昨年はオークションの当たり年でもあり、サザビーズやクリスティーズに関わらず、多くのオークションで日本のバブル期を除いた最高売上を上げていました。
しかし、ここにきて一定の落ち着きを見せているようにも感じますが、それでも例えば10ctsのDカラー、IFのEXに関して昨年末のニューヨークでの平均落札額はUS$21万/ctでした。つまり、総額でいえば約210万ドル(日本円で約25億円)になります。私が大粒を扱っていた時代はUS$4万ドル前後でしたから、ここ十数年で4~5倍になったことになります。
特にファンシーカラーに関していえばそれをさらに上回る上昇率と言えるでしょうが、同様のグレード結果が出ていても色の見え方が違うと価格にも差が出ているように見えます。特にそれはピンク系が顕著で暗くなりすぎるとやはり価格は弱含みです。
イエロー系に関しては日本では黄色という事であまり好まれない傾向がありましたが、ここにきて欧米のオークションやブランドの影響もあり、動きが活発化してるようです。現に国内でも数社の海外企業が直接消費者に大きめのイエローダイヤモンドを販売しています。
当店でも時々尋ねられる事があるのですが、手に入れてもダイヤモンドをどこで販売すれば良いのかという件です。これに関してはサザビーズやクリスティーズに直接尋ねられると良いのかもしれませんが、事前にプロフェッショナルに相談し、オークションに出品できるかどうかの質疑があります。そして、フロアプライス(最低落札金額)が決まり、その上で出品が決まると手数料、事前のカタログに関する掲載料の金額の提示があり、同意がなされれば出品という事になり、機関としては4~5月後のオークションを待つという事になります。
ただ、地域によっては出品の最低額を決めているところもあります。例えば最低ファンシー・インテンス・カラーの3cts以上とかホワイトであれば10cts以上とか特に今はアジア圏で行われるメジャーなオークションではそのような括りをしているところもあります。
ニューヨークであればサザビーズにしてもクリスティーズにしても2~3ctsの通常グレードであっても取り扱いをしています。更にジュネーブ(スイス)などの2社を含めた他のオークションであっても取り扱いをしています。アジア圏は特に中国の需要が多く、出品、落札金額が高額になりがちですが、それは資産の保有が難しい中国ならではという事になるでしょう。
中国では冒頭に書いた色味の差というよりも、どのようなグレーディングが出ているかの方が優先されますので、多くのダイヤモンドビジネスマンに聞くと、ほとんど中国人はグレーディング・レポートしか見ないという事です。どこか以前の日本人に似ていなくもありません。
いずれにしても、今後はダイヤモンドの再販が今のように巷の買取屋さんのような状況が解消をされ、フェアな金額で取引がされ、一般の人々が安心をして販売が出来る状況が作られることは時間の問題かとも思います。
ただし、オークションに関していえば何でもかんでもが落札対象になる訳ではありませんから専門家に十分話を聞いて理解をしてからという事になるでしょう。
こちらも見てみてください。
http://ameblo.jp/diamonrow
しかし、ここにきて一定の落ち着きを見せているようにも感じますが、それでも例えば10ctsのDカラー、IFのEXに関して昨年末のニューヨークでの平均落札額はUS$21万/ctでした。つまり、総額でいえば約210万ドル(日本円で約25億円)になります。私が大粒を扱っていた時代はUS$4万ドル前後でしたから、ここ十数年で4~5倍になったことになります。
特にファンシーカラーに関していえばそれをさらに上回る上昇率と言えるでしょうが、同様のグレード結果が出ていても色の見え方が違うと価格にも差が出ているように見えます。特にそれはピンク系が顕著で暗くなりすぎるとやはり価格は弱含みです。
イエロー系に関しては日本では黄色という事であまり好まれない傾向がありましたが、ここにきて欧米のオークションやブランドの影響もあり、動きが活発化してるようです。現に国内でも数社の海外企業が直接消費者に大きめのイエローダイヤモンドを販売しています。
当店でも時々尋ねられる事があるのですが、手に入れてもダイヤモンドをどこで販売すれば良いのかという件です。これに関してはサザビーズやクリスティーズに直接尋ねられると良いのかもしれませんが、事前にプロフェッショナルに相談し、オークションに出品できるかどうかの質疑があります。そして、フロアプライス(最低落札金額)が決まり、その上で出品が決まると手数料、事前のカタログに関する掲載料の金額の提示があり、同意がなされれば出品という事になり、機関としては4~5月後のオークションを待つという事になります。
ただ、地域によっては出品の最低額を決めているところもあります。例えば最低ファンシー・インテンス・カラーの3cts以上とかホワイトであれば10cts以上とか特に今はアジア圏で行われるメジャーなオークションではそのような括りをしているところもあります。
ニューヨークであればサザビーズにしてもクリスティーズにしても2~3ctsの通常グレードであっても取り扱いをしています。更にジュネーブ(スイス)などの2社を含めた他のオークションであっても取り扱いをしています。アジア圏は特に中国の需要が多く、出品、落札金額が高額になりがちですが、それは資産の保有が難しい中国ならではという事になるでしょう。
中国では冒頭に書いた色味の差というよりも、どのようなグレーディングが出ているかの方が優先されますので、多くのダイヤモンドビジネスマンに聞くと、ほとんど中国人はグレーディング・レポートしか見ないという事です。どこか以前の日本人に似ていなくもありません。
いずれにしても、今後はダイヤモンドの再販が今のように巷の買取屋さんのような状況が解消をされ、フェアな金額で取引がされ、一般の人々が安心をして販売が出来る状況が作られることは時間の問題かとも思います。
ただし、オークションに関していえば何でもかんでもが落札対象になる訳ではありませんから専門家に十分話を聞いて理解をしてからという事になるでしょう。
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