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2017年6月23日金曜日

今見えているダイヤモンド市場⁉

 ラスベガスを終えて現在は香港で国際宝飾展が行われていますが、米国は全般的に若干の伸びを示している様子がうかがえますが、世界規模で見るとやはり弱含みといってよいでしょう。

 ダイヤモンドビジネスの歴史の中でもこれほど長い期間1ctのダイヤモンドが価格を含め販売が低迷を示している時代はないでしょう。特に1ct以下の一部のレンジを覗いては需要も減り、弱含みであることは言うまでもありません。

 日本においての少子化や地味婚なる時代に入り、婚約指輪を送らない時代になり、ダイヤモンドを販売するうえでは厳しい時代に入っていますが、これは日本だけの現象ではありません。シンジケートの力が弱まり以前ほどのプロモーション活動も縮小され、世界的に小粒のダイヤモンドの需要が減ったことも大きな要因でしょう。

 一方3cts以上の大粒ダイヤモンドに関しては相変わらず需要の問題よりも常に供給が足りないわけですから価格の上昇も堅調です。特に10ctsを超えるサイズやその中でも品質の良好な物はやはり値上がり気味です。

 ある一定の大きさを境に販売用法が変わってきているのは既定路線ともいえるのですが、特に日本ではすでにダイヤモンドの販売方法に関しては以前のような4Cを使用した販売方法が姿を潜め新たな販売方法を模索しなければいけない時代なのです。

 実際にマーケットにおいても顧客層が変化を見せ、ファンシーカラー等の小粒ダイヤモンドのコレクターや特殊なカットのダイヤモンドのコレクターなども徐々に増えており、販売者が本来有しなければいけない商品情報の収集能力が必要になってきています。

 世界的には大粒ダイヤモンドの情報合戦や収集能力が必然となり、今後は耳を立て体を動かし行動をする範囲がこれからのダイヤモンドビジネスの行方を左右するでしょう。

http://ameblo.jp/diamonrow
http://diamond-exchange.jp

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