がします。https://ameblo.jp/diamonrow



 

2018年7月16日月曜日

買い付け初日を終えて⁉

 2か月ぶりの買い付けですが市場のを変化を感じました。それは原石の価格の底硬さです。本来のコマーシャルカラーの原石価格は常に強いのですがここにきてローカラーのところも強く泣ているように感じました。

 それは特に大粒の需要が増えたことによるのだと思いますが、特にローカラーのものまでに本来のグレードによる価格構成の波が及びだしたように感じます。

 以前はローカラーのものであればVVSだろうがVSであろうが、時としてSIクラスであってもさほどの価格の違いはありませんでしたが最近ではその辺の価格構成までがコマーシャルなものとさほど変わらなくなってきました。

 あとラウンドのものとファンシーシェイプには明らかな価格差がありましたが現状では大きな差が感じられなくなってきたように思います。

 これらの現象は原石価格と研磨後の価格差があまりなくなったことと明らかにマニュファクチアの力の差が出てきて余裕のある所は価格を崩さないし、また力のないところは売りたくても損してまでは売れないという現象が起きているからでしょう。

 結果として価格を押し上げる状況になっているのですが、特にファンシーシェイプに関してはその現象が顕著であると感じます。

 ラウンドに関しては以前にも述べましたが、とくにD,IFの大粒のところに価格の下落現象が起きていますが、まもなくその動きにも収まる気配がしています。

 今後に関しては価格の強含みが続くと考えますが、市場にそれがついていかなければまた停滞期に入るのでしょうが、小粒の価格の構成は以前ほど統制のとれたものにはならなくなってくると同時にそれぞれの販売方法の工夫がなければ小粒のところにはダイアモンドのブランド力は反映しなくなってくると考えられます。

 

2018年7月13日金曜日

ダイアモンドの土台⁉

 本日から2カ月ぶりの買付けの為にイスラエルに出発しますが昨日に国内出張より帰京したばかりで、さすがに少しバテ気味です。

 最近よく質問されるのですが、
『グレードの付いていないダイアモンドをどのようにして価格の判断をするのですか?』
勿論グレードの既に付いた物もあるわけですが、私たちの時代(というと少し古過ぎるかも)
はプロだけの参入ですからグレードは元々ついていないのが普通でしたからそれほど難しいとは思っていません。

 ベースとしては4Cを判断するわけですが相場というものは元々グレーディング後の話ですから、事実上グレーディング前においては確立された相場はない訳です。ダイアモンドのオーナーが幾らで原石を手に入れどれくらいの利益をそこで乗せるのかという事になります。

 さほど大きくない原石(研磨後5ct以下)の場合はロットで手に入れることが多いので研磨後の品質次第でオーナーとしては利益が多くなったり少なくなったりするわけです。

 原石の価格はある意味鉱山会社の手中にありますので研磨後品質はオーナーにとっては死活問題になります。

 例えばVVS~VSクラスの原石を手に入れたとします。その中からD,IFでも出てくれば利益を大きく伸ばす事が出来るわけですが、反面逆にであるとあまり利益を多くは望めなくなるわけです。

 いつも述べているようにD、IFなどの付加価値性の高いものが時期により価格下落の象徴になるのは研磨後利幅が大きくなっている部分どうしても価格が下がりやすくなる訳です。逆にローカラーで中間グレードの原石のロットというものは元々付加価値性が期待できない分大きな利益も考えにくいのですが反面それ程の付加価値性が来ませんから原石の値上がりに比例し、殆ど値が下がることがありません。

 つまり、価格の交渉や指値というものはそのようなことを考慮して行われるわけです。勿論、その品質をしっかりとチェックできることが前提です。

 現代はグレードの付いた物の取引が多く行われていますから、この品質チェックの目がなくても価格リストが読めれば問題なく買付はできるのですが、皆同じ価格になるのでバイヤーとしての醍醐味も面白さもありません。

 その点、ディラーという仕事は前者と後者を兼ねていますから今後の市場性や将来性も考慮して仕事をしなければなりません。勿論原石の市場にも興味をもっていなければなりません。

 そんなことを考えながらの出張はある意味楽しみでもあるわけです。ダイアモンドの土台というものはあらゆる側面があり、単純に美しいところから始まり、金融の世界を覗きながらプライ礎を創り上げる世界ともいえるのかもしれません。
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2018年7月6日金曜日

プロとアマ⁉

 ワールドカップの選手が盛大に迎えられて帰国をしましたが、セルジオ越後氏でないけれど『それで良いのか?日本⁉』という気になります。

 状況状況で考えれば選手たちはよくやったと思うし、善戦だったと思いますが、結果だけを見れば1勝1分け1敗で勝った1勝にしても相手が格上といっても一人少ない10人とほぼフルタイムで戦い辛勝だったわけです。

 今回の選手の段階では精一杯やったと思います。しかし、結果だけを見たときに日本サッカー協会としては身を引き締めなければいけないところです。他の決勝トーナメント出場チーム最下位という状況での進出ですから勝って初めてその意味があったのではないかと思っています。

 元日本代表チーム監督のザッケローニ氏が日本の文化の良さが悪い方に出たといっていました。つまり、ベルギー戦の最後の一転は他の国ならレッドカード覚悟のファールで止めるだろうという事です。この考え方が日本人になじむかどうかは別にしてそれも一理あります。

 現状の日本では日大のアメフト問題や大体大浪商高校ハンドボールの悪質プレーの問題で騒いでおりますが、アマチュアという事を考えればとんでもない話です。つまり故意に相手に怪我をさせるような行為は断じてあってはならないし、まだ教育段階で、その一環であるスポーツは勝負の前に人間性の育成の問題があります。

 今回の浪商高校のハンドボール部の監督や部長の対応は日大の対応と被ります。自分の立場や当該生徒の正当性を守りたいという事でしょうけれど、明らかにVTR見ている限りは故意です。
払うだけのひじの使い方ではありません。現にその前の段階でも加害生徒は被害生徒の首を絞めています。それ故に撮影者は続けて撮影をしていたのでしょう。

 若気の至りの小さな芽でも摘まなければいけない芽を見逃してはいけません。加害生徒の将来の為にも良いことではありません。

 一方ワールドカップに関してはある種の国同士の戦争でもあるといわれています。勿論ルール内であれば行われるファール等もあるでしょう。こちらはプロの世界でそれでお金を稼ぎ更には国を代表しているわけですからアマチュアとは状況が異なります。

 確かに他の国の選手を見ていると本当かと思うような卑劣な手段や大げさなアクションを見ます。しかし、これは教育現場ではないのですべてが戦略です。基本を理解した上での戦術でもあるわけです。

 プロには足りなくてアマチュアには必要がないことがここのところ起きているような気がします。
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2018年7月5日木曜日

ダイアモンドの下落⁉

 ダイアモンドの価格が落ちているといってもダイアモンドの価格をどこで判断をするかということが大きな要因になります。

 つまり、原石なのか研磨済みなのかによるわけですが、原石そのものの価格は停滞が有っても下落をすることはあまりありません。しかし、研磨済みに関していえば最終市場の都合が大きく影響をしますので下落もあれば上昇もあるわけです。

 その要因としては経済状況が一番大きな要因なわけですが好況になると上級グレードの物が顕著に上がる傾向がありますが、ローグレードに関しては不況になると上昇する傾向にあります。勿論条件はありますが一般論としてです。

 つまり、どちらにも大きな影響を受けず原石の価格のみに影響を受けるのがミドルグレードという事になりますがミドルグレードというのはローカラーであるが美観が整っているものも含めてコマーシャルカラーでコマーシャルクオリティーのものを指します。

 ハイグレード、特にD、IFに関してはどうしても付加価値性がつきますので好況な時は価格が異常なほど上昇しますが、不況になるととてつもなく下落します。良い例が10ctsのD、IFですが一時は$180,000/ctだったものが現在は$100,000/ctです。しかしF、GカラーのVS、SIクラスに関していえばむしろ価格は強めです。

実際に先月の某有名オークションでは11ctsのDIFが$110,000/ctで競り落とされています。

 一方、5ctsのF~Kカラーに至るVS~SIクラスのものに関しては値上がりが続き今月なども強気な値段が出ています。

 ダイヤモンドの価格をみる場合研磨済みを見る場合には短期的に見、長期的にみる場合には原石の価格を追うことが望ましいのですが、一般のダイアモンド業者においてこの原石の価格を知ることは極めて難しいのでトータル的にそのロジックを知っておくことが必要でしょう。
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2018年7月3日火曜日

取り残された日本⁉

 ワールドカップはベルギーに惜敗し、日本のワールドカップは終わりました。しかし、今回のワールドカップを見ていて思う事は世界の力の僅差です。

 日本のプロ野球のドラフト制度があったように有力な選手を均等化することによりチーム格差がなくなり、以前は巨人一辺倒であったものが今ではどこのチームが優勝してもおかしくない現状になりました。

 サッカーも色々な国の選手がいろいろな国のリーグに所属し、世界の国としての力が均等化してきたように思えます。予選敗退の韓国がFIFAランキングの1位のドイツに勝ったり。下剋上が当たり前の今回のWCでした。実際に日本もFIFA3位のベルギーとの接戦は以前であれば考えられなかったことです。

 日本人そのものの頭の中にも固定観念ような気持ちがあり、多くのサッカー関係者や国民もよもやあそこまでとは思っていたのではないでしょうか。

 世界の力は均衡に向かっているからこそ日本はそれを意識しなければ世界第2位の経済大国だと自負していたのがあっという間に発展途上だと思っていた中国に抜かれ、技術も同じように考えていた韓国に迫られ、東アジア、アフリカ諸国というところにあっという間に追いつかれてしまうのではないでしょうか。

 世界の人々が外向き志向なのに対し、多くの日本の若者が内向き志向であることはメディアも多く取り上げています。勿論政治においても何ら世界に貢献するようなことは出来ていないし、その力というものは世界の笑いものレベルに留まることなくあきれられてさえいます。

 それなのにその政権を支持する層がいまだに40%以上いることに驚きます。日本人はサッカー選手のように外へ出て世界のレベルを身に着けることを本気で考えないと一人取り残されるのではないかと懸念をします。

 我々ダイヤモンドの世界においてバブル時代の勘違いをいまだに引きずっている人々も多く、世界が既にデ・ビアスが構築してダイヤモンドの世界が崩壊し、更にはリオ・ティントを始め五大鉱山が構築したマーケットも終焉を迎え、ボーダーがなくなったダイヤモンドのビジネス世界は日本を置き去りにしてどんどん進んでいるように見えます。
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2018年6月29日金曜日

何故に今ダイヤモンド⁉

ビットコインなどの仮想通貨への金融庁の厳しい介入は利用者保護という面目では建前が通っているように見えるのですが、本来の仮想通貨はそれぞれの国や政府に感知をされないという体で始まっているはずなのでいささか腑に落ちないところもあります。

 もし各国の政府の関与を受けるのであれば何ら今までの通貨と変わらないわけでただキャッシュレスという今までにもあったシステムに他ならないのではないだろうか?

 現状世界はITの世界で回っているので以前のアナログの時代よりもっと危険が内在し、過去にはなかった犯罪が生まれています。それは利便性を追う事により管理が追いついていかない法律と現状があります。

 確かに放っておくとマネーロンダリング等の不正が多く発生するかもしれませんのでそれはそれで結構だと思いいます。確かに現状は以前と違い、あっという間にお金を稼ぎ、更には不正といっても法律には触れない状況が続いています。

 しかし、IT化が進む現代は以前のアナログ時代と違い何においても手間暇がかかりません。現状はそれぞれに政府がそれらを管理するために、日本でいえばマイナンバー制度や一億総管理社会を目指そうとしていますがそれにはIT化が不可欠です。

 マイナンバー等も個人情報保護法もそれを前提として出来てきたわけですが実際は情報が駄々洩れで以前の個人情報保護法がなかった時代の方がもっとプライバシーが守られてきたわけです。

 こんな時代はアナログこそが自らを守り、自らの財産を保全する訳です。

 昨日中国からのお客様が来店をされ、その中での会話として
『中国では習近平が政権を取っていた来情報の管理が厳しくなり、ビジネスが非常に難しくなった。』と言っておりました。

 その中で中国人の富裕層はなぜにダイヤモンドを買うのかという会話になり、それはアナログであり唯一政府が管理をできないものだという認識だという事です。つまり、不動産等の資産の保有を認められない中国では動産等の保有に走る傾向があるが、それらの大半にはITというヒモついいており、政府が管理をする手の中に常にあるという事でいつ巻き上げられるかわからないという事です。

 そんな中それらの監視の届かない範囲としてダイヤモンドがその役割を果たしているという事です。それは日本にも同じことが言えて、正しい税金の使い方をしない政府に対しては正しい納税をしないという考え方があっても良いのではないかとも考えるわけです。

 それは法律の追い付かないIT関連に対して法律の目があるように、アナログの中にも法律に触れない目があります。それを今の時代象徴しているものがダイヤモンドなのかもしれません。
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2018年6月27日水曜日

ブランドの凋落⁉

 先日ご来店を頂いたお客様がさるブランドのファミリーセールに招かれて行ってきたという事で、内容というのは皆さんが知っているブランド数社分が一堂に集まり、30~40%、物によっては90%OFFというとんでもない値引き率だったようです。

 勿論建前としては社員とその家族という事ですが、それは本当の建前でその関係者以外でもどうぞいらっしゃいという形態のものです。本来であれば社員価格でもほとんど割引にならずブランドイメージを保ってきて消費者に対する責任を果たしてきたものですが、変わったものです。

 一時は飛ぶ鳥を落とす勢いでもあった欧米各ブランドでもありましたが、現状においては凋落という言葉が当てはまるような事態になってきています。

 日本人のブランド好きは有名ですが皆が皆そういう訳でもなく物を見る目とか物の本質というようなものを見る手立てがない人々がそれだけ多いという事にもなるのでしょう。つまり、有名なものであれば自分のアイデンティティの代わりになると思っている人々が多いのかなとも感じます。

 しかし、本質的には日本人は良いものを選び育んできたがゆえにそのものが暖簾、つまりブランドとして成り立ってきたのであって、今の日本人のブランド好きとはちょっと違っているような気もします。

 その多くの要因は金融ゲームに乗ってしまった各ブランドの創家の跡取りたちの意識の低さでしょう。ファンドに多くの株を売ってしまう事により自分の取り分の確保を優先し、先人が培ってきた伝統や信用を放棄してしまった結果なのでしょう。

 ファンドが付くという事は売り上げ、利益という数字を大前提としますので伝統や技術といったものの重要性は軽んじられ、本来のその礎を創ってきた部分をないがしろにすることになるのです。

 今回のファミリーセールも最大手の皆さんが良くご存知のファンドグループですが、今では本国で製造されているものは少なく多くのものは中国や他の国々で作っているようです。特にそのファンドの大株主は中国資本であるという事ですから中国人オーナーの中国製製品を皆が喜んで買っているという事になります。

 そこには本来の哲学や理念はありませんから名前だけがそのブランドであるという事で、日本のファミリー向けファッション量販店と何ら変わらないわけです。

 一時的な売り上げの為に転換をしてつぶれていったブランドは過去にもたくさんあります。現状のブランドもやがてそのようになっていく入り口にいるのでしょう。
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2018年6月26日火曜日

宝飾業⁉

 先達ての香港国際宝飾展で旧知のスイスの業者との会話で『時代が変わり、むしろ昔のビジネスに変わってきた』と言う話になり、若き業界の雄たちは戸惑っているように見えるという彼の感想を聞きました。

 どこの国にも華やかな時代があり、その瞬間黙っていても売れる時があり、それが真実だと信じてしまう事は仕方がないのですが、そのビジネスの本質というものを見失ったり知る努力を怠ったりするとその市場から退出を余儀なきされます。

 つまり、宝飾業の本質というものは宝石の原則に向かっていかに忠実であるかという事ですが、時としてそれを忘れてしまう事があります。それが日本でいえばババル後の30年です。

 日本のバブル後の30年は安く大量に売ることが正とされてきたし、現実にはそれで成功らしきを収めてところもあります。しかし、現在は殆どのところが目立つことなく退出の準備をしています。

 宝石というもののメリットというものは場所を取らない、人手が必要がない、管理に手間取らないしお金もかからないというものです。しかし、多くのこの30年を生きてきた業者はそれを履き違え、規模と販売量を上げることを考えてきました。

 500万の売り上げを上げようとすると10万円の物を50個売ろうとする者と50万円の物を10個売ろうとする者と100万円の物を5個売ろうとする者と500万円のものを1個売ろうとする者がいたとしたら後者の者から順番に正解であり、賢者は1個販売する努力をするものです。

 つまり、50個のものを販売するための人数と時間と経費が必要であり更には粗利も必要になります。しかし、一個の販売には人も必要ありませんし、経費も必要がありません。強いて言うなら時間ですがそれらはコミュ二ティーの中で解決が付く問題です。

 更には粗利もそれほど必要がありませんので顧客にとってもリーズナブルは価格になる訳ですが、実際に販売側の利益の額は大きくなります。勿論それなりの要素はありますが、宝飾業を行う基本なわけです。

 スイスの業者は彼の代が二代目で以前から5人程度を前提に運営をし、150億円前後の売り上げをあげています。以前と違ってきたのは扱っている宝石の価格帯と規模です。

 ピンクダイヤモンドの30ctを始め9ctのブルーダイヤモンド等がゴロゴロしています。

 彼曰く『今こそが本来の宝石商が活躍する時代だ‼』

私自身も同感で似非宝石商が消滅をする時代に入ってのだと彼の話と品揃えを見ていて実感をしたわけです。
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2018年6月25日月曜日

ダイヤモンドと通貨⁉

 このブログ上でも何度か仮想通貨について触れてきたことがありますが、通貨が近い将来消えてなくなる。つまりキャッシュレスの時代に入るのですが通貨の歴史を考えるとその事自体に疑問を持つことがあります。

 通貨の概念として1.支払い 2.価値の尺度 3.蓄蔵 4.交換手段のどれかに当てはまると通貨となるのですが、そこには古くから貨幣として貝殻から始まり、銀や銅、そして金、更には紙が使用されてきたのですが、そこには先人の工夫がされ何千年という間その役割を果たしてきたのです。

 国々より違いや時代による違いは常にその環境や条件を反映し、フェアなものとしてその存在をを成してきたわけです。

 しかし、現代においては仮想通貨の存在を待つまでもなくキャッシュレスから始まり、ポイントシステムなどといった貨幣の代わりになる仕組みは脈々と出来上がってきていたのですが、仮想通貨においてはさらに貨幣の単位までもなくしてしまい、更には国境をなくして時代をも超えていく存在になろうとしているのです。

 勿論世の中はそちらの方向に進んでいっていることを否定をするつもりもありません。しかし、過去には通貨というものの存在がお金という概念の基に物の考え方やあり方を創り上げてきたと思うのです。

 その一番の例としてユダヤ人を考えます。通貨という概念があったためにユダヤ人の歴史がつながったといっても過言ではありません。お金を稼ぐとかお金を稼ぐという考え方が彼らを生き永らえさせたような気もします。

 実際に現在の経済の仕組みだったり、彼らが作り上げたといっても良いダイヤモンドのマーケットというものはその典型的な例だと考えます。

 現状のダイヤモンドは見事に前述の貨幣としての条件に当てはまり、現代では闇市場での武器の代金だったり、闇のお金の象徴的な役割をしています。あえて言うなら実在する仮想通貨の役割を成しているといってもよいでしょう。

 ダイヤモンドはその美しさと比類なき存在としては消滅することはないでしょうが、現状の通貨は存在そのものが危ういどころか消滅の状況にあるのです。

 貨幣の存在はある意味権力の象徴だったり、経済の潤滑油の役割を成してきたのですが、その存在自体がPC上の概念となった時に果たして経済は回っていくのだろうかという疑問が生まれます。

 言葉でうまく表現はできないのですが、単なるVRの世界観になると目に見えてくる景色も環境も変わってくるのではないだろうかとさえ感じます。おカネが人の目に留まるところには存在をしなくなるわけです。

 ダイアモンドというものは仮想と実在の中間に存在をしているという意味では稀有な存在と言えるでしょう。

 誰かのPCの中にゲームのポイントがごとく貯められていく数字が通貨になる訳です。ここいらで少し歩みを止めてはと思う今日この頃です。
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6月の香港ジュエリーショー⁉

 先週末恒例となっている香港宝飾展に足を運びました。私の場合はダイヤモンドの業者が世界中から集まるという事でジュエリーというよりダイヤモンドの選定という作業のために訪れるのですが、色々とそれぞれの趣旨があるようです。

 今回驚いたのはタイと思しき国のお坊さんが来場をしていたという事です。何の目的かと尋ねるわけにもいかなかったのですが、一部の業者と首から入場票を下げて談笑をしておりました。

 勿論日本と違いますのでそこに清廉さを求めるつまりもありません。確か数年前だったと思いますがタイの道楽坊さんが酒まみれで女性を周りにおいて自家用ジェットで遊び惚け、その上何らかの罪で逮捕をされていたニュースを見たことがあります。

 日本でも建前を通してはいてもそれに近い事件や僧侶を見かけることはあります。一概にタイのお坊さんだけが俗めているとは思いませんが、会場でのその姿は確かに異常ではありました。

 香港の出展者に聞くと今回は入場が少ないうえに顧客というより中国の職人たちが多い様でという趣旨の事を言っておりました。つまり、デザインのコピーや造りを盗み見しているケースやひどいのになると平気でショーケースの中にある商品をスマホで撮影をしているとのことでした。

 ここで面白いのは香港の彼らはそれらの輩を『中国の連中』という呼び方をしているという事です。我々から見ると同じ中国人じゃあないかと思うのですが、香港の彼らからするとやはり本土の人間と自分たちは違うという自覚があるようです。

 今回は全体的に入場者数も少なめで目立つのは日本パヴィリオンくらいで恒例の真珠部門と日本のリサイクル部門だけは多くの人であふれていました。しかし、それだけで一概に良かったのかというとそうでもなく前段で行われた神戸宝飾展での決定した商品の受け渡し機会として使われる場面も多く、必ずしも結果には結びついてはいないようです。

 実際にも日本人や欧米諸国の人々を見る機会は少なく、大多数が中国人でした。本土持ち込みの難しい中国人の業者は神戸で注文、支払いを終わらせ香港で受け取り、いくつかの方法を使い中国本土に持ち込むわけです。

 私自身はダイヤモンドの選定を木曜日、金曜日早い時間に終わらせ、多くのユダヤ人が仕事を休む土曜日には他の商品を一部見て回るというローテンションがもう随分と続いてはいるのですが、今回のように毛色の変わった人々が多く集まり、更には日本ディビジョンが他の国の出展ブースに比べディスプレーや商品が貧相であったことを考えると時代が変わり始めたのかと感じざるを得ませんでした。
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2018年6月20日水曜日

デ・ビアスとラパポートの戦い⁉

 デ・ビアスとは人知れるダイアモンドのシンジケートの最右翼であり、ラパポートはダイアモンドの最大の情報メディアでもあり、知る人ぞ知るという両社であります。

 デ・ビアスに関してはたびたびこのブログでも触れていますが、現在のダイヤモンド業界の礎を創った組織であり、若いころの私自身も盲目的デに・ビアスの事を信じ、この会社がダイアモンドの価格を調整している以上はダイアモンドの価格は崩れないと思っていました。

 しかし、現実は1980年代には崩れ、その虚構は見事に1990年代には消滅をしたのです。

 デ・ビアスの力は現代においてもそれ相応の力を有してはいるのですが、1990年代にLVMHグループと組むことにより小売りへと参入をしてきたのです。

 更には原石受給者(サイトホルダー)制もやめ、あらゆるシステムを試しては止め、この繰り返しの結果一人蚊帳の中に引っ込んでしまったような様子もありました。

 一方、ラパポートはダイアモンドの価格表をワラ半紙的な発行物から始め、今では多くの素人バイヤーはこの価格表を頼りにビジネスをしています。結果ラパポートの信者が増え、今での業界の一大メディア化となったのです。

 この両者が今争っているのです。

 デ・ビアスとしては自己の販売システムを確立するために余計な価格評価やその運用実態をさらし物にはしたくないという反面、ラパポート側では業界に透明性を謳い、少しでも情報を手に入れたいという思惑があります。

 つまり、デ・側としては過去のように自らがコントロールできる仕組みを作りたいと思っているのですが、ラ側では少しでも情報を開示させ自らのニュースバリューを上げたいと思っているのです。

 その為デ・側は参加のForever マークを取り扱う業者には約定を書かせすべての情報を非開示にするように求め、更にはラパポート自体をも攻撃をしているのです。

 一方ラパポート側は業界の透明性を旗印にGIAはじめ世界ダイヤモンド工業連盟等々と組みデ・ビアス社に対して鉱山からの情報開示を要求しているのです。

 どちらにも言い分として通る部分がありますが、時代が変わってきていることにも両社が気づいても良いのではと傍から見ているとそう思うのです。
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2018年6月18日月曜日

誤魔化し⁉

 一般社会において一面では正しいが実態で考えるとそれはおかしいのではという事が多々ありますが、それが政府なり行政が行っているという事になると一面だけをとらえて法律に反映をさせるという事はあまりにも無謀に感じています。

 よく政府の発表で一人の若者が2.5人のお年寄りの生活を支えていますとか、数年後には一人で4人のお年寄りを支えなければなりませんとか年金問題をとらえて行う事があります。

 本当だろうか?そこまでの問題にしてはあまりにも管理がずさんでもあります。消えた年金問題もまだ解決をしていないものを放りっぱなしでもあり、更にはその管理情報の流出等々考えるととても年金問題を真剣に考えているとは思えません。

 実際に日本に就労人口は6,600万人余りですが、そのうちほぼ25%以上に当たる約17,000万人60歳以上の労働者です。もちろんこの人々は年金も収め看護保険なども収めているわけです。場合によっては年金を受け取ってもいません。

 つまり、実際には年金受給人口は3000万人強ですからその半分は60歳以上の労働者が払っていることになります。また、働いている高齢者は高収入者も多いのでその金額はさらに多くなります。その上で高齢就業者はさらに増え、いずれその受給者たちもいなくなります。

 実際には生活保護者の若者とか定職を持たない若者が多いので政府の発表は反面正しいように聞こえますが、トータル的には決して正しい発表とは言えません。ましてや年金から所得税や開度保険料を天引きをしているわけですですから年金の払いっぱなしみたいな表現は間違っているわけです。

 政府の年金に対しての失策は過去の歴史も物語っているわけですから、年金に関しては社会主義的な方式を取りたいのはそこに別の石があるような気がします。事実であっても真実ではないといった誤魔化しがそこには垣間見れるような気がします。
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2018年6月8日金曜日

物の価値⁉

 先日ダイヤモンドのシンジケートの大手であるデ・ビアス社が人工ダイアモンドの販売を始めるという事を書きましたが、今回のラスベガスのショーの中でもデ・ビアス社がその説明に苦労をしていたとのことでした。

 ダイアモンドもジュエリーの素材の一つであることには変わらないのですがそれが天然であれ、人工であれ構わないという世の中になってきていることは事実でしょう。

 以前であれば百均で物を買う事はその場しのぎが出来れば良い程度の動機で購入をしていたと思うのですが、現代の世の中では実用品を始め一つの雑貨のジャンルとして百均が存在をしています。

 つまりはクオリティーの程度に拘るというより使えればそれでよいという実用品を多くの人々が望んでいるという事になります。

 しかし、物造りの日本としてはクオリティーの高さこそが日本の売りですから、大雑把になった市場に対してはもっぱら弱いという事になります。

 つまり、日本で海外製の安価なものが蔓延れば蔓延るほど日本の経済は弱っていくのです。勿論、金融関連の非製造に関しては良いかもしれませんが、一般の多くの人々は何らかの形で国内の物造りの流れの中に関わっていますから、経済の根底そのものは必ず崩壊していきます。

 間に合わせのものが中心に来る社会は町がなく将来がありません、日本の繁栄は数百年前から物造りに拘ることにより成り立ってきたものです。戦後日本が経済大国になってきたのもその基本があったからです。

 物の価値というものは使えれば良いというもので落ち着くのであれば包丁も金槌もいりません。ましてやそれらを追及する老舗といわれる伝統技術は何の役にも立たないという事になります。

 しかし、人間は人と違うものを追求しなくなったら存在価値がありません。皆と同じものの良いのであればAIがコントロールし、AIが作り上げていくものだけで良いのです。

 人間の根本には人よりより良い生活や人より収入を上げたいという欲求が大なり小なりあります。それは皆と同じものを使い同じことを行っていたら、そんなことは起きません。

 つまり、間に合わせの商品というものは時間とコストというメリットはあるのですが物の価値があるわけではりません。物の価値が認められない社会が成長を続けていく訳はないのですから、物の価値を理解し、使用するという世の中こそが今あるべき姿のではと考えてしまいます。

 間に合わせの商品はファンドなりのフィンテック社会の人々を一時的に潤すことは間違いがないでしょう。しかし、人々の成長には文化というものが必要です。物造りを追求し無くなれば文化もなくなり、成長も止まります。それこそAIに支配された世の中になってしまうのかもしれません。

 物の価値というものは大事なものなのです。
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2018年6月7日木曜日

ダイアモンドの価値の理解⁉

 先週買付をしたダイアモンドが続々と入荷し、今回は特に5ct以上の買付けが多かったせいかスタッフも目を輝かせて見入っていました。

 普段ダイアモンドを見慣れている彼らにとっても大粒のダイアモンドはまた特別でもありますが、特にダイヤモンドの価値を理解しているとこの上なく感動するものなのでしょう。

 人間誰しも価値観は必ずしも一致をしているわけではありません。それぞれなのですが、前提としてそのものの知識、経験を持っているかどうかは価値判断において大きな違いが出ます。

 Aという人間にとっては特に価値を見出されることがなくてもBという人間にとってはとてつもなく価値があるものという事がままあります。

 例えば陶器ですがマニアにとっては数億円のものでも他の人間にとってはただの焼き物くらいにしか感じないものもあります。しかし、多くの人はこれが数億円するという事になると価値があるように感じるものです。また、知識が身に付くことによりそこに価値を感じ始めるものもあります。

 ダイヤモンドのように以前から皆が価値のあるものだと思っていても、扱っている人間の知識の浅さにより本来の価値よりも低く感じさせているものもあります。

 ダイヤモンドの価値というものはいくつかの歴史により形作られてきたものが有ります。一つには旧約聖書からの引用によるものが有りますが、近代においては1700年代にポルトガル政府がダイアモンドを担保にロスチャイルドよりお金を借りたということも有ります。一番には1870年代に誕生をしたダイアモンドのシンジケートの存在があります。

 このシンジケート自体は1920年代に倒産をしておりますがその後の復活をしたシンジケートのキャンペーンにより世界中にブライダルを通してそのダイアモンドの価値を広げたという事もあるでしょう。

 勿論、多くのオークッションでのその落札価格の高額さからその価値観は広がってきたということも有りますが、多くの啓蒙活動が多くの場所で行われてきたことがその要因として大きいわけです。

 しかし、冒頭の知らないものには価値を感じないという事においては、社会というものはおのずからそのようなもので、価値を構築できたものが皆に共有される事により価値を感じさせていくのです。

 感性に訴える価値としてのダイヤモンドはその美しさで魅了しますが、そのほかの側面として実質的価値として存在がそこにあることは皆が知ることにより更なる価値を生み出していくのだろうと思っています。
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2018年6月4日月曜日

デ・ビアスの錯乱⁉

 ダイアモンドのシンジケートでもあったデ・ビアス社が人造ダイアモンドのジュエリー販売を行う暴挙といっても良い行動に出ました。

 デ・ビアス社は1980年代より他のダイアモンド鉱山会社との競合が難しくなり、自社の株回収や小売りへの展開等々いろいろな試みをしてきましたがあまりうまくいった例が乏しく、最後の手段が人工ダイアモンドかというものです。

 人工ダイヤモンド製造そのものに関しては元々事業として、その天然より丈夫という特性をいかし工業用としてはすでに取り扱いをしていたと思うのですが、今回はデ・ビアス社の根幹とも言っても良いような宝飾品としてのダイアモンドの問題であります。

 本来のデ・ビアス社はいまでいうファンドの原点みたいな組織であり、資金を集めてダイアモンドを独占し、市場をコントロールするというシステムを構築した組織ですが、同時にダイアモンドの価値を上げるという啓蒙活動に終始してきた結果の今のダイアモンドの価値でもあります。

 独占しようとする規模以上にダイヤモンドの鉱山が出てきた為に独占コントロールするための買い付け資金がショートし、結果、他社との競合をせざるを得なくなってしまった過去があります。

 今までにも組織維持の為に色々と策を練り、LVMHと組み小売りの展開やミレニアムダイヤモンドの発売などあらゆる手を打ってきましたがそれらはすべて天然のダイヤモンドに意味があるからです。

 つまり、彼らは自らのアイデンティティーを手放してしまったことになるのです。幸いなことは現時点でのデ・ビアス社は単なる鉱山会社の一つに過ぎないという現実です。

 本来のダイアモンドビジネスとしての姿勢であるのなら今回は明らかに間違いだとするのですが現代のデ・ビアス社は単なる現代のファンドに落ちぶれてしまっています。それ故に配当優先のビジネスを優先する訳です。

 しかし、一番の稼ぎ頭がダイヤモンドである現状は変わりませんからこのこと自体が市場に悪い影響を与えなければ良いと考えますが・・。

 他の鉱山会社がそれを追随するとは思えませんし、人工ダイヤモンドの世界はすでに中国が席巻していますからあまり大きな結果が出るとも思えません。

 人工ダイヤモンドとの違いを打ち出しての価値構築こそがデ・ビアス社の根幹だと思うのですがデ・ビアス社の終焉の一幕でなければ良いと考えるのは私だけでしょうか。
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2018年5月31日木曜日

現状のダイアモンド⁉

 今回の買付けでは10ctサイズを前提に行っていましたが当方の思うようなものはやはり少なく、急きょ5ctサイズも買付の前提としていましたが、やはりこの辺も数は少なく、苦労をしました。

 買付の前提として大きさという事が価値の前提としておりますから、その上で綺麗なものという事になると想定の上代がとてつもないものになるので、やはり綺麗であるが最高品質のものは狙う必要がない訳です。

 しかしながらサイズが大きく綺麗で価格が抑えられているものとなると最高品質のものを探すよりさらに難しくなるわけです。更にここにきて中国や韓国のバイヤーがやはり私と同じところを狙っているとの情報もあり、市場の変化が感じ取られる状況にありました。

 つまり、以前であればローカラーの1ctは殆ど相手にされていなかった時に日本の市場にTVなどを通して広げ、あっという間に日本中に広がりました。

 同じように2,3ctのサイズも同じようなことが起きたのですが、ここにきて日本とは言わず海外でも小さくて良いものをという概念から見栄えあのするものという欧米では当たり前だったことがアジアでも広がってきたという事でしょう。

 基本的にはダイアモンドは宝飾品ですからまずは身に着けるという事で、その次に希少性という前提で財産なり投資といった対象にもなるのでしょう。

 アジアでは以前から宝飾品に対して情緒的価値を求める傾向にありましたが現状は合理的価値に変わってきたといって良いでしょう。勿論、5ct、10ctというサイズに関してはその両面を持っているといってよいとは思いますが・・。

 現実には過去の例を見てもKLMカラー当たりの平均的品質のものの方が価格の上下もなく、むしろ安定をして値上がりをしていますので将来性という事を見ても大きなサイズのローカラーのところが注目ではあるのでしょう。

 ダイヤモンドはロジックのしっかりしたアイテムで、ここ最近投資の対象としても目を向けられていますが、今どきのギャンブル的な投資には向きませんので本来の投資という観点から見ると最も投資向きなものと言えると同時に、もっと思将来性のあるものであると言えます。

 かの有名な投資家ウオーレン・バフェット氏がダイヤモンドの宝石店を運営していることでもその一端が垣間見れます。

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2018年5月28日月曜日

日本の外交⁉

 今回のイスラエルの出張で感じた事は乗っていた航空会社がコリアンエアーという事はあるのですが、以前であれば6割がたが外国人で4割くらいが韓国人という割合だったのですが、今回は9割以上が韓国人という率でした。

 これは韓国人に関わらずイスラエル国内においても中国人や韓国人の率が増えた印象だけではなく、アフリカ系の多分ユダヤ人だとは思うのですがエルサレムには沢山の観光客がおりました。

 現在スタートアップが世界でNO1で投資が最も集まっている国としてイスラエルは注目されているのですが、日本からの直行便はいまだにありません。世界の殆どの国がイスラエルとの間には直行便を持っています。勿論テルアビブは中東のハブ空港ですから・・。

 日本からもIT関連はもちろんの事多くの企業は支社なりを置く状態なのですが七不思議のひとつです。以前から直行便の話は出ては消えています。

 国内でモリカケ問題を始めバタバタをしている安倍さんですが、外交の目立っていると言ことで、まだ理解の出来ない支持率があります。

 中東にも何回か足を運びパフォーマンスをしていますが、何ら結果が出ていません。単純トランプ大統領に気に入られているというだけです。しかし、彼の方が政治家としての先輩だし、あそこまで媚びる必要はないと思うのですが。

 実際に現在騒いでいる北朝鮮問題にしても一つ間違えれば大きな問題になります、特に日本にとっては何やら朝鮮総連も勢いついています。

 ただ、冷静に考えると北朝鮮と韓国の問題が前提であり、アメリカと中国はその後見人という立場です。なにやら今は北朝鮮と韓国は互いに手を取り合ってコチョコチョとやっています。

 なぜに、それなのに韓国が米朝との間を取り持つように動きをしているのか不思議です。自分達がうまくやっているのなら別にアメリカは出てこなくてよいわけですから。ないやら話がずれ始めています。

 もし、ここでかじ取りを誤ったのなら、日本の拉致問題だけが置き去りにされ北朝鮮との間でまたくだらない言い合いをしなくてはならなくなります。ロシア訪問にしても決して成果が出たわけではありません。

 安倍外交はそれほどの成果を上げているわけではない中での支持率は理解に苦しむところです。
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2018年5月26日土曜日

イスラエル紀行⁉

 今回の出張は初日イスラエルの休日に当った為に本来はテルアビブで過ごすのですが10年ぶり位でエルサレムを訪れてみました。

 やはり、こちらも変化は大きく、十年前にはなかったようなショッピングモールやビルが立ちはだかっていました。

 テルアビブから小型バスで40分ほどで着いたのですが、本来は電車でも80分ほどかかる距離ですが幸いというかすごく飛ばすバスでほかの車を煽りながら超スピードで走り、あっという間の時間でした。

 ただし、このバスはエルサレムの端までしか行かないので、皆さんが画像などで知っている旧市街まで歩いてみようと歩いているといつの間にかユダヤ人居住区に入ってしまいました。様相が変わってきているのが解りましたが、単純に『エルサレムはやはり信心深いユダヤ教徒が多いなぁ』と思っていましたが、段々そうではなく居住区の真ん中を私が歩いていることに気が付きました。

 一般服を着ている人が一人もいなく、ユダヤ教徒の独特の様相の人が殆どでこどもから年寄りにいたるまで殆どが誰が見てもユダヤ教徒と分かる人々でした。

 まだまだ旧市街まで距離がありそうだったのでたまたま来たタクシーをとらえ、旧市街まで行くと観光客も多くおり、特にアフリカ系の観光客を多く見ました。勿論ケニヤを始め多くのアフリカ系ユダヤ人が多くいることは知っていましたが、アフリカ系の観光団体を見ることは世界中でも稀なことでアフリカも経済的に富裕層が増えてきたのかなという感じを得ました。

 今回は知人等に『今は騒動がパレスチナとの間で起きているので大丈夫か?』という事を良くいわれましたが、あれはガザ地区だけの問題でイスラエル国内にいてもそれほどの騒動のようには感じませんでした。

 こちらサイドの報道では一見、イスラエル軍が子供を含めた60人余りのパレスチナ人を殺したような印象でニュースが流れていますが、実際には自分たちの火炎瓶やその結果起こった暴発等でケガや死亡したケースも多くあり、実際に争いごとがあればそこに赤ん坊を連れていく訳もないし、それをイスラエル軍人が銃殺することも考えにくいのです。

 しかし、実際に軍が銃撃をしていることも事実だし、その件をイスラエルの友人問い詰めると
『自分御身内や仲間が攻撃をされれば、時には感情が過ぎてしまう防御をしてしまう事は誰にでもあるし、事前通告もしている中での事、それほど極端なことではないと思う。』
と、一寸イライラしたような言い方をしていたのが印象的でした。

 現在イスラエルではホロコーストに関しても否定的な人間も多く『何百万人も殺されているのに
何故に子羊のようにトコトコと付いていったのか、戦えばもっと少ない犠牲で済んだはず』という意見も多く、彼らの歴史から考える自己防衛というものは安易に外から批判はできないなと思うわけです。
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2018年5月18日金曜日

地球とダイアモンド⁉

 1000回を迎えたところで、一旦閉めようかとも考えたブログですが、やはり日々気になることが出てくるので続けていくつもりですのでお付き合いをください。

 今朝ブラブラと歩いていると気になることがありました。それはログハウス風の家屋を見ていた時です。たくさんの木材を使っているのを見て『今、木材を使って作っているい家はどれくらいあるのだろう?』と考えていくうちに『そういえば家具も木材からできているものが多いな。』と思い始めると止まりません。

 多くの人類が生活をしていくうえで必要なものを地球が創りだし、それを使って人類は生活をしているのだと思うと地球が人類の為に自然を供給しているのか、はたまた地球にたまたま人類が寄生をしているのかと考えてしまいます。

 間違いがないことは地球は人類に多くのものを供給してくれていることです。

 地球自体が出来上がって更にそれからの自然により人類が育まれてきたわけですが、ふと考えるとダイヤモンドは地球誕生とほぼ同時に出来上がり内蔵されてきたものです。決して有機的な役割を果たして人類の生活に恵みを与えたわけではありません。

 しかし、よく考えてみるとダイアモンドは人類が生存するための何かを直接人類に与えたわけではありませんが、生きていく上での感情である欲や歓び、誇り、更には良くも悪くも経済の一部に関与したことは間違いがないのです。

 地球は後天的に有機的な物を生み出し、同時に生まれたダイアモンドは無機的な人が生きる上で必要な情緒の感情に関わる部分を育んだのかもしれません。

 ダイアモンドの魅力はと問われたときに一言で表現をすることは難しいことではあります。何故なら有機的な衣食住に関わるようなことは何もなく、ただ、精神的な支えでしかないかもしれないからです。

 つまり、満たされている人には必要のないものなのかもじれませんが、世の中にすべてが満足している人は存在しません。ダイアモンドに関わらず、精神的支柱というものは必ず必要です。

 そういった意味では情緒、物理、経済的といった面を満たしてくれるダイアモンドは地球の中では異な存在であることは間違いがないのでしょう。

 明日から買付の旅に出ます。今回は特にパワーをくれる大粒を中心にと考えています。今回の買い付けは前述したことを肝に銘じて美しく、実質的な合理性のあるものを求めてみようと思います。
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