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2017年12月22日金曜日

不動産神話の崩壊⁉

 先達って大手デベロッパーのシンクタンクが2033年、15年後に東京のスラム化が始まることを発表して話題になりましたが、先日、某有名学塾の会長とゴルフをする機会があり、こんなお話をしていました。

 『昨年、高層マンションを二部屋ほど買って、その後すぐに娘の名義にしようと税金等も覚悟をしたんだけれど1億円に対して5百万円ほどしか掛からなかったのでびっくりしたよ。』

 つまり物件自体は高いけど高層という事もあり土地の専有面積は少なく、ましてや土地代の査定がびっくりするほど安かったという事なのです。

 それと同じような話を別の建築家から聞きました。現在の人気で高額のオーシャンフロントの高層マンションは高額な割には人気で売れていることについて
『あれは地震対策や津波対策の為に土台の基礎を建物に相当するだけ深く造ってあるので津波が来ても倒れないけど、その土地自体は皆流れてしまうので本当は怖いし、あれは土地代ではなく建物代だから土地の価値という意味では殆どない。』
というようなことを言っていました。

 日本の土地は一体どうなっているのだろう。現実に現代の日本において信じられないような話ですが所有者不明の空き地と空き家が九州の面積に匹敵するほどあるという事です。

 これらの話を総合するまでもなく、地方の過疎化や都内での持ち主不在の空き家等の話題は尽きません。日本での不動産神話は閉鎖的な国民性ゆえに生まれたものですが現在のように少子化が進み、更にはネット社会の恒常化が進み、場所という概念が薄れていくと不動産の価値自体に疑問符が付くのも当然です。今風に言えば日本人の概念にある仮想資産だったのです。

 もちろん過去には一定の役割を果たし、場所という概念から発生した価値ではあったのですが現在では場所の優位性はそれほど多くはなく、更には少子化も進み人口が減少すれば当然土地を必要としなくなるわけです。これからは資産というよりも必需品であり実用品でしかなくなるのでしょう。

 資産はやはり移動が出来、更には世界共通の価値判断が出来るものという事になります。
勿論それはダイヤモンドが最有力候補であることは間違いがありません。
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