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2014年11月28日金曜日

奇跡⁉

 今度の日曜日に『ハヤブサ2号』が打ち上げられ、52億キロの旅に出かけます。直線距離にして約3億キロの旅は、前回のハヤブサ1号のような物語と奇跡をもたらすのでしょうか?それとも人類の計画通りに何気なく帰ってくるのでしょうか?

 人類というより生命の起源を探し求めての旅立ちですが、果たして何かを持って帰るのでしょうか?生命の起源は他の惑星から来たアミノ酸であるという説が多くを占めていますが、もしそうであるならば、アミノ酸が将来に宇宙へ自力で旅経つという事になりますが、それを実証した時点で起きうるべくして起きたことになりますから奇跡と言われた人類の誕生は奇跡ではないということになります。

 広辞苑では『奇跡』とは既知の自然法則を超越した不思議な現象で常識では考えられない神秘的な出来事となっていますので、人類が解明したことは如何なることでも奇跡とは呼べなくなります。しかし、時系列を追っていけば殆どの事が奇跡ではなくなっていくことでも、過去に起きていない現象や確率的にゼロに近い現象が起きることはやはり奇跡と言って良いのでしょうか。

 ハヤブサ2号は52億キロの旅に出てわずか900mの直径しかない惑星に着陸をする訳です。これが一般人の常識的から考えれば奇跡というほどの100メートル先から0.01mmの的に矢を射るようなものですが、プロたちからすると90%以上の確率を前提としているので奇跡でもなんでもありません。

 しかし、それらの理論の展開ではすべてが可能なように感じますが、不可能なことは確かにないのでしょうが、実際には確立として低い物を奇跡と呼ぶのでしょう。

 そこでダイヤモンドの話ですが、現在世界に宝石質のダイヤモンドで1ct以上のものは200万個ほどあるといわれていますが、これを多いと考えるべきでしょうか?世界人口が間もなく70億人に達するといわれている地球上では3500人に一人の割合で1ctが当たることになりますが、実際に購入可能な人という事になると約254,000人に一人の割合になります。

 これが、好みとかそれぞれのジャンル(形、品質、サイズ等)で分けると多分1千万人に一個くらいの割合になるでしょう。そうするとLOTO7で八億円が当たるような確率です。これが好みの物を手にするという事になるとまさに奇跡です。

 ダイヤモンドとの出会いは『一期一会』と常日頃言っているのはこのような現象を考えての事です。非常に屁理屈な展開ではありますが、それくらいの奇跡を導いていること考えて販売を心がけたいものです。奇跡の地球からの贈り物ですべての人の手に届くわけではないのですから・・・。

 何はともあれ『ハヤブサ2号』が奇跡とならないように祈っています。

 

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