倒産セール、閉店セール、改装セール、セール、ディスカウントそれぞれが消費者にインパクトの強い言葉の羅列ですが一番インパクトの強い倒産セールに関しては品の無さを感じるわけですが、言葉の違いがあれ、どの言葉もそれなりの要素が入っているので消費者には効果があるのでしょう。
しかし、昨今はあまりにもこれらの言葉が氾濫をしていて、消費者は慣れっこになっているようにさえ感じます。ディスカウントで通じなければより一層の強い言葉をということになるのですが、最後に倒産セールという言葉を残して倒産をするのでしょうか。
いずれにしてもディスカウントという言葉はDISという言葉は差し引くとか欠如、奪うなどの否定の強調語なわけですが、COUNTの語源に価値という言葉も入っていることを考えると、価値を差し引くということになりはしないでしょうか。
値引きという言葉は消費者には魅力的ですが、それに魅力を感じる人とそれをハスから見る人と何ら自分の価値観に値引きを影響させない人がいます。値引きは小さければ小さいほど元の価格に信憑性を持つわけですが、それを勘違いしている販売側もいます。
つまり、値引きと二重価格を間違って解釈をして、値引きは法に触れないと思っている人たちもいる訳です。値引きは勿論、法に触れるものではありません。しかし、二重価格は大きな問題なのです。
いずれにしても、商売というものは価値を上げ、利益を追及することが必須であり、それを消費者に認められるかどうか、さらにその価格を通し続けることができるかどうかが基本ですから、それらを認められないところはディスカウントをし、最後は倒産セールという道筋を歩むことになるのでしょう。
実用品であれ、食料品であれ、時代遅れや賞味期限切れ間際などの価値を損ない始めて、初めてディスカウントを行うわけですがちゃんとした理由があります。語源の通りに価値を差し引くという事になる訳です。
二重価格ではない本来の値引き関しては、迷っている消費者の背中を押してあげたり、その価値を感じたりするものでありますから良いことも多いわけです。但し、過ぎたるは及ばざるがごとしではありませんが必要以上の事は相手に疑問や疑念を持たせたりするのではないでしょうか。
つまり、値引きによって購入意欲を掻き立てるものと、価値を感じている人に購入を促せる為の値引きとあるわけですが、これらと二重価格は明らかに違うものなわけです。
本来の価値が認められずに価格を下げるものがディスカウントの語源でもあるわけですが、価値を下げに行く販売方法がいつまで続くのかはわかりませんが、宝飾品に関しては販売している人の信頼とその宝飾品の持つ付加価値をいかに高めていくかというビジネスですから、値引き、特に二重価格は最もなじまない販売方法なのでないでしょうか。
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