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2011年5月5日木曜日

ダイアモンドの価格上昇

 震災の事もあり、なかなかダイアモンドの事を書く機会がありませんでいたが、
また、ダイアモンドの事に中心にしてブログに書いていきますよ。

現在、中国やインドの中心に経済の活況を呈しており、海外ではダイアモンドの
価格上昇現象が続いております。

さらに追い打ちをかけるように震災後、品不足も加わり価格がさらに上昇しており
取引の多い香港では高値で推移しているようです。

何故、震災で価格が上昇したかと言いますと、ここ数年日本から輸出されるダイア
モンドが増加していたからです。

その要因は、日本の長引く不況のせいで流通在庫がだぶつき安価で流通する
状況が続いており、多くの外国人バイヤーが日本で買付をしており、震災により
外国人バイヤーたちが来日を敬遠しているからです。

また、日本からの供給の方が手っ取り早いという事で、インドなどの研磨主要国では
研磨を控えていた事も要因に挙げられます。

いずれにしても大きな災害や戦争が起きるたびにダイアモンドの価格が上昇します。
勿論、その要因として必ず好況を呈している国が必ずどこかにあるという事が条件
ですが・・・。

過去最大の市場での価格上昇したのは日本の景気が右肩上がりで、ソ連のアフガン
進行が重なった時です。皮肉なものでその時に米軍と一緒に戦ったヴィン・ラディンが
二十年後には9.11テロを起こし、その直後もダイアモンドの価格は上昇しました。

そして、今回彼が米国に殺害された事とは無関係ではありますが、ダイアモンドの
価格は上昇を続けております。

そのきっかけは別にしても十年から二十年周期でダイアモンドの価格は上昇を
続けております。勿論その間も徐々に上昇をしておりますから一般の方達には気が
つかれない部分でダイアモンドは高値になっている訳です。

『給料3月分』これは三十数年前の婚約指輪の相場でした。その頃の平均価格の
相場が30万円ほどでしたから現在の価格とあまり変わりません。

『給料3カ月分』といキャッチフレーズは1940年代のアメリカのキャッチフレーズ(
アメリカでは『給料一月分』)にならったもので日本ではアメリカの給料の3分の1という
事でこのフレーズが使われました。

当時の円相場は1ドル220円から230円位ですから単純にいいますと約2.8倍の
価格になったことになりますが当時は輸入関税と5%と物品税が15%も含まれていま
したから4倍近い値上がりが起きていたことになります。ただし、消費者は当時小売
価格で買っていますからあまり恩恵を受けたような気がしないはずです。

私が述べているのはあくまでドルベースの話ですが、円高である現在最も恩恵を受
か安い状況にあるのですがいかんせん景気が低迷をしております。余裕のある方は
是非、この恩恵を受けてください。

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