ファーストリテーリングが3兆円を超える売上を示し、5000憶円以上の純益を計上しました。多くの売上は海外展開の結果という事で、想像の範囲内という感じがします。
というのは国内での売上拡大は限度を既に迎えていますので、海外での展開という事になるのです。見る限りではバブル時代の後期にマンション経営という言葉が流行りましたが、それを彷彿したからです。この言葉は現在のマンションを所有して賃貸として部屋を所有するという事ではなく、一棟を維持するために次の一棟を建設し、資金調達の手段としていた状況の事を指します。
つまり、ユニクロの展開を見ていると飽和状態になってきたころから、閉店する店舗が増えるとともに新たな出店をしてきた印象があり、その頃から海外展開を行ってきました。
国内で飽和状態を迎えた店舗経営は海外という次の経済圏へ向かう必要があります、つまりファストファッションは低価格を前提としていますから経済状況の悪い中で威力を発揮します。
ほとんどの安売りがそうですが景気の後退時のエネルギーを取り込み成果を上げます。例えば100均ショップがそうです。人々が短期間ではあるが低単価で使用が可能なものを工夫して多様します。しかし、景気がさらに悪化をし、円安をまともに浴びるようになると当然原価は高騰しこの種類のビジネスは変化を遂げなければ生きてはいけません。一つの方法として海外展開ですがあとは業態の変化です。つまり、業態を変え単価を上げたものを販売しなければならなくなるわけです。
これらは海外での製造した製品を日本国内では販売が難しくなるために、今度はその生産をしていた国での販売がむしろ効率よくなるわけです。そこからの海外展開という事になるわけです。
アジアで生産をしていたものを、アジアで販売し、それらのものをアフリカや南米で生産し、更にアジアで難しくなるとアフリカや南米で販売をするという流れです。勿論、これらのやり方には限界がありますからどこかで業態の変化が必要になります。
ファストファッションは以前にも書きましたが貧困層も富裕層の一部も同じように着こなしますので、貧富の差がわかりにくいといった特徴もあります。それはメリットでもありデメリットでもあるわけです。
つまり、このファストファッションが横行すると不況に向かう兆候でもあるわけです。しかし、これらには限界があります。何故ならコストがゼロになることはあり得ないからです。
過去国内だけの例でいえばダイエーというスーパーがありましたが、日本で初めて小売で一兆円を超えた企業ですが、バブルの最中から崩壊時までの間に大きく発展をした企業ですが、今は影を見ることもありません。(どこかに残っていたらごめんなさい)
安売りには限界があるという典型的例です。また景気の動向を占う上で指針の一つになるものでもあるです。