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2018年12月24日月曜日

退化?進化?

 以前からCVD (人造ダイアモンド)について書いては来ましたが、そこの意味を考えることはあまりありませんでした。

 人間は生命体というよりアミノ酸といった成分的な要素が変化をし、生命体となり生きていくうえで必要な物をそして何かの不足があって進化をして現在の身体になったのですが、ある一定の進化を迎えたところで文明が進歩をし、そして文明が進歩するとともに今度は人間の退化が始まっているような気がしています。

 つまり、近代でいうと電話がその例ですが、私たちが社会に出たころは営業という立場上100以上の電話番号を暗記していました。しかし、プッシュホンが現れ、現在のスマホの出現にいたって電話番号を覚える必要がないために電話番号を暗記するという能力は著しく退化をしたのです。

 つまり、便利という文明の進歩は本来人間の進化を停滞させるとともに、もっと言うなら退化を促しているように見えます。人間には相応の進化するテンポというものが有るような気がします。

 現在人間は100mを10秒をやっと切ったところのスピードで走っています。もし、これを何らかのテクノロジーで7秒で走らせようとするとその場では結果が出るかもしれませんが、肉体が悲鳴を上げその後ボロボロになってしまうでしょう。

 現代の社会はITの存在、進歩によりその状況にあるような気がします。本来足りないものを補うためのものが必要以上の事を行っています。話しかけると起動をするスマホが普通の人間に必要でしょうか?

 ハンディキャップの人々に必要なものであれば理解が出来ます。つまり、手を使えない人にとっては声掛けスマホも必要でしょう。しかし、自動運転をはじめ障害を持つ人々の支えとなる進歩は必要な事だとも思います。

 最近自動運転の取り締まりのための法律の制定に向けて審議が始まっているそうですが、その中の疑問ですが、運転しながらのスマホやPCいじりはOKだが、居眠りはダメという事が話し合われているようですが、それはどちらにしてもAIやITに故障や間違いがないという事が前提だと思いますが、その監視のための人間は必ず必要だという事を考えればどちらもアウトだと考えるのです。

 すべてを否定する訳ではありません電車のように一定の軌道の上を走り制御が可能で明らかに人手を補うというものを否定する訳ではありません。ただ人間としてできることをAIやITに委ねるという事が問題ではないかと考えるわけです。

 人間の進化というものは環境や時間というものを前提としています。現在はコンピューターのスピードで文明は進歩し、実際には一部の人間しかそのスピードに追い付いていません。現在の格差もその辺が要因の一部にもなっているし、それは限界あるものの寿命を早めているだけに過ぎないし、本来進化すべきものを退化させているのです。

 冒頭の人造ダイアモンドに関しても何の意味があり、何の為なのかと考えるわけです、それは看破方法は人間が創りだした限り必ずあるわけで、それに本来のダイアモンドの持つ価値観というものとは真逆なものなわけです。

 現代の文明の進歩というものに対しては疑問符が付くことが多すぎます。
https://ameblo.jp/diamonrow

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