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2026年8月25日火曜日

グレーディングシステムの歪み!?

   ダイアモンドというものは長年変遷を重ね、現在のグレードというものに行き着き、未だに変化をしようとしています。しかし、難しいことは業界そのものが都度それを正しいと認識し、販売に繋げてきた事実があります。

 私は半世紀ダイアモンドのビジネスに携わってきましたが、経験上都度のグレーディングは間違ってはいないが、正確ではないとしてきました。しかし、完成形ではないが何の指針もなく販売をする事への懸念もあったことは事実です。

 勿論、都度一定の役割をしてきましたが、多くの場合は100%このグレードのシステムに頼っての販売が問題だったわけです。つまり、4Cが確立をして私のキャリアとほぼ同じ半世紀ほどが経ちますが、その都度カットに対しての数値のその使用方法が削られたり、変えられたりと変更が重ねられてきました。

 時代や正確性を追う度に変化をしたり、継ぎ足したり削ったりは良いと思いますが、都度100%如何にも正確かのような販売ツールとして使用されてきたことが問題だと考えています。

 グレーディングリポートに但し書きでも『経年のシステム変化があります』くらいの注意書きがあればグレードというものは絶対ではないという推察が消費者にも販売員にもできたと思います。つまり、前提というものがなかったためにいろいろな場面でのトラブルを巻き起こしたわけです。

 4Cそのもので価格が決まっているわけではないという事は長年言い続けてきましたが、言い方を変えると、決まっている価格の違いを説明するためにグレードいうものが存在をしていると言い続けてきました。つまり、取扱説明書だと。

 単純なことで初期は蛍光の有無や強さを価格に影響させることはありませんでした。今は単純にストロングブルーだから価値が下がるとか言いますが、これも本来は正確ではありません。何故ならその基準を言い出したのは他ならぬ私自身だと認識をしているからです。

 当初は取引所で取引の価格の交渉手段として使っていましたが、本来は若干蛍光があったほうが綺麗に見えるダイアモンドも多々存在する訳で、それを売りにしていたメーカーもありました。また、以前はクラウンの高さも減点基準でしたが今はそれもありません。

 更に言えば当初はダイアモンドのタイプを評価の基準とすることは前提にありませんでした。そして、そのこと自体は以前から知られていましたが、業界の大半が情報不足で知らなかっただけです。それは多くの場合色への影響がありました。Dカラーを超えるC,Bカラーになるであろう色も実際には存在しています。それは原石の時点で価格が対応していましたが、グレードがつけられるとその辺は全てがDカラーになっていたわけです。多分それらの多くがタイプⅡであったのだろうと推察されるわけです。

 これらをダイアモンドのグレーディングシステムの歪みとしてきました。

 

2026年8月21日金曜日

仕事の進め方!?

  仕事の進め方というより仕事に対する考え方について合っているかどうかは別にして、いささか疑問なことがあります。

 人生に義務と権利あるという考え方は基本的に合っていると考えるし、フェアなものの考え方の基本にあると思っています。

 現代の働き方の考え方に仕事よりプライベートな時間を大切にしたいという事があります。プライベートな時間は権利だと思っています。そして、そのバランスとして義務の働き方があると思っています。つまり、バランスがとれていればプライベートな時間はいくら取っても構わないという考え方をしています。

 ただ、仕事は一人で行うことはほぼほぼないので他の人たちと兼ね合いという事になります。

 そこで仕事という事を考えた時に、私はよくリレーに例えます。自分の部分を一生懸命走ることは当然ですが、次の人に如何に走りやすくバトンを渡すかという事です。つまり、仕事に例えるならば次の人がいかにすぐに仕事が行いやすいように引き継ぐかという事です。

 自分で完結をする仕事、100m短距離走であれば自分のペースで構わないのですが、リレーはそうはいきません。又、400ⅿなのか800mなのかも理解していなければなりません。

 現代はリモートを含め、人と接しない方法も確かにありますが、他者との兼ね合いが無くなるわけではありません。自分ところだけ一生懸命やればそれでよいというわけではありません。

 皆とバトンの受け渡しがうまくいって初めて効率の良い結果を得て、それなりのリターンがあるわけです。100m走は作業であり、リレーが仕事という事です。

 つまり、プライベートな時間を大切にしたいと思うなら、仕事の効率を上げるという事になり、結果が上がらなければプライベートな時間も削られることになります。

 仕事において結果を出すという事を考えると周りををよく見て、自分勝手に仕事を進めないことが大事であることは言うまでもありません。更に言えば皆がゴールがどこにあるか理解をしているという事が大事です。つまり、400mリレーなのか800mリレーなのかという事です。

 これらの考え方が冒頭に書いてあるように今どきには合っているかどうかわかりません。しかし、昭和、平成、令和という事ではなく仕事の基本は変わらないと思っています。そして、それらの効率を考えての方法は昭和、平成、令和それぞれあるとは思っています。

 しかし、その基本を理解していなければ義務ばかりが多くなっていると勘違いをする事になると思っていますし、今どきの働き方の勘違いでもあると思っています。

 そして、残念ながら周りにもそのような人が多くいます。

 仕事は結果を出す為の準備をすることにより、更に確率が良くなります。

 

2026年8月19日水曜日

携帯する資産ダイアモンド!?

  持ち運べる資産というと基本的には不動産以外は運ぶことは出来るのですが、実質的には色々と条件が付きます。

 つまり、金だと重さ等の条件が付きます。また、株券やデジタル資産等は破損やハッキングの恐れもあります。絵画等の芸術品資産に関しては保存の問題が出てきます。それらのリスクや問題をある意味解決してくれるのが携帯性、耐久性に優れたダイアモンドです。

 問題はどこまでダイアモンドを資産としてみるかという事ですが、対価価値がどれくらいあるかという事がいつの時代も問題です。

 つまり、よく言われる買った時の数分の一になってしまったという問題ですが、これは元々は物品税や関税の掛け率があり、売るときにはこれが排除をされるためにその分だけでも安くなり、更に流通の複雑さもありました。

 しかし、現代においては消費税の問題こそ残りますが、おおむねシンプルな流通であることもあります。つまり、円高時代に購入したものであればそこそこ還元がされると考えます。

 大粒ダイアモンド、特に5ctアップに関して言えば一種の特徴があります。それは品質の良いところ、例えばFカラーアップ、特にDカラーIFといったところは時代背景等により価格が上がったり下がったりしますが、J,KカラーVS~SIクラスに関しては大きな値上がりはありませんが、時代背景に関わらず僅かづつ値上がりをしてきました。また、これらの品質に関しては購入自体も容易であり、常に需要のあるところです。それ故、ここ45年間で350~400%の値上がりをドルベースでしております。

 また、上質のものも価格の上がったり下がったりをしてはいますが、平均同じ期間で300~350%の値上がりをしています。しかし、これらの品質は買った時期によってはある意味損をされた方もいらっしゃると思います。

 特に以前は10ct以上のものは簡単に日本の市場には現れませんでしたから相場もありません。しかし、ここ30年ほどそれらの流通もそれなりに現れ、その存在を知られるようになりました。

 また、これら高額帯に関しては流通もシンプルになりそれ程輸入価格との差はありません。勿論その間の若干の流通の手数料はありますが、以前ほどではなく、ある一定の期間保有することにより十分資産としての役割をなすことができます。特に近年多くのダイアモンド鉱山の閉山により供給が激減をしていますので、今後の相場という事を考えると上昇をすることは容易に想像がつきます。

 全てのサイズ、品質ではありませんがダイアモンドが携帯できる唯一のとしての地位が日本国内でもまかり通る時代にまもなくなることを願っています。

2026年8月18日火曜日

宝飾業の未来は!?

  今、宝飾業界は迷走状態にあります。それは宝飾業界の売上規模がコスチュームジュエリー等を入れても一兆円あまりで、貴金属、天然宝石を純粋に使用したもの、そして海外ハイブランドを含めないとなると多分半額くらいになるのかもしれません。

 日本のファッションは昨今の灼熱の気温もあり、カジュアル化し、更に若者のファッション自体もお洒落をしないというか、およそ着飾るといった様相のない状況です。

 つまり、使用する場所のないアイテムになってしまった宝飾品は遠くから眺める自分達には縁のないもの扱いになり、すでに持っているものでさえ『箪笥の肥やし』になっている状況です。

 この十数年は地金の高騰もあり、買取ブームの主役として多くの買取屋さんお役に立ってきた宝飾品ですが、いずれも本来の価値や役割を果たしているとは言えません。

 ここ数年そこを打開すべく、宝飾品の出口として身に着けるパーティーや正当価格での取引を目的としたオークションをプロディースしてきましたが、いかんせん軽量級です。

 宝飾業界全体に影響がなければ意味のないことですが、この理屈をご理解いただくことはなかなか難しく、現状はご理解いただける百貨店の中で行うだけとなっています。

 宝飾品の購入動機としては婚約等以外には大きな要因が見つかりません。その婚約指輪さえ市場としては縮小を続けています。以前であれば成人のお祝いなり、自分へのご褒美だったり、アニバーサリーだったりと購入動機はそれなりにありました。また、身に着けて外出をするといった意識も強かったと思います。

 ただ、いかんせん文化そのものがない日本では、今後の展望はかなり難しいものがあります。50年ほど前にも文化そのものがなかった時代に業界を挙げてその文化造りを行っていました。その代表的な例がダイアモンド・インフォメーション・センター(デ・ビアス社)が行っていた婚約指輪給料三か月キャンペーンでした。

 勿論時代背景も重なり、効を奏したそれらのキャンペーンですが、バブルが崩壊し、デ・ビアス社の力が後退し、経済が悪化をしてくると廉売キャンペーンの代表的なアイテムとしてTVショッピングやチラシ販売の展示会等の場で活躍をしてきました。しかし、身に着ける場所やその文化を失った状況においてはその市場が広がる由もありません。

 そこで資産として、更に身に着ける機会の提案として業界が出来ることはないだろうか?また、やらなければ業界そのものが衰退し消滅をしてしまうという危惧をしています。それぞれそのような提案をなさっているお店もあろうかと思いますが、一店一店の力には限界があります。また、その逆を行っているお店の方が多く存在します。

 同じ思いの力を結集する方法はないかと日々悩み、とりあえずは自らが出来る方法で行っています。


 

国債の功罪!?

  最近、半導体株やAI株の先行きの収益等を含めた不安を口にする金融のプロたちが増えた来ましたが、散々提唱し、煽っておいて最後はそれぞれの責任において投資を行ってくださいという理屈を目にします。

 勿論、今の株は投資というよりギャンブル性の方が高く、多くの人たちは自分たちの将来への投資だと勘違いをしています。本来は自分が見込んだ企業等の将来性への投資であるわけです。結果、その企業が収益性を上げたときにその分配を頂くという事です。

 企業からすると借入までして業績を伸ばすより、投資を促して外部の資金を導入し、うまくいけば配当、失敗すれば『ゴメンナサイ』という世界です。

 日本は1970年代より国債という借金を始め、財政出動という名目で借金を重ねてきましたが一向に収まる気配がありません。つまり、収益性の無いものに借金を続けていることになります。

 竹中平蔵氏が小泉内閣で規制緩和を進めて際には、金融大臣であった彼の主導で国債の発行を促し、更にアベノミクスで拍車をかけた歴史があります。今般の状況を見ても明らかのこの政策が間違っていたという事を示しています。しかし、彼は規制緩和天国の中で幸せに暮らしていますが、多くのフリーターと失業者を生み出しました。

 これらの政策は金融を膨らましはしましたが、実質経済である日常への悪影響はスタグフレーションを引き起こしていることでわかります。さらに円安を促しています。

 現在の国債は外資の割合が増えつつあり、一時国内の所有が9割を超えていた時代とは状況が変わります。金利を上げるという事は国の借金が増えるという事ですから、安易には出来ませんが上げざるを得ない状況にあります。日銀の金利ゼロ政策は政治家に安易に国債の発行を促したという事になりますので、そこへ圧力をかけていた安倍政権は日本政治の汚点といっても良いでしょう。

 金利の上昇は内需が広がらない限り、経済の不調に繋がることは目に見えています。今後住宅ローンをはじめ大きくの借金を抱えている人には大きな負担になってくと同時に、金融での利益をさらに増やす人々も出てくるわけです。しかし、それは既に富裕層であることが前提となりますので、格差のレベルはさらに広がることになるのです。

 しかし、それらの偏った収益は決して、別の債務を増やすことにもなりますので、国民生活はさらに困窮をしてくることが予想されます。

 経営能力のない政治家に国債を任してはいけないという戒めにしなければなりません。

2026年8月9日日曜日

政治家の仕事!?

 今週は2つの事が気になっています。それは消費税減税と何度も述べてきた食品自給率です。

 閣議決定が行われた消費税減税1%ですが、すでに自民党などからも異論が出ているように何を対象にした期間2年間なのか?2年後に本当に9%を元に戻せるのか?
 そして、一番はそれまで高市内閣が存在するのか等々問題は山済みの船出ですが、今回の消費税減税の問題は流通を含めた食料品が対象という事ですが、食品メーカへ納品の容器に対してはどうなのか気になります。
 物によっては中身より容器にコストが掛かっているものもあります。そうなるとそれはおそらく減税対象ではないでしょうから、当然価格に反映されます。それ以外にも輸送費や段ボール等に関しては減税対象ではありません。そうなると実質現状は計算の数値のような減税にはなりません。
 以前から述べているように日本の消費税は売上税の要素が大きいので食料品販売に関わる全てを減税対象にしなければその効果はありません。本来の預かり税というなら小売価格に関してだけ10%の預かりにすれば、その段階で10%を徴収しなければ簡単なわけです。
 財務省の目論見があるので今回のような意味の無いものになっているのです。ましてや消費税は社会保障の財源として徴収していたのですから、いずれ社会保障に跳ね返ってくるのです。

 もう一つの食品自給率ですが、2025年の統計でカロリーベースで37%という事ですが、実質的には飼料や農薬等の間接的なものを計算すると実質的には25%前後になるはずです。
 G7の中で日本を外した最低自給率はイギリスの57%で後の国はおおむね90%台から100%です。県別にすると東京0%、大阪は1%北海道だけは図抜けて120%を超えています。
 
 消費税にしても食品自給率にしても依然述べた少子化問題にしても国の運営の根幹です。そしてこれらの問題は数十年前から問題視されてきました。それは政治家の一丁目一番地の仕事であるはずです。今回の消費税減税にしても一時しのぎにしかならないことに大きな時間とお金を割き、今後も問題になることが分かっている事には殆ど時間が割かれていません。
 自給率の更なる低下にしても、下げた原因は昨年の米価問題でのお米離れであることは一目瞭然です。その担当大臣である農林大臣は就任早々から能力が疑問視されていました。その結果が自給率の低下を招いたわけです。このような積み重ねが、食品自給率や少子化問題を引き起こしているわけです。
 多くの金融関係者及び関連政治家は経済が良好だと声高らかにしているが、実質的には金融が活発なだけで経済が回ているという錯覚をしているだけだという事に気が付いていない。しかし、優秀な政治家は本当は気づいているのだと思います。為替を見れ簡単に理解できます。

 子供たちの夏休みが始まったわけですが、多くの母親が街頭インタビューで子供たちの在宅という事でお昼代が家計負担となると述べていました。子供の食事代が負担と考えるような国に成り下がっているという事を政治家は実感するべきではないだろうかと思うのです。

 お金は経済という体を回る血液です。頭にしか上っていない血液はいずれ脳卒中を起こすことになるのです。
 

2026年8月1日土曜日

無駄が経済を回す!?

  バブル崩壊の寸前の1980年代後半の頃の事だと理解をしていますが、米国から来日をしていた友人を休日という事もありドライヴしながら東京案内をしていた時の事です。

 『カズ、日本がなぜ失業率が低いか理解できたような気がするよ。』と等々に言い出しました。彼は日本という国の発展に興味があると同時に非効率的に見えるビジネスの考え方に疑問を持っていました。

 『日本はどこの駐車場へ行っても曲がり角毎に係員がいる。意味な無いような気がするけど、駐車場としては意味がないけど失業率を下げる役には立っているね。』と半ば皮肉を込めたジョークのように言っていたことを思い出します。

 当時の日本のビジネスは何事においても非効率的とか無駄が多いというようなことを批判めいてメディアや評論家が述べていたことも思い出します。勿論会社の中でのミーティングなども無駄な時間というように揶揄されていたような気がします。しかし、経済は順調でした。

 何故このような事を急に持ち出したかというとAIというモンスターが現れたために、合理化という言葉が頭をよぎったからです。日本では人手不足の解消という名目でAI化を推進し、米国では効率化を目指した人員削減をAI化により達成させようとしています。

 まず日本の人手不足は現在は是正されていますが若すぎた定年制のせいです。55歳を60歳に上げ、更に現在は65歳、そして70歳と近い将来はなるのだと思います。少子化が始まり始めているときに早めの定年だったわけですから人手は当然不足します。

 一方米国の合理化は金融第一主義株主からも効率を要求されますから、合理化に向かってはAI化がその一定の役割を果たし、レイオフの要因になっています。つまり、失業率が高くなるのです。

 中国では人手がいるにも拘らず合理化を続けた結果、不動産バブル崩壊も相まってここ10年で2900兆円もの世帯収入が減っているそうです。現状の中国では更なるA1化とAIの低価格化を勧め世界基準の中国化を目論んでいるのでしょうが、結果的には自らの首を絞めることになりかねません。

 冒頭に書いたように経済というものは無駄、つまり非合理的なものが最も効率よく経済を回すのです。現代のAI化は進歩して便利になるのは間違いがないが需要のない状況になっても進化を続ける運命にあります。お金を使うのは人間であって、人間が稼ぐのは職があるからで、職が無くなればおお金を使わなくなり、更に将来に不安が感じ貯蓄に走るようになり、結果的には市場にお金が回らなくなります。

 中国でも個人の預貯金は日本のGDPの3倍ともいわれるような状況になっています。あの貯金をしなかった中国人がです。これは日本の失われた30年を彷彿させるような状況で、日本のケースよりさらに深刻な状況といえるです。