ページビューの合計

2017年12月30日土曜日

今年もお世話になりました⁉

 今年もいよいよあと一日です。

 色々なことがありましたが皆さんはどうだったのでしょう。日本そのものは森友、加計問題も山場も迎えることなく、疑惑のままで今年も終わろうとしていますが、大相撲問題も解決せず、更には正月には北朝鮮がミサイルをさらに宇宙計画などと宣いながらさらに打ち上げとしてようとしています。

 細かいことも言えば切がありませんが、ビットコイン協奏曲も一向に収まりそうもなく
今年が暮れようとしています。来年は荒れる戌年ですが何が起きるやらです。

 バブル再来と言いながら世間では一向にその気配もありませんが一部の金融機関や企業がちょっとだけボーナスをはずんだそうですが、一般にはそれほどでもないようです。

 ただ、ダイヤモンドの業界においてはバブルと言えるかどうかわかりませんが、確かに大粒ダイヤモンドに関していえば高値が止まりません。この傾向は来年も続くでしょうが、一般的なジュエリーに関していえば荒らし放題だけ荒らされた市場があります。一部の良心的な業者さんはTVコマーシャルにおいても付加価値を中心にした啓蒙活動に入っていますが、まだまだ不埒な業者は減りません。彼らが改心をして本来の宝飾業に戻るのはいつの日になるのかはわかりませんが、少なくても努力をして付加価値を大事にして販売をする人々も増えてきました。

 来年はお客様本位になった販売を心がけるようなまともな販売が少しでも増えてくれるように期待するしかありませんが、間違いなくダイヤモンドの時代はやってくるような気がします。一部の不埒な業者に振り回されるようなことなく本来の姿に戻っていくような気もします。

 来年がダイヤモンドに携わる良識のあるダイヤモンドビジネスを行っている人々には必ず良い年になります。是非に頑張ってもらいたいものです。

 来年も懲りずにご愛読いただけたら幸いです。

 それでは皆さん良いお年を・・。
https://ameblo.jp/diamonrow
http://diamond-exchange.jp/


 

2017年12月28日木曜日

ダイヤモンドとワイン⁉

 ワインエキスパートの資格を取得してからはワインの講師のとしての資格も取り、それなりの場所でワインとダイヤモンドを絡めたお話をさせていただくことが多いのですが一つ気になることがあります。

 ワインというものは手間暇の掛け具合にもよりますが、一番はそれぞれの年のブドウの出来具合やその生産地の土壌が大きく左右します。その上嗜好品であることには違いがないのです。

 それはワイナリーや過去の実績によって価格が決まるような部分もあり、必ずしもそれがそれぞれの嗜好性と一致する訳ではありません。

 私自身の提案としてワインに精通した消費者をはじめ一般の消費者、ワイナリー、輸入者、ワインの卸や、小売業者、ソムリエ等の不特定多数1000人ほどを選び試飲をしてもらい90%以上の人がおいしいと知ったものを最上級とし、80%以上の人がおいしいと知ったものを上級とし、70%以上の人がおいしいとしたものを良品とするなどのランキングがあってもよいのではないかと思っています。

 何故ならダイヤモンドのカットグレードであるファセットウエアはカットの基本としてある3400万件に及ぶモニタリングを行い、ダイヤモンドカッター、ディイラー、輸入業者、卸業者、小売店、消費者等の意見を総合し、数値化したものを基準にエクセレント、ヴェリーグッド、グッド・・・・等に分けられています。

 その割合は多分前述したようなパーセンテージにより分けられているのですが、その基準の数値はアンケートを行ったGIAの機密事項となっていますが、びっくりするのはフェアメイクにおいても25%前後の人々が『綺麗だ』としているところです。

 つまり、ダイヤモンドのカットの見え具合においてもそれぞれの嗜好性があるという事で、そのカットグレードにおいてはフェアであると考えるわけです。寸法が理想的だからと言って綺麗に見えるとは限りません。色付きのものや大きさによって綺麗に見えるそのカットの寸法は変わります。

 このようにワインにおいても先入観ではなくブラインド・テースティングを行いより多くの賛同者がいるものを美味しいとすることがベストでワイナリーの名前や金額で選ぶよりランキング式にしてその年の美味しいものを選ぶ方が良いのではと考えています。

 無論とてつもない量のワインの種類がありますからある程度は絞ってからでなければ難しとは思いますが・・・。

 ただ、必ずしもブランドワイナリーや金額がおいしさに比例をしているわけではないという事も知ってほしいのです。
http://diamond-exchange.jp/
https://madam-g.blogspot.jp/

2017年12月26日火曜日

ダイヤモンドの価値とリスク⁉

 ダイアモンドの価値に関しては今までも結構述べてきたのである程をご理解して頂いていると思うのですが、価値があるゆえのリスクもやはりあるのです。

 ダイヤモンドは18世紀初頭のイギリスの産業革命と前後して金融資産としての地位を確立していきますが、それは現在の58面体のカットがヴェネチアに考案された頃とも重なり合います。

 勿論その資産としての確立には背景があり、当時ブラジルを植民地化しダイヤモンド採掘権を持っていたポルトガル王室の財政困窮がそれです。当時すでに銀行家としても名を馳せていたロンドンのロスチャイルド家からダイヤモンドを担保に資金調達を行ったことに始まります。これをきっかけにしてユダヤ人もダイヤモンドに関わっていく一端になっているのです。

 ここで大事なことは担保という事ですが、これは勿論その債務に対してほぼ同等の価値を有することが条件になります。

 これらの背景を発端にし金融資産としての地位を確立しますが、戦争やシンジケートの存在がその地位を不動のものにしていきます。

 更には資産というより、ジュエリーの素材としての小粒ダイヤモンドの流通がその地位を確実な物としてきたのですが、小粒のダイヤモンドまでが資産性を持つわけではないのです。資産性の高いダイヤモンドに引っ張られるようにして世界に流通をしていきました。

 一方ではその価値がゆえにさらに利便性が他の金融資産より高いために必ずしも正義において使われるだけではないのです。昨今では武器の代金としての流通が大きく取り上げられています。

 多くの産出国ではまだまだ国情が不安定なために内戦などが起きていますが、残念ながらほとんどの場合ダイヤモンドが武器の代金として流通をしています。勿論ゲリラは送金や現金輸送などど使うことはできませんのでポケット一つのダイヤモンドが大量の武器の価値を持つわけです。

 また、ダイヤモンドの所有者が気を付けなければならないことは身近な人々の身の危険でもあります。過去にも未解決というか公になっていない誘拐事件はまま欧米諸国では起きていますが、ほとんどの場合解決をしていない事件にはダイヤモンドの存在があります。

 ダイヤモンドが身代金とはあまり日本の多くの人々は考えないでしょうが欧米では当たり前ともいえることなのです。それはダイヤモンドが貨幣以上の価値があるゆえにあるリスクと言えるでしょう。
http://diamond-exchange.jp/
https://ameblo.jp/diamonrow

2017年12月22日金曜日

不動産神話の崩壊⁉

 先達って大手デベロッパーのシンクタンクが2033年、15年後に東京のスラム化が始まることを発表して話題になりましたが、先日、某有名学塾の会長とゴルフをする機会があり、こんなお話をしていました。

 『昨年、高層マンションを二部屋ほど買って、その後すぐに娘の名義にしようと税金等も覚悟をしたんだけれど1億円に対して5百万円ほどしか掛からなかったのでびっくりしたよ。』

 つまり物件自体は高いけど高層という事もあり土地の専有面積は少なく、ましてや土地代の査定がびっくりするほど安かったという事なのです。

 それと同じような話を別の建築家から聞きました。現在の人気で高額のオーシャンフロントの高層マンションは高額な割には人気で売れていることについて
『あれは地震対策や津波対策の為に土台の基礎を建物に相当するだけ深く造ってあるので津波が来ても倒れないけど、その土地自体は皆流れてしまうので本当は怖いし、あれは土地代ではなく建物代だから土地の価値という意味では殆どない。』
というようなことを言っていました。

 日本の土地は一体どうなっているのだろう。現実に現代の日本において信じられないような話ですが所有者不明の空き地と空き家が九州の面積に匹敵するほどあるという事です。

 これらの話を総合するまでもなく、地方の過疎化や都内での持ち主不在の空き家等の話題は尽きません。日本での不動産神話は閉鎖的な国民性ゆえに生まれたものですが現在のように少子化が進み、更にはネット社会の恒常化が進み、場所という概念が薄れていくと不動産の価値自体に疑問符が付くのも当然です。今風に言えば日本人の概念にある仮想資産だったのです。

 もちろん過去には一定の役割を果たし、場所という概念から発生した価値ではあったのですが現在では場所の優位性はそれほど多くはなく、更には少子化も進み人口が減少すれば当然土地を必要としなくなるわけです。これからは資産というよりも必需品であり実用品でしかなくなるのでしょう。

 資産はやはり移動が出来、更には世界共通の価値判断が出来るものという事になります。
勿論それはダイヤモンドが最有力候補であることは間違いがありません。
http://diamond-exchange.jp/
https://ameblo.jp/diamonrow

2017年12月21日木曜日

ダイヤモンドの希少性⁉

 昨今はオークション等を見ていても、世界のニュースを見ていても大粒ダイヤモンドが目立ちます。発見をされた原石の話題にしても、落札されたファンシーカラーダイヤモンドにしてもほとんどが大粒のダイヤモンドの話題です。

 勿論小粒のダイヤモンドでは話題性に欠けるという事になるのでしょうが、例えばレッドダイヤモンドであれば2,3、ctsでも話題になります。それは希少性を前提にして落札をされる金額にもよるからです。

 それではダイヤモンドの希少性とは何を意味するのかというと大きさという事になります。それはダイヤモンドの原石として大粒になる可能性の問題です。やはり小さな結晶は存在は容易ですが大きな結晶は成長しにくいという事があります。

 更には大きな結晶になっても内包物の有無ということも有ります。つまり何の異物混入も歪みも起こらずに成長をする事は稀という事にもなりますので、ましてや無疵という事になると稀有な状況という事になるのでしょう。

 カラーとクラリティという事も考えても本来はカラーという意味ではどの場所で成長をしたかによりある意味ではHカラーであれKカラーであれ確率的にはそんなに変わらないと考えますが、内包物の有無に関しては希少性の一番手と考えてもよいのではないかと考えます。

 ゆえにKカラーのフォローレス(無疵)とHカラーのVSクラスであれば価格的にはHカラーの方が価格的には高くなりますが、大粒に関しては本来Kカラーの無疵の方が希少性という意味では価格が高くなっても問題はないのです。

 勿論30ct、50ctとなるとそれ以前に存在そのものが希少性で、更に比べるものがそう有りませんからグレードそのものの果たす意味はそう大きくはありません。勿論キズだらけのダイヤモンドではその反中には入りませんが・・・。

 グレードというものもある一般的な範囲の中でも目安としては役に立ちますが、大粒のダイヤモンドの中ではあまり大きな意味を持ちません。その存在自体が価値なので価値にグレードなありません。需要と供給の原理のみです。

 それはそれぞれのファンシカラーの中においても同じ原理です、ただそれぞれのカラーにおいて発生するダイヤモンドの大きさには限界があります。例を挙げるとレッドダイヤモンドにおいてはあまり大きなサイズは存在していません。
http://diamond-exchange.jp/

仮想通貨とダイヤモンド⁉

 ビットコインをはじめ130余りの仮想通貨が社会認知を受けようとしています。というよりも大手銀行が独自の仮想通貨を発行しようとしている現在においてはすでに認知をされているといっても良いのでしょう。

 しかし、本来であれば非常に決済等においても利便性の高い仮想通貨ですが創成期という事もありギャンブル性の方が強いように感じます。

 ここには市場原理の原型的な要素が見られ他の市場構築にも役に立つようなヒントがたくさんあるような気がします。当たり前のことですが市場というのは需要と供給のバランスです。

 例を挙げるとビットコインは発行がたしか最終2100万ビットが発行されるまでどんどん追加がされていく訳ですが買い手が多くなれば当然ごとく単価が上がっていく訳です。このシステムも全く問題がない訳ではないですが、単純に市場に認知が進むと単価が上がるという理屈はいかにも市場原理です。

 この原理を考えると特殊な資質や価値を持ったものが市場の認知度が上がればその価値を増していく訳ですから何も仮想通貨に限ったわけでもありません。

 例えばある領域のダイヤモンドですが同じことが言えるわけです。ダイヤモンドをジュエリーの素材としてではなく資産としての見方をする人が増えることによってダイヤモンドの価値はまだまだ上がっていく訳です。

 ダイヤモンドの絶対的総量は仮想通貨がごとく決まっており、その資産性は参加者が増えれば増えるほど価値が上がっていきます。そいうよりも仮想通貨のシステムの発想自体がダイヤモンドのマイニングシステムそのものなのです。仮想通貨の運用をマイニング(採掘)その取扱者をマイナー(採掘業者)としているのもその発想だと思っています。

 つまり、仮想通貨であれ実質市場であれ原理は同じということになるのですが仮想通貨の問題点は実体がないという事です。勿論キャッシュレス時代ですから通貨として実態がないのは問題がありませんが、物として実態がないのことは注視しなければなりません。

 実際には株や為替もおなじようなものですが少なくても株発行の会社や通貨を発行している国があります。仮想通貨にはそれがありませんが決済方法として広がる分には有効な物だと考えますがまだまだ早いと思っています。
https://ameblo.jp/diamonrow
http://diamond-exchange.jp/

2017年12月18日月曜日

古希祝い⁉

 昨夜、恵比寿の知人のイタリアンレストランで友人というには僭越ながら先輩の『古希祝い』として仲間が40人ほどですが集まりパーティーを行いました。

 先だって同じく古希られたを迎えられた先輩から幹事を申しつけられての事でしたが、参加者の多くがパーティー慣れをした社交家が多いせいかそれぞれのところで盛り上がり大変に盛況でした。

 参加者も芸能人から金融マン、そして新橋のお姐様たちとジャンルも幅広く楽しい時間を過ごす事が出来ました。

 『古希祝い』というものは遠い先の事と理解をしていたものですが半年前程の先の先輩の『古希祝い』から始まりやはり身近に感じるものです。両先輩も70歳とは思えぬ活躍ぶりですし、集まった仲間たちも若い女の子から熟女までと女性も多くむしろお年寄りといわれるような人はほとんどがいなくいような仲間たちです。

 一次会が終わり、二次会も同じ店で一度締めてから始まり、再度残った皆で話に弾みがつき、調子に乗り『今夜の主役』が故人だったとして、どんな人柄だったのかをそれぞれが語り合うみたいな趣旨で行われました。

 とても成功されている方なのに人に対して分け隔てないという感想が一番多く、私自身もそれを感じていたので何かうれしいような気もしました。

 昨今歳時記やアニバサリー等々が軽んじられる時代ではありますがやはり決め事というか行事みたいなものを一つ一つ大事にして皆が集う場所となることはいろいろな意味で意味があるような気がしたパーティーでした。
http://diamond-exchange.jp/
https://ameblo.jp/diamonrow

2017年12月15日金曜日

立ち位置⁉

 生き方や人生というものはその都度の自身の立ち位置により意味が変わってくると思いますが、その程の大げさなことではなく、展示会等に参加をしていると思うことがあります。

 消費者と接するビジネスをするときにメーカーや会社に忠誠を尽くすのか消費者に忠誠を尽くすのかでその人の生き方が解ります。

 自分の数字や会社の数字だけを考えた商売はやはり長続きもしないし、したとしてもいずれその代償は高くつくことになるのです。綺麗ごとではなく、消費者に尽くすことは結果的には勤めている会社や数字に沿う事にもなるのです。

 特に昨今は大手の自動車メーカーや鉄鋼メーカーなどの会社目線の不祥事が続いていますがその時に数字は出来たとしても結果的には社会的制裁や信用の失墜を招くことになるのです。そしてその挽回は多くの犠牲を生み、更にはその挽回が出来るとはかぎりません。

 宝飾業界の場合、社会的影響を及ぼすほどのことはないので、販売している側は気づいてはいないのかもしれませんが、行っていることは同じであったならばその立ち位置は同じという事になります。

 それは販売業や製造業に留まらずにメディアや観光業等でも同じです。消費者に忠誠を尽くすという事は結果的に自分の所属をする団体に尽くすことにもなり、自分の生き方や人生そのものの評価にもつながることなのです。

 難しいことを書きましたが結論から言うと物を売ったり、作ったり、楽しませたりというものはその対象者の為に提供をしているのだから、結果的にその対象者の為にならないことは先がないという事です。

 自らの信念や生き方を伝える事が出来れば消費者黙っていてもついてくるのだろうと思います。そして、消費者は声を出してくれるうちは良いのですが、声を出さずにただ立ち去るだけであればその企業は真綿で首を絞められるように終焉を迎えることとなるのです。
http://diamond-exchange.jp/
https://ameblo.jp/diamonrow

2017年12月6日水曜日

価値の下落⁉

 時代とともに物の見方が変わり価値の変わる物を価値観と以前書きましたが2020年東京オリンピックの開催を機に変わることがあるとあるシンクタンクが書いています。

 2020年を境に女性の半数が50才を超えるという事です。更には2033年には東京のスラム化が進みインフラ、福祉等の行き詰まりがやってくるという事です。結果的には土地の価格がここ数年で下落は始まるという事ですので、以前の土地神話は何処に消え失せたのかと考えます。

 しかし、実際にはすでに地方都市ではその傾向が始まっており、現在報じられているとない一等地の高級マンションの値上がりは建物そのものの建築費の高騰や設備に対するもので決して土地に対するものではありません。

 ここまで考えると土地というものは価値ではなくて価値感だったのかと考えます。以前アメリカからやってきた友人が『同じ広さの土地が同じ国で場所が違うだけで1万倍以上の違いがあるなんて考えられない。』という事をよく言っていました。

 以前であれば外国の殆どが土地を担保に事業資金を出すという事は稀で事業内容に対しての融資が殆どでしたので日本の土地神話は世界から見て異常な事でした。現在では米国や英国の一部では日本ほどではないにしろ担保となると所も増えましたが、やはり土地が主になることはありません。

 時代とともに考え方や物の見方が変わることは十分にあるでしょう。しかし、変えてはいけないものもあるし変わらないものもあります。それが伝統であったり文化なのだと思います。そして、それが価値の本分なのでしょう。

 最近に大相撲の事件で『横綱の品格』という言葉が良く出てきますが、本来の横綱らしさを伝統や相撲の文化の中で考えると白鵬が依然言っていた『勝つという事が横綱の品格』という発言はいかにも時代とともにというよりは横綱としての価値を下げた発言となるのでしょう。

 価値というものはいつの時代も変わらないものであり、むしろ象徴的に高められるものそこに『品格』という言葉があてはめられるのと考えられるのです。

 『品格』とは『らしさ』であり、『らしく』あることが価値の名です。

 宝石のダイヤモンドを品格そのものに考えることは自然なことなのでしょう。
 https://ameblo.jp/diamonrow
http://diamond-exchange.jp/

2017年12月5日火曜日

大きなダイヤモンド⁉

 前回は品格という言葉にふれて横綱の品格という事にふれましたが、品格とはあくまでも『らしさ』という事にnあるのでしょう。勿論品格というものは何も横綱に限ってことではなく我々宝飾業にも言えるわけです。

 宝石商らしさというものが有るわけですが、例に挙げる恐縮ですが宝石商らしさとはどのような事であろうと考えると今の現状は大相撲ではないけれどあまりにもかけ離れていてやはり品格に掛けるといわれるのでしょう。

 品格とは何事にも当てはまることで宝石でいえばその品格とは何なんだろうと考えると、やはり大きさでしょう。勿論美しさが整っていることが前提ではありますが・・・。

 更には小手先を加えていないとかそれぞれの見方や価値観があるという事を取り除くとダイヤモンドというものがそこに見えてくるわけです。

 以前にも書きましたが日本人が良く口にする『小さくても良質な物』というフレーズがありますが、それはここの価値観の範囲でダイヤモンドはやはり価値を前提にして考えなければいけませんから、それはやはり大きさなわけです。

 大きさイコール希少性という事は理解をしてもらえると思いますが、それを前提に考えると理想的な形の原石(正八面体)になっているかどうか、更には無疵に近いかどうか(大きくなる過程での内包物のリスクを考える)そしてついでに色と考えてよいでしょう。

 つまり、ダイヤモンドの品格とは宝石らしさが如何にそろっているかという事ですが、ダイヤモンドであるという事ではなくいかにダイヤモンドと認識をされる大きさがあるかという事になる訳です。

 一定の大きさで市場でよく見るサイズは決してその条件にはまるわけではなく価値観の世界なわけで、ダイヤモンドは価値をともなうという品格があって宝石のダイヤモンドなわけです。

 つまり、あまり目にすることのないサイズはやはり価格が上昇をしますが、よく見るサイズは価値が無くはならないけれどやはり価値の上昇という意味では難しいものが有ります。

 大きさと諸条件は組み合わせではありますが、大きなダイヤモンドというものは宝石の品格の象徴のようなものであり、宝石はかくあるべきという典型的な物なのです。

 大きさの次に選ぶ条件はと聞かれると内包物の有り無しを上げますが、大きさというものはそれらの条件を選ぶ余地を与えてくれないほどの意味があるのです。
https://ameblo.jp/diamonrow
http://diamond-exchange.jp/

 

2017年12月3日日曜日

品格⁉

 昨今、日馬富士問題もあり『品格』という言葉が取り上げられることが多いのですが、たまたま仕事で来日していた米国の友人と食事をしながら英語で何という風に解釈をするか問うと『英語は日本語と違って一言で表す言葉がないので難しいと答えました。

 英語では『品格』をスタイル(style)と訳することになるのですが、つまり『何々風』というようになるのですが、今回の事でいえば横綱風であるかどうかが問題であるという事になるのですが、横綱風とは何ぞやという事になると答えることは確かに難しいと考えます。

 日本人の考える横綱のスタイルとはと聞かれるとやはり歴史がありますので伝統を重んじ、神の代理としての厳かまでの神々しさと現状を受け入れる潔さの姿という事になるのかなと思います。

 『大鵬』という大横綱がいました。そして現在の横綱『白鵬』その大横綱に憧れ生前は随分に可愛がられたと聞いています。しかし、現状の白鵬を見るとその大鵬とはあまりにも違う驕りを感じます。正直どの日本人の力士よりも日本人らしい白鵬のファンでしたが、昨今の彼の言動は前述の横綱の品格という言葉からはかけ離れているような気がします。

 今回のきっかけとなった日馬富士にしても以前横綱であった伊勢ケ浜親方にしても引退会見の言葉はそれらの品格からするととても遠いように感じます。潔さ、神々しさのかけらも見えませんでした。」

 最近、メディア等でも日本とモンゴルの違いのように取り上げられることが多いのですが、モンゴルとか日本という問題ではなく事件を起こしたらどこの国でも法律によって裁かれ、その裁きのいかんによってその所属先である日本相撲協会が処分をすればよい問題であり、その裁きが出る前に引退を認めることは協会が何か勘違いをしているか、以前の暴力問題に対して何の反省もしていないように見えます。

 TVなどでもタレントがコメントとして相撲のような格闘技の世界では多少のことは仕方がないし、ボクシングなどでもリング外で殴り合いの練習をしているなどと訳の解らないコメントをしていましたが訳が分からないならコメントをするなと言いたいです。

 それは貴乃花親方にも言えます。なsにも語らずという事は現役であれば結構なことです。それはやみくもに言葉を発せず行動で表すという横綱の品格にも相応する事でしょう。しかし、今は理事である以前に親方です。弟子が今後どのような立場でどのように世間から見られるのかを考えてほしいし、親方としてのスタイルも又理解されにくいようになっています。
http://diamond-exchange.jp/
https://ameblo.jp/diamonrow
 

2017年11月29日水曜日

宝飾業界⁉

 先日業界でも大手のメーカーが縮小と代表取締役、常務取締役の解任を通達してきましたが、体の良い『クビ』です。このメーカーの例を見るまでもなく宝飾業界は一部の宝石店や百貨店を除いては著しく低迷を続けています。

 勿論、何時も苦言を呈している販売方法のことも有りますが、文化の変化と時代ということも有ります。よく言われることですが『身に着けていく場所がない。』『実用性を感じない』『贅沢品だ。』等々買わない理由を上げたらきりがありません。

 最初の身に着ける場所がないという理由は40年前にも言われていたことですからあまり気にする必要はないでしょう。実用性を感じないというのは婚約指輪をはじめアニバーサリーの必要品であった文化が変わったといえるのかもしれません。贅沢品だという意味では実用性がないと考えた時点でそうなのかもしれません。

 しかし、昔の話しを持ち出すと笑われるかもしれませんが宝石に関しては昔はないと思っています。その時代その時代に新しい文化を創造し、定着させ需要を生んできたのですから、今の時代も同じようなことが言えます。

 ただ現在は情報の発信にしても収集にしてもあっという間にできてしまいますから、文化を構築する時間がなさすぎるのでしょう。以前にも書きましたが多くの人々は宝石を綺麗と思い、憧れていることは事実ですが販売における不信感やあまりにフランクになりすぎた文化が宝飾品から遠ざけているのでしょう。

 それでも、お金に余裕があれば買ってみようかなとも思われる商品であることは間違いがありません。その証拠に伸びているお店や百貨店を見るとやはりお金に余裕のある顧客を持っています。

 長い間、多くの宝飾店やチェーン店は万人受けする低価格の商品に特化してきました。これが根本的な間違いであったのだろうと現在を振り返ると感じられます。あまりにも安易に手に入り、売り手はどんどん妥協する商品にあこがれは感じません。

 商品点数が多いために人と場所が必要となり、そのオペレーションに経費が掛かりすぎるようにもなり、その穴埋めに四苦八苦する事となります。

 結果、大量販売と安売りに走り、挙句の果てに高額に設定をし、値引き販売し消費者の不信感を抱かせるようになってしまいました。

 それでは今後どうすればよいのかというときにやはり原点に戻ること、そしてその方法の模索でしかありません。自分に置き換えてどうすれば欲しいと思えるような状況を創れるのか。そして、どの様にすればお客様の不信感を除く事が出来るのかに尽きると思っています。

 勿論単独で行うことは難しいことなのでそれぞれが意識をし努力をする事が出来れば素晴らしいと思っています。お客様にとって憧れであり続けることは宝飾業界の仕事なのです。
https://ameblo.jp/diamonrow
http://diamond-exchange.jp/
 

2017年11月28日火曜日

ロイヤルダイヤモンド⁉

 イギリスのヘンリー王子が婚約をしたニュースが飛び込んできましたが、驚きました。お相手の女優メーガン・マークルさん3才年上の離婚歴ありという経歴の持ち主なので、噂ではあったけれど結婚はないだろうと思っていました。

 この辺がお国柄のなせることなのでしょう。日本では絶対にありえないことなのだろうと個人的には微笑ましくあっても日本では起きてほしくはないと思っているのは私だけでしょうか。

 早速、目に入ってきたのはメーガンさんの左手薬指に輝く婚約指輪でした。これは王子の母親である故ダイアナ妃のブローチに施されていたダイヤモンドを外し、ヘンリー王子がデザインをしたものという事です。

 兄上のウイリアム王子がキャサリン妃と婚約した際にはやはりダイアナ妃が身に着けていサファイアのリングを作り替えたものをキャサリン妃に贈ったことが話題になりましたが今回も同じようにご兄弟お二人の母親であるダイアナ妃の魂を贈られたという事でお二人の母親に対する愛情の深さが感じられます。

 英国王室にはいわゆる日本とは違った自由さがあると同時にダイヤモンドのような有形のものに思いをはせるといった逆に日本の皇室にはないような有形な物に対するこだわりがあるように感じられます。

 今回の大相撲問題でよく言われる『横綱の品格』という無形の表現する言葉はもしかしたら日本人しか理解が出来ない言葉なのかもしれません。何故なら日本の皇室は文化や伝統、そして行事などといった無形のものを大事にしますが、海外の多くの王室は宝石をはじめものというものを継承の象徴としたり、その権力といった強さを王室の象徴といったことに萎える場合が多いように思います。

 英国ではカリナンダイヤモンドのシリーズをはじめダイヤモンドの多くが王室の象徴となっています。これら有形のものが象徴になるという事はその国の成り立ちにも関係があるのかもしれませんが王冠をはじめ王笏などには大粒のダイヤモンドが施され権威の象徴とされてきました。それは今までも今後も変わらない文化でしょう。

 ダイヤモンドはそう言った意味では常に何らかの象徴とされてきましたが、我々のレベルでも婚約指輪をはじめあらゆる意味での成功の証といった意味でもダイヤモンドが選ばれてきました。それはその物を見ることによりいろいろなことに思いをはせる時間が持てるといった意味もあるでしょう。

 皇室のように歴然とした文章や継承すべき神器がある訳でもない人たちには、やはりダイヤモンドのような家族や人に思いを寄せるようなものが必要な気がします。海外の多くの王室は実質誰が継承者とか権威者といったものが文化として伝えてこられなかった国では実質的ストーリーとして物の主張が必要ではないでしょうか、

 伝えていくものとしてのダイヤモンドの役割はまだまだ続きます。

 『品格』とは漠然とした言葉です。それ故にこの言葉が忘れ去られるような世の中にはやはり文化や伝統の継承も必要ですが、有形の物も必要になってくるのではないでしょうか?
https://ameblo.jp/diamonrow
http://diamond-exchange.jp/
 

2017年11月27日月曜日

ダイヤモンドはお好きですか?

 過去の経験から『ダイヤモンドはお好きですか?』という問いに対して99%以上の方が『好きです。』とお答になりました。

 ただ、1%くらいの方が『ダイヤモンドはそれほど好きじゃあない。』とお答になる方もいます。勿論単純に買えないからという理由でそうお答になる人もおりますが中には『なんの役にも立たないじゃないの。』とおっしゃる方もいます。

 マリリン・モンローの映画の中で『ダイヤモンドは女性の永遠のお友達⁉』という名セリフがありますが、まさにその通りで男性でお好きな方もいますが、特に女性にとっては男性にはあり得ない特権があります。
 
 多くのハリウッド女優が口にするにするのは《ダイヤモンドのレフ効果》です。いわゆるお顔のくすみを隠す効果があるのと華やかさを演出してくれるのがダイヤモンドだという事です。

 私自身も何気なく使っていた言葉だったのですが、特に耳元、首元にダイヤモンドがあるとお顔も華やかになるし、更には幸福感が表れます。逆にあまりお化粧が濃い方だと華やかというより派手になる傾向があるのも事実です。それくらいダイヤモンド存在感があるという事でもありますが・・。

 つまり、いずれにしてもダイヤモンドは女性にとって特典というべき効果を与えてくれます。実際に当店のお客様にもナチュラリストっぽい方であまりお化粧をされない方がいますが、ダイヤモンドがお好きでいつも胸元には大きめの一つ石であるダイヤモンドをなさっていますが、まったくと言っていいほどお化粧をなさっていないことが気になりません。

 最近、40才前後の女性で幼児の子育てが終わった方がいらっしゃることが多いのですが、やっとお出かけをする機会が増えてきたのにどの様なおしゃれをしていいか解らないという方がいます。

 そんな方たちには一つ石の単純なダイヤモンドのピアスをお勧めしていますが、それは明らかにお顔周りが明るくなるからです。これは単なる経験値ではなくハリウッドのスタイリストの多くも口にするそうです。勿論私の方が古くから感じていたのですが、そのきっかけはマリリン・モンローの映画の中のセリフだったのです。

 改めて多くの女性に問いたいものです。

『貴女はダイヤモンドがお好きですか?』
https://ameblo.jp/diamonrow
http://diamond-exchange.jp/
 

2017年11月24日金曜日

夜の訪問者⁉

 一昨日の閉店間際の事です。事務所のいた私に店頭にいたスタッフから
『社長ちょっと良いですか?お客様がいらっしゃっているんですけど…。』

店頭に出てみると中年のご婦人がきょとんとしたお顔で私の方を見て
『お宅のお店のダイヤモンドの価格が良心的だったのでちょっと入ってみました』

 当店が今週リニューアルをして初めての飛び込み客でしたが、
『私はもうすぐ満期になるものが有るので思い切って5cts以上のものを欲しいと思ってブランド店や宝石店を見て回っているんですよ。』
との事。

 お話を伺うと音楽をされていて世界中を回っておられるのでダイヤモンドのことに関しては特に関心をお持ちのようで,そこいらの宝石の販売員よりもよほどの知識の持ち主でした。

 『今こちらのスタッフの方から伺ったのですが、イスラエルにはよくいらっしゃるという事ですね。ユダヤ人って怖くないですか?』

 『特に怖いと思ったことはないですね。むしろ日本人の方が怖いですよ。』
と申し上げると
 『実は私も音楽をやっている関係でユダヤ人の方たちが周りには多いんですよ、でも殆どがアシュケナージですけどね。』とポロリ。正直びっくりしました。

 ユダヤ人と普通に呼ぶ人々は多いのですかユダヤ人の中の固有の出身地の人々を指す言葉が出てくるとは思いませんでした。ちなみにアシュケナージとは離散してドイツや東欧の方からイスラエルに戻った人々の総称で、現在ではそちら方面出身のユダヤ人の人々を指す呼称です。

 そのほかにも中東や南欧出身によりセファルディムというそれぞれの呼称がユダヤ人の中にはあります。それぞれの出身によって性格もそれぞれで確かにアシュケナージ出身の人々には芸術家が多いと聞いています。

 ちなみにセファルディム(スファラディという呼び方もある)という元々は南欧系のユダヤ人を指していたのですが、現在の中東、アジアも含めた総称でよばれており、アシュケナージとセファルディムという二つがユダヤ社会自体を形成しています。

 これらの総称が普通に出てきたこの方は何だろうと思いながらダイヤモンドの説明をしていると
『私このお店からダイヤモンドを買いたいわ。』
『それはどうもありがとうございます。』

『今週すぐにヨーロッパの方に出かけるので帰ってきたら必ず伺うわ。』

閉店間際の店内ではしばしの間ダイヤモンドとユダヤ人の話で盛り上がり、リニューアルをしたせいか早々に晴れやかなお客様が来たものだとスタッフとともに帰られたお客様を送りながら話をしておりました。
https://ameblo.jp/diamonrow
http://diamond-exchange.jp/
 

2017年11月23日木曜日

ダイヤモンドの真実と事実⁉

 ここ十数年で多くの環境が変わったのがダイヤモンドの市場でしょう。もちろん世の中は日進月歩でもあるので色々のものが変わりました。ただダイヤモンドのように認識と現実がかけ離れたものはないと感じているのです。

 ここ数日間ネットでダイヤモンドの事を記しているブログやHPを見ていると立派なHPを使っているのに内容がいつの時代の物なのと首をかしげてくなるようなものも多く目にします。

 最近各百貨店等で『黄金展』なる物が催されていることが多いように感じています。そして謳い文句は永遠の財産等資産的なアプローチが多いのですが、実際にそうでしょうか?現実にさるデパートを訪れた際に耳にしたのが『最近の金は高値で安定をしています』という言葉でした。

 実際には国内相場では確かに高値で安定をしていますが、真実は金の価格は値下がりをし、そこで安定をしているのですが為替のマジックがそこにはあります。米ドルというか世界相場ではここ数年で20%以上の値下がりをしているのですが、円相場が弱くなっているのでその値下がり幅は吸収されていますので高値のままで日本国内では維持がされているわけです。

 事実と真実とはそういった意味合いで使っているのですが、ダイヤモンドにおいても同じことが言えます。前日の内容と異なり、ここ50年ほどでダイヤモンドの価格の変化はかなりイレギュラーなものが有ります。

 50年ほど前の1ctは高くとても一般の方が手の出るようなものではありませんでした。しかし、現在は事実として多くの人々が1ctのダイヤモンドを所有しています。これは所得が上がったのでもダイヤモンド価格が大幅に下がったわけでもありません。

 ここでも為替のいたずらです。50年ほど前に$1が360円でした。つまり、ドルで同じ価格だったとしてもほぼ1/3の価格になっているわけです。更には以前の日本にはなかった低品質のダイヤモンドの台頭もあります。これらのことが真実なのです。

 更にはダイヤモンドはシンジケートがコントロールしているので価格が下がりませんという謳い文句も真実ではありません。事実ここ50年ほどで1ctのダイヤモンドの価格は数%ですが値下がりをしています。ただし、その上のサイズになると今度は石目が大きくなるごとに数十%から300%という値上がりをしています。更にはその上になると500%というものもあります。

 これらはダイヤモンドが一律ではないという真実と4Cグレードが価格に対して万能ではないと言う事を表しているわけです。

 勿論以前から4Cグレードが価格に対してある意味での整合性はとれていませんよと述べてきた通りグレーディングレポートとは価格の根拠の補足説明であり価格の根拠となる物ではありません。

 ダイヤモンドの小売り市場での謳い文句は現状にあることは事実ですが、真実は違うということも業界が理解をしてくれるともっとダイヤモンドの市場に可能性が出てくるのではないかと思っています。
https://ameblo.jp/diamonrow
http://diamond-exchange.jp
 

2017年11月22日水曜日

宝石の販売⁉

 宝石を販売するという事はとても特殊なことですが、過去の宝石の物語や通説などの効果などでの販売が主で、これといった特殊技術がいるわけでもないと多くの販売員は感じていると思います。

 他の物品であれば価値や思惑と一致さえすればそれほど販売の難しいものはありません。例えば不動産であっても予算と価値が一致さえすれば売ること自体は難しい話ではありません。殆どの場合購入者がほしいとの要求が前提にあり、妥協点も当然ながら持っています。車に関しても欲求が先にあり、予算に合わせて自分の要求を満たそうという購入者側の努力があります。これらは何らかの条件により販売という前提があるわけです。

 一方宝石は基本的には必要ではないと購入者の殆どは感じています。つまり、他の物品と違い購入者側の現実的欲求がない状況での販売になる訳です。

 宝石の販売というものは実は特殊であり、技術が必要なことなのです。購入者が必要なものと感じない限り、いつも販売側の妥協により販売するしかないのです。しかし、それは宝石の価値を売るうえでは致命的欠陥にになる訳です。

 何故なら本来購入要件でもある価値というものに疑問を持たせるからです。つまり、価値を感じないものを購入させるほど難しいことはないのです。仮にその場で販売という事が出来たとしても、それは宝石を買ってくれたわけではありません。購入者の妥協が前提にあり、購入者の今後の購入意欲を著しく損なうことになるのです。

 その場しのぎは結局自らの販売を苦しくし、恒常な販売の継続性を損なうことになるのです。

 物を販売する条件として購入者の欲求があるわけですが、まずは価値と価値観の一致、価値観と価格の整合性、そしてそのすり合わせが技術であり販売者の人格や知識なわけです。

 つまり、買いたいと思っていない商品を売ろうと思うと虚偽の価値感を植え付けなければなりません。それは販売におけるキャンペーンとは少しことが異なります。

 当たり前のことですが、価値と価値観、そして予算、更には条件が整えば物は売れるわけです。その中に虚偽があればそれはその販売の衰退となっていく訳です。

 宝石はどうしても特殊過ぎる分販売側も購入する側も勘違いをするわけですが、多くの場合お金を出した側がその真実に早く気付くことになるのです。それ故に本当は宝石の販売というものは難しいものなのです。
http://diamond-exchange.jp/
https://ameblo.jp/diamonrow

2017年11月20日月曜日

大粒ダイヤモンド⁉

 いわゆる50cts以上の大粒ダイヤモンドというものは常時世界中でマーケット上にあるものとなると20個前後でしょうけれどラウンドとなると5個有るか無しかということになります。

 当然これらのダイヤモンドというものは其々がそれなりの価格にはなりますが、ここで手に入れる環境にあれば何を基準にどう考えるのかという事です。

 つまり、ラウンドとファンシーカットの関わり、更にはその中のグレードの問題といろいろとありますが、ファンシーカットに比べラウンドの希少性は説明をするもでもありません。

 ここでもう一度のおさらいですが、ファンシーカットとというものは原石の形からより歩留まり良くカットがされるために目減り少なくある意味どんな形の原石であっても良いのですが、ラウンドに関しては正しく大きな正八面体として成長を続けたものではいけないという事を考えると軍配はラウンドに上がります。

 次に色の甘いものを選ぶのか限りなく白いものが良いのかというとこれは大粒という事で考えると発生率にあまり大きな違いはないのでないかと考えます。さらにクラリティーに関していうと、やはり無傷で大きなものとなると希少性は増してきますのでこれはクオリティーの良いものとなるのでしょう。

 それでは多少内包物が有るが白いものと、色甘であるが無疵に近いものを選ぶ局面にあったとしたらどちらを選ぶことが賢明なのかという事になりますと、私的には色甘の無疵という事になります。

 何故なら、色の発生率は大きな差はありませんが大粒において無疵かどうかという事になるとこれば明らかに希少性にふれてくるからです。

 つまり、大粒のダイヤモンドというものはある一定のリスクを背負うことがあります。それは成長の過程、もしくは形成の過程で内包物が発生しやすいという事です。これは小粒のダイヤモンドはこの逆のメリットが起きます。小粒程内包物が発生するリスクが少なくなるのです。

 大粒である一定の条件がそろうという事はそれだけ稀なことなのです。ましてやその中でラウンドブリリアントとなるとさらに稀になる訳です。

 それゆえ、私自身は多少色が白いものよりは多少色が有っても無傷でラウンドをお勧めしております。ただし、常時世界のマーケットにあるものは限られていますから、条件の中でその時、より良いものをお勧めするようにしています。

 それはいつも言う宝石の条件にいかに近いかという事をあらゆる条件から導き出し選択をするようにしています。
http://diamond-exchange.jp/
https://ameblo.jp/diamonrow

2017年11月18日土曜日

ダイヤモンドの価値を変える⁉

 ダイヤモンドに関しては今までもいろいろと書いてきましたが、昨今の世界の状況を見るにあたり、少し考え方も変わってきました。それはダイヤモンドを取り巻く環境の変化によるものでもあります。

 以前はシンジケートでもあるデ・ビアス社が一定の価格をコントロールして安定的なk要求を続けておりましたが1980年代に入ると当時のソビエト連邦ダイヤモンド採掘量の増大に伴い、そのコントロールも手放してしまいました。

 その後ソビエト連邦が崩壊するとサハ共和国をはじめ旧ソビエト連邦の国々がダイヤモンドの採掘を活発化させ、ダイヤモンドの採掘量の増大につながりました。その多くの運営はロシアの非公開鉱山会社アルロサにより、更にアルロサはアフリカの国々にまで手を伸ばし始めました。

 その他リオ・ティントをはじめBHPバリトン等の世界的鉱山会社がダイヤモンドの採掘に進出し始めると一部の人々の知識であった南アフリカを中心としたダイヤモンド採掘の物語は過去のものとなり、現在ではロシアをはじめボツワナ、カナダ、オーストラリアやアフリカ諸国でダイヤモンドの採掘がおこなわれるようになりました。

 結果あらゆるレベル(品質)のダイヤモンドが掘られるようになり、ダイヤモンドの価格その物を危ういものとし、1ctレベルのものを考えると平均で40年ほど前の価格よりやや下がり気味という状況を迎えることとなりました。

 勿論、大粒の物に関しては絶対数が足りないことも有り価格は大粒になるほど値上がりが大きくなり、いわゆる市場原理での価格の推移となっています。

 さて、ここで1ct以下の小粒サイズのダイヤモンドに対しての考え方ですが業界での常識でもあった希少性というものに関しては見直さなければならなくなったのだと思います。

 つまり、ダイヤモンドではありますが宝石としてというよりジュエリーの素材としての徹底した新たな恒常的価値観を創造しなければならないのでしょう。物語や耐久性をその中の中心とした内容に趣を置き、更にはなぜにダイヤモンドという素材なのかをもっとアピールしなければならないのでしょう。

 過去の4Cをはじめとした、シンジケートが作り上げた価値観だけでは既におんぼろとなり、新たな業界としての価値観づくりが必要となったきたのです。業界においてダイヤモンドを中心においてビジネスをする以上は急務な課題ではないでしょうか。
http://diamond-exchange.jp/
https://ameblo.jp/diamonrow
 

2017年11月17日金曜日

価値と価値観⁉

 地方出張も終わり、リニューアルをした当店に戻ってみると何か別の場所に来たような錯覚に陥りました。勿論気持ちも新たにやる気が湧いてきています。

 今回の展示会で財産保全用のダイヤモンド、もしくは投資用としてお話をする機会があったのですが、共通して質問されたのが
『どんな方がお買いになるんですか?』
というのものです。

 職業柄今までも多くの資産家といわれる人々にお会いしてきましたが、共通しているのがものの考え方です。

 物事には価値観と価値という言葉がありますが。価値観とは物事に対する集団や個々の価値判断の総体ですが、価値とはある意味万人が認める使用価値であったり、交換価値であるわけです。

 例を挙げるのならば以前にも書いたかと思いますが、『小さくても高品質のダイヤモンドが良い』というのが価値観で、『少しでも大きなダイヤモンド』というのが価値です。

 多くの資産家といわれる方はこの価値を前提に物事を考えています。そして、よく言われるのが『お金持ちは意外とケチよね。』という言葉ですが、価値に対してお金をだすことから無駄金を使わないという印象でそのように揶揄されることも有るのでしょう。

 しかし、実際にお会いしてきた多くの人々はお金を留める感覚はありません。むしろ、金払いが良いというか躊躇がありません。判断も物凄く早いという印象で、更には世間にお金が流れやすくなる方面にお金を使うという印象があります。つまり、そのことに価値を見出している感じすらします。

 お金というものは留まるとお金という意味では価値がなくなりますが、その価値を十分生かしているような気がします。現在は個人も企業も貯蓄という方面にお金を移動しがちで、それは世界中での問題にもなり、現在の変調している経済の多くの要因にもなっています。

 現代の多くの大企業はトップがサラリーマンという面もあり、失敗を恐れるあまり利益の蓄えという方面に走りがちです。しかし、これが世界の経済の足を引っ張っているといっても過言ではないのです。

 現実に今を躍進している企業の大半はオーナー企業や創業者企業です。それらの多くの人々は価値を前提にビジネスをし、決して時代とともに変わる価値観ではビジネスを考えてはいません。

 私が大きなダイヤモンドをお勧めするのにもここに大きな要因があるわけです。ただし、ダイヤモンドはその他のものと違い思いついたからといって手に入るものでもないのです。 
http://diamond-exchange.jp/
https://ameblo.jp/diamonrow

2017年11月8日水曜日

民度?

 トランプ氏の極東訪問が始まり、日本をはじめ韓国、中国そして東アジアなどを歴訪する予定ですが、日本では娘のイバンカさんの露払いがあり、その後トランプ氏が来日するというスケジュールでした。
 
 誰しもが思ったことではありますが、何故にイバンカさんをあれほどの歓待したのか、ましてや彼女が立ち上げようとしている基金に50億円以上の寄付を日本政府がするのか、疑問がいくつかあります。しかし、政府にはそれなりの理由があるので言及をしてもしかたがないと思ってもいます。
日本と米国がうまくいっている証でもあるのでしょう。

 米国も日本には色々と要求もあり訪日にも様々な目的もあるのでしょう。

 ただ、少なくても敗戦国である日本がここまでになった米国の後押しが有ったらばこそでもあり、そこ事にきちっと向き合ってきた日本人の民度という信頼が有ったらばこそであり、今後も米国との間は順調にいくことでもあるでしょう。

 それに引き換えといって花ですが、今回のトランプ氏の訪韓に際しての韓国の対応は首をかしげたくなることでもあります。なぜに晩餐会に慰安婦経験者や日本との両領有権争いをしている竹島(独島)問題を示唆するような韓国名独島エビがわざわざ晩餐会の席に独立をした料理として出されるのかを考えると民度の低さを感じえません。ましてや女性蔑視のトランプ氏に対して・・・・。

 日本が過去どれくらいの保証をし、更には貢献をし、どれくらいの援助をしてきたのかという事も彼らには何の意味も理解するほどの思考はないのでしょうか。

 まずは日米韓同盟を結ぶ間柄であり、対北朝鮮問題では今回のトランプ氏の訪問で一枚岩であることを演出もしなければいけない機会です。別の機会であればまだ理解をしないわけでもないし過去の問題を無視するつもりもありませんが、今回の思考の低さには恐れ入ります。

 過去自分たちがベトナム戦争時に行ってきた現地慰安婦に関してはなんの謝罪も保証も慰謝料も払ってもいなく、その問題さえ認めようとはしていません。だからと言ってベトナムでその問題を政治利用や物乞いに使ってもいません。民度という意味ではベトナム人は朝鮮人よりはるかに高いといえるでしょう。

 安倍さんしても何の布石か走りませんがやたら北朝鮮の脅威を煽り、すぐにでも戦争が起き、そのためには米国から武器を購入しなければならないといった論調で内を求めているのかが理解できません。第二次世界大戦時の軍部の発表のような気さえします。

 いずれにいしても他国から民度の低さを指摘されるような行動、発言だけは避けたいものです。
https://ameblo.jp/diamonrow
http://diamond-exchange.jp/
 

2017年11月6日月曜日

ダイアモンドのなるほど⁉

 一昨日、昨日と某デパートさんのお客様とのご面会の為に名古屋に行ってきました。

 お客様とのご面談の為にホテルのスイートルームをご用意いただきお客様2日間にわたりご商談をさせていただきましたが。私自身は財産保全のためのお話をし、一通りのお話をした後にデパートさんの外商さんに引き継ぎ、お客様自身がお気に召したという事でした。

 その後のお話でぜひご家族にも見てもらいたいとのことで翌日再度おいでいただきお子様たちにも見ていただきやはり感動をされました。

 その際のお客様の一言に私自身が感動をしました。
『このダイヤモンドを保有するにあたって私自身が一番の感動は数十億年前に出来上がったものが今、自身の目の前にあり、更に希少なダイヤモンドが今私自身の前にあり、それを購入する機会を得る事が出来るという事に感謝します。こらからの子供、孫たちがこのダイヤモンドのようずーっと継続をしていけるように一族がそれを守り、その象徴ともなり得るものなのだと考えると感動をします』というお言葉をいただきそのお言葉に感動です。

 この一連の話はこれ以上詳しく書くことはできませんがダイヤモンドの新たな面をさらにお客様に教えられたような気がします。

 なるほどなと思った2日間でした。
https://ameblo.jp/diamonrow
http://diamond-exchange.jp/
 

2017年11月4日土曜日

幸せな時⁉

 昨日の東京は季節外れの天気で小春日和というにはあまりにも暖かな気候でした。

 高層ホテル6階のチャペルに注ぎ込む日差しはあまりにも強く本当に晩秋なのだろうかとさえ思うような日でした。全面がガラス張りのチャペルの眼下には皇居そして日比谷公園の緑が生え祭壇に向かい座る列席者は新郎新婦のシルエットを見ながら穏やかな状況に見入っておりました。

 私とともに11年間働いてくれた女性スタッフの結婚式は豪華で華やかというよりも時間がゆっくりと流れ、参列した人々をゆったりとした気分に誘われたような面持ちでした。

 参列者の中にも著名な方たちも多くそのなじみゆく様は正に宴そのものの雰囲気を演出しているようでした。

 多くの人々が和み、笑い、そして涙する様相はまさに新婦、新郎の人柄を表し、トップバッターとしてご挨拶をさせていただいたのですが、さすがに感無量の体でスピーチとなりました。その後彼らの恩人であり、私の友人でもあるお二人のスピーチも私の語り足りなかったところを補っていただき彼らの人となりというより私の心情を語っていただいたようなものでした。

 新郎新婦が退席後、その日のダイジェストがビデオとして流れたのですが、皆が見入り、こんな幸せな気分になる結婚式には出たことがないと口々に述べていました。その言葉を聞き更に私自身も幸せな気持ちになり、彼女が幸せになっていく時を堪能しておりました。
https://ameblo.jp/diamonrow

 

2017年11月1日水曜日

ダイヤモンド投資用⁉

 今年も数個の投資用ダイヤモンドをお世話をさせていただきましたが、まだまだ誤解のある方も多いようなので少し書いてみます。

 本来投資というものは利益を売る目的で資本を投下する事でありますが、もう一方で元本の保全とそれに対する一定の利回りを目的とするその資本の証券化(株券、債券)することであるわけです。

 しかし、現代の投資はというとギャンブル化し、本来の目的である将来を見込んで企業や人に投下をするという事とはかけ離れてきています。つまり、投資をされている側もいつ引き上げらるのか極端に言うとわからない状況での運営になります。

 現代話題の仮想通貨にしても実質貨幣としての役割よりも投資という名のギャンブルかがほとんどです。多くの人が買い初めて現状では値上がりがするでしょうけれど利益確定が行われ始めると値下がりが起きます。

 そういったものと事を別にしているのがダイヤモンドの投資です。実際にはダイヤモンドにおいても財産の保全が一定の役割であって、結果的に投資になるわけです。つまり、元本の保全が前提にあり、さらに結果的に利益を生むということです。勿論大きさや保持期間にもよりますが一定の大きさや保持期間を維持することにより間違いなく利益を生むのがダイヤモンドです。

 しかし、大きくなればなるほどその要素が強くなるのですが、現実それを手に入れること自体が難しいのです。つまりその理屈がわかり、さらに資金も持っていてもそのダイヤモンドに巡り会う機会が訪れない限りはその恩恵に恵まれないのです。

 まずはいつでも支払うことのできる資金とその情報を手に入れるべくディーラーにめぐりあう幸運が訪れるかどうかです。仮にディーラーに出会いことができてもその先野田や門戸に出会うことができるかどうか。さらには、その持ち主が売る気があるかどうかということになりますが、多くの場合その持ち主はお金も持っていますので滅多なことでは手放しません。

 つまり、新たに原石が研磨されるのを待つしかないということになります。しかし、その現先は毎年どんどん少なくなっていくわけですからこれまた出会うこと自体が至難の業ということになります。

 結論から言いますとこんな状況のものが投資にならないわけがないのです。後は思いがどれくらいあるかどうかということです。

 私どもの顧客の皆さんはできる範囲での大粒と美しいものを求めることを前提としています。
ダイヤモンドがお好きな方がやはり、それなりの恩恵に浴しているようです。
http://diamond-exchange.jp/
https://ameblo.jp/diamonrow

2017年10月28日土曜日

柴基金チャリティーコンサート⁉

 昨日、俳優柴俊夫さんが主宰する『子供のための柴基金』によるチャリティーコンサートが行われ640名の方が参加をされ私自身も微量ながら協力をさせていただきました。

 加藤登紀子さん、松崎しげるさんなどによる軽妙なトークと歌は圧巻でした。もう11回約十年に及ぶ年数を迎え何か会場も成獣をしてきたような気がします。

 チャリティーというといささか敬遠をする方たちも多いのですが、この基金のコンセプトは楽しみながらそのうえでその一部を恵まれない子供たちの為にというのが基本にあります。

 一生懸命にチャリティーを考える人がいて私自身もその気持ちが若干あってもなかなか実践できないというときに30年以上もチャリティーを行ってきた柴俊夫さんの若干のお手伝いなら自分ペースでできるのかなという事でお手伝いをさせていただいています。

 多くの人はそれなりにチャリティーの気持ちはあると思うのですが実際に自分の生活や環境を考えるとなかなか活動の輪の中には入りにくいということも有りますが、それでも自分の時間を削ってでもチャリティー活動をライフスタイルにしている人には頭が下がります。

 もちろんそれぞれの考え方ですから、そんな時間が有ったらほかのことに時間を費やしたいという人もいるでしょう。また、中途半端にお手伝いをするとかえって害があるという考え方の人もいるでしょう。所詮それは自分の自己満足だという人もいるでしょう。

 どのような形でも受け取る側和それで助かる部分もあるのです。マザーテレサが豪華なワインを飲み贅沢な食事をして集める寄付金に対して批判をされたときに『どんな気持ちで寄附をしようと受け取る側がそれをどう使うかなので問題はない。』といったことがありますがまさにその通りでお金という現代社会において血液とでもいうべきものが如何に流れるかであり、その血液の戸の内臓で作られようと問題ではないのです。

 今後ともできる限りの尽力を尽くしたいと思い楽しんだ一夜でした。
https://ameblo.jp/diamonrow
http://diamond-exchange.jp/
 

2017年10月24日火曜日

宇宙のすごさ⁉

 先日、1億3000光年前の中性子星の合体の動力波を観測したというニュースが流れましたが、太陽とほぼ同じ大きさの中性子星の合体という事ですが質量は勿論太陽よりはるかに重いのだろうと思います。

 なにより驚くのは1億3000光年前という事です。つまり光の速さで1億3000年かかる距離から発せられた動力波が今地球の到着です。中性子の動力波は勿論大なり小なり地球の存在そのものやそのありように変化を与えたりするわけですから、今まで解明できなかったことが解明されるわけです。

 今まで神の仕業とされていたことや奇跡とされていたことが実はちゃんとしたロジックがあることを解明していく訳です。ここは人間のすごさだと思っていいのでしょう。解明しても解明してもその先があるという事ですが、それでも人間はそこに疑問を持ち解明していくというすごさががあるわけですが、これもその動力波の影響なのかもしれません。

 この動力波がなければコペルニクスもアインシュタインもその他の沢山の学者が生まれることはなかったのだろうと思うと感慨深いものがあります。

 勿論その中にはダイヤモンドの存在もあるわけですが、ダイヤモンドの存在も地球の誕生のはるか前に存在したことは以前にも書きましたが、それは60億年前のダイヤモンドが地球に運ばれてきたのもですが発見されたからです。それは同じ炭素を起源とするダイヤモンドと人間がなにかの動力波の影響によりまったく対照的な物に別れたのかと考えるとロマンがあります。

 人間がなぜにダイヤモンドという物質に魅了され、繋がるのかを誰かが解明をしてもらえないだろうかさえ思います。今は無理かもしれないけれどいずれそれも解明される時が来るのでしょう。誰れかが考え付き誰かが思いつくことは必ず解明されるというのが常ですから。

 勿論今回の中性子星合体は銀河系の隅っこの出来事です。つまり宇宙はさらにその先があり果てがない膨張状態にあるわけですから人間の進化はとどまるところを知らないのか、その人間の進化さえも宇宙膨張の1過程に過ぎないのかを思い図ると気が狂いそうです。

 大概のことは気にならないと感じるような思いになるニュースであり、楽しい時間です。
https://ameblo.jp/diamonrow
http://diamond-exchange.jp

2017年10月23日月曜日

国を変えたひと言⁉

 今回の衆院選は大方の予想通りに自民党の圧勝に終わりました。要因はどこにあるのだろうか?

 このブログでも書きました、そして多くの人が感じた小池さんの一言『排除』の一言だろうか。だとしたらこの一言は憲法問題や安保法制、内閣、政権すべてにおいて変わる可能性があったものを壊してしまったことになります。

 つまり、今後の国そのものの在り方を変えたことになります。又、人の心の微妙さを今回ほど感じた事はありません。過去排除をされた側にいた小池さんには多くの叱咤激励の票が集まっていたのに今度は排除する側に回った小池さんには鉄拳というほどではないにしろ小池さんに食らわせたのは過去小池さんを押していた層でしょう。

 つまり、熱狂的な自民党や公明党の支持層利権や心理的な満足感などをよりどころにする組織層であるわけですが、小池さんを押していた層はそんな組織に与することのない層でもあります。よく浮遊票とか無関心層のように言われる人々は実は無関心でも何でもなく、その都度の情勢に敏感な層なのだと改めて感じました。

 この人々の心情が投票には顕著に表れるのでしょう。つまり、小池さんは支持をされていたわけではなく背中を押されていただけなのです。『チャンスをあげるからやってみなさい。』それを小池さんは勘違いをしてやってみる前に動き過ぎたのです。都知事として実績を上げた後ならば話は変わっていたかもしれません。都知事としての小池さんの支持層が出来上がってからの事ですから。

 今回はその層が立憲民主党に動き、彼らの背中を押していたのでしょう。それ故に、立憲民主党に関しても万全な支持だと勘違いをしたらすぐに離れてしまうでしょう。自民党に関しては長年で
出来上がったしがらみという支持層ですから離れることはありません。

 安倍内閣が支持されていようと支持されていまいと自民党の支持層は自民党を支持するのです。それ故に有権者の多くは投票を放棄しているか支持政党をもたない現実的な判断をする層なのです。つまり、彼らは自らの力を信じ政権には多くの期待もしがらみもない層なのです。

 今回も得票数そのものでいえば与党よりも野党が多く獲得しているでしょう。つまり、総国民からすると決して今回の圧勝した自公与党を半数以上は支持をしていないという事になるのです。

 国民投票という形になったならば決して自公は支持をされているとは言えないでしょう。再来年にも行われるかもしれない憲法改正のための『国民投票』は内容次第で否決されるよりもその工程次第で否決されることになるのでしょう。つまり、強引な採決をすればそれらの浮遊層はそれを認めることはないのです。

 そのような意味でも今回の小池さんの『排除』発言は国を変える一言になったのかもしれません。
https://ameblo.jp/diamonrow
http://diamond-exchange.jp/

2017年10月21日土曜日

ダイヤモンドと選挙と潮目⁉

 衆議院選挙も終盤を迎え、それぞれの情勢がはっきりとしてきたような気がします。台風が来るという事で投票率の低さが懸念をされていますが、もしそうゆう事だと自公の圧勝という事になるのでしょう。

 最近では希望の党の陰りも見せ始め立憲民主党の勢いが増していますが、これはイコール安倍政権への批判に本腰を入れている有権者の気持ちなのでしょう。過去の民進党のリベラルといわれる人々の集まりですがその人たちの責任の一端であるも旧民主党政権の失敗を忘れてはいない人も多いのだろうと思います。

 しかし、何より不安なことは安倍政権の無茶ぶり的な選挙活動です。『北朝鮮問題』を前面に出しいかにも北朝鮮がすぐにでも核ミサイルを撃ち込みそうな選挙活動をしていますが、実際にそれを煽っているのはトランプを覗けば安倍さんくらいなもので他の国の殆どはそこまでとは思っていないでしょう。未だ外交問題でしかありません。

 以前にも書きましたが北朝鮮と日本の間には深刻な問題として『拉致問題』がありますが、果たしてそれは武力の圧力で解決できる問題でしょうか。あくまでも外交努力と机の上での圧力の問題だと思っています。何かほかに意図があるとしか思えません。

 現状の北朝鮮は自国防衛に躍起になり『拉致問題』に関していえばほとんど蚊帳の外です。防衛力強化と核容認がなぜに『拉致問題』の解決に繋がるとなるのか頭をかしげたくなります。

 消費税問題に関しても上げる上げないではなく、使い道をを広げることを論点としています。勿論教育の無償化を実現させようというテーマだけであればほとんどの有権者が賛成をするでしょう。しかし、その件に関していえば一度も国会で討論をされていません。討論をしたうえで選挙で争うという事であれば理解が出来ますが、これは自民党の戦力のうまさでしょう。その点野党の追及の甘さが気に入りません。

 いずれにしても明日が投票日です。以前このブログでも書きましたが小池さんの『排除』発言が潮目になると思いましたが、まさにその後の希望の党の凋落ぶりは非常に残念です。言い方が違っただけでぎゃくの結果にもなったように思います。言いたくはありませんが、女性の性が出たのでしょうか。男性であれば使いにくい表現でした。

 潮目と言えばこれも以前から述べていますが昨年と今年はダイヤモンドにとっての潮目にもなったような年とも言えます。明らかなダイヤモンドの特徴でもある希少性のハードルが上がったような時期でした。

 メレーのような超小粒に関しては価格は堅調でしたが0.2,0.3ctをはじめ本来最も需要があるサイズが価格が低調であり、更には1ctサイズに関していえば価格が下落をするというあまり過去に例のない状況になっています。

 それに引き換え大粒ダイヤモンド(5ctアップ)に関していえば右肩上がりさらにファンシカラー、超大粒に関していえば相場がないにしても持っている人々がオファーする金額は常識を欠いたものであり、強気の姿勢はバブルの再現といってもよいでしょう。

 その要因はここ数年のオークションにあると思っています。更には香港オークションでのたった一度の高額落札にあります。世界中で話題になりました。

 いずれにしても潮目にはそれなりの要因はあります。社会としてもダイヤモンド市場としても興味深い時代になったものです。『目に見える事実と目に見えない真実』を見極めることが出来るや否やこれが今後を占うでしょう。
https://madam-g.blogspot.jp/
http://diamond-exchange.jp/

2017年10月18日水曜日

ちょっとした変化⁉

 最近のメディア等でも取り上げられていますが、百貨店や専門店の宝飾品の売り上げが微増ながら伸びているという変化。最近ではあまり聞こえてこなかった数字ですが当方でも今年の変化には気づいていましたが当店の事だけかなとも思っていました。

 以前にも書きましたが都内のとある時計宝石店がここ数年二けたの伸びを続けていますがその要因は主に高級時計が主体でした。しかし、ここで聞こえてくるものは宝石の伸びです。

 ダイヤモンドをはじめ非処理のルビーやサファイヤ等の売れ行きが中心ですが、その物はそんなに多くはありませんのでやはり百貨店の外商か専門店の売り上げという事になるのでしょう。

 日ごろは催事等の苦戦を報告することが多いのですがそれはそれなりに理由があってのことで当然と言えるような結果を残しているわけですが、催事等での高額品というとやはりデザイン等の価格の解りにくいものということになります。

 やはり、本筋の中でビジネスは催事等では難しいものが有ります。ここにきての本筋の宝石の堅調さは微妙ではありますが、もしかしたら本来の宝石のビジネスが復活するかもしれませんというインスパイアーされるものが有ります。

 ダイヤモンドをはじめ大粒のものが世界では品薄の状況です。自身のビジネスでもあるダイヤモンドの方はというとお客様がいても物がないという事が続いています。ことしも50ctをはじめ20ct、10ctとビジネスをさせていただきましたが、その実績をもってのダイヤモンドの手配をしてみても集まる情報は数えるほどです。

 待ち順番が3番手になるとほとんどの確率で手元には回ってきません。先日も100ctのオファーがありましたが私自身は2番手だったために回ってくることはありませんでした。最初のディラーの手により売買が行われてしまいました。

 これらの話は何も海外での話であったりするだけではありません。高額帯を扱うところにはそれなりの層が集まり、本物を扱うところにはやはり本物のお客様が集まります。

 これらの変化が今後どうなるのかは私自身にもわかりませんがダイヤモンドビジネスの変化は以前からブログでも取り上げてきましたが、宝石のビジネスそのものに関しても変化が起きる予感がします。勿論絶対量が少ないことが前提にありますからはじき出される人々も多くいるでしょう。

 宝石を取り扱うには資格ではなく信頼です。
https://ameblo.jp/diamonrow
http://diamond-exchange.jp

 

2017年10月17日火曜日

宝石を販売する事⁉

 宝石を販売するという事はある意味販売員の人間性を売るという事でもありますが、信頼なのか不信なのかはその結果という事にもなるのでしょう。ただし、その結果というのはすぐ出る結果ではないわけです。

 販売というものは基本的に消費者の目線であり、消費者側の立場でなければならないわけですが結果を求めるあまりに自分本位になる場合も多々あります。しかし、その自分本位が消費者側の不利益を生むことであればそれは容認すべきではないし、信頼も失うことになるのでしょう。

 宝石というものは消費者に怪しげな目で見られるようになってからは久しいと思いますが、以前であればその販売をしている人の人間性でその価値を高めてきていましたが近年では残念ながらその価値という意味でもむしろ損なうような販売方法が横行しています。

 何故にこのような事を書くかというと販売方法が未熟なために自らの状況を怪しくしていることに気が付いていないという事であり、その販売を行っている会社そのものの危機なわけであるだけでなくその販売員たちの生活自体も不安定になることへの懸念からなのです。

 勿論、殆どがまじめな販売をしている販売員なわけですが、一部の自分本位な販売をする人の為に会社を危機に陥れている状況は大変悲しいものが有ります。

 宝石というものはそれに携わる人が価値を決めます。美しいものであるがために怪しげになったり、価値のあるものになったりと宝石にはある意味力があります。その力を自分の力と勘違いをする輩もままいることがあります。

 宝石の売り方というものはその人間そのものでもあり、その結果その人の評価が良くもも悪くもなります。ただ一番残念なのはの事にも気が付いていないという未熟さです。

勿論、お客様によっては販売員を選ぶ事が出来ないということも有りますが、お店を選ぶことはできます。その結果そのお店には現れなくなるという事になるのでしょう。勿論その販売員には事実を伝えることもなくという事です。

 宝石というものは不思議なもので絶対的信頼をもたらしてくれると同時に取り返しのつかない疑義をお客様に植え付けてしまう事も難しいことではないのです。

 その場の現実とは実は現実ではなく現在の行動がもたらす将来が現実なのです。所属している会社を守るのは社長の仕事ではなく構成している人々の力量です。その人々が会社の将来を造ります。もし、おかしなことになるとしたらその責任は重いのです。勿論その責任の大半は現場の責任者にあります。

 数字というものはその場の結果を示しているがそれが清廉かどうかを示しているわけではないことも忘れてはならないと思います。

http://diamond-exchange.jp/
https://ameblo.jp/diamonrow

ダイヤモンドコレクター⁉

 以前にも一度書きましたが、ダイヤモンドのコレクターの方たちが増えています。

 多くのコレクターの人々はお話をしていくうちに小さなころから川辺や海辺で珍しい石やきれいな石を集めていた方が多く、大人になり多くの半貴石や色石に興味を持ち、ダイヤモンドにいたっているケースが多く見られます。

 勿論高価なものが多いダイヤモンドですから早々に手が出ませんが、ファンシーカラーを中心とした収集は大きさではなく小粒の珍しいカラーのダイヤモンドを集めるといったものでです。

 平均して0.1ct前後のものを集めている方が多いのですが意外と集めることは難しく、普通の宝石店では集まりませんので当店のような専門店になる訳です。

 一般的には10万円程度のものが多いように思えますが1ct当たりにすると100万円と結構な価格にはなる訳です。しかし、小さなものであればピンクであったり、グリーンであったり本来は巡り合うであれば手に入れることのできないものに出会う事が出来るわけです。

 小さな素材はそのまま市場に出回ることはないのですが色々な用途のために当店のような専門店はそれなりの在庫を持っています。当方も最初は素材もみたいなものが市場で反応があるとは思ってもいませんでしたから店頭にも並ぶことはなかったのですがひょんなきっかけから結構興味のある方たちがいらっしゃることが分かった次第です。

 勿論小さいとはいえカラーダイヤモンドですから在庫のリスクもあるわけです。他に使用することも可能な形態であれば問題はないのですが、様々なカラーのダイヤモンド取り揃えるにはそれなりのリスクもあります。

 ただ、多くの人々は何らかの形ではダイヤモンドへの興味を持っていますので、ダイヤモンドをお話をすることによりどうせ趣味を持つならとか、老後の収集目標としてカラーダイヤモンドのコレクションをしてみようかなという方もそこそこには増えてきています。

 当方のお店もリニューアルオープンを控えており、新店舗ではさらにカラーダイヤモンドを取りそろえようと考えています。

 一個一個はそれほど高くはなくてもある程度のカラーダイヤモンドを集めてコレクションが出来上がることでそれなりの付加価値は生まれてくるだろうと過去の経験から考えています。

https://ameblo.jp/diamonrow
http://diamond-exchange.jp/
 

2017年10月6日金曜日

ダイヤモンドは哲学⁉

 ダイヤモンドをどう考えるかという事は以前からこのブログの中でも書いてきましたが、ダイヤモンドというものはそれぞれの人の考え方や物の見方といった経験からくるものだけではなく人類が受け継いできたDNAその物の中からも来る存在なのだろうと思います。

 物事をどう見るかという事よりも大きな意味では人類はどのような存在なのかという事をある意味デフォルメしているものでもあるものがダイヤモンドなのだと思っています。

 つまり、自然の単なる鉱石がいかにして価値を見出されてきたのかを考えるとそこには人間の進化とともに形成をされてきた嫉妬であったり打算であったりと人間の性の象徴的な負の部分であり、一方では美しさであったり清廉さ、剛健さといった人が持つべき正の部分も持ち合わせているわけです。

 つまり、人はどうあるべきかではなくて、どうゆうものであるという根源的な物の象徴のようなものでもあるのでしょう。そういった意味ではダイヤモンドそのものが哲学そのもののような気がするのです。

 勿論哲学そのものは物質的な物ではありませんが、自然とは、人間とは、物とはといった哲学的見地とは非常に近いものを感じます。

 よく『ダイヤモンドはあなた色に染まります。』といった言葉がありますが、まさに見る人持つ人によってその魅力や価値は変わるものですが、それもあらゆるものの象徴であるよ部分を持つダイヤモンドの特性でしょう。

 現代においてはそれぞれの扱う人々にとっての都合でダイヤモンドは表現をされていますが、貨幣であり、鑑賞物であり、象徴であり、はたまた継承物でありといったものであることも間違いがないのです。

 ただそれらを扱っている人々の都合があまりにも反映されてしまうと現代のような歪曲をしたダイヤモンドの印象を持たれてしまうのでしょう。特に日本では・・・。

 それが残念です。
https://ameblo.jp/diamonrow
http://diamond-exchange.jp
 

2017年10月5日木曜日

潮目⁉

 世間の風潮には潮目というものが有ります。それはダイヤモンドの世界であれ政治の世界であれご近所付き合い、友人関係すべてといってよいほどに潮目というものが有ります。

 現在では小池旋風がそうでしょう。

 明らかに潮目が変わり始めています。

 都民ファースト会からの議員の離脱や民進党からの合流問題における希望の党からの公認辞退と明らかに目に見え始めたものが出始めている。小池さんにしては珍しい失点が相次いでいます。

 小池さん失言問題もありますが何よりも周囲の構成員の問題が表面化しています。都民ファーストの会の一見独裁的な非民主主義とも見える運営方法なども大きな要因でしょう。過去に小池さんの秘書などを歴任した幹部の勘違いも垣間見えます。それぞれが自分も小池氏だと思っている節がありますが実際には無名な役員連中なわけです。つまり、勘違い仲間の集まりなのです。

 小池さんは孤高の弱者として戦ったからこそ聴衆の力を得る事が出来たのです。あまりにも早い潮目の変化です。恒常的になることもなく終わる予感がします。まだまだ公認辞退が続くでしょうし、このままひよこ達が戦場に出ても価値名乗りを上げることなく打ちのめされるような気がします。というよりそうなるでしょう。

 今まで当たり前と思っていた社会なり、世界が変わる瞬間を海の用語であるいわゆる潮目、これを読むことは漁師であれば大漁の予測が出来、又命さえも助かる事が出来るのでしょう。

 ダイヤモンドの世界はまさに今が潮目だと私自身は見ています。今までもいくつものその潮目を見てきました。4Cの導入時、そして通販、更にはシンジケートのの崩壊とその都度販売形態や販売方式が変わってきました。更には主であったブライダルの衰退であり、中国の躍進と様々な時代と潮目がありました。

 そして今大手5大鉱山会社に加え小規模鉱山の台頭、更には大粒原石の出現や、オークションでの高額落札と過去にも同じようなことがあった日本のバブル期とは明らかに違った兆候が出ています。

 それは明らかにダイヤモンドをジャンルの分類しなければならない時代を迎えているという事です。ジュエリーの素材と考えるダイヤモンドであれば人造ダイヤモンドをはじめ合成石にとってかわられる時代であり、小さくてもダイヤモンドという時代ではなくなってきているという事です。

 今の潮目をどう読むのかはそれぞれであることは勿論ですが、今が潮目であることはご同意をいただけるのだろうと思っています。
https://ameblo.jp/diamonrow
http://diamond-exchange.jp

2017年10月4日水曜日

ダイヤモンドの世界観⁉

 多くの人々はダイヤモンドイコールジュエリーであったり、贅沢品という概念を持っていますが、実際にはどうかというとダイヤモンドという自然鉱石への執着であったり、ヒーリングなどの一般の方が考えないようなコレクターという方が多くいらっしゃいます。

 ただし、最も大きな特徴として投資だったり、財産の保全または継承財産としての意味合いを多く感じている方もいらっしゃいます。その一部の例として『娘にいずれ残すものをと考えている』とか『孫におじいちゃんおばあちゃんの事を忘れないでほしい』といずれ孫子にと考える人も多くいます。

 実際には現代においてジュエリーとしてそんなに大きなものを所望される方は少なくなってきましたが、それに反して大きなダイヤモンドが多く売れている現在、現象としては前述した要因が多くあるのではないかと考えていますし、当方のお客様もどちらかというとジュエリーとは考えないお客様が多くなっています。

 ダイヤモンドが世界で最初の公の金融商品であることは以前にも書きましたが研磨技術が上がり結果的に宝飾品に使用されるようになったということで(ダイヤモンドの原始的な研磨は以前から存在)宝飾品として脚光を浴び、ジェリーイコールダイヤモンド的な流れが出てきましたが、実際にダイヤモンドが一般化されたのもブライダル市場においての事でこれも実際には実用品としてのダイヤモンドの役割だったわけです。

 現在においてはファッションジュエリー等にも小さなダイヤモンドが使われたりしていますが、これもジュエリーを輝かせるための素材としての要素が多く、代替品が出てくればすぐにその座を譲り渡すこととなるのです。ただし、これは宝石としてのダイヤモンドの役割ではなくあくまでも素材としての役割です。

 宝石としてのダイヤモンドの役割はやはり、実質的な物であり、そのダイヤモンドをジュエリーに配し、ハイジュエリーとして初めて宝石としてのダイヤモンドの役割を果たすわけです。

 ダイヤモンドをジュエリー以外の見方をすることによりその世界観も変わり、現実の社会が見えてくることになるのでしょう。これからの金融がどう変わるのかも・・・・。
 https://ameblo.jp/diamonrow
http://diamond-exchange.jp

2017年10月3日火曜日

ダイヤモンドの価格⁉

 ダイヤモンドの価格は基本的に原石で大方のバリューが決まってきます。まずは大きさ、その上でどのレベルの大きさと品質が研磨された後に出来上がるかで第二段階の価格が決まるかという事になります。

 つまり、原石のコストと研磨代とを足したものにより研磨されたダイヤモンドの価格が決定をされます。その決定をされた価格に対しての説明書がグレーディングリポート(日本でいう鑑定書)になる訳です。

 基本的にはラウンドブリリアントを基準に考えますので、ラウンドブリリアントが効率よく研磨されるような原石は必然的に高くなる訳です。それが正八面体という基本的な結晶体です。

 勿論自然のものですから必ずしも正八面体としての結晶体が取れるわけではありません。そのためにその原石に合わせたファンシーシェイプが研磨されるわけですが、原石が元々がラウンド程高価ではありませんからラウンドに比べると安価になります。

 しかし、ダイヤモンドの価値の基本は大きさですから例えラウンドでなくても大きさとしての価値が優先されることは間違いがありません。

 そのほかに正八面体でも品質によってはプリンセス・カット(角形)にした方が歩留まりがよくなりラウンドにカットした時よりもバリューが上がると想定が出来ればあえて他のカットにすることがあります。

 つまり、品質を維持し、ラウンドブリリアントにすれば0.8ctにできる内容であってもプリンセスカットにすれば品質は落ちても1ct以上が確保できそのバリューがラウンドを超えるようであればプリンセスカットンするわけです。

 大きさがダイヤモンドのバリューの基本ですから大きく研磨できる内容を模索するのですが実質的にはラウンドを前提として評価をしますのでもし同品質で同重量を比較するならばラウンドが100万円だったとしたらプリンセスカットは30%~40%価格的には安くなるのです。

 勿論ファンシーシェイプに関しても同じことが言えます。多少形が悪くても重量的に大きさを維持が出来るのであればその選択をポリッシャーはするわけです。勿論品質もすべて加味したうえでですが・・。

 これらの基本にはダイヤモンドの価格の決まり方にあります。同品質であっても0.5ctと1.00ctの1ctあたりの価格が変わるという事があります。つまり、大きさは希少性となりますから重量の代替わりになればなるほど1ct当たりの価格は高くなるのです。

 例えば、同品質で0.5ctの1ct当たりの価格が仮に100,000円だとすると代金で50,000円という事になりますが1.00ctに関しては1ct当たりの価格は200,000円で代金にすると200,000円という事になります。つまり、重さは2倍ですが、価格は4倍という事になる訳です。

 これらを踏まえてダイヤモンドの価格は決まっているのです。
https://ameblo.jp/diamonrow
http://diamond-exchange.jp
 

2017年9月30日土曜日

崩壊的解散⁉

 大義無き解散といわれ、理解に苦しむ解散が行われました。またまた政局の混乱の中に国民は巻き込まれていく訳です。毎回、毎回同じことの繰り返しと思われウンザリとする向きも多いのでしょう。

 しかし、実際には大きな流れの1ページには必ずなってしまうものです。消費税を上げ、使い道を広げていこうという事ですが、安倍さんの言っている教育の無償化やその他の教育の為にといっていますが、それは文科省予算でやればよいことで消費税のような元々の目的税が何にでも使えるようになると他の税金と同じようになってしまいます。

 ただ消費税の恐ろしい所は国民のメンタルを長い目でみると菱曲げてしまうという事です。実際に消費税導入前は物品税をはじめ贅沢税的な物がありましたが、全体に税をかけるという事はもともと15%もの物品税のかかっていた宝飾業はその時は3%になることでビジネスチャンスと喜びました。結果的にはその時の売り上げをはじめ普及という意味では効果がありました。

 しかし、今になってみると価格競争を生む一端になったり(異業種が増え、無責任な販売が増えた)いい加減な展示会が増えたり、宝飾業界の地位を地に貶めたと同時に宝飾品へのあこがれも廃れていきました。

 それは何も宝飾業界に関わらずあらゆる面で実用性と価格という一見合理的と考えるような場面が多くなり、人々はお金の使い方を変えていったのです。ファストファッション、百均と一見安そうに見えるものに走り、スマホなどのゲームや使用料といった後に残らないものにお金を集中することとなったのです。

 結果的にはその日暮らしの収入と将来への不安からくるための貯金をし、まったくお金を使わない両面の人種を生むこととなったのです。それは市場を根底から変化させるだけではなく国民性さえ変えてしまったのです。

 以前は税金が高くても買う人が選ぶことですから買わない人にはかかりません。買う人もがんばって結果的に価値のあるものを手に入れ、付加価値を十分に手に入れる事が出来満足もしていました。

 現在は付加価値というものが無視されがちになり、職人や技術者の働き場がなくなり、彼らの収入も減り結果的にお金を使わなくなってきました。

 ものすごく乱暴な結論といわれるかもしれませんが、結果的には消費税導入後一見金融だけを見て景気が回復し、更には伸びているという数字に目がいき気味です。しかし、これらの結果を見て政治や数字に音痴といわざるを得ない現麻生財務相などは景気が回復し、それは俺のおかげだ位の態度になっています。

 消費税をダメだとは私も思いません。しかし、税金というものは80%以上を目的税とし、何でもかんでも使えるようにするとろくな政治家が出てこないことは歴史が証明をしています。本来は省エネ、エコプランに使うはずだった消費税も今や形だけです。

 消費税を安易にいじるとその国民性を変えていきその価値観に合わせてできてきた文化やビジネスを壊していきます。そのことも考えてほしいと思っています。

 今回の解散は日本国がダラダラと崩壊するきっかけになるかもしれない解散です。
https://ameblo.jp/diamonrow
http://diamond-exchange.jp


 

2017年9月27日水曜日

小池新党⁉

 東京都知事である小池さんが『希望の党』なる政党を立ち上げて、ちょっと様子が変わってきているような気がします。率直な意見を言うと『見誤らないでほしい』という事になるのでしょうか。

 最近の都民ファーストの運営といい今回の希望の党の立ち上げにしても周りの人間さえも煙に巻かれているような気がします。つまり、小池さんにとっては周到であっても周りにと手は寝耳に水といった感じがするのです。

 一人で動いた都知事選は良かったでしょう。そしてその応援部隊である都議会選挙もよかったでしょう。しかし、今回は同時に仲間がいますので、小池さんの一存ですべてを進めるには問題があるでしょう。

 ここまで尽力をしてきた若狭さんや細野さん達にとってもここで手を引くわけにいかないのでまずは進むでしょうけれど、小池さんがよもやの衆院選となるとこんどは選挙民の気持ちは違う方向に動くことになるのでしょう。

 現在の自民党政権は安倍総理を筆頭に麻生財務相とその他の輩を考えるとまともな人材がいません。先日の解散宣言にしても自分で危機を煽っておきながら対北朝鮮の対応を問うなどどわけの解らないことを言ったり、麻生大臣にいたっては『景気の回復を実感できない小池さんは感性がおかしんじゃないの』などと頭がおかしいとしか思えない発言があったりと何をか言わんやです。

 官僚が出す数字だけで景気の回復を認識するのなら財務相なんていらないのではないでしょうか。現在の株価を支えているのは政府であり日銀です。その数字も持って景気が回復していると思っているのであればよほど頭がおかしいか政治家の素養がないとしか言えません。

 経済とは巷の数字の集合体であって、政府が主導をする数字ではありません。政府はあくまでもそばで市場の様子を見て支えるという立場でなければなりません。

 現状の様子は日本新党が立ち上がった時のイメージがあります。当時確か熊本県知事であった細川氏の御旗のもとに集まり政権奪取をしたのですが、今回はそのようにはなりません。

 間違いなく大衆は今の現状の変化を望んでいますが政党がバラバラになるという事を意識しているわけではありません。今の大方の評論家が言っているような今後を見事にひっくり返してくれるような対応を小池さんには望みたいものです。

 とにかく戦争を煽り危機感を増し、それにより国民を先導しようとすする安倍政権には危うさを感じます。だからと言って小池さんにとって代わってほしいと思っているわけではありません。民主主義の中のバランスを期待したいだけなのです。そうすれば後は国民がやります。
https://ameblo.jp/diamonrow
http://diamond-exchange.jp

2017年9月25日月曜日

ダイヤモンドの主面⁉

 1700年代初頭にロスチャイルド銀行が財政の困窮に陥っていたポルトガル王室にダイヤモンドを担保に資金を提供するところから近代金融が始まっているといっても過言ではないでしょう。

 当時ポルトガルは改宗を前提に多くのユダヤ人を受け入れていましたが、その多くのユダヤ人を当時の植民地であったブラジルに派遣をし、ダイヤモンドの採掘や回収をさせていました。

 当時、金や宝石の鑑定技術も上がり金融の担保として扱われ始めていましたが、その知識により現在のロンドン金市場はロスチャイルドによって長く運営をされてきました。

 また、改宗したブラジルのユダヤ人たちによりアムステルダムを中心に研磨工などの職人をしていたユダヤ人たちに送られ、アントワープを抜いてアムステルダムが一躍ダイヤモンドの国際都市になったことは有名です。

 つまり、その後ダイヤモンドはセシル・ローズやバニー・バナードによりシンジケート化され、安定をした市場となっていきますが、1929年の世界恐慌によりシンジケートは一度倒産をします。その後金市場で活躍をしていたオッペンハイマーにより再構築され長きにわたり安定した金融資産として運用をされてきました.

  しかし、宝飾市場のダイヤモンドとしての役割が大きくなるとさらにこの組織は大きくなりましたが、日本のバブル崩壊などが要因となってこのシンジケートは縮小の状況になりました。そこに現れたのが、ロシアの半国営鉱山会社でもあるアルロサやリオティント等筆頭に多くの鉱山会社が参入し、自由市場が活況となり、更にこれが結果的には健康的な金融市場となり得るダイヤモンドの環境となったのです。

 他の金融商品に比べ、拡張やデリバティブがありませんからリーマンショックのようなことも起きないでしょうし、限度あるものですから、担保ともなり得る商材なわけです。

 現代のダイヤモンドにおいては本質部分が側面ととらえられている部分が多くありますが、本来のダイヤモンドは金融商品としての存在がよりその役割を果たすこととなるのです。
https://ameblo.jp/diamonrow
http://diamond-exchange.jp

2017年9月21日木曜日

ダイヤモンドは贅沢品か?

 文化の違いもあるのだろうけれど、欧米諸国とわが日本国のダイヤモンドに対する考え方の違いは結構著しいものが有ります。

 日本では何かと贅沢品扱いを受けるダイヤモンドですが、その原因となるものが尾崎紅葉の『金色夜叉』に書かれている『1ctのダイヤモンドに目がくらみ』という一説なのではないだろうかとおもいます。

 明治に開国を行ってから多くの外交官たちが海外へ渡り、そちらで行われる際に使用したダイヤモンドジュエリーが税金で購入をしていたにもかかわらず持ち帰りの際には無税(この法律はいまだに続いています)となり、個人所有を許されてされていたといわれております。当時の外交官多くは良家でお金持ちという前提がありますからその人たちが所有をしているものと考えがあったのでしょう。

 勿論当初から海外では家系に継承をされる宝飾品としての象徴だったわけですが日本では金持ちの象徴的な物がありました。それは昭和のバブル時代までにも続き、成功を収めて際に手に入れたいものがダイヤモンドだったわけです。それ故に人々はダイヤモンドに憧れ今でもそれは続いているのです。

 しかし、現代において政府がいくら景気の回復をアピールしてみても現実の社会では景気の良さは微塵のありません。そんな中一番の贅沢品とされるのが宝飾品であり、ダイヤモンドなのではないでしょうか。

 それでは贅沢品とは何ぞやという事ですが、基本的には実用品ではなく、分に過ぎたことであったり、実用品であっても必要限度を超えたものを指しますが、ダイヤモンドはどうでしょうか?

 以前から来ていますが家宝として継承するもの財産の保全、動産としての価値等々考えるとこの価値を幾ら位かと考えるわけです。それぞれの個人の状況によって違っては来ると思いますが、数百年そして財産の継承等々を考える五百万円でも安いと考えるか、それなら実用的に考えて1億円にしようかそれぞれが考えるところです。

 ここで考えるダイヤモンドとは宝飾品というより実用品として欧米のようにとらえるかどうかだと思います。勿論状況によっては宝飾品としても実用性はあるのですが。その部分を実用性を測るところから考えるとダイヤモンドは贅沢品なのか否かという事です。勿論その時にお金があるかどうかということも有りますが・・・。
https://ameblo.jp/diamonrow
http://diamond-exchange.jp

2017年9月20日水曜日

香港ジュエリーショー⁉

 昨日香港より帰国をし、多少年齢を感じる体調のことも有り、ボーっとしながら一番印象に残っていることが思いだされています。

 何時ものように空港側にあるAWE(アジアワールドエキスポ)に入り、それから市内のコンベンションセンターに入るという順序でした。

 AWEでは特にダイヤモンドのコーナーを中心に取り扱っている大きなサイズの情報を集めと同時にファンシーカラーのそれぞれの在庫の確認といういつもの手順なのですが今回印象に残ったのはファンシーブルーイッシュグリーン系の多さです。これは過去になかった状況でしたが新たな鉱山の傾向なのかもしれません。

 だとすると今後は価格はハードルが少し上がるような気がします。それは以前から多くの石が発見をされる前には希少石と紹介されるもその量が増えるにつけ価格が鈍化をする傾向にあるからです。勿論それはダイヤモンドに限ったことではありませんが・・。

 共通するものはやはり多く供給をされるようになったとしてもサイズに関してはいつの時代も変わらない価値を有するという事でしょう。又、グレード的には呼び名の範囲であったとしてもその色では表せないカラーも存在するようになります。それはそれでまた別の価値として評価をされるでしょ
う。

    
左側の画像の下にあるものはファンシーヴィヴィットブルーイッシュグリーンという評価なのですがその言葉では表せないような色をしています。

 また、右側の画像はパライバトルマリンのグラジュエーションですが。これも見事なものですがだんだんとモザンビーク産や他の産地のものも増えやはり価格は頭打ちでありますが、大きなサイズで美しいものはやはり高額です。

 左側のダイヤモンドの色はまさにパライバトルマリンの色そのものであり、今後この色は高価な取引になることを予感させていました。

 いずれにしても宝石という概念で考えるとやはり美しさと大きさなのかなという風に考えさせられた今回のショーでした。
https://ameblo.jp/diamonrow
http://diamond-exchange.jp




 

2017年9月15日金曜日

見ざる、言わざる、聞かざる⁉

 今週はある展示会にお邪魔をしてきましたが、改めて思ったことは過去のというより現在でも続くいい加減な販売方法でもありました。

 あるお客様から 
『新しくダイヤモンドを買って指輪を造りたいんだけれど、前に乗り気じゃなくて買ってしまい、着けていない指輪があるのだけれど幾らくらいで売れるのかを見てくれますか?』
 
 内容的には最初に60万円買ったブレスレットがすぐに壊れてしまい、修理をしてもらったのだがその場でまた切れてしまい、再度修理をしたがまた切れてしまいつけるのが嫌だからキャンセルをしたところその代わりに178万円と付いていたダイヤモンドの指輪を100万円にしてもらい差額の40万円支払ったという内容です。

 私自身が査定をしたところプラチナ台でエメラルドカットの1ctのダイヤモンドでグレード的にはI-1からI-2の間位横にメレーが6石といった内容ですが色もあり、10万円ほどの価格を付けました。
 
 査定金額を言う前に内容的にあまりにもひどいので
『どちらでお求めになったのですか?』
と尋ねたところ
『こちらの会場です』
と事なので、その業者と少しはない合おうとどちらの業者か尋ねたところ今回は見ていないという事なので、価格を率直に伝えました。
『うそでしょ⁉』
当然の反応でしょう。

 それから話し合いの末その指輪は売らずにペンダント加工を無料で受け、更にお求めになりたかったダイヤモンドをお求めになってもらい価格で少し勉強をさせていただくという事でおさまりました。

 しかし、見ざる、言わざる、聞かざるという処世術を表したような言葉とたとえはありますが、販売お店側も業者も意図的ではない見ざる、言わざる、聞かざるがここまで横行するとお客様がかわいそうになります。売る者の責任というものをもう少し考えてもらいたいと思った今回の展示会でした。
https://ameblo.jp/diamonrow
http://diamond-exchange.jp
 

2017年9月9日土曜日

それぞれの正義⁉

 北朝鮮とアメリカを見ているとだんだんどちらの理屈が正しいのかと思わざるを得ません。元々はアメリカや我々の世界観やメディアの報道により北朝鮮の無謀ぶりが目についたものですが、だんだとやはり大国の理屈ではないかと考えた時に北朝鮮が核ミサイルの保有国になった時点ではその大国の理屈が脆くも崩れていく様を感じざるを得ません。

 現状、経済力の問題は何ら機能していませんから武力のバランスだけでいえば量の問題ではなく結果的には五分と五分という事になってしまいました。

 それぞれの正義を考えると相手のそれは悪であり、正義も悪もそこいらじゅうに存在し、力の優劣により正義が決まるような気もします。

 それらは人間の常であり力がある人が言えばその理屈が通ってしまう事はままあることです。しかし、別の人が力を持つと何時かその理屈は崩れていくものです。

 例になるかどうかわかりませんが人が亡くなってちゃんとした葬式を上げなければ遺族は鬼畜がごとく言われた時代もありますが、現在では密葬、家族葬が多くなってきました。以前であればその規模で行えば何か後ろめたいことかあるのではないかとさえ思われました。

 しかし、現代ではそれが多くなり、その理屈を皆が理解をするようになり、それが合理的で故人にとってもよいのだとか希望であったという理屈になっています。

 ダイヤモンドの鑑定書なる物も以前であれば絶対的な物として国内を席巻していたのです。しかし、実は絶対的な物ではないと理解が始まった時点ではそれが絶対的な物ではなく単なる品質証明書だということになります。

 時と場合と人によっては変わるという事が理解をされてくると今度はそれが当たり前になってきまう。世の中は時代と環境により物の見方とか正義が変わってくるのだなと感じています。

 その理屈でいえば私が以前から提唱をしていることですが、『墓石の代わりにダイヤモンド』というという事ですが、一見暴論のように感じますが同じ石であることは勿論のことですが永く引き継ぎ遺族子孫の周りに置くという事を考えると、現代のように無縁仏が増たり、霊園が倒産をする時代になるといよいよ本悪的に考えてもよいのではないだろうかと思っています。

 以前であれば自分の入る墓を造り一人前という部分もありましたがその終活作業が残された人々の都合を考えた事ではないので、残された人々のにとっては迷惑な場合も多々あります。

 ただダイヤモンドであればいつどこでもどこまでも身に着け、周りにおいておけるので合理的でもあります。今後は一考が有っても要のではないでしょうか。

 時代や背景が変わると常識や正義も変わります。残念ながら合理的に物を考えることがどの時代にもどの環境にも適するものであり、情報や時代に流されないことを起点に物を考えることが物を理解する原点だと考えています。北朝鮮問題もやがて合理的に解決をされるでしょう。決して武力のような非合理的なことで解決ができる問題ではないのです。

 『情緒』とは時として悪になるのです。
https://ameblo.jp/diamonrow
http://diamond-exchange.jp

 

2017年9月6日水曜日

山を乗り切ったのかダイヤモンドビジネス⁉

 デ・ビアスを象徴するシンジケートシステムから始まり、現在の入札とオークション販売のシステムが出来上がるまでに様々な遍歴を経てのダイヤモンドビジネスでありますが、現在は様々な困難を乗り越えて落ち着きを見せているのかという状況が垣間見える現在です。

 1880年代のデ・ビアス創世期を経て1929年のデ・ビアスの倒産をふまえその復興期は近代のダイヤモンドマーケットの構造を造り、そして新たな鉱山会社の出現により、ラフダイヤモンドの供給は様相を何回かの変貌を繰り返してきました。

 その間にはシンジケートの形も変わり、Yes or Noという供給システムからサプライヤーオブチョイスへの変換を含め、アルロサ、リオティントの台頭は現在の形を作り得る土台となりました.

 その間に多くの鉱山も発見され、また研磨地の変遷もあり、インドでは国策としてのダイヤモンド業者への銀行からのクレジットラインの押上げがあり、それが結果的には現在多くのインドのダイヤモンド業者の倒産への呼び水にもなりました。

 現在ではデ・ビアス、アルロサ、リオティントなどが入札、オークションを維持しているものの他の多くの大小合わせた鉱山会社はネットオークションをはじめ直接の売買による方法でラフダイヤモンドの販売を行っています。

 多種多様な販売ルートが出来てきた現在においては情報も多くより市場原理が働きフェアな価格が維持がされるのではないかと期待をしています。

 ここ百年のダイヤモンドビジネスは時代とともに供給方法や価格維持という意味では変遷を経てはいますが、常にダイヤモンドの価格を維持するという方法が時代にあわせてとられてきました。

 しかし、経済や市場の変化により本来のダイヤモンド(宝石としての)の価値に憂慮をしなければいけない時代が残念ながらここ数年続きました。結果的には日本のマーケットも衰退し、時代の変化についていけない日本の業者は衰退をせざるを得なくなりました。

 本来のダイヤモンドビジネスに関していうのであれば様々な山場を越え、本来のダイヤモンドビジネスに向かい始める創世期を迎えたような気がします。

 イヤ、間違いなく恒常的な価値のダイヤモンドの新たなビジネスがスタートをするでしょう。
https://ameblo.jp/diamonrow
http://diamond-exchange.jp

 

2017年9月4日月曜日

度を超す⁉

 実は先月のオーストラリア出張後の疲れもありマッサージを受けにマッサージ店に行き、その後の顛末です。

 強くもまれることに慣れている私が太ももの内転筋を押されているときに痛さを感じ止めてもらいました。その後そこを出て太ももに違和感があり、家に帰るころには痛みが走り、翌朝には太ももがたくましく1.5倍に腫れあがり、医者に行くと『肉離れ』という診断が下されました。

 以後、治療とリハビリを繰り返しほぼ一カ月たった現在でも完治には至らず、その間の出張や外出時のつらさは面倒な物でした。

 『マッサージで肉離れ?』
皆さんに首を傾げられており、私自身も初めての経験という事もあり、自身が一番驚いてはおりますが、マッサージを行った人間も堅いとはいえ度を越してしまったと思っているようです。

 度を越したといえば北朝鮮の問題ですが、核実験も行い他の国々もワーワーと言っているだけで何も止めることはできなかったわけですが、これでアメリカの軍事オプションは極めて限定されることになり、結局は経済制裁のみが行われ、中国やロシアがそれの網をくぐり援助をし、何事もなかったように数年後には核所有の途上国が一国増えただけという状況になるのでしょう。

 しかし、今度はあの国はもっと強気になってくるのではと懸念をします。ただでさえ交渉に長けた国ですから武器を持たせたならず者が登場するのですから、これは始末が悪いといわざるを得ません。

 私自身が考えるには北朝鮮はボスがボンボンという事もあり『度を越してしまった』のではないかと感じています。何故ならこれからは『核を作るぞ、作るぞ。』という他国との瀬戸際交渉材料がなくなるとともに、核保有国としての国際ルールに批准をしなくてはならなくなります、国連加盟をしている以上それを無視することはできないでしょう。

 そうなるとそれ自体が足かせになり、途上国でありながらそれなりの要求をされることとなり、パキスタンのようなそのこと自体にお金がかかり内政に悪循環を生むことになりかねないのではと考えます。つまり、金正恩は『度を越してしまった』と考えるのです。
https://ameblo.jp/diamonrow
http://diamond-exchange.jp

2017年8月31日木曜日

伝えたいこと⁉

 一昨日、北海道の小樽のレストランいてトークショーがてらの販売会に参加をしてきました。内容的にはワインお話と宝石の事という事で、宝石とジュエリーの違いをワインのヴィンテージとデイリーワインに例えてお話をさせていただきました。

 宝石というものは価値を前提としているのに対してジュエリーというもの各々の価値観が前提となっているという事をワインを通して説明をさせていただきました。

 つまり、ヴィンテージというものは良い年齢のブドウ木から気候の良い時期に良いワイナリーにより醸造をされたワインであり、毎日飲むデイリーワインは毎日の食事や好みに合わせて自由に自分勝手に選別をしその時の気分で飲むワインという事です。

 それはどちらが良いとか悪いではなくそれぞれの考え方によりどちらを重視するのかというより、元来ある程度分けて考える必要があるという事です。

 子孫を残し、どんどん引き継いでいってほしいと考えれば古今東西皆が認める資産である宝石をという考えと、自分のライフスタイルに合わせた、もしくは充実させたいと考え選ぶジュエリーという考えがあり、更にはそれの両方を兼ね備えたハイジュエリーという考えもあるでしょう。

 宝石と考え、宝石として勧められ購入したのに実はそれほどの価値のないものだったという事をよく聞きますが、それは販売側もその線引きがうまくできていなかったり、そもそもそのことを知らなかったりするわけです。

 何処のどの販売員から購入するかという事も重要な事であり、決してお安いものではないので購入側も安易な選別をするのではなく、自分はどちらを購入しようとしているのかを考える必要もあるのでしょう。

 明確な説明となったのかどうかはわかりませんがトーク内容は以上のようなもので、ワインを含め、両方に対する考え方や味わい方が変わったといって頂いたことはたようでもご理解をいただいたのかなとぽ持っています。

 現代においては購入するお店や購入する販売員を選別することも購入者責任となるので世知がないとは思いますが、高額なものをお求めになるにあたってはその選別がはっきりとしている方が良いでしょう。
https://ameblo.jp/diamonrow
http://diamond-exchange.jp


 

2017年8月25日金曜日

小さなことの積み重ね⁉

 またまた地方議員の政務活動費の疑惑というか『黒』の問題が出ていますが、今回の議員は女性国会議員との不倫騒動に始まり今回の問題。遡ればこの地区では号泣議員のやはり政務活動費問題等々他の地区も上げればきりがありません。

 この世な問題が起きるたびにちょこちょことその場限りの条例なり法律改正なりをして規制をするが何度でも出てきます。

 『小さなことの積み重ね』というとこの言葉には悪い印象はないのですが、事このようなことに関してはちょこちょこと細かい改正ではなくはっきりと大きな目で事を決めていった方が良いとも考えます。

 つまり、重箱の隅をこつこつと穿り回して全体の大きさや形を見ずにいるようなことではなく、議員になったら上限を決めて一億円なら一億円を拠出し、それ以外は原則認めない、そのうえで確たる結果が出せないときは議員としての立候補権を一回はく奪し、出直しをさせるとかもう少しアウトルックし、全体予算把握しやすくし、政務活動費に関してはその中身をはっきりさせるがその使い道に関してはうるさく言わない方が良いのではないかと思うのです。

 日本人の気質には合うのかもしれませんがその弊害も多い『小さなことの積み重ね』は時として勘違いを起こし、大きな弊害になる場合が多くあります。特に会社では小さな責任を果たすことによりコツコツと昇級していくケースが多いのですが全体を見る力が備わっていないので上級職になっても細かいことにばかりに目が行き部下に任せる範囲まで自分が目を通さなければ気が済まない上司が良くいます。

 小さな積み重ねが大きな形になるのは良いのですが単なる積み重ねた層にしかなっていなければ非常に弱い側面を有する事になります。

 基本的に細かいことを得意とする神経質な人間は無神経なところが多く自分の満足感を優先し、周りが見えないところがあります。細やかな気配りや心遣いをする人に神経質な人は少ないようにも思います。

 勿論『小さなことの積み重ね』を否定するわけではありません。ただ、現代の日本人のこの言葉に当てはまることは各論を積み重ねて総論を見ずという感じがします。もう少し大局的に物を見る政治家なり管理職が増えてくると日本ももっと変われるのではないでしょうか。
https://ameblo.jp/diamonrow
http://diamond-exchange.jp
 

2017年8月23日水曜日

引き継がれる宝石⁉

 世の中の価値観というものは徐々に変わりつつあり、目に見えるもの見えないものを含めて環境の変化や技術の進化により変わってきています。物の価値というものも以前であれば珍重されたものであっても今は興味さえ持たれないものもあります。

 そんな中宝石の概念というものは数百年の間変わることなく推移してきたのですが、近来においてプロモーションやキャンペーンなどにより大きな市場を創りはしたのですが、やはり時代の変化とともにその必要性は失われてきました。

 典型的な例がブライダルでしょうか。あれほど大きな市場を獲得したにもかかわらず今では風前の灯火となっています。その容認の多くは宝石の価値ではなく風習、慣習に比重をおいたものだったからと分析をしています。

 つまり、本来の価値とは違うものを前提としてのセールスプロモーションなわけですから条件変化によりその形を崩していきます。

 現代の宝石の販売方法は本来の宝石の価値とは違う手法をとることにより衰退をしてきているのだと思います。値引きや特典付きの販売術や価値観を宝石だはなくほかに向けた販売方法は今の現状を招いたのでしょう。

 改めて書きますが、宝石の5大条件としての希少性、美観性、耐久性、携帯性、換金性は何のための条件なのかと考えていただきたいのです。これらの条件のファクターには継続性というものが有ります。

 本来の宝石の価値としては権威や地位の象徴という面もあり、現代ではそれがプライドだったり、
満足感だったりします。勿論その面もありますがそれも時代によって取り方が違うのでしょう。

 しかし、継続性を前提としたものというときに現代においてはどう考えると良いのでしょうか?

 以前にも書きましたが現代の日本において墓地問題があり、無縁仏がい多くなり、その処理に税金が投入されているということも有りますが、霊園の倒産などといった墓地の制度そのものに新たな考えをどうにか対処しなければならない時期に来たのではないでしょうか。

 若者たちも引き継いだ墓地を維持することには後ろ向きでもあります。

 宝石というものは本来の価値の一つである継続性という事を考えると以前にも書きましたが宝石を墓石と考えたらどうでしょうか?

 美しく誰からも大事にされ、いつまでも変化なく、どこへでも持ち運びができ、いざとなったら換金が出来る。最後の一つは別にしても家宝として先祖を敬うものとしてこんなに適したものはないのではないだろうか。勿論多くの負担がなくなることも当然ですが、何よりもいつも身に付けていることができるという事になります。勿論その後に来る誰が所持をするのかという問題はありますが複数を所持することもできます。

 勿論、子供や近親者がいないという人もいるでしょう。しかし、友人知人もしくはその子供たちに託すことも良いのではないでしょうか。いずれにしても墓石の代わりは必要なのですから。
https://ameblo.jp/diamonrow
http://diamond-exchange.jp/

 

2017年8月21日月曜日

世の中叩き⁉

 『文春砲』をはじめ現代の世の中は何処にネタがあるかわからないが芸能人や政治家の醜聞が世の中に広められ、そこまで叩かれないといけないことかと首をかしげてしまうことがまま多いような気がします。

 現代のコミュニケーションとしてのツールとしてSNSなどの通信手段が用いられますがこれがまた怖いツールでもあるわけですがゲス不倫や議員不倫などの例があるようにこれらの手段は運営会社等に記録されていることはアプリなどをダウンロードするときに同意を求められるので知っている人も多いと思いますが、ここも問題があります。

 ツイッターやインスタグラムなどの投稿を見ていても、我こそはといったニュアンスの食事や行動、トピックなどの投稿が多くあり、現代ではトランプ氏の言うフェイクニュースではなく本当に画像処理や過激な表現でフォロワー数を上げようというフェイクニュースの類が投稿されています。

 実際にフェイク情報で倒産に追い込まれた会社や破産に追い込まれた写真家のケースなども海外では多く起きているようです。

 SNSによってもたらされる情報の一番の問題は裏を取っていない垂れ流しだという事です。皆が皆、我れ先にと投稿をするために画像にどのような言葉を乗せるかによって真実が変わります。先日も府中のコンビニの駐車違反の件で真実とは違う事実が流されました。

 前述の芸能人や政治家のスキャンダルにしてもそこまでしつこく追いかける必要があるのかどうかやその情報は本当に個人情報保護法の元での情報なのかと首をかしげたくなります。

 現実にはSNSなどの運営会社に記録されているだけといっても実際にはハッキングによりその情報を横取りする事が出来ます。本当に個人情報が保護されているかどうかというと、それはあり得ません。

 結果ユーチューバーをはじめフォロワー数を上げ、それで稼ごうとしている連中は真実はどうかではなく結果を求めますからどんなことでもスキャンダルにして投稿をします。

 『文春砲』といってもネタ元をばらしませんからハッキングによる情報ソースである可能性もあります。それゆえどんなことでも事件性を持たせて、極端な話が狂った女性議員の政策秘書に名乗り出た人間のそれ自体の問題ではなく、その人間がズラであるかどうかという方に焦点が当てられたりと何でも叩くことや探り出すことが世の中の風潮になっています。

 皆が特ダネを探し、無ければ何でもよいから叩き出せみたいな風潮が気になります。
https://ameblo.jp/diamonrow
http://diamond-exchange.jp

2017年8月19日土曜日

二匹目のドジョウ⁉

 現代の業態において二匹目のドジョウ的なものが多く存在していますが、それは成功体験を持つ一匹目のドジョウがいたからです。

 本来の意味でいえば同じ成功はそんなに簡単には手に入らないという意味の『柳の下の二匹目のドジョウ』 つまり、柳の下にドジョウがいて捕まえる事が出来たからといって二匹目もそこで捕まえるなんて甘い考えだよ・・・。という意味です。

 しかし、現在の多くの業態においては二匹目のドジョウといってもよいようなものが多く存在します。ファーストフード、ファストファッション、デリバリーフード、ファッションモールと数え上げたらきりがありません。多くの場合過去のまだ伸びしろがあった時代に出来上がってきたものですが、現代においてはそれらの業態の殆どが頭打ち状態になっています。

 何故だろうと考えたときに一匹目のドジョウがあまりにも少なくなってきたからだろうと推察が出来ます。情報の広がりが早い現代においては一匹目が熟成する前にマネ事が出てきて共倒れになるといった状況でしょう。

 今窮地に追いやられている多くの業態は二匹目のドジョウで成功したところほどその苦しさを味わっているようにも見えます。つまり、オリジナリティーが元々なく一匹目のドジョウの幸運を享受しそれで成功をしてきたわけですから、真似るものがなくなってきている時点でアウトなわけです。

 実際には二匹目のドジョウにしても成功体験を持っているわけですから、それで出来上がってきたシステムをどのようにアレンジをしていくかという問題にぶつかっていますが、多くのこれらの業態を見ていると、部分々々でやはりどこかの真似をしようとしますのでトータル的にちぐはぐになっているものが多いように思えます。

 常に一匹目のドジョウをつかめるるほど現代は簡単ではありません。やはり、自らの得意分野での隙間的なところでオリジナリティーを追い求めるしかないでしょうが、多くの二匹目業態はもともと専門職ではありませんから一匹目になることは非常に難しいといえるでしょう。

 専門職はその専門分野から他業種への派生も考えられますがなんちゃって専門職にはそれを派生させるだけの知識も技術もありませんから更なる困難に向かうことになるのでしょう。

 いずれにいしても二匹目のドジョウを捕まえることが出来るほど現代の柳の下は簡単ではないという事でしょう。
https://ameblo.jp/diamonrow
http://diamond-exchange.jp
 

2017年8月18日金曜日

誤解を招く⁉

 最近の政治家はよく『誤解を招く発言、行動を行い、申し訳なかった。』という言葉を使いますが、
何を根拠に誤解という言葉を使うのか、時に首をかしげることがままあります。

 取り方によっては発言や行動の真意を聞く側の能力の欠如のようにも聞こえます。本来はそれが誤解だとしたら発言者本人の前段の信用や人徳の問題があることによって起きることではないでしょうか。

 あくまでも自らの失言の責任の一端を認めるポーズをしながら聞く側のレベルが低いがごとくの言い方ですが、聞く側は勿論そのレベルの人たちだけではないので素直に認めるべきなのだがその才覚がないように見えます。

 政治家は言葉を誤解を招かないように話をするべきプロですから、慣用句のように使う現在の政治家の多くの人々はもう少し考えたほうが良いと思います。

 勿論、政治家だけではありませんが宝飾の催事業界においても多くの誤解があるというより本来の意味を取り違えていることも多く、耳に触ることも有ります。

 以前にも書きましたが『希少石』という言葉ですが多くの経験の浅い販売員は珍しい石を以て『希少石』とよく説明をし、だからやがて値上がりをしますよといったセールストークを展開していますが、これはそれこそ誤解でみんなが知らない石に関しては『珍石』であって希少石ではありません。

 なぜなら『希少』という意味は皆が知っているけどあまり見る事や存在がないものという意味ですからもともと誰も知らないものは希少とは言わないのです。ピンクダイヤモンドのように皆が知ってはいるけどあまり見たことがないといったものが希少石なのです。

 言うと限がありませんが、今朝ほどもラジオ体操は騒音障害だとする問題がありましたが、これも近隣者の誤解で元々は国民の健康を考えて国策として初めて来たことですから個人の権利としての騒音障害の訴えは誤解で、国から何らかの恩恵を受けている身という事は何らかの義務を果たさなければならない立場にいるのです。簡単に言うと税金のようなものと考えるべきなのでしょう。

 それぞれ基本的概念の欠如から誤解というものは招くのですが、現代の政治家の発言は聞く側ではなくて使う側の基本的概念の欠落から使用されている言葉だと考えると情けなく感じるのは私だけでしょうか?
https://ameblo.jp/diamonrow
http://diamond-exchange.jp
 

2017年8月16日水曜日

宝石の意味⁉

 『MOTTAINAI⁉』という日本語が世界で特にアフリカ諸国で使われ始めて数年が経つでしょうか。ノーベル平和賞を受賞しケニヤの故ワンガリ・マータイさんの提唱により進められている運動ですが、今では世界各地で行われています。

『もったいない』日本はいつの日から消費大国となりこの言葉の母国でありながら一番それを忘れた国民ではないだろうか。日本の一年間の廃棄食品で世界の7千万人がお腹を満たせるというと驚きます。環境に関しての問題に言及するつもりはありませんが、物を大事にするという事を含めて物の継続性やその精神について考えてみました。

 日本では今将来が心配だとか格差の問題とかが社会問題化していますが一番の問題は価値のないものに対する浪費が多すぎるという事です。前述の事を重ね考えてみても、例えば『使い捨てライター』なぜに捨てなければいけないのだろうか?これを回収してアフリカ諸国や東南アジアなどでは補充可能なライターに改造して売っています。そんな難しい改造ではありません。ただ底に穴をあけてそこにゴムの弁を差し込むだけです。

 日々のお金に困っている若者が月に4万も5万円もの携帯代を使い、そこには何も残らないだろうし、百均などでの買い物にしても使い捨てを前提に買い物をし、使わなくなったら捨てればよいという発想、これらのことは考えると単価は低くても実際には浪費と考えるべきでしょう。それらの回収費用やリサイクル・廃棄費用を考えると実際には高い買い物になっているわけです。

 価値あるものとは、その時には高価でも長く使用する事や精神的ステータスといった意味ではこちらの方が実質的には安くつき本来の『もったいない』精神なのではないかと思っています。

 長々と書きましたが宝石というものは高価な贅沢品と考えられがちですが、実はもったいない精神に寄り添ったものである一面もあるという事を伝えたいのです。

 『富』の意味は財貨の蓄えだけではなくその継続性があると以前書いたことがありますが、その継続性の面はまさにもったいない精神があってのことです。

 宝石はその最たるものであるという事です。一般に宝石、ジュエリー、そしてハイジュエリーと考えたときに宝石とは耐久性が上の継続性を前提とし、更には換金性があり、価値を有します。ジュエリーは嗜好性が重視され、必ずしも価値というよりも価値観を前提としています。ハイジュエリーとはその価値観に価値を乗せたものという事になります。

 更には最近の日本を鑑みたときに墓地の問題があります。東京にも多くの無縁墓地が存在しその処理においても多くの税金は使われています。これからのことを考えるとまだまだ増えていくことが考えられます。子供たちもいつまでも同じ場所に居住しているとは限りません。

 ここに宝石を当てはめてみてはどうだろうか、墓地は先祖代々という継承を価値としています。一方宝石も継承の証として欧米では使用されてきました。ということ考えると宝石というもは携帯性があるだけではなく、非常に合理的であり、価値を持ち、価値観を有し、更には継承といった『富』の象徴的な意味だけではなく、実質的な意味合いのあるものであることがご理解いただけるだろうと思います。勿論処理石や半貴石等、工作物は入ってはいません。
https://ameblo.jp/diamonrow
http://diamond-exchange.jp
 
 

2017年8月11日金曜日

ダイヤモンドが日本からなくなる⁉

 日本にダイヤモンドの文化らしきものが根付いてから50年ほど経ちますが最終的には根付くほどのことはなかったような気がします。

 現在ではブライダルにダイヤモンドを贈る文化も消滅しようとしているし、多くの若者が本当の意味での富というものを理解していないような気がします。戦後70余年経って貧困とか贅沢という意味さえ薄れてしまったような気がします。多くの若者は贅沢の意味もわからずお金を浪費し、更には食べるのも大変な日々を送っているようにも見えます。

 働いて手に入れ、更には残すものという概念がないような気がします。富というものは以前にも書きましたが必ずしも財貨の蓄えをいうわけではなく継続できる物という事も前提にあるわけです。
日本にも過去にはあった家宝という言葉がそれにあたるのでしょう。

 昨今の買取りブームに加え、前述のような文化の薄れから多くの人がダイヤモンドから離れ、日本に以前には多く輸入がされていた2ct、3ctsといったダイヤモンドが今は稀な状況になっています。

 勿論、国内にはまだまだその辺を所望する市場があることは間違いがありません。しかし、残念ながらその要望に応えるだけの流通在庫は現在では国内には少なく、多くの業者が奔走しています。

 以前には豊富といってよいほどのダイヤモンドが日本にはあったものですが流通在庫が激減をし、多くの業者が業界を去っていき、大手といわれたところも売り上げが半分以下になり、存続さえも危なくなっています。

 これは自己責任の部分もあり、本来であれば本当の価値を説明し高めていかなければならない立場でありながら値引き販売や詐欺まがいの販売をしてきた報いなのでしょう。以前であれば働きたいといって人々も怪しげな業界というランク付けから遠ざかっている人も多く、業界には人が寄り付かないとも聞きます。

 実質的には過去この業界で働いてきた人たちが多くおり、その延長での販売ですからなおの事業界は低迷をします。

 つまり、ダイヤモンドをはじめジュエリーの需要はどんどん減る一方です。しかし、海外では時折オークションで多くの高額ダイヤモンドが落札されているという実情がニュースで伝わります。

 私自身この業種に携わってきた立場から本当の意味での宝石またダイヤモンドを知ってほしいと依頼があればどちらでも伺わせていただいております。多くの人がその意味が解れば海外で今起きているような状況が起きるのではないかと思っています。

 現実に現状でも50ctsを超えるダイヤモンドの依頼は常にあります。ただし、何時もこのブログで触れるようにお金持ちよりダイヤモンドの方が少ないのです。一朝一夕では手配が出来るようなものではありませんので随時という事になります。

 いぜれにしても業界の襟の正し方一つのような気がします。
http://ameblo.jp/diamonrow
http://diamond-exchange.jp

2017年8月9日水曜日

オーストラリア紀行⁉

 今月の2日から仕事というか見聞含めて7日間ほどシドニーからゴールドコーストまで旅をして来ました。

 当初は友人のイベント参加という事で道場六三郎さんをはじめ陳健一さん、フレンチの坂井さんら『料理の鉄人』によるシドニーのオペラハウスでのイベントに参加の予定でしたが現地の不手際もあり、2日間開催予定のはずが1日になり、鉄人たちの翌日は現地の料理学校で料理を教えるという事になり、我々は別行動をとりました。

 シドニーという街には数年前に一度訪れてはいますが、勿論地形は変わりませんが町中の変貌には目を見張るものが有りました。私自身シドニーというかオーストラリアは偉大なる田舎という認識でおりましたので少し仰天をしてしまいました。

 以前はオペラハウスが歴然として目立っておりましたが現在では周りに高層ビル群が建ち、あまり目立たなくなった印象があります。丁度シドニーの町中に隣接をしているハーバーでボートショーをやっており、隣接する波止場で昼食をとっていましたがやはり隣国の観光客が多くなぜかノンビリした所のはずなのに騒然としておりました。

 ゴールドコーストへ向かい、そこでは海岸を散歩し、お茶などをしながら道行く人々を見ているとオーストラリアは現在は冬から春に向かうところなのでダウンやセーターを着こんだ人が多くいましたが、中にはTシャツに短パンだけの人もおり、以前住んでいたロサンゼルスを思い出しておりました。

 白人の人というのは皮下脂肪が厚いというのか寒さを苦にしない人が多く、特にカナダなど北の国の人は日本の冬でもTシャツ1枚という人を観光客の中に良く見かけます。

 ゴルフなどもして楽しんできましたが、心の底にまったくの後ろめたさがない訳でもないので町中の探索の場合には宝石店のショーウインドーを眺めながらダイヤモンドをはじめジュエリーの価格うのリサーチをしていたところ展示会等でよく見かけるオパール等のジュエリーが妥当な価格でプライスが表示されておりました。展示会等ではびっくりとする価格が付いていますが…。

いずれにしてもこれを機会に少しオーストラリアをウオッチしてみようかと考えています。
https://ameblo.jp/diamonrow
http://diamond-exchange.jp

2017年8月2日水曜日

夏季セミナー大阪⁉

 先日の東京に続き昨日大阪でもセミナーの講師として参加をさせていただきました。久々の大阪という事もありましたが前日入りをし、主催者社長と食事をさせていただきましたがやはり西の料理は器で食べさせるというように、味もそうですが器のコンビネーションには感心させていただきました。

 セミナー自体は九州をはじめ広島、大阪そして名古屋方面からの参加ではありましたが、土地の違いや販売形態の違いに関わらず参加の皆さんは同じような悩みをお持ちのようでした。

 内容というのはやはり現在の知識が実は大昔とは言いませんがダイヤモンドをはじめ色石に関しても20年ほど前の知識で止まっているという事です。その上多くの購入希望者であるユーザーはネットをはじめいろいろなソースから知識を満載にしているのでその対応に対しての物でした。

 ユーザーがネット等で知識を得たとしても多くの場合正しい内容でなかったり、投稿者自身が勘違いをしているケースもネット上では多々見られます。しかし、閲覧者はそれが正しい知識として認識をしていますから問題も発生しますし、販売側の知識が古ければやはりトラブルのもとになります。

 このブログでも何度か触れたことのあるダイヤモンドのタイプについてはまさにこの問題のズバリ真ん中という事もあり、この辺に関しての知識がやはり皆さんも少し足りないようでした。

 また色石に関しても処理石の問題やそれに関わる説明に関する勘違い等々もやはり多く感じられた次第ですが参加の皆さんはやはり意識が高く、終了後のアンケートにおいてもセミナーの内容を役に立てれるように頑張りますから始まり、今まで疑問に感じられたことがすっきりとしたとか、中には業界に都合で説明内容や知識が変わっていくのだという事が実感したとか様々な内容のご意見をいただきました。まさに実感として手ごたえを感じさせていただきました。

 立ちっぱなしの約4時間という時間でしたがさすがに帰りの新幹線の中では疲れを感じ、うとうととしていたところで大雨により遅延という事でさらに神経的に参ったのですが、セミナーの中で皆さんが居眠りをせずに聞き入っていただいた事を思い出すと充実したセミナーであったことを実感しました。

 またの機会に皆さんとお会いできると良いなと考えながら帰途に就きました。
http://ameblo.jp/diamonrow
http://diamond-exchange.jp

2017年7月31日月曜日

宝飾品とワイン⁉

 2年程前にワインエキスパートのを脳トレ代わりに受け、さらにワインが身近になってきましたが、ワインを飲む中で少し気が付いたことがあります。それは非常に宝飾品の考え方に近いのではないかという事です。

 昔ながらの醸造方法で作っているものもあれば、気軽に飲めるデイリーのものもありまし。そしてより上級ワインに似せた製法のものと現代では様々なワインがあります。

 昔ながらに樽で熟成をし、更にはその樽にもこだわりを見せ、伝統的なワイン醸造を続けているもの、そして現代においては各国の環境に合わせて作られているデイリーワイン。更には伝統的なワイン作りに似せるためにコンピューターで制御し、さらに最後に樽の材料であるオークチップを焦がし、それをステンレスタンクの中に入れその風味を模倣した新世界のワインと様々ですが、その状況に合わせてそれぞれの使用方法があると思います。

 一方では宝石は本来の天然のものと処理石を使用し、現代の宝飾品としたものとさらにはデイリーに使うようなアクセサリーとやはりジャンル分けが出来ます。

 宝石を熟成ワイン、ジュエリーを新世界のワイン、そして、各国でそれぞれ作られているデイリーワインがアクセサリーという事になるのでしょうか。

 そして宝石を使ったジュエリーをハイジュエリーと考えるとわかりやすいのではないでしょうか。

 何故にこの様なことを言うかというと処理石を使用したジュエリーをいかにも宝石のニュアンスで販売をしているが為に多くのお客様に疑問や疑惑を抱かせているような気がするからです。

 多くのお客様が口にする言葉に『ジュエリーを買っても売る時は二束三文だから』という言葉です。これは販売員がいかにも処理石を素晴らしい宝石がごとく販売をしているからでしょう。

 多くの宝石つまり未処理の貴石は時が経つにつれそれなりの価格で評価をされているものです。しかし、処理石を使用したジュエリーはやはり販売をしようとするとお客様の言葉でいう二束三文になることも事実です。実際に販売をしながら買取もやっている業者の多くは販売の時の言葉とは裏腹にゼロ評価にすることが殆どです。

 それでは宝石とはどう考えればよいのかというとビンテージ物のワインと同じように後々熟成をして評価されるという事ではなく、長く引き継いでいくもの。つまり、現代でいえばかなり乱暴な言い方ですが墓石みたいなものです。

 墓石というものは本来先祖を祀り敬うものですが、現代においては無縁仏も多くなり、さらには親類縁者がいてもその墓石を世話をする人は少なくなりました。更には自分の墓を建てたとしてもそれを子ども達に面倒をみなさいといってもそれはそれで迷惑に思う子供たちもいるでしょう。


 そんな時に宝石があるのです。移動が楽で持ち運びもでき更には引き継いでいくにも迷惑ではなくむしろステータスにさえなる物であり、更には子孫が困った時に役に立つという本来の意味合いが出てくるような気がします。

 宝石とワインと墓石一瞬何を言っているのかと思われる人もいるかもしれませんが一行の余地はあるのではないでしょうか。

 http://ameblo.jp/diamonrow
http://diamond-exchange.jp


 

2017年7月28日金曜日

納涼会にて⁉

 昨夜はお店にお客様や友人を招いての恒例の納涼会を行いましたが、イスラエルのワインをはじめシャンパンなどでおもてなしを行いました。

 皆の酔いも回り話も佳境に入ってきた時です。
『高木さん,ダイヤモンドを資産として買うにしても売るときにはどうなるんですか?』
当然の疑問です。

 これらの話は販売や販売テクニックの話ではありません。つまり、多くの販売術なる本や販売コンサルタントとしてセミナーを開いている人でも高額なダイヤモンドや宝石を売ることはできません。

 高額のダイヤモンドの資産運用という考え方は販売テクニックの話はほとんどが役に立たないわけですが仮に高額なダイヤモンドではなくてもダイヤモンド、宝石に関してはネット販売や量販のイロハは何の役にも立ちません。

 なぜなら高いからです。

 勿論高いものですが、それをいかにご自分にとって高いものではないかという事を心に落とし込んで頂くような話術が必要なわけですが,詐欺ではないので本当のことを述べなくてはなりません。
勿論多少の誇張は伝えるテクニックとして必要だとは思いますが基本は事実です。

 その為には極端な話、お客様から師匠と思われるような人格も必要でしょう。単に催事のなんちゃってデザイナーのように自分から『先生と呼んでください』というようなことではなく真にお話をしていくうちにお客様がそう思って耳を傾けるようでなけれななりません。

 つまり、その延長線上に資産運用を含めて高額ジュエリーの販売がありますから基本を捻じ曲げるような非常識な値引きやバーゲン商法はお客様のプライドを損ねるようなことがあっても益になることはなにもありません。勿論そのような手法でもお買い上げになるお客様はいるのですがそれは販売者を見下しているという事とイコールですし、見下している相手の話や商品をそんなに長く愛用することもないでしょう。

 つまりは高額品や宝石の販売に関しては基本である両者相互の信頼と尊敬の構築に他ならないのです。

 前述のお客様の質問ですが私の答えは
『世界中どこでも売る事が出来ます。その詳細はご購入時にしましょう』
という事です。
http://ameblo.jp/diamonrow
http://diamond-exchange.jp


 

2017年7月27日木曜日

暑苦しい⁉

 今朝、通勤途中ありそうでない光景に出会いました。

 私も身長は175cmで体重は80キロ弱と日本人としてはそんなに小さな方ではないのですが、今朝の車中では私の周りに集まった通勤客は190cmくらいの男性のほかに180㎝超え、さらにはやはり私より数センチくらい大きな人が2名、そして極めつけは私より身長は10㎝は低いであろうがゆうに100キロは超えているであろうという人でありました。この人々に囲まれたわけです。

 海外の経験も多い私にとっては私より大きな人や太っている人と出会う機会は決して少なくはないのですが日本でましてや通勤電車の中で私の周りだけでという経験は今まではありませんでした。

 私の友人でオランダ出身で今はロサンゼルスに住んでいる大男がいます。何が驚くかというと彼自身は195cmほどなのですが息子二人が2m越えで娘も185cmほどあります。最初ビバリーヒルズにある彼の家を訪ねたときに、家は大きいことを場所柄想像をついていたので驚きませんでしたが、ドアを開けた瞬間に家族全員で出迎えてくれたことです。

 『小さな家族の小さな家へようこそ‼』
彼の第一声はあまりにも空々しかったことを覚えています。
更には幅が2mはありそうは冷蔵庫のあるキッチンから我々のいるダイニングに出された出てきた決して上手に焼けたとは言えないステーキとサラダのみでした。ステーキを出してきたところで『あ~。歓迎をしてくれているんだな』とは思いましたが、
『これだけかよ』
と思った気持ちがあったことも事実です。

 しかし、この家族に囲まれたときには大人の中にいる子供のような気持になりました。

 後日、お礼にロサンゼルスにある行きつけの寿司屋に招待をしたのですが、彼らの寿司に付ける醤油の量やワサビの量には閉口をしました。かのロバート・デニーロが共同経営をするこの寿司屋は決して安くはないのですが回転寿司にでも連れて行ったような気分でした。

 今朝の暑苦しい状況の中でそのころをふと思い出した瞬間でした。
とにもかくにも暑苦しい日のスタートです。
http://ameblo.jp/diamonrow
http://diamond-exchange.jp

相続税とダイヤモンド⁉

 先日税理士が定期監査の為にやってきて監査の始まる前に少しのやり取りをしましたがその時の会話です。

 『実は先日国税OBのセミナーがあり、テーマは相続税だったのですがそのなかで宝石について触れていたんですよ。』

 なんでも国税は宝石というものは元来それほどの趣を置いてはいなかったが現在では資産としての重要なポジションにあるということで、金と特にダイヤモンドに関しては見逃さないという事でした。 しかし、色石に関しては実際のところほとんど二束三文という事で解釈をしているという事でした。

 どのような経緯でそのようになったのかはわかりませんが、私自身が他から聞いたところによると競売に掛けられたダイヤモンドの多くは国税の拠出価格の3杯から4倍で落札をされているという事です。現実に私の知っている会社が競売で2300万で出されていたものが最終的に9400万で落札をし、その2週間後に香港で1億4000万円で販売をしたという事実を知っています。

 色石に関して云々は多分に現在多くの市場で販売をされている処理石を指すのだろうと考えられますが、実際には貴石の中でも非処理のものは現在でも高額で販売をされています。

 それにしても以前から私はダイヤモンドの資産性を謳ってきたのですが実際に国税がそのような判断をするようになると少し違和感を覚えることも事実です。実際にその査定を誰がするのかという事も考え、更にはどのようなルートでさばかれるのかをかを考えるとしっくりとこないものが有ります。

 なぜなら国内では金融市みたいのをオークションと横文字にして格好よく表現をしていますが中身はダダの質流れバッタ市みたいなものです。実際には市場価格よりもさらに叩いて買おうという輩の集まりでもあるし、大物に関してはほとんど値段を理解せずに自分の出せる金額で指値をしているだけです。

 海外では市場性にとって妥当な価格であれば銀行から融資を受けても落札をしようという人々が多いものですが、日本では価格を下げる要因になるような馬鹿な値段でやり取りが行われています。

 しかし、価格は別にしても換金性が高いことは間違いがありません。国税が真剣に査定をしてくるようになるとある意味では日本にとっても我々ダイヤモンド業界にとってもよいことだとは考えています。勿論怪しげな催事屋を排除してからという事になりますが・・・。
http://ameblo.jp/diamonrow
http://diamond-exchange.jp

 

2017年7月24日月曜日

暑さから感じる⁉

 1976年9月、ロサンゼルスは毎日がうだるような暑さで夜もまともに寝むれないような状況でした。

 インディアン・サマーといって本来の夏のシーズンよりももっと熱くなる日々が2週間程続きますが当時の一般家庭やアパートメントにはエアコンなる物がありませんし、あっても冬場用のヒーターくらいでした。場合によってはそのヒーターもないというようなところでした。勿論それだけ気候が良いという事ですが。

 信じられないことですが家自体が熱くなるので室内で裸足で歩くなんてとんでもない話で、皆が靴で生活をするのもわかるような気がします。勿論夜もベッドが冷めていないので暑くて眠れません。

 私はバスタブに水を張ってその中で数日間夜を過ごしたことさえあります。日中は学校に行っていますのでその心配はないのですがウイークエンドはほとんど近くのカフェテリアで過ごしていたことを覚えています。

 このシーズンは皆さんもご存知のあの西海岸の山火事が起きるシーズンです。私自身も何度か経験をしたことも有ります。

 最近の空梅雨から始まり、毎日が暑い日々が続いていますが、この季節になるとよく当時のことを思い出し、そのころのロサンゼルスに比べたらなんてことないなといつも思うのですがそれなりにやはりへばるものです。

 最近では暑さ対策グッズも多種出ており、真夏のゴルフでさえ躊躇なく行う場合もありますが、人間がいろいろ対策を練るたびに自然の猛威は増していくような気がします。

 気のせいか人間が自然の対策を行うごとに自然災害はその想像を超えた状況を創りだしていくような気がします。つまり、対策ではなく何とか自然に寄り添っていたほうが最低限の被害で済んでいるような気がします。それは病気の細菌や食物に関しても必要以上のことをすると必ずそのしっぺ返しが来ているような気がします。

 そこそこのんびりと歩むことが必要な継承が昨今の自然災害や病気に現れているのっではないでしょう。毎日の暑さに接するたびにそんなことを考えながら暑さを忍んでいます。
http://ameblo.jp/diamonrow
http://diamond-exchange.jp

2017年7月22日土曜日

ダイヤモンド取引とブロックチェーン⁉

 ダイヤモンドの投資という言葉はもはや絵空事ではなく一昨年シンガポールに個人向けのダイヤモンド取引所が出来き話題にもなりました。

 これは単なる個人投資家向けの電子取引所でしたが現在はさらにその進化が続き認証にビットコインをはじめ仮想通貨に使われるブロックチェーンを導入するとの発表がありました。

 つまり、ほかの現物投資とは違い個体が違うダイヤモンドの特性を生かし、それをブロックチェーン化し、認証をさらに特定化しやすい様にというものです。

 多くの投資家はダイヤモンドの投資に現実的で実際の量を考えてみても大きな市場になることは想像が出来ないとしていますが、実際にこのシステムを導入することにより元来考えられていた投資用ダイヤモンドのサイズの物より小さなものまで可能になり、よりその市場の拡大に期待が持てるとしています。

 日本においては多くの需要はある一定の年齢層より上になりますので英語でさらには電子取引となると面倒さがあるように考えますが、この取引所においても日本は市場としての拡大性を考えており、いずれ日本語版も提供するとしています。
 
 ダイヤモンド採掘のアイディアから生まれたビットコインのシステムでもあるブロックチェーンが今度はダイヤモンドの取引に導入されることとなり、フィンテックの将来の中に旧ともいえる現物投資でもあるダイヤモンドが組み込まれていく様はないか因縁じみたものを感じます。
 http://ameblo.jp/diamonrow
http://diamond-exchange.jp
 

2017年7月20日木曜日

ダイヤモンドは資産⁉

 私自身の本来の仕事でもありますが、資産としてのダイヤモンドの手配をさせていただくことが近年増えていますが、実際にはその手のものをコントロールすることは難しく、まずは情報が入ってくるかどうかが決め手にもなります。

 今年は運よく3PCSほどの取り扱いをさせていただきましたが、実際には年に1~2個が精一杯です。勿論その下のサイズを取り扱うとなると数量はもっと増えますが、数千万から億の単位となるとまずは取り扱うダイヤモンドに出会う事の先決です。幸いにも長くこの仕事をしていますからそれなりに情報は入ってくるのですが特に50ctsアップのラウンドとなると年間数個に限られますし、同じように虎視眈々とその情報を狙っている人間は常に100人を超えています。

 つまり、手に入れて手配をすることは決して容易なことではありません。それ故に資産としてのダイヤモンドなのです。ただ日本人にとっては持ち運ぶ現物資産というものは経験上もあまり認識をしておりませんから時々ビックりすることも有ります。

 つまり、持ち運ぶ事が出来るという事は盗む方から考えても実に便利な物でもあり、換金もそれほどは難しくありません。ただ現代はGIA(米国宝石学会)での登録化や世界中での現物確認や指紋認証的に現物の特定ができるようになってきましたので、表立っての処分は難しくはなってきています。

 しかし、日本人にとっては土地や証券といったものや良くても金塊程度のものが資産としての認識ですから意識して資産としてのダイヤモンドを持つようになってくるとますます需要が増えさらに手に入りにくくなってくるのではないかと思っています。

 もちろん結果としてダイヤモンドの値上がりが起きるわけですが、近年のオークション等を見ていると特にファンシーカラーダイヤモンドの値上がりが顕著です。

 我々の仕事はオークションに掛かった時点では既に遅すぎますから常に原石の市場にも目を見張っていなければなりません。そのためには日夜海外ともコンタクトを取らなければいけないし、更には需要としての顧客管理も必要となってきます。

 それは資産としてのダイヤモンドの管理に始まり、運搬や運用に関してもご指導をしなければいけません。動く資産というものに慣れていただくためにもいつもお話をする必要もあるのです。
http://ameblo.jp/diamonrow
http://diamond-exchange.jp

2017年7月17日月曜日

ダイヤモンドとスキャンダル⁉

 昨今、スキャンダルがあまりにも多く頭の整理が付きにくいのですが、あまりにも興味がないという事もありますが、時々疑問なことがあります。

 よく不倫や浮気問題で奥さんがいながらとかご主人がいながら、彼氏がいながら、彼女がいながらという質問や疑問を当事者にインタビュアーが投げかけていますが、こんなバカげた質問はないとインタビュアー本人たちも思いながら投げかけているのだろうと思います。

 一人の人を好きになったら他の人を好きになったらいけないという理屈はないということは皆が知っていることでしょう。但し、人間社会のルールとして特に日本でのルールとして一人の決まった人がいたなら他の人を好きになってはいけないという法律ではないルールが適応されています。

 果たしてほかの国ではどうなのだろうか、先進国の中ではかろうじて共通の認識はありますが環境や国の習慣によってはそれほどはシリアスではありません。

 この本能的なことは宝石にも当てはまります。中には『一つダイヤモンドを持っているから二つは入らない』という人がいますが真剣に向き合えば向き合うほどさらなるダイヤモンドが欲しいという人は川辺の砂利ほどいます。その良さを知れば知るほどその上を目指したくもなるし、知らないことがあれば更なる見聞をとも考えます。それが人間だと考えています。

 ただの川辺の石好きから宝石が好きになり、更にはダイヤモンドにたどり着いた人々を山ほど知っています。勿論、もともとは興味がなく実際に目にしてみて好きになり、さらなる良いものをと求め始めて人々も身近にはたくさんおります。

 決して不倫や浮気を肯定しているわけではなく一定の倫理やルールがあることは事実だし、その中の理性という社会の判断基準もあります。それは解りますが芸能リポーターの質問にある『どうして好きになったのか?』という質問を聞くたびに、そこに理屈があるのかという風に感じるのです。

 許容できる状況がそこにあれば、ダイヤモンドでいえば『買える環境にあれば買ってしまう感情を理解できませんか?』と尋ねたくなるのです。『自分は違いますか?』とも思うわけです。

 人間の性として自分の持っていないものを求めるとか、感じた事のなかった感情がそこに芽生えるとかというこということは当たり前なことです。そうでなければ我々の宝飾業界はとっくにつぶれています。

 ただ対人間という事になるとそこにはルールもあるし理性もあるという事になるだけで芸能リポーターも意味のない質問はやめてもらいたいといつも感じる偏屈な私でした。
 http://ameblo.jp/diamonrow
http://diamond-exchange.jp

2017年7月7日金曜日

ダイヤモンドを手に入れる⁉

 ダイヤモンドを手にしようと思った時に何を基準に置くかというと販売側はほとん理解が出来てはいないと思います。何故なら購入側も目的はあるにせよ購入基準は持ってはいないでしょう。

 婚約指輪だとか誕生日プレゼントだとか漠然とした目的はあってもこんなダイヤモンドでこんなものが良いという明確なものは持ってはいないと思います。それ故に販売側の対応次第ではどのダイヤモンドを買おうとするかが決まります。

 多くの販売員が品質を一番に置きますがそれ自体は間違いではありませんが、それではお客様の意志というかライフスタイルを考慮しているとは必ずしも言えません。単純にダイヤモンドを身に付けたいのか、気持ちを大事にするのか、他の人とは違うものを手に入れたいのかダイヤモンドデザインを楽しみたいのか購入の幅はまだまだありますから必ずしも品質にこだわる必要はないのです。

 勿論この場合に美観が損なわれているという事は前提にはありません。お客様はその購入動機は前述したように様々ですからTVショッピングのように届いたらびっくりするぐらい低品質の物であっても謳い文句の大粒ダイヤモンドという言葉に乗せられて注文をしてしまうのです。これもやはり大きなダイヤモンドを身に付けたいが予算の都合もあるという事でしょう。

 そのほかに婚約指輪だから品質にこだわりたいという考えも又あるでしょう。しかし、考え方によっては一生に一度のものだからこそずーと身に付けることを考慮した方が良いのではないかとも考えるわけです。目に見えない範囲の文字のグレードにこだわるよりも実際の利用頻度だったり、その後の長い間を考えたほうがより現実的ではあると思います。勿論個人見解の問題ですが・・。

 とくに最近では男性のダイヤモンドコレクターなる人々も多くおり高額ではないけれど希少なファンシーカラーのものを集めたり、その小粒のファンシーカラーで出来上がったダイヤモンド画を集めたりという必ずしも高額高価ではないものでもダイヤモンドは希少性を創り上げることができるのです。

 また、最近ではダイヤモンドの特殊な蛍光色を集める人々もいます。これらのことを考えるとダイヤモンドを手に入れようと考える場合に動機は様々で販売側の提案によってはまだまだ可能性のあるのがダイヤモンドです。
http://ameblo.jp/diamonrow/
http://diamond-exchange.jp
 

2017年7月6日木曜日

夏季セミナー⁉

 昨日は半日宝飾品販売の就業者の為の『夏季セミナ』を行ってきました。過去数回もしくは一回また初めてという方も含め40名ほどのセミナーでした。

 題材が『宝石の条件とダイヤモンド』という内容ですが、以前受講された方は別にしてもほとんどの方の知識というものは以前からあるか価格のコントロールはシンジケートが行っていて、価格は4Cで決まりますという20年前ほどの知識で業界の新陳代謝の遅さを改めて感じた次第でもありました。

 しかし、終了後のアンケートを拝見させていただくとほとんどの方が積極的な姿勢で新しい知識と取り組もうという姿勢が感じられました。というのも多くの方はやはりメーカーや旧来の先輩方の知識の踏襲でなかなか本来のニュースというものが届かない状況にあるという事をまざまざと感じた次第です。

 殆どの場合この種の知識というものは自らが学びに行かなければ得ることのできないものなのですがどこかこの辺に関しては安直なところがあります。それはネットをはじめ多くの知識というものは必ずしも正確な物ではなかったり、ネットに挙げている本人自体も体験によるものではなくどこからか仕入れてきた知識を整合性を取らずにアップしてしまっていることもあるのでしょう。

 約4時間に及ぶセミナーでしたが多くの人々が集中して聞いていただいたことには感謝をする次第です。勿論ダイヤモンドや宝石の知識を4時間くらいの中で習得するにはあまりにも短い時間ですから、多くの場合販売時に気を付けなければいけないことを主体に販売技術とは別に基本的に宝石とは何ぞや、ダイヤモンドとは何ぞやという事を中心に販売時におけるトラブルや虚偽の内容にならないような知識というもの伝えさせていただいたつもりです。

 上から見ても横から見ても間違いのない知識のみ、つまり、基本中の基本で盛った話にならないようにという事をまず身に付けるという事が大事ですよという事です。

 アンケートの中には『宝石の奥の深さや消費者に対して良い意味で上目線になるという事が理解できて目からうろこが落ちたようです』というように販売しながら得ていた知識だけでは実際に合点がいっていなかった方たちも多かったようで、この様な方たちがまだまだ多いという事でまんざら業界も捨てたものではないなと少し安心をして帰ってきました。

 さらに意欲のある方たちには別に機会を持っていただけるように主催会社に方には要請をしてきましたが、まずは私の気持ちは来月初旬の大阪のセミナーでさらに宝石やダイヤモンドに対してもっとご理解をいただけるように努力をしていくつもりです。
http://ameblo.jp/diamonrow
http://diamond-exchange.jp

2017年7月4日火曜日

ダイヤモンドのグレード(続)⁉

 今回のイスラエルの出張の際に 大粒ダイヤモンドの査定を依頼され行ってきました。

 この査定というものは過去同様のグレードの内容のないものを過去の周辺グレードのものを資料参考にし価格の査定を行うものですが、毎度もめることがグレードの信ぴょう性です。

 今回もオリジナルではGIAのFL(無疵)のグレードが出ているのですが、私自身の判断はIF(無疵に準ずる)ということでした。持ち主はGIAが間違いなくグレードを出しているという事だったのですが、私はそれを否定しているのではなく現状はという事を話し、何らかの変化が起きている可能性があるという事を説明し、再度GIAにグレードを依頼することとなりました。

 結論から言うと現状GIAも私と同じ判断でIFという結果が出ました。つまりグレードというものはグレーディング時を前提としていますからその後のダイヤモンドの変化には責任を持ちません。勿論それではビジネスになりませんから、現在はGIAで2年間、国内主要鑑定会社でもソーティングのみで半年間、リポートで1~2年間というのが相場です。ただし、ダイヤモンドに変化を与えていない同条件でという事になっています。

 今回はGIAにリポリッシュ部分をマーキングしてもらい再度FLの結果を貰ったほうが良いだろうという結果になりました。

 以前から述べているようにグレードイコール価格ではありませんが、このレベルの大粒ダイヤモンドとなると一つの目安としてなければいけません。それは小粒のダイヤモンドでも同様ですが目安としてはやはりあった方が販売するものにとっては都合が良い場合もあります。

 しかし、小粒になりダイヤモンドそのものの価値というより周辺枠やデザイン、更にはパッケージ、広告宣伝費の割合がある程度の幅を占めるようになるとグレードイコール価格ではなく価格帯の順番を説明するのみとなります。

 勿論グレードだけでいえば価格の説明書としての役には立ちますが、価格の決定要因としては十分ではありません。小粒のようなコマーシャルサイズのものは大雑把に分けるだけですから勿論4Cだけで十分ですが大粒になるとその4っつの要因だけでは決まることはありません。

 ましてや現在のようにTVショッピング等も含めて多種多様なグレードのものが販売されるようになるともう殆どグレードの意味を成していません。極端な話が大きさと見栄えだけで良いのであってこれが本来の形といってもよいでしょう。

 いずれにしても大粒であれ小粒であれグレードが価格を決めるわけではないという事を改めて感じた今回の内容でした。ちなみに今回の大きさは」100cts未満とだけにしておきましょう。
http://ameblo.jp/diamonrow
http://diamond-exchange.jp
 

2017年7月3日月曜日

都議選結果⁉

 都議選も終わり、予想通りというか予想以上の自民党の敗退となりました。多くの新しい議員が誕生する訳ですがそれぞれに理想もあり、掲げてきた政策もあるでしょう。しかし、自民党の国会議員のようにブームで当選をしてきた議員は昨今世間をにぎわしたような結果になっています。

 自民党の国会議員の応援演説の中でも政治の素人ばかりが集まっても政策がうまく機能するはずがないといったような言葉も多く聞かれました。全くその通りでしょう。

 しかし、国会が真っ黒く染められていることを考えれば単純に国民目線で足りないことを掲げることは決して悪いことではありません。それぞれが医師だったり、弁護士だったりとそれなりのキャリアを重ねてきた人たちが今回は当選をしてきています。

 気を付けなければいけないのは社会は白でも黒でもないオフホワイトからチャコールグレーにいたるまでの彩りで構成されています。自分目線で正しいと思ってことも他人目線で見れば必ずしも正しいとは限りません。

 いうまでもありませんが社会はそれぞれの都合を絡み合わせて出来上がっています。それ故に他人目線の上で自らの主張を達成できるように努力をしてもらいたいものです。

 選挙終盤に安倍首相が応援演説に入り、聴衆から怒号と罵声が入り混じった状況になり、そこで彼は『このような人の演説を邪魔したり、誹謗中傷をするような人たちには断じて負けるわけにはいきません』と言葉を発していました。彼は事の重大性を理解していないようです。

 そのような聴衆を取り締まるべく共謀罪を成立させようとしたのではなかったのか。だとしてら彼らがそれに反発をできる場所はあのような場所しかないのではないだろうか。

 いずれにしても、今回の選挙は勿論単なる地方選挙ではありません。なぜならそれこそ地方の利権がらみの選挙ではありませんから本当の国民の意見だと考えるべきでしょう。

 今の自民党にそれが出来るかどうかはわかりませんが、自民党の反主流派の議員たちの健闘を願いたいものです。何故なら自民党の代わりになる政党がないのですから・・・。残念です。
 http://ameblo.jp/diamonrow
http://diamond-exchange.jp

2017年6月30日金曜日

都議選⁉

 間もなく都議選という事もあり、TVなども騒がしくなってきて、ここで自民党副幹事長であり東京都自民党会長でもある下村議員に献金疑惑が起こりました。

 都議選委影響がないようにと急きょ会見を開いたのですがその内容が本当にお粗末でした。彼は
『献金に関しては事実無根であり、加計学園側からは一切の献金はなく、たまたま加計学園の秘書室長が11人、社分の献金をまとめて持ってきただけだ。その11人、社に関してはプライバシーの問題もあるので公表は差し控えたい。』
というような趣旨でした。

 まず事実無根に関しては『加計学園関係者からお金を受け取った事実はある。』といっていながら事実無根という言葉を使う無知さ、お金に色分けがあるわけではないのでその事実は変わらないし、さらに献金者に法人が含まれるといっているのでそれであれば経費での計上はしているはずなので隠す理由などない。さらに言えば政治資金法上名前の公表はする必要のない範囲としているが、明細を説明せずに合計の100万円だったと言っているだけであるわけです。ましてや法律は自分らが作ったものであるから本人たちはその辺の襟を正して当たり前、以前の同じようなことが自民党であった時に彼は
『政治家である以上その辺の説明は丁寧にしなければいけない』と他の政治家を批判していたはずです。

 そのほかヒステリックな国会議員の問題や誤解を招いたから取り消しますだの言っている女性の大臣がいますが、政治家は言葉で国民に説明をすることが専任事項みたいな職業です。そのたびに誤解や失言をするならそれ自体で国会議員の任にあらずという事になります。

 世界がどんどん変わり企業の株価資産価値がかつて世界のトップ10であった日本企業のトヨタがトップで世界の38位、中国や韓国の企業がその上を行く中、政治がこのレベルであれば日本の企業がいくら頑張っても先が見えています。

 安倍政権がどうのこうのというより政治家は世界を見るつもりのある人はいないのだろうか?
 
国会議員は地元選挙民のためではなく国の為に働くべきであり、地方のことは地方に任せもっと広い視野で世界を見てもらいたいものです。世界のトップ10は2000年後に操業をした企業が殆どです、。世界第二位のアルファベットにいたっては2015年創業です。勿論その前はグーグルとして名ははせていましたが・・・。世界はどんどん変わっています。

 都議選に国会議員などがしゃしゃり出るべきでもないし、候補者たちも思いついたように出てくるのではなく日ごろの活動の中から信用を勝ち取って出てきてほしいものです。
 http://ameblo.jp/diamonrow
http://diamond-exchange.jp

2017年6月29日木曜日

イスラエル出張⁉

 昨夜羽田に到着をし、少しほっとしながら家路についたのですが、車を運転しながら考えていたことは今回は今までと行動を異にしておりましたので特に感じた事がありました。

 イスラエルという国は以前にも書きましたが、スタートアップが世界NO1でさらにはそれに対する世界中から集まっている投資額は今や世界NO1であることの認識を改めしました。今月2度目のイスラエル出張ですが忙しかった頃を除き、今は年2回から3回ほどの出張が通常ですが今回は大粒ダイヤモンド1個だけの為に訪問していたので時間的にも余裕があり、ゴラン高原のワイナリーを訪ねてみました。

 コラン高原はイスラエルワインのある意味聖地みたいなところで8つの集落とワイナリーで構成されています。イスラエルワインというと最近でこそ日本でも出回ってきましたがまだまだ認知度が低いのですがもともとはワインの発祥の地の一つとしても知られ、あの『最後の晩餐』に描かれているワインこそまさにかの地で作られたワインであり歴史は古くありますが、ご存知のようにユダヤ人たちは長くその地を離れておりました。

 今回訪れた『ゴランハイツワイナリー』は歴史こそ30年ほどですが建国70年を考えるとやむを得ません。最古のワイナリーといえばあのロスチャイルドファミリーにより1882年操業された『CARMEL WINALY』というのがありますがゴラン高原ワイナリーは『YALDEN』という日本でも数多く見るメインブランドを中心に数種のワインを扱っています。今や世界レベルとなったワインに注目をしてみてはいかがでしょうか。ワインエキススパートとしてもお勧めします。

 実にここにも中国の大勢の視察というか見学というか訪問客がおりました。つまり、IT産業をはじめ多くのイスラエルの事業に世界中が注目をしており、特にアジアからは中国と韓国をはじめタイ、シンガポールからも多く人々が訪れています。しかし、わが日本はというといまだに直行便すらない状況です。現総理である安倍君なんかも平和外交などどして売名行為くらいにしか訪れてはいませんが何とかしてもらいたいものです。

 楽天や一部の大手IT産業こそ、彼の地に事務所を構えてはいますが彼らIT産業がこのテルアビブを外しては将来がありませんから当然だと思いますが、世界で最もユダヤ人が敬愛する民族としてわが日本人を挙げていますが日本人はそれほどの関心を示してはいません。

 更には不動産やその他の産業に関しても世界中から投資が集まっています。今や危険な英国やフランス、ヨーロッパには多くの旅行者が訪れます。しかし、今での日本よりもさらに安全な国とされるイスラエルに訪れる日本人はまだ一部のビジネスマンだけです。もう一度世界がどこを中心に動き始めているのかをよく考えるべきではないのかと思いながら車の運転をし帰途についておりました。
http://ameblo.jp/diamonrow
http://diamond-exchange.jp
 

2017年6月23日金曜日

今見えているダイヤモンド市場⁉

 ラスベガスを終えて現在は香港で国際宝飾展が行われていますが、米国は全般的に若干の伸びを示している様子がうかがえますが、世界規模で見るとやはり弱含みといってよいでしょう。

 ダイヤモンドビジネスの歴史の中でもこれほど長い期間1ctのダイヤモンドが価格を含め販売が低迷を示している時代はないでしょう。特に1ct以下の一部のレンジを覗いては需要も減り、弱含みであることは言うまでもありません。

 日本においての少子化や地味婚なる時代に入り、婚約指輪を送らない時代になり、ダイヤモンドを販売するうえでは厳しい時代に入っていますが、これは日本だけの現象ではありません。シンジケートの力が弱まり以前ほどのプロモーション活動も縮小され、世界的に小粒のダイヤモンドの需要が減ったことも大きな要因でしょう。

 一方3cts以上の大粒ダイヤモンドに関しては相変わらず需要の問題よりも常に供給が足りないわけですから価格の上昇も堅調です。特に10ctsを超えるサイズやその中でも品質の良好な物はやはり値上がり気味です。

 ある一定の大きさを境に販売用法が変わってきているのは既定路線ともいえるのですが、特に日本ではすでにダイヤモンドの販売方法に関しては以前のような4Cを使用した販売方法が姿を潜め新たな販売方法を模索しなければいけない時代なのです。

 実際にマーケットにおいても顧客層が変化を見せ、ファンシーカラー等の小粒ダイヤモンドのコレクターや特殊なカットのダイヤモンドのコレクターなども徐々に増えており、販売者が本来有しなければいけない商品情報の収集能力が必要になってきています。

 世界的には大粒ダイヤモンドの情報合戦や収集能力が必然となり、今後は耳を立て体を動かし行動をする範囲がこれからのダイヤモンドビジネスの行方を左右するでしょう。

http://ameblo.jp/diamonrow
http://diamond-exchange.jp

2017年6月20日火曜日

これからのどうするか⁉

 昨日、業界の中堅どころの社長からご相談という事で『廃業をしたい。』との連絡があり、驚くというよりそうなのかという感想でした。

 先日もお一人でやっている方からやはり同様のお話があり、この型は以前は香港やニューヨークにま駐在し、ダイヤモンドに関してはプロ中のプロといってもよい人でした。しかし、後年はほとんどの在庫をダイヤモンドの特殊なものに絞っていたために処分といってもそれなりの資金にはなったというように聞いております。

 今後は駐在していたころの特技を生かしご夫妻で子供向けの英語教室を行っていくとのことでした。既に奥様が主宰をしていたという事です。

 一方で前者の会社は後年展示会等を中心に社員も増やし、在庫もダイヤモンドのジュエリーは勿論のこと他の色石の在庫も多く抱え、資金繰りが圧迫をしてきたとのことで3月にも2人ほど退社をしてもらい現在残った3人で今後を話し合った結果廃業という道を選んだそうです。

 この会社は以前はメーカーとしてかなり手広く行っていましたが、結局売り上げ維持を前提に展示会等のビジネスに参戦し、それ用の商品を揃えることにより資金繰りを圧迫してきたそうです。

 皆が陥りやすいことで多くの催事屋さんはメーカーからの受託でなるべく在庫を持たない等に行っていますが、メーカー出身の会社は売れ筋といわれるところだけを品揃えし、結局はその負担でつぶれていってしまうという事になります。

 基本である希少性だったり、本物志向をする現代において売れ筋というのは皆が持っているところであり、やたら量産をする商品に対して消費者が振り向くわけはありません。ましてや値引き販売されるような価値のない商品消費者が興味を持つわけもありません。

 結果的には現代の販売方法は消費者を愚弄していることになりますから消費者はどんどん離れていきます。価値を最大限に説明をしながらの値引き販売は整合性がないことをなぜに気が付かないのか理解が出来ません。

 価値を説明しそれをお求めやすい価格で提案をすることは理解が出来ます。これも限定を含め他の交換条件を消費者が飲むという前提であるならですが・・・・。

 多くの地方の宝石店や時計店は跡継ぎ問題もあり、消滅をしていっています。これも時代の流れ尚でしょうが、それ以前い販売方法の整合性のなさが市場を壊滅させたといってよいでしょう。

 これからは良心の宝石店の時代であり、本物志向の消費者の時代なのでしょう。この時代に20人余りの宝石店だ150億円という大台を達成している小売店も現実にはあります。そこには値引き販売は存在せず、最高のおもてなしとサービスが存在をしているという事です。
http://ameblo.jp/diamonrow
http://diamond-exchange.jp
 

2017年6月19日月曜日

ダイヤモンドのポジション⁉

 基本的にはダイヤモンドはジュエリーの素材として考えられる現代においては難しいのかもしれませんが、本来は宝石のダイヤモンドやルビー、サファイア等をセッティングして支える素材としてのジュエリーなのですがどちらを主役にするかは時代と背景によって変わってくるのはやむを得ないと思います。

 本来であれば地金だけのジュエリーはジュエリーとして存在し、それに宝石をあしらうことにより更なる権威や象徴として存在をしてきたものでもありますが以前であればそれなりの役を果たしてきたようにも思います。

 ダイヤモンドもお願いをして頭を下げて販売をする時代にあって本当にそれでよいのかどうかは疑問ですが自分のスタイルとして皆が手に入れることのないようなものを手配し、販売をさせて戴ているつもりです。

 それ故に時々誤解を招くような言動をすることもままあるようです。つまり、だれもが手に入れることのできないものをご紹介している立場から時々
『必ずしも買い手が強い立場にいるわけではないですよ』
という言葉を吐いてしまうのです。

 勿論それは現実で、いつも言うようにお金持ちよりも宝石のダイヤモンドの方が数が圧倒的に少ないわけで、もし皆がダイヤモンドの本来の状況を理解する事が出来たならダイヤモンドの価格はもっと上昇をするでしょう。

 つまり、扱う立場によっては状況が変わってくるのですが、本来はそれが当たり前の形だと思っています。ボランティアにしても商売にしても尽くすことに価値があり、それはやってあげているわけではなくさせてもらっているわけです。

 私たちの商売も尽くさせていただいてその代償をいただいているわけで、いらないといわれたものをお願いして買っていただくわけではありません。誰も手に入らないようなものに努力をさせてもらってそれをお届けして対価を貰うわけです。

 ボランティアにしてもそのことで自分の満足感だったり、幸福感をいただくためにボランティア活動をさせてもらっているわけです。

 安易に手に入り誰もが必要がないと思っているものを価格を下げたり、頭を下げたりしての商売はすでに商売としての価値もないと思っているわけです。それに代償を貰おうと思ってはいけないのです。代償を貰いたければ尽くさなければいけません。
http://ameblo.jp/diamonrow
http://diamond-exchange.jp

2017年6月17日土曜日

ダイアモンドの希少性⁉

 ダイアモンドの一番の価値は希少性だといってもよいと思うのですが、その象徴というのが大きさです。勿論、綺麗だという事が大前提ではありますが・・。

 しかし、大きさという事になると当然高価なものとなるのですが、それ以外ではファンシー・カラーという事になりますがこれも当然とお高くなります。

 それでは一般庶民に手が届か無くなってくるのではという事になりますが一つの考え方として小粒ではありますがファンシー・カラーの組み合わせという事はどうでしょうか。

 実はここ数年お客様に色々なカットや色々なファンシー・カラーの小粒のものを組み合わせたものをご提供をしています。例えばファンシーピンクダイアモンドの小粒と濃いイエローダイヤモンドの小粒を組み合わせてお花のモチーフをご提案したり、また、色々な蛍光色を組み合わせて花火のモチーフをご提案したりと色々な工夫をしております。

 海外の買い付けの度に色々なカット、例えば魚の形やお花の形はたまた馬や牛のモチーフ、犬や猫のモチーフと行く度に見つけては買い付けをしております。結果それほど効果ではありませんがこれらの『ダイヤモンド画』的なものをコレクションすることによりそれなりの希少性は生まれてくるわけです。

 少しづつ買い足していく分にはそれほど高価ではありませんが、これがそれなりの量になれば立派な希少価値となります。どんなプロであってもそれなりに揃っている『ダイヤモンド画』をそろえることは至難の業というよりそろえることはほぼ不可能になるでしょうから、これもまたダイヤモンドの楽しみでもあります。

 今後販売する側も視点を変えてダイアモンドの販売を心がける必要があるのでしょう。既に現象をしているダイヤモンド市場のブライダルというものは復活をすることはすでに難しくなっているのですから新たな価値観を市場に広める事も必要なのではないでしょうか。
http://ameblo.jp/diamonrow
http://diamond-exchange.jp

2017年6月10日土曜日

デ・ビアスは今後⁉

 現在、苦戦を強いられているかつての王者デ・ビアスはますます窮地に陥っているように見えます。ナミビアも今後はデ・ビアスに販売をする原石を減らし、少しでも下流に近づく作業をはじめようとしています。

 そのナミビアの政府の政策に対してロシアのアルロサがサポートを申し出、新たな関係が出来上がりつつあり、デ・ビアスは一見衰退の一路を歩んでいるようにも見えます。

 しかし、今後はデ・ビアスも過去の小売りのような失敗ではなくより現実的な方針として研磨されたダイヤモンドの販売の市場プロジェクトを始めようとしています。これはデ・ビアス自身の傘下である国際ダイヤモンド研究所(IIDGR)なる機関と米国宝石研究所(GIA)の評価報告書が添付され、より下流に近づいたサービスを行いかつてのサイトホルダー制とはいかずとも、それのミニチュア版を創ろうとしているように見えます。

 多くのダイヤモンド鉱山の発掘や併合、合併、そして契約と現状はめまぐるしく変わっています。今ではデ・ビアスがシンジケートと過去呼ばれたのが幻だったような現状を打破すべくあらゆる手段を彼らはとっているように見えます。

 しかし、その上を行くロシアのアルロサ、いずれは出てくるかもしれない中国企業の影におびえているような気もしますが、やはり老舗の力をまだまだ存分に発揮してもらいたいと願うのは私だけでしょうか。

 いずれにしてもこの日は多くのダイヤモンド関係者は予測をしていたことです。ただ、その結果を出し抜くように新たな手を繰り出してくるダイヤモンドビジネスマンはある意味将来のダイヤモンドマーケットを構築し、守っていく勇者のようにも見えます。

 今後とも見見守りたいものです。
 http://ameblo.jp/diamonrow
http://diamond-exchange.jp