『過ぎたるは及ばざるがごとし』という言葉がありますが、最近この言葉がやたら頭に浮かびます。それは人間の進化とその対価に関して感じることでもありますが、AIや半導体という文明の進化が及ぼすデメリットとメリットに関して特に感じています。
AIや半導体の進化は確かにメリットを人類に及ぼしていますが、反面デメリットとはなにかと考えると90%以上の人類が必要としていない文明はむしろデメリット、更に恐怖にさえなるという事です。
つまり、現在を生きる人々の生活にとって必要のない進化は、使えないどころか最近のニュースでも話題ですが、AIが人間の予想や本位とは関係なくAI自体で進化を続け、他社に危害を加える可能性が出てきたという事です。
バランスの良い進化というものは『ほどほど』という都合の良い言葉があるように『適切』という概念が人類にとっていかに平和をもたらすかという事です。
現在起きている戦争の殆どの要因が必要以上の欲と他者に対するリスペクトの無さです。勿論その適切はそれぞれの環境によっても違いは出てきますが、その殆どは文化の違いであって文明の違いではありません。
現在の文明の進化についてどれほどの人が理解をしているのかというとほぼ99%の人々は理解をしていないと思います。その進化に身をゆだねて利益が上がる人々も多くいます。しかし、その裏にはとてつもないリスクが潜んでいるような気もします。
例えば、現在金融で利益を上げている人々は殆ど、AIの存在により膨大な使えきれない資産を構築していますが、その裏には使えない資産は経済の役には立たないのですから、経済を大きく毀損する可能性が潜んでいるのです。それは欲によりため込んだ資産その物に意味がなくなるという限界点に近づくという事です。
冒頭の『過ぎたるは及ばざるがごとし』に戻るとそれではどのくらいが適切なのかという事ですが、人類の目的に対して及ばない力を補う進化というものは肯定できるのですが、進化したために人類の本来の能力が損なわれていくという事自体は否定をしたいのです。勿論すべてを否定するという意味ではなく、多くの意味ではという事です。
よく言われることですが自身が若き日には100近い電話番号を暗記していました。勿論それは自らに対する利便性もあり努力と自然に身についた物です。しかし、必要でありながら100を超える電話番号を覚えることは特殊な能力を持って人でなければできないとは思います。その際に必要な進化は必要だと思います。
しかし、スマホをはじめ多くの機能が進んだために電話番号を覚える必要はなくなりましたが、それを否定するつもりもありません。その為に人類のそれ以外の能力がついたとなれば話は別ですが実際は人類の能力の低下だと思います。更に言えば現在の文明が本当に必要なのかという事です。多くの人に尋ねてみたいのですが『本当に現在の機能、文明を理解していますか?』と。