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2017年8月11日金曜日

ダイヤモンドが日本からなくなる⁉

 日本にダイヤモンドの文化らしきものが根付いてから50年ほど経ちますが最終的には根付くほどのことはなかったような気がします。

 現在ではブライダルにダイヤモンドを贈る文化も消滅しようとしているし、多くの若者が本当の意味での富というものを理解していないような気がします。戦後70余年経って貧困とか贅沢という意味さえ薄れてしまったような気がします。多くの若者は贅沢の意味もわからずお金を浪費し、更には食べるのも大変な日々を送っているようにも見えます。

 働いて手に入れ、更には残すものという概念がないような気がします。富というものは以前にも書きましたが必ずしも財貨の蓄えをいうわけではなく継続できる物という事も前提にあるわけです。
日本にも過去にはあった家宝という言葉がそれにあたるのでしょう。

 昨今の買取りブームに加え、前述のような文化の薄れから多くの人がダイヤモンドから離れ、日本に以前には多く輸入がされていた2ct、3ctsといったダイヤモンドが今は稀な状況になっています。

 勿論、国内にはまだまだその辺を所望する市場があることは間違いがありません。しかし、残念ながらその要望に応えるだけの流通在庫は現在では国内には少なく、多くの業者が奔走しています。

 以前には豊富といってよいほどのダイヤモンドが日本にはあったものですが流通在庫が激減をし、多くの業者が業界を去っていき、大手といわれたところも売り上げが半分以下になり、存続さえも危なくなっています。

 これは自己責任の部分もあり、本来であれば本当の価値を説明し高めていかなければならない立場でありながら値引き販売や詐欺まがいの販売をしてきた報いなのでしょう。以前であれば働きたいといって人々も怪しげな業界というランク付けから遠ざかっている人も多く、業界には人が寄り付かないとも聞きます。

 実質的には過去この業界で働いてきた人たちが多くおり、その延長での販売ですからなおの事業界は低迷をします。

 つまり、ダイヤモンドをはじめジュエリーの需要はどんどん減る一方です。しかし、海外では時折オークションで多くの高額ダイヤモンドが落札されているという実情がニュースで伝わります。

 私自身この業種に携わってきた立場から本当の意味での宝石またダイヤモンドを知ってほしいと依頼があればどちらでも伺わせていただいております。多くの人がその意味が解れば海外で今起きているような状況が起きるのではないかと思っています。

 現実に現状でも50ctsを超えるダイヤモンドの依頼は常にあります。ただし、何時もこのブログで触れるようにお金持ちよりダイヤモンドの方が少ないのです。一朝一夕では手配が出来るようなものではありませんので随時という事になります。

 いぜれにしても業界の襟の正し方一つのような気がします。
http://ameblo.jp/diamonrow
http://diamond-exchange.jp

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