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2018年7月5日木曜日

ダイアモンドの下落⁉

 ダイアモンドの価格が落ちているといってもダイアモンドの価格をどこで判断をするかということが大きな要因になります。

 つまり、原石なのか研磨済みなのかによるわけですが、原石そのものの価格は停滞が有っても下落をすることはあまりありません。しかし、研磨済みに関していえば最終市場の都合が大きく影響をしますので下落もあれば上昇もあるわけです。

 その要因としては経済状況が一番大きな要因なわけですが好況になると上級グレードの物が顕著に上がる傾向がありますが、ローグレードに関しては不況になると上昇する傾向にあります。勿論条件はありますが一般論としてです。

 つまり、どちらにも大きな影響を受けず原石の価格のみに影響を受けるのがミドルグレードという事になりますがミドルグレードというのはローカラーであるが美観が整っているものも含めてコマーシャルカラーでコマーシャルクオリティーのものを指します。

 ハイグレード、特にD、IFに関してはどうしても付加価値性がつきますので好況な時は価格が異常なほど上昇しますが、不況になるととてつもなく下落します。良い例が10ctsのD、IFですが一時は$180,000/ctだったものが現在は$100,000/ctです。しかしF、GカラーのVS、SIクラスに関していえばむしろ価格は強めです。

実際に先月の某有名オークションでは11ctsのDIFが$110,000/ctで競り落とされています。

 一方、5ctsのF~Kカラーに至るVS~SIクラスのものに関しては値上がりが続き今月なども強気な値段が出ています。

 ダイヤモンドの価格をみる場合研磨済みを見る場合には短期的に見、長期的にみる場合には原石の価格を追うことが望ましいのですが、一般のダイアモンド業者においてこの原石の価格を知ることは極めて難しいのでトータル的にそのロジックを知っておくことが必要でしょう。
http://diamond-exchange.jp/
https://ameblo.jp/diamonrow


 

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