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2018年9月24日月曜日

デ・ビアスの凋落⁉

 以前にも書きましたが、彼のデ・ビアス社が人造ダイアモンドを直に販売をするという事が話題になりましたが、何の為にという事も考えておかなければなりません。

 ダイアモンド鉱山を多数所有をし、更には天然ダイアモンドの盟主として地位を気づいてきたデ・ビアスですが、自らの首を絞めかねない方針です。その要因として所有をしてきた鉱山からの産出量の激減なのか、もしくはコントロール力のなくなったダイアモンド業界への当てつけなのか、そのほかにファンドの存在なども含めて色々な要因があるとは思います。

 しかし、鉱山からの産出減であればむしろ都合がよく価格への対応を行えばよい訳で、はたまた
シェアが少なくなったという事なら、それは依然のようなプロ-モションへの可能性を考えたほうが良いわけです。

 一番の問題点はファンドの問題です。もし、売り上げ重視のファンドの要望に応えるためであったならば、明らかな間違いです。

 つまり、今までの状況を見ているとスーパーブランドの殆どがファンドの傘下に入り、売り上げ重視の販売方法をとるために以前のようなブランドのイメージというよりどこででも手に入る高額な雑貨という位置付けだけになってしまいました。

 挙句の果てに色々な形でのバーゲンを行い、バーゲンハンター達もその餌食となっているのが現状です。そんな中でダイアモンドが同じ方法をとるとしたらその場限りの売り上げを追うために値下げです。

 他の鉱山会社は半官半民だったり、大手鉱山会社の一部門であるという事もあり、顕著に勢力を伸ばしてきましたがデ・ビアスに関してはその逆です。力の衰えは隠せません。勿論、彼らとしても安易に安売りは敢行できませんが、人造ダイアモンドであればという事なのかもしれません。

 いずれにしても、あのデ・ビアスが自分の首を絞めかねないことをやるのですから、一つ間違えば首を絞める事にもなる訳です。

 もし、そうなった時に何を行うかとしたら値下げかもしれないし、身売りなのかもしれません。他の鉱山会社に対してならば良いのですが、それ以外の方法をとった時には由々しき事態が起きるかもしれません。

 いずれにしてもデ・ビアス社はもうあのデ・ビアス社ではないことを認識しておかなければならないかもしれません。
https://ameblo.jp/diamonrow
 

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