ページビューの合計

2014年11月8日土曜日

ダイヤモンドの展望⁉

 今年に入ってダイヤモンドの値動きが特徴のあるものとなっているますが、相変わらず1ctサイズの値動きは悪く、ここ一年で6%前後の下落を続けています。しかし、0.3ct、0.5ctサイズの関してはここ数か月動きは悪くなってきましたが、それぞれ3%前後、5%前後と価格は上昇をしております。

 勿論、ダイヤモンドは長い目で見れば価格は上昇をしているわけですが、株価の秒単位とまではいきませんが短期間での値動きが顕著になり、経済状況をある程度反映するものとなっています。

 小粒サイズの1ctを含めたポインターに関して言えば市場の動きに敏感で中国の一般層まで景気が波及してきたここ数年は強い動きになってきていますが、1ctサイズの需要までは届かないのかここに関しては弱い動きがみられます。

 1ctサイズの需要が大きかった日本や米国の需要が減ってきた事が大きいのだと考えられます。以前であれば1ctサイズは売りやすいという事になっていましたが、現在の日本では購入できる層の人々は既に持っており、大きな需要はありません。

 また、婚約指輪の需要には届くサイズではありませんし、現代の若者はそこまで婚約指輪を重要視している様子もありません。つまり、ジュエリーのサイズには大きく、他の目的として持つには小さすぎるサイズという事になるのでしょう。

 3ctsサイズに関しては、やはり値動きは鈍くなってきていますが1ctサイズほどではありませんし、5ctsサイズより大きなものになると値も強く絶対量もないので需供バランスから言うと供給が少ないとも言えます。

 ここで大きな焦点としてファンシーカットダイヤモンドの動きですがラウンドブリリアントに比べ形の好みも出てきますので、多くの人々の共感をする形に関してはやはり強めの価格になっていますがそれ以外になるとかなり価格が弱めになっています。

 特に日本ではファンシーカット文化が浅いので下手に買い取り屋さんにもっていくととんでもない価格を付けられますので要注意となるのですが、プロの間においてもラウンドに比べ弱い価格が付けられる傾向があります。

 このようにダイヤモンドの価格はかなりのロジックが出来上がっており、絶対量は少ないかもしれませんが株や証券とは違う、現物での実体としてのなんらかの市場が現れるかもしれません。

 

0 件のコメント:

コメントを投稿