ページビューの合計

2026年4月8日水曜日

GDPの数字⁉

  市場価格の伸び率を表す名目GDPに対して、実質GDPの伸び率が2025年の数字を見ると名目4.5%の伸び率の数字と実質GDPは1.1%の伸び率の数字を見るとさらに乖離が始まっていると感じます。

 つまり、スタグフレーションの始まりというか既に始まっているといってもよいのでしょう。不況下のインフレであるスタグフレーションの特徴として貨幣の実質的価値が下がっていることを表していますが、壊れかけのバブルの状況でもあると思います。

 昭和のバブルは格差というより日本人一億総バブルな状況でしたが、現在のバブルは格差が顕著な状況にあります。デリバティブといった金融社会が背景にあり、実質的な価値を1にも10にも見せる環境でお金を回すという事を前提に行っていますが、これは膨らみ易く、萎み易いという特徴でもあります。

 揺るぎないものは現物なのですが、その典型の金相場も先物という形でやはり膨らませています。十数年前にロンドンの金市場を運営していたロスチャイルド銀行が金市場から手を引きました。なぜだろうと考えていましたが現在を見ていてその意味が理解できるような気がします。

 これらの状況を考えると資産として、やはり現物がお勧めといえるのです。つまり、現物は不動産であれ、金であれ、ダイアモンドであれ無くなりません。不動産に関して言えば使用していれば価値があるわけです。まして、手放さなければ最低限のリスクで済みます。勿論、価値として絶対ではありません。現状のイラン問題もあり、戦火の中や災害の中での不動産はあまり意味がないかもしれませんが現物は残ります。

 しかし、株で言われる手放さない塩漬けといわれる手法は一番リスクの高い方法になります。特に資産をあまり持たない人々にはそれが顕著に現れます。一方、富裕層に関しては空売りをはじめ、資金がある故の逃げ抜ける方法があります。勿論それは10億、100憶の世界ではありません。

 つまり、バブルの崩壊が起きると中途半端な資産家ほどリスクが高くなります。お金のない人や株を持たない人、そして極端な資産家にとってはそれほど多くのリスクでもありません。

 今後、長期で考えるのであればやはり資産としては現物を持つべきなのであろうと改めて感じすわけです。


2026年4月6日月曜日

資産!?

 久しぶりにハワイを訪れました。

 以前に比べやはり日本人は少なかったように思いますが、日系人や在住日本人の多さにはやはり脅かされました。

 

私自身あまりハワイに大して憧れを持っているタイプでもないので、今回は特に予定も入れず、車で島内を巡ったり、不動産の見学をしてきました。その際に驚いたのはハワイのおよそ半分はカメハメハ財団の持物で残り半分の内の50%が連邦の、つまり基地や公共施設であり、個人所有の販売ができるものは全体の6%程度しかないという事でした。

 ホテルに宿泊している間にも色々なアプローチがありました。ホテルの所有権の一部を持ちませんかというお誘いもあり、資産という話が随所に聞かれ、改めて資産を考える事の重要性を感じたわけです。

 普段は大粒ダイアモンドを資産としてお勧めをしている立場ですが、現状、市場にあまり出回らないサイズのものは特に資産性を持つわけです。しかし、ビジネスとして成り立つのだろうかと思うほど市場には大粒のダイアモンドが見当たりません。

 購入を希望通りでお勧めすることの難しさは数十年感じてきたことですが、ここ数年は特に感じます。

 以前にも富裕層よりダイアモンドの方が少ないという事を書いたことがありますが、まさに今はその時代でお金があるからダイアモンドが買えるというものではないのです。お金があり、更に何時でも支払う事が出来、ダイアモンドが目の前に現れたらすぐに購入決定できる状況でなければ手に入らないのが現在の大粒ダイアモンドなのです。

 資産としての投資は当たり前ですが、長期、分散、積み立てという基本であることは言うまでもありません。長期であっても株のように銘柄によっては下がるものもあります。ましてや株の買い増しはあまり利口な手法とは言えません。それであれば長期の分散という事になります。

 では何に分散するかというと国債もあるでしょうし、金もあるでしょう。そこにダイアモンドを選択肢として入れることは考え得る一つと言えます。何故なら誰しもが手に入れる事が出来ないし、自らの判断で手放す事が出来、登録制ではないので税務上に関しての難しさもありません。ある意味都合の良い資産だと考えられます。また過去50年のデータ上では5ct以上のものは値下がりをしていません。(特殊な条件が付けば別ですが)



 投資ではなく投機になるような昨今の投資事情です。NISAをはじめ本当に国が進めてよいものなのかという事もあります。注釈として『あくまでも個人の責任において投資をしてください』という文言が必ず付くことも首をかしげます。国が自信のないものを率先して進めてよいのかどうかという事です。

今回のハワイ訪問では資産を改めて考えさせられました。

2026年3月31日火曜日

何故、現物か!?

  現物に対しての実質的価値が下がった貨幣を考える現在、更に実質的価値よりも過大評価をされている金の価値とはどれくらいだろうか。現在は先物を前提として評価がされているように見えるが実質的な金の価値は需給で考えると半額($2200/lb)くらいではないかと思います。

 順に考えると株価が高いといっても対現物に対する価値は半額となり、数字的資産は現物の価値の半額と考えられます。つまり、同じ資産を持っていても大量に持っている人と少量で持っている人ではその意味合いが大きく違います。

 株価が大きく値を上げていますが実質的価値はそこまではなく、大量に株を持っている人はあまり気に掛けずにいることのできる価値が、少量の株を保留している人々にとっては株が伸びてきていてもそれほど大きな価値にはなっていないという事です。

 総合的に何を言っているのかというと、やはり現物資産を持つべきですよという事です。つまり、デリバティブ等で巨大化した株価や金融資産はそれこそ風船状態で実質的価値は見た目とは違いますよという事です。

 それぞれの国の貨幣価値はもともと金の保有率がベースとなっていますから、先物等で膨らませられた金の実質的価値はその半額とみてよいのだろうと思います。つまり貨幣価値が低いという事です。

 株価が上がって貨幣価値が下がる現象は現代の経済病といっても過言ではありません。株価が上がって換金をして現物資産を買おうとした時にはそれほどの価値のあるものが買えないという事になりかねません。

 時代がどのように変わってもやはり現物の強さは変化をしません、何故なら貨幣をはじめ多くの金融商品は基本は現物の代替物にすぎません。

 現代のIT,AI半導体株がいくら高くてもその先の進化物が現れるとその価値は失われます。しかし、いつの時代もそれらはアナログ、現物を原型にして変化をしているに過ぎないのです。

 唯一不変なものは変化です。変化は常に有りきですが、一番変わりやすいものはソフトです。変化のしやすいものは価値も変化がしやすいことは歴史が物語っています。

 

2026年3月27日金曜日

富裕層へのアプローチ!?

  格差社会という言葉はあまり好きではありませんが、現実にはますます顕著になっているような気がします。

 現実に今回のイラン問題で原油価格の高騰で起きるであろう物価上昇や品不足に不安を多くの人は持っていると思います。しかし、富裕層といわれる人々からは殆どその言葉を聞くことはありません。

 実際に今回のイラン問題に関係なく資本主義は動いていて、この原油高で多くの利益を上げている人もいれば、軍需関連の株を持っている人もいるでしょう。

 それはさておき、メルセデスの最高級ブランド『マイバッハ』の一号店が神戸に新設されますが、神戸の特に旧外国人居留地区には多くの高級外車やハイブランドの大型店が並びます。

 ハイブランドの調査でこの地区の可能性や実績が彼らのターゲットに合っているという事を関係者から聞き及んでいます。

 私自身この地区の可能性を感じ5年ほど前にこの地区にビジネスの拠点を持ちたいと思い、この地区にパートナーを求めました。

 ただ、現実には富裕層という部分での理解がなければ、どのようなアプローチを富裕層に掛けるかがわかりません。つまり、販売をかける側が富裕層を理解しなければ、品揃え、サービス、ケア等のレベルを創造することが出来ません。

 宝飾業界は残念ながら失われた30年間で富裕層に対しての対応は同じく失われてしまいました。これは致し方がないと考えることもあります。何故ならバブル崩壊後は本来の宝飾品販売とは異なる値引き販売や大量販売に身を置くことが当たり前とされてきたからです。

 本来の富裕層は皆が手に入れることは出来ない物や皆が受けることの出来ないサービスを享受することを望みます。しかし、現実には希少性の高いものまで値引きがらみの販売を行ったり、購買側も高率の値引きを要求することもいまだに見受けられます。これは決して相手が本来の富裕層ではなく、たまたまお金を持っている人の対応です。いつでも価格を気にせず購入できる人が本来の富裕層です。

 今まではそれでも何とかやってきましたが、現実に地金の高騰もあり宝飾業界では品不足に陥り、更にダイアモンド鉱山の閉鎖も重なり、富裕層向けの品揃えをすること自体が困難な状況にあります。

 商品の供給側としてもどのような姿勢で販売店が販売を行うかが重要になります。何故なら品物のキャッチボールを無駄には行えません。特に高額品は輸送時の保険代にしても決して安くはありませんし、販売機会の消失をでいるだけ避けたいという気持ちがあるからです。

2026年3月24日火曜日

現況の厳しさ!?

 このところイラン対アメリカ、イスラエルの戦いもあり、地金が暴落と言って良いような価格の下落を招いています。

 しばらくを続くであろうこの現象は、トランプ大統領が戦いの終息を試みてもイスラエルが簡単にはOKしないであろうと考えます。それは基本的にはイスラム教徒のイランを中心としたシーア派はユダヤ人の地上からの抹殺を唱えているわけですから、イスラエルにとっても死活問題で徹底的に叩きたいと考えているでしょう。

 原油の高騰は地金をはじめ金融商品を不安定にしている要因でもありますが、金に関しては本来の実質的価値よりも元々高値がついています。その為しばらくはこの状況に変わりはないと考えますが、長期的には再度上昇する可能性はあります。つまり、元々は実質的価値ではなくバブルの価値ですから、現況の変化によっては再度現物資産としての投機価値として上昇する要因があるのです。

 地金の価格の上昇や今回のイランの現況に翻弄される日々ですが、少し引いて展望してみると、この状況の終焉には新たなビジネスチャンスがあることも事実です。

 宝飾業界においては景気の悪化(一般的な経済を指します)や文化の変遷により需要が収縮し、更には多くのダイアモンド鉱山の閉山に伴い、大粒ダイアモンドやカラーダイアモンドの供給が減り、更にはジュエリーそのものの需要も少なくなりました。

 しかし、一方では高額商品や高級車の需要は拡大し、その市場でのチャンスは間違いなく増えています。ここで勘違いをしてほしくないことは経済が回るには市場にお金が回ることですが、今は金融にお金は余っていますが、市場にはお金が回ってはいません。

 それは一般の民衆は、将来の不安での投資や余剰所得を狙っての金融参加を行っていますが、それは経済にとっては反面状況を悪くしていることでのあることを理解することです。

 つまり、大金を投資している一部の富裕層にとっては都合の良い話でありますが、一般的な投資と思っている人々にはそれほど良い環境ではないという事です。投資は経済を動かすといった一般論は過去のものであることは現況が物語っています。

 ただ、宝飾業界にとってはこの一部のあぶれたお金を使いたがっている人々が存在をすることも事実です。それは以前よりさらに顕著になり、ターゲットがより絞りやすくなってきたという事です。

 勿論、それらの商品を手配できる能力と資金力があることが前提ですが、高額商品を手に入れる事が出来ない業者は退出を余儀なくされる事実もそこにはあります。ここにも格差が起きうることも忘れてはいけません。

2026年3月14日土曜日

懸念⁉

  普段書いていることとは少し違いますが、今、イランと中東諸国の状況が気になります。

 しかし、もっと気になるのが、この状況下原油の価格上昇に合わせて行われる政府の政策です。それは財政出動することによる価格抑制のための政策です。

 ただでさえ日本の財政への不安から円安の続く中で、目先のガソリンの価格を抑えるために財政出動をすることのデメリットがあまり論じられていません。つまり、財政出動イコール更なる円安の懸念です。

 円安が進めば当然輸入品の価格が上がります。更にせっかく手を打っても円安でその効果が限定的になることです。それは円安は原油だけではなく他の製品や原料にも関わってくることです。

 いつもの事ですが目先の人気取りを前提として政策は『国民のために』というフレーズが必ず付いてきますが、国のためになっているのかを問いたいのです。原油リスクは何十年前からわかっていることです。

 現在は筑波大学、以前は東北大学で海藻から原油を採るという研究がなされ、実際にもトラクターなどをそのガソリンで走らせていたと思います。今の時点ではコストが合わないことは理解をしていますが、いずれ世界最大の石油輸出国になる可能性があると研究結果で出ていたはずです。

 しかし、その研究はとんと進みません。勿論石油業界の事情もあるでしょう。しかし、その事を見越して政策を行うことが『国の為』の政策であり、国が行わなければならないことではないのかと思うのです。

 政治ごっことは言いません。一次産業を含め、国を根本から変える政策を打ち出す政治家はいないのでしょうか?

 自給率20%台の国の危うさは気にならないのだろうか?

 技術大国であった国の威信はどこに行ったのだろうか?

これらすべて政治家が進めることではないのかと感じる訳です。

 目先の財政出動への懸念を感じているのは私だけでしょうか?

2026年3月6日金曜日

特別感!?

  昨今の宝石業というものの難しさは材料費の高騰もさることながら、市場の縮小と文化の変異だろうと思います。

 つまり、販売方法がアップグレードされていなければ販売そのものが苦難という事です。

 例として、現在の平均価格はまともな価格で考えれば小売で200万円相当になると思います。原材料の金をベースに5g使用の宝飾品であれば宝石抜きであっても40万~50万円になると思いますが、そこに宝石を施すとすぐに100万円越えになり、それでも、それは最もシンプルなものになります。

 しかし、現実には宝飾品に慣れ親しみ、購入を考える方達はやはり個性的なそれなりのものをお望みになります。そうなるとやはり200万円前後の価格帯が富裕層が好み、購入する事となるです。

 過去高額品としてなじんでいた価格帯は現在は平均価格帯の層になるという事になります。ファッションリング的なものは100万円以下で展開が可能かもしれませんが、今購入力のある富裕層は決してファッションリング的なものを望むとは思えません。

 今までに100万円相当が限度としていた販売員はその知識と技術を上げるか、販売店自体のレベルを上げる必要性があるわけです。

 以前にも書きましたが、飛行機のファーストクラスに乗る人はなぜに高額な価格を出してまでそのクラスに乗るのかという事です。移動を快適にしたいという事もありますが、そこに乗る自らのステータスに対する満足感やプライオリティーがあるのです。

 それは乗務員の質の高さや提供されるサービスや食事の選択などがあり、乗客が如何にも特別扱いをされているかを実感するような人選と教育がされているのです。

 それでは日本の一部の宝飾店と百貨店を除き、果たして一般的な宝飾店や百貨店はその接客が出来ているのだろうか?

 過去、バブル期の終焉を迎え、現在に至るまで多くの宝飾業者は価格競争に励み、更に高値からの値引き販売をし、本来得ることのできる利益を放棄してきました。単純に言えば顧客に納得をした高額を支払ってもらう接客やサービスを行ってきたのかという事です。

 殆どの場合自己満足な顧客サービスと保身を前提とした企画に終止をしていたのではないのだろうか?と感じているのです。

 高度成長期やバブル期は見よう見まねで西欧風な接客と共に、老舗の料亭かと思わんばかりの接客をしていました。それ故に顧客層も満足をし、高額を支払い、納得をしていました。決して販売員たちが理解をしていたわけではなく、真似事であったかもしれません。

 しかし、結果的には顧客の納得のいくような接客をしていたことになったのです。当時の販売員はそれが当たり前だと思っていたと同時に値引きをする発想がありませんから、精いっぱいの努力をし、それが身についていたのです。その頃は販売員もレベル訳が行われ、メーカーから表彰をされて、特別扱いを受けていたので、顧客の気持ちを理解していたのだと思います。