先日のリポートで適齢期の20%の男女が婚約指輪を必要としないという結果が出たという事で、20%の内容的には『あまり必要とは思わない』、『旅行や新居に回した方が良い』というのが殆どであったという事です。
本来であれば必要かどうかではなく、一つのイベント的な要素が多いのかなとも思います。以前であれば婚約指輪が買える経済力があるかどうかといった目安が結婚生活を送れるかどうかの一つの指針にもなっていたり、それくらいの相手に対する配慮が出来るかどうかといった目安にもなっていました。
給料3ヶ月分が一つの目安で、これは1950年代の米国におけるデ・ビアスのキャンペーンがベースにあり、米国では給料1ヶ月、そして日本では当時為替レートが1ドル360円という事で3ヶ月分となりました。
当時は社会人としてきちっとしていますといった意味もあり、事前に指輪を購入してプロポーズをしたり、結納という儀式の際に婚約指輪を添えるといった事が一般的でした。
しかし、バブルがはじけ業界自身も景気が良くなく婚約指輪のキャンペーンを行わなくなると、元々習慣にはない日本では一気に熱が冷め、若い男性は出来れば婚約指輪の購入を避けたいと思ったり、女性も男性の反応を見ながらの婚約指輪への憧れを控えておりました。
実際には多くの先輩たちは『婚約指輪も買えないような奴とは結婚をするな。』とアドバイスを女性に送ったり、男性には『指輪も買えないようではまだ早い。』などと指摘をしておりました。
男性達も開き直り『愛よりもダイアモンドが大事なのか?』などと自分の未熟を棚に上げたような発言も多く、より女性が口に出しにくくなった現状もありました。
しかし、現実には未婚の女性はハイブランドのダイアモンド指輪に走り、周りの友人達に見てもらいという本音もあるわけです。
全ては経済が良くないという結論になってしまうのですが、婚約指輪というものは一つの歴史からくるイベントで、出来得るのであれば男性が女性に対する表現として執り行う事をお勧めしたいと思っています。
前述したようにそこには合理性と心理的な情感が詰まっているものなので、社会人としての一つのけじめと記しでもあると考えるのですが如何でしょうか?