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2014年11月9日日曜日

ダイヤモンドと金融バズーカ(1)!?

 以前にも金融緩和とダイヤモンドについて書きましたが、予想以上の危険な緩和になりそうな感じになってきました。

 日銀の金融緩和のほかに年金資金を使った株の運用が10兆円投下という爆弾があり、効果はてきめんなのは良いのですが、30兆円の日銀による国債の買付が同時ですから株の高騰と円安が重なってきたわけです。

 
 これは国債を安心して手放し、株を買ってくださいという政府からのメッセージですから外資を含め皆が円を売っても株を買おうということになります。まさに日本政府によるバズーカ砲です。

 今後、何が起きるのでしょうか?

 単純な疑問がですが、考えられることは輸出産業が伸びることは間違いがありません。また、金融機関による運用利益が増大します。これは実際には良いことですが、それでは逆に負の部分では何が起きるのでしょう。

 まずは消費税の上がったばかりの市場を円安による輸入物価がさらに負担としてのしか掛かってきます。物価が上がりますが所得は15ヶ月間減少を続けています。これは台所を直撃するだけではなく、石油が値上がりし、地方の交通手段や運送代についても値上がりを続けます。

 大手輸出産業は利益が膨れ、中小輸入産業は長きに渡り続いたデフレ対策として製造の大半を海外生産にしておりますから、赤字転落は防ぎようもありません。ましてや現国会では法人税の引き下げと同時に赤字法人からも税金が取れるように法整備中ですから輸入企業にとっては二重苦です。つまり、輸出にやさしく、輸入に厳しくという結果になるわけです。

 円安による輸入産業の利益は計算上のものですが、輸入決済による円安は実質的なマイナスです。さらに低層家庭を救済のために行おうとしていた食料品や実用品を中心にした減税策はどこぞへ消えた気配です。

 つまり、格差がさらに進むということになりますからダイヤモンドにおける影響はとても大きくなります。それではダイヤモンドに何が起きるのでしょうか?

 

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