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2026年6月19日金曜日

婚約指輪!?

  先日のリポートで適齢期の20%の男女が婚約指輪を必要としないという結果が出たという事で、20%の内容的には『あまり必要とは思わない』、『旅行や新居に回した方が良い』というのが殆どであったという事です。

 本来であれば必要かどうかではなく、一つのイベント的な要素が多いのかなとも思います。以前であれば婚約指輪が買える経済力があるかどうかといった目安が結婚生活を送れるかどうかの一つの指針にもなっていたり、それくらいの相手に対する配慮が出来るかどうかといった目安にもなっていました。

 給料3ヶ月分が一つの目安で、これは1950年代の米国におけるデ・ビアスのキャンペーンがベースにあり、米国では給料1ヶ月、そして日本では当時為替レートが1ドル360円という事で3ヶ月分となりました。

 当時は社会人としてきちっとしていますといった意味もあり、事前に指輪を購入してプロポーズをしたり、結納という儀式の際に婚約指輪を添えるといった事が一般的でした。

 しかし、バブルがはじけ業界自身も景気が良くなく婚約指輪のキャンペーンを行わなくなると、元々習慣にはない日本では一気に熱が冷め、若い男性は出来れば婚約指輪の購入を避けたいと思ったり、女性も男性の反応を見ながらの婚約指輪への憧れを控えておりました。

 実際には多くの先輩たちは『婚約指輪も買えないような奴とは結婚をするな。』とアドバイスを女性に送ったり、男性には『指輪も買えないようではまだ早い。』などと指摘をしておりました。

 男性達も開き直り『愛よりもダイアモンドが大事なのか?』などと自分の未熟を棚に上げたような発言も多く、より女性が口に出しにくくなった現状もありました。

 しかし、現実には未婚の女性はハイブランドのダイアモンド指輪に走り、周りの友人達に見てもらいという本音もあるわけです。

 全ては経済が良くないという結論になってしまうのですが、婚約指輪というものは一つの歴史からくるイベントで、出来得るのであれば男性が女性に対する表現として執り行う事をお勧めしたいと思っています。

 前述したようにそこには合理性と心理的な情感が詰まっているものなので、社会人としての一つのけじめと記しでもあると考えるのですが如何でしょうか?

2026年6月15日月曜日

今こそダイアモンド!?

  イーロン・マスクのスペースXのナスダックへの上場により金融市場が活況をを呈しているように見えます。しかし、実際にはAI、半導体株を含め、今度は宇宙ビジネス株といったところに資金が集中する事への懸念はないのだろうかと考えます。

 つまり、一部の高額銘柄へ資金の集中は果たしてその配当が果たせるのだろうか?という事とあくまでもそれらの企業収益に対して飽和状態になる可能性はないのだろうか?

 例えば一つの商品を制作するために投資を受け入れたとして、その商品を買う人が10人しかいないとしたら10個しか制作をしないはずです。しかし、それが投資に見合う高額で販売をできるものならば良いのですが、価格というものは市場が決めるものです。つまり、見合わなければその配当にはなりません。

 多くの少額投資家は一点勝負とばかりにそれらの銘柄に資金を集中しています。今まで幾度どなくこのブログでも述べてきましたが、投資というものは資産の分散があって成り立つものです。決して投資というものは一点集中をするものではありません。

 平均株式価格というものは現在は上昇気流に乗っている銘柄に引っ張られています。

 これらを考えた時に我々は投資資産の分散という提案をすべきだと考える次第です。つまり、常識で言えば投資資産の一点集中という危険行為は有料投資家であればまず行わないことです。

 ダイアモンドという資産はその資産性に疑問を持たれる方も多いのですが、それは過去の日本での販売方法にありました。つまり、ジュエリーの世界と資産としてのダイアモンドの世界を一緒してきたことが大きな要因です。

 一般的に宝飾品の掛け率はデザインやそのブランドとしての演出もありますから素材以外のコストもかかる訳です。ですから購入者がその価値を認めればよい訳です。しかし、大粒のダイアモンドというものはその素材そのものですから、本来であれば掛け率を宝飾品と同じようにしてはいけないわけです。

 極論を言えば右左(みぎ、ひだり)のビジネスで高額ですから手数料商売でもよいはずです。しかし、日本では宝飾品レベルの掛け率で値引き販売という方法をとった為に購入者が売りに出したい時に購入価格からの下落幅に愕然とすることになります。

 しかし、現在は当社も含めて極めて説明の聞く価格での販売を心掛けているせいかべらぼうな価格提示をするところが少なくなりました。この時点で購入価格と販売価格の差異が少なくなるわけです。更に大粒のダイアモンドに関しては鉱山の閉山も相次ぎ商品としては品薄です。そして、オークションをはじめ再販のシステムは構築をされております。

 これらを前提に前述した内容を考えて頂きたいという事です。つまり、現状の金融市場は極めて危険は状況にあることを多くのプロ投資家やファンドは明言をしていませんが、彼らの『あくまで投資は自己責任で行ってください』といった文言が最近は大きくなってきていることが気になります。

 つまり、危険回避のための代替資産としてのダイアモンドには大きな意味があるという事です。これらを踏まえることが今後のダイアモンドビジネスに変化を与えることを祈念します。

2026年6月6日土曜日

ラスベガス国際宝飾展!?

   世界最大級の国際宝飾展JCK ラスベガスが先週末終わり、速報が入ってきました。やはりというか絶好調とはいかなかったようです。

 詳細としてはダイアモンドの2ct以下は不振で2ct以上の需要が多く、更には5ctアップのところの需要が多いのが特徴だったようです。特にオーバル・シェイプに需要は顕著脱調で一昨年から続いている人気は未だに好調のようです。更に言えばケープ系の人気が高く価格的な魅力とライフの強さが特徴です。

 1970年代にはロサンゼルスで開催され『パシフィックジュエリーショー』と銘打っていたのがラスベガスに移り『JCKショー』となり、記憶では35年以上続いているはずです。

 当初より参加をしており日本でのエージェントとしてのスタートだったのですが、1997年から出展をしておりました。およそ10年間続けていた出展もリーマンショックをきっかけ出展を取りやめたのを昨日の事に様に覚えております。

 私自身、米国でのビジネスを中心としておりましたので、今思えば全米のお客様を訪問するためにずいぶんと無茶な出張をしていたものです。

 これらのお客様の殆どがJCKショーからの繋がりで最盛期は150件を抱えておりました。その為の出張が前述した内容です。当社が出展をしていたのはJCKのラグジュアリーといわれるカテゴリーで全米上位200社のみの小売店が参加をできるもので、出展業者も世界から90社に絞られていました。

 勿論レギュラーの展示場にも参加をできるのですが、ラグジュアリーのカテゴリーに参加をできる小売店は全てが完全ご招待で三日間に渡り出展業者とと共に過ごします。勿論出展料も高いのですが、私自身も良い経験となったと思っております。

 流れ的にはラスベガスのべネシアンホテルのスウィートフロアの全室が出展ブースとなっており、朝はブレックファーストミーティングでお客様と一緒に食事をし、また、展示ブースの各部屋でお客様とランチを共に商談し、夜はプールサイドのパーティー会場でやはりお客様と過ごすといった完全密着型の接客でした。三日間の出展は疲労困憊であったのを思い出します。

 昨今は会場も変わり、セキュリティーも甘くなり、出展業者、来場者共に目減りをしていると聞いております。10年ほど前までは訪問者としてJCKに参加をしておりましたが、今は4,5年に一度訪問する程度です。当時の出展仲間は今では殆どいません。

 日本のIJTにしても香港にしても国際宝飾展の時代は終焉を迎えたのかもしれません。一時の輝きは望郷の彼方に消えた思いです。もう一度あの輝きがなければ宝飾業界自体が用無しになってしまうのかもしれません。

2026年6月4日木曜日

対処療法!?

   少子化の波が止まらない。昨年の出生数が67万人と過去最低を更新したというニュース流れました。

 40年前ほどからの懸案事項で67万人という数字は本来の予測からするとほぼ10年ほど前倒しになっているという事です。

 自給率の低迷も言われ始めて50年は経とうかとしています。しかし、さらなる自給率の低迷はいつまで続くのでしょうか?

 政治家をうんぬんするのはもう飽きてしまいましたが、相変わらずの対処療法でしてやったりの顔をしている政治家を見るのはうんざりの感が否めません。

 少子化対策にしても自給率にしても国家の根幹に関わることであり、政治としての一丁目一番地です。それが対処できていないという事は『政治家は何をやっているのか?』と言われてもやむを得ないと思います。

 子育て支援にしても、消費税0%にしても場当たり的なことばかりやっているので何ら解決を見ません。長い自民党政治は目先の利害を追うために終止をしてきました。少子化にしても自給率の低迷にしても選挙のための農協や財界に目を向けすぎた結果です。多分このような表現をしても理解が出来ないとは思います。

 アベノミクス批判は以前からしてきましたが、結論から言うと格差の拡大を招いたわけですが、だれも自民党議員はこの総括をしません。

 アベノミクスの象徴である『トリクルダウン』、つまりシャンパンタワーの一番上からシャンパンを注げばいずれ下のグラスにもシャンパンが満たされる、だからまず金持ちの資金を増やし、それが一般にも恩恵を受ける環境になるというものでした。

 最近TVなどでも現状はシャンパンタワーの一番上のグラスがとても大きくて下まで回らないという表現がされるようになりました。私は安倍首相が健在時から声高らかに謳っているアベノミクスは間違っているし、彼は社会を理解していない。今の時代はデジタルマネーなので決して一番上のグラスからはシャンパンが漏れる事はないとこのブログでも書いてきました。

 実際に輸出企業の利益の大半は円安です。確かに彼らは潤っています。彼らの努力もありますが恩恵の大半は円安です。その利益は海外投資に向けられ国内に還元される利益は社員の給料レベルです。本来であればその利益に税金をかけ、それを国民に還元するべきものであると思っています。

 NISAにしても国内投資に限定するのであれば非課税にすることも納得がいきますが半分は海外投資に向けられています。対処療法はその間に根本治療をしなければ病気は治りません。

 痛み止めを多用しても、根本の原因が感知しなければ何度でも痛みは出ます。そろそろこんな政治をやめなければなりません。

 これらの事は我が宝飾業界にも通じることだと思っています。根本治療を早くしなければなりません。

 

2026年5月28日木曜日

消費税なのか!?

  免税か1%かで食料品に対する消費税の取扱いについて国会での論争が起きています。そこで考えてみてほしいことは、消費税と市場の仕組みについてです。

 以前にも書きましたが現状の消費税は売上税の性質が強く元々が仕分けすることが難しい税金です。つまり、単純なドリンクであればペットボトルの内容を考えても容器の方がコスト的には高い訳です。そしてのそのペットボトルには消費税が掛かっているわけです。今回は飲料は含まれない前提ですが、他の加工品に関しても同じことが言えます。

 流通を考えた場合に仮に小売り段階で免税ないし、1%負担で収まったとしても輸入、製造元、更に流通段階でも免税になっていなければ単純に原価にそれらは全部上乗せになっているわけですから実質的な価格は何も変わらないという事になります。

 食料品としてどこまでを対象とするかでも違ってきます。現在話し合われている内容では食材、飲料、酒類を除く加工品となっていますが、食材を利用して家庭で料理したものの方が安く上がる場合の方が多い訳ですから、そうなると本末転倒という事になります。

 また、加工品を対象とした場合となれば前述したように、その容器に対する消費税はどうなるかという事もあります。もっと言うなら調理工場やその周りでかかる消費税等々は還付されるのかどうか?また、その輸送費にかかる消費税はどうなるのか?それらは区切りをつけて免税、減税にすることは不可能だとも言えます。小売価格とは全ての原価が反映されているのです。

 非課税なのか免税なのかにより税金の扱いも変わるわけですから、小売り現場での混乱をよく耳にしますが、それら流通の段階での扱いをどうなるのかが気になるわけです。また、1%となり減税となれば流通段階での仕分けも複雑になることを考えると簡単ではありません。

 日本の場合、小売り段階での消費税を考慮することだけにはなりません。これらの事を考えると高市総理の公約としての面目より、根本的な食糧自給率や為替対策、インフレ対策、物価対策を考え、更に言えば偏りの大きくなる可能性の多い格差対策を考えるべきではないだろうか?

 消費税対策により価格が下がることは決してありません。名目上の消費税が消えるだけで価格は変わらなければ何のために時間をかけ税金を使うのかが理解できないのです。

 

 

 

2026年5月26日火曜日

超アナログ業種!?

  先日、後期高齢者の通知が手元に届き、自身のレベルが75に達したんだという余計なお世話な感覚を持ちました。

 振り返ると何かを目指して生きてきたわけではなく、都度の自身にとっての好奇心であったり、必須と感じたことを選択しながら生きてきたと思っています。

 本来であれば向上心を持って目標を掲げた人生を生きていくのが一番良いのですが、残念ながら私自身はそこまで真剣に人生を送ってこなかったかもしれません。

 若者の人生相談にも正直に自分の生きてきた生き方を話すことが多いのですが、多くの若者は自分の生き方、将来に対して見えない不安で悩んでいるように感じています。皆が大谷翔平である必要もなれる訳でもありません。ただ、一生懸命生きることだとは思います。

 私自身に生き方の結論はレベル75に至った現在でも必要として頂けることを考えると、『天職』というものは多分そのようなことなのだろうと感じています。決して若き日に目指していたであろう人生ではありません。しかし、この天職で身に着けた見識等からの想定をこの業種の後継世代へ引き継ぎアドバイスをできればよいかなと感じています。

 そこで過去の経験と知識から感じている超アナログ業種である宝飾業に関しての事です。だからと言ってAI時代に取り残される業種というわけではなく、AIではバックヤード以外の効率化を図ることのできない業種であることを認識しなければならないという事です。

 物を店頭に並べ、顧客が手に取ったものをただ薦めるだけの時代は既に終焉を迎え、一つには『物の消費から資産と物語』の時代を迎えているという事と『何処で買うから、誰から買う』といった近代の日本の宝飾業の創成期の売り方に変化をしていくという事です。

 AIにはできない『超アナログ的情緒価値』というものを如何に生み出していくかという事は携わる人々の価値そのものでもあるのです。当初は如何にヨーロッパジュエリーを販売するかという課題が大きく、どの様に販売をするかという時にその環境としてジュエリーを身に着けることを感じさせる大きな晩餐会を帝国ホテルで行いました。それが販売をしないながら今の展示会の始点となったことを覚えています。

 宝飾品は金も含めてインフレヘッジ(物価上昇対策)、ポータブル・ウェルス(携帯資産)としての側面を持つと同時にどのような環境でどのようなプロから購入するのかという部分が大きくなり、その環境を作れるのが販売側自身であり、その見識と品格、行動力が大事なのです。

 これはまさに50年前にこの業種に携わり始めたときの教えでした。 

2026年5月25日月曜日

AIに出来ること!?

  現状のAIの進化にはすさまじさも感じますが、MITの研究によるとAIを多く利用している人々の脳は縮小をしているという結果が出ているようです。

 我々の経験においても以前であれば沢山の電話番号が頭に入っており、若き頃の営業時代には50を超える番号を覚えていましたが、現在は覚える必要がないので逆に覚える作業が難しくなっているという事実もあります。(勿論、年齢もありますが)

 今回のイラン問題でもホルムズ海峡での回避問題においてエキスパートたちが会議を重ね、72時間かかった問題をAIは同じ答えを3秒で導き出したという事です。つまり、過去のデーターや現状の条件が明らかなものに関してはそれを考慮検討し、答えを導き出すという作業はAIの方が向いているという事になります。

 これらの条件に当てはまる職業を考察してみると、政治と役所仕事ではないかと思います。

 つまり、予算にしても今の問題点の解決に関しても、過去の条件や現状の環境に即して考察するものですから、真にAIにうってつけの仕事だと思います。AIが進化によっては最初に無くなる職業は政治家であることは本人達はどこまで気が付いているのだろうか?何時間も何日もかけ進まぬ会議と議論は必要なくなるのです。

 デジタル化を進める先には財務省なども国民の財産の管理なども目算が行われているのだろうが、そこまで進めば財務省の簡略化が進むという事や各役所の人員も簡略化できるという事になるはずです。

 一方我々の職業である宝飾業はいくらAIに問いかけても殆ど答えが出ません。それはデーターや情報が故意に作られたものが多く、何らかの意図があり操作されたものが多いために、都度変更変化するために一つの答えとして出てこないという事なのです。

 つまり、ダイアモンドのグレード然り、その価値などが時代と共に変わり、販売側の都合で塗り替えられる為にデーター化が出来ないのです。いくつの条件を加えてみて、AIに問いかけてもあまり真面な答えは返ってきません。

 アナログ面が強い職業に関してはAIにとっての弱点でもあり、人間の強みでもあるわけです。自然にしても人間の感情にしても過去のデーターにはない現象を起こすものや発作的に考え付くものにはAIは対応をしていないのです。

 AIは1を幾万の組み合わせを作りえても、0を1にすることは出来ないのです。その例が異常気象で、過去のデーターにはない数千年の前に起きたかもしれないけれど近代に起きたことのない現象は天気予報で予報としても立てられないのです。