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2017年9月30日土曜日

崩壊的解散⁉

 大義無き解散といわれ、理解に苦しむ解散が行われました。またまた政局の混乱の中に国民は巻き込まれていく訳です。毎回、毎回同じことの繰り返しと思われウンザリとする向きも多いのでしょう。

 しかし、実際には大きな流れの1ページには必ずなってしまうものです。消費税を上げ、使い道を広げていこうという事ですが、安倍さんの言っている教育の無償化やその他の教育の為にといっていますが、それは文科省予算でやればよいことで消費税のような元々の目的税が何にでも使えるようになると他の税金と同じようになってしまいます。

 ただ消費税の恐ろしい所は国民のメンタルを長い目でみると菱曲げてしまうという事です。実際に消費税導入前は物品税をはじめ贅沢税的な物がありましたが、全体に税をかけるという事はもともと15%もの物品税のかかっていた宝飾業はその時は3%になることでビジネスチャンスと喜びました。結果的にはその時の売り上げをはじめ普及という意味では効果がありました。

 しかし、今になってみると価格競争を生む一端になったり(異業種が増え、無責任な販売が増えた)いい加減な展示会が増えたり、宝飾業界の地位を地に貶めたと同時に宝飾品へのあこがれも廃れていきました。

 それは何も宝飾業界に関わらずあらゆる面で実用性と価格という一見合理的と考えるような場面が多くなり、人々はお金の使い方を変えていったのです。ファストファッション、百均と一見安そうに見えるものに走り、スマホなどのゲームや使用料といった後に残らないものにお金を集中することとなったのです。

 結果的にはその日暮らしの収入と将来への不安からくるための貯金をし、まったくお金を使わない両面の人種を生むこととなったのです。それは市場を根底から変化させるだけではなく国民性さえ変えてしまったのです。

 以前は税金が高くても買う人が選ぶことですから買わない人にはかかりません。買う人もがんばって結果的に価値のあるものを手に入れ、付加価値を十分に手に入れる事が出来満足もしていました。

 現在は付加価値というものが無視されがちになり、職人や技術者の働き場がなくなり、彼らの収入も減り結果的にお金を使わなくなってきました。

 ものすごく乱暴な結論といわれるかもしれませんが、結果的には消費税導入後一見金融だけを見て景気が回復し、更には伸びているという数字に目がいき気味です。しかし、これらの結果を見て政治や数字に音痴といわざるを得ない現麻生財務相などは景気が回復し、それは俺のおかげだ位の態度になっています。

 消費税をダメだとは私も思いません。しかし、税金というものは80%以上を目的税とし、何でもかんでも使えるようにするとろくな政治家が出てこないことは歴史が証明をしています。本来は省エネ、エコプランに使うはずだった消費税も今や形だけです。

 消費税を安易にいじるとその国民性を変えていきその価値観に合わせてできてきた文化やビジネスを壊していきます。そのことも考えてほしいと思っています。

 今回の解散は日本国がダラダラと崩壊するきっかけになるかもしれない解散です。
https://ameblo.jp/diamonrow
http://diamond-exchange.jp


 

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