昨日ご来店を頂いたお客様は呉服の展示会の後でお寄りになったという事で展示会話に花が咲きました。
お客様曰く
『びっくりしたは、ただ平台みたいなものに呉服や反物みたいなものを並べていて、呉服のショーと言っても何を言いたいんだかちっともわからない。挙句に何%OFFで特別価格でご提供しますといってもねえ~。』
といった内容でしたが付け加えられた言葉でちょっとギクッとしました。
『どっかの宝石の展示会みたい。』
という事で、小生はその言葉を受け
『今の宝石の展示会も元々の呉服の展示会の延長にあって、宝石の催事屋さんたちは元々呉服の宝石の展示会から来た人たちが多いですからね。同じようになるんじゃあないですか。』
『でも消費者を馬鹿にしているわね。高い値段を付けて大きく値引きをするなんて、買う方は解っているのにね。』
現実には多くの宝石に携わる人々が口をそろえて言う言葉は『今は展示会じゃあないと数字になりませんからね』ということです。本当にそうだろうか?
『現実』という言葉と『各論』という言葉は時として事実で正しいように聞こえますが短視眼的にみればあっているように見えますがOUTLOOK(展望)したときにはどうでしょうか?
宝飾業界は1980年代には3兆円越え、現在は実際には5千億から6千億円程度で呉服業界は1990年代には1兆1千億あったものが現在は2千億円程度とそれぞれの売り上げを落としています。時代の流れや社会の環境によるという人もいます。確かにその側面もあるでしょう。
しかし、展示会販売のような形が顕著なのは呉服と宝石だけみたいなもので、実際には他の業界ではあまり聞きません。私見として取ってもらっても良いのですが現在の展示会のように形になってからの業界の信用や売り上げは著しく落ちたように感じます。
呉服業界にも同じような事が言えます。ご近所にも老舗の呉服屋さんがありますが展示会等には乗らずに専門店としてじっくりとご贔屓さんとのお付き合いを続けていますが、落ち着いた雰囲気を醸し出し、ゆっくりとした空気感があり、けっして慌てているようには見えません。
宝石店に関しても、じっくりと専門店として営業をなさっているところは、もろ手上げてというわけにはいかないかもしれませんが、決っして悪い状況にはあるとは聞きません。勿論、元々の展示会を否定するものではありませんが・・・。
どの状況を取ってみても、大きな目で見ると現在の売り方が決して正しいようには見えません。現実にはとか各論としてはとかいった言い訳は今までも随分聞いてきました。例えば他に置き換えてみてもらえば解りやすいかもしれません。
現在政治も混とんとしていますが、その元凶を見れば無駄な税金お使い方であったり、誰も責任を取らない官僚政治にある訳で、将来のための増税というが使うのは今で、前回の増税のように90%は公務員と政治家の手当てに充てているような現実です。
年寄りが増えて子供が減るといっても子供が税金を納める訳ではなく、子供に使っていた文科省の予算は何処へ消えたのか。そして、20年後には多くの年寄りは自分も含めてこの世にいる訳ではないし、そんなことよりどこまで役所の計算を信じて良いのか。百年安心の年金はたった5年で崩壊したことを忘れてはいけない。
つまり、現実として耳に解りやすいような理屈はOUTLOOK(展望)で見ればその場限りのツギハギみたいなものです。根本的な事として行政改革をやりながら、役人の責任を明確にする仕組みが出来れば、すぐに無駄な税金を使わなくなるでしょう。つまり根本的なところを改革しなければその場限りのことをいくらやっていても何も治らないという事です。
話しがややこしくなりましたが、その場の売り上げも勿論大事ですが根本的な改革はもっと大事です。ただ気が付かないだけかもしれませんが、気が付いた人から一歩づつ変えていかなければなりません。ましてや宝飾業界は過去に手本と見本があります。
その日食べる事も大事ですが、その日の飯だけでは将来も食べていける訳ではありません。
いつも使う言葉ですが、
『今日は昨日の明日、今日は明日の昨日。』
今の結果は過去の過ごし方の結果で、将来結果を残したいのならその為の現在でなくてはなりません。今、準備が必要です。
お客様曰く
『びっくりしたは、ただ平台みたいなものに呉服や反物みたいなものを並べていて、呉服のショーと言っても何を言いたいんだかちっともわからない。挙句に何%OFFで特別価格でご提供しますといってもねえ~。』
といった内容でしたが付け加えられた言葉でちょっとギクッとしました。
『どっかの宝石の展示会みたい。』
という事で、小生はその言葉を受け
『今の宝石の展示会も元々の呉服の展示会の延長にあって、宝石の催事屋さんたちは元々呉服の宝石の展示会から来た人たちが多いですからね。同じようになるんじゃあないですか。』
『でも消費者を馬鹿にしているわね。高い値段を付けて大きく値引きをするなんて、買う方は解っているのにね。』
現実には多くの宝石に携わる人々が口をそろえて言う言葉は『今は展示会じゃあないと数字になりませんからね』ということです。本当にそうだろうか?
『現実』という言葉と『各論』という言葉は時として事実で正しいように聞こえますが短視眼的にみればあっているように見えますがOUTLOOK(展望)したときにはどうでしょうか?
宝飾業界は1980年代には3兆円越え、現在は実際には5千億から6千億円程度で呉服業界は1990年代には1兆1千億あったものが現在は2千億円程度とそれぞれの売り上げを落としています。時代の流れや社会の環境によるという人もいます。確かにその側面もあるでしょう。
しかし、展示会販売のような形が顕著なのは呉服と宝石だけみたいなもので、実際には他の業界ではあまり聞きません。私見として取ってもらっても良いのですが現在の展示会のように形になってからの業界の信用や売り上げは著しく落ちたように感じます。
呉服業界にも同じような事が言えます。ご近所にも老舗の呉服屋さんがありますが展示会等には乗らずに専門店としてじっくりとご贔屓さんとのお付き合いを続けていますが、落ち着いた雰囲気を醸し出し、ゆっくりとした空気感があり、けっして慌てているようには見えません。
宝石店に関しても、じっくりと専門店として営業をなさっているところは、もろ手上げてというわけにはいかないかもしれませんが、決っして悪い状況にはあるとは聞きません。勿論、元々の展示会を否定するものではありませんが・・・。
どの状況を取ってみても、大きな目で見ると現在の売り方が決して正しいようには見えません。現実にはとか各論としてはとかいった言い訳は今までも随分聞いてきました。例えば他に置き換えてみてもらえば解りやすいかもしれません。
現在政治も混とんとしていますが、その元凶を見れば無駄な税金お使い方であったり、誰も責任を取らない官僚政治にある訳で、将来のための増税というが使うのは今で、前回の増税のように90%は公務員と政治家の手当てに充てているような現実です。
年寄りが増えて子供が減るといっても子供が税金を納める訳ではなく、子供に使っていた文科省の予算は何処へ消えたのか。そして、20年後には多くの年寄りは自分も含めてこの世にいる訳ではないし、そんなことよりどこまで役所の計算を信じて良いのか。百年安心の年金はたった5年で崩壊したことを忘れてはいけない。
つまり、現実として耳に解りやすいような理屈はOUTLOOK(展望)で見ればその場限りのツギハギみたいなものです。根本的な事として行政改革をやりながら、役人の責任を明確にする仕組みが出来れば、すぐに無駄な税金を使わなくなるでしょう。つまり根本的なところを改革しなければその場限りのことをいくらやっていても何も治らないという事です。
話しがややこしくなりましたが、その場の売り上げも勿論大事ですが根本的な改革はもっと大事です。ただ気が付かないだけかもしれませんが、気が付いた人から一歩づつ変えていかなければなりません。ましてや宝飾業界は過去に手本と見本があります。
その日食べる事も大事ですが、その日の飯だけでは将来も食べていける訳ではありません。
いつも使う言葉ですが、
『今日は昨日の明日、今日は明日の昨日。』
今の結果は過去の過ごし方の結果で、将来結果を残したいのならその為の現在でなくてはなりません。今、準備が必要です。
0 件のコメント:
コメントを投稿