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2014年12月15日月曜日

格差再来⁉

 選挙も終わり、自公の圧勝という書き方をしているメディアもあります。街頭のインタビューを見ていると、特に若い層が『投票に行かないのも政治に対する表現だ。』とか言っている事が気にかかる。

 確かに若いうちは格好をつけるのもあるけれど、これで一党独裁的な社会主義化が進むかもしれないとも危惧しています。勝ち組と、負け組とか格差社会という表現を現代は使っているが、今考えると私自身が社会に出た頃にはまだ今ほど情報もなかったといこともありますが、投票率も低く、常に自民党が勝利し、官僚たちが次々と政治家に鞍替えをしてした時代でした。

 あの頃の格差は考えてみると今以上の格差があったのだと考える事が出来ます。学生から最初に入った世界ですから当たり前のように考えていましたが、今になってみるとそうだったのかと考えます。

 日常的に数百万、数千万円の宝飾品が、そして時には数億円の宝飾品が売れる事が特別な事とは考えてもみませんでした。当たり前だったのです。しかし、一方で庶民が婚約指輪に0.1ct以下の指輪を購入するのも目にしていたものです。

 現状がこのまま進むと、この頃の再現がやってくるような気もしますが、今の宝石店には其れくらいの品物を集める力はないでしょう。高級時計の数千万円の物が売れているのはその前兆なのかもしれません。

 その前提としては、どこかにお金が偏らなければいけません。平等に分配という考え方にはならない方が宝飾業界には良いのでしょう。格差社会こそが業界の運命を左右するのかもしれません。
 

 負け組の人々が戦わずして、負けた今回の選挙は投票をした一部の団体の勝ち組に今後は社会が委ねられるのでしょう。業界にターゲットがはっきりしてきた今回の選挙だったような気がします。

 宝飾品は綺麗ごとを言わなければやはり成功者や金持ちのものです。多くの人々の手元に少しでもダイヤモンドを・・という考えでやってきたつもりもありますが、やはり価値のあるものは有償になることは当たり前の事で、そこにたどり着こうと努力をした人のみが得られるものが宝飾品なのです。

 勿論、心の底からそれを望んでいるわけではありません。

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