先週末土曜日香港に入り昨日帰国をするという一泊2日の出張だったのですが、ASIA EXPOでの大粒ダイヤモンドの査定を行いその後Convention centerに移り所用のみを行うという短い滞在だったのですが、その際に会場でいきなり声をかけられその方向を見ると旧知の知人がこちらを向いておりました。
香港と甲府に事務所を持つ出展社としてそこに在籍をしているとのことで最初は8年ぶり位という事で戸惑いもありましたが
『高木さん、久しぶりですね。お元気ですか?』
『ご無沙汰しています。』
と会話をしていくうちのその方のお顔もそのころのものに変わっていくことを感じながらお話をさせていただきました。
間もなく70歳を迎えようとしている先輩ですが、いまだに数社からお声がかかる人材という事で驚きです。現在の会社もお荷物に感じたらすぐに言ってくれ明日にでも退社をするからという約束の元で、すでに8年間過ごしているとのことで香港をはじめアラブやIJTなどへの参加で忙しくしておられるようでした。
印象深かったのは
『本当はもうやめたいのだけれどなかなか変わりがいないという事でやめさせてもらえない』
という事でした。
話というのはもともと色石畑の方でしたが、現状では会社の中に後継者がいないというものでした。その理由として現在は日本の催事屋さんや卸やさんに納品が多いために企画商品や価格が誤魔化せそうな何ちゃってジュエリーの注文が多くなかなか本筋物の扱いをする機会がなくなっているという事でした。
海外も対象にするとどうしても本筋物も必要であり、それを覚える機会も若者たちにはないので後継候補すらいないという事でした。それはダイヤモンドも同じことで、やがて日本から本格的なジェムジュエリーが消えていくのだろうと二人で話しておりました。
しかし、実際には市場の要求に合わせていかなければいけないことも事実です。これは否定できないことで日々の数字を考えることは当たり前のことという事も理解をしているうえで、時代の変化を感じるとともに変えていかなければならない時期なのでしょう。
ただベースとなる物をおろそかにするとビジネスそのものがなくなっていくことになります。刈り取りも大事ですが畑を耕すことも忘れてはいけないのです。以前であれば多くの人々が憧れた職業で、それは畑を耕していく姿そのものに憧れ、その高尚さが宝飾品そのものの価値を上げていく面もありました。しかし、現在では人材だけではなく従事する人そのものがいないという状況です。
せめて怪しげな業界と思われないように基本となる物を何とか残していければ良いのだがという内容で締めくくりました。互いの時間がない中での会話で今度は是非に日本で会いましょうという事でその場を去りました。
国際宝飾展の内容的には様々な反応はありましたが全般的にはよくない内容でしたがお金をかけているところはそれなりの結果を残しているようでした。
http://diamond-exchange.jp
http://ameblo.jp/diamonrow
香港と甲府に事務所を持つ出展社としてそこに在籍をしているとのことで最初は8年ぶり位という事で戸惑いもありましたが
『高木さん、久しぶりですね。お元気ですか?』
『ご無沙汰しています。』
と会話をしていくうちのその方のお顔もそのころのものに変わっていくことを感じながらお話をさせていただきました。
間もなく70歳を迎えようとしている先輩ですが、いまだに数社からお声がかかる人材という事で驚きです。現在の会社もお荷物に感じたらすぐに言ってくれ明日にでも退社をするからという約束の元で、すでに8年間過ごしているとのことで香港をはじめアラブやIJTなどへの参加で忙しくしておられるようでした。
印象深かったのは
『本当はもうやめたいのだけれどなかなか変わりがいないという事でやめさせてもらえない』
という事でした。
話というのはもともと色石畑の方でしたが、現状では会社の中に後継者がいないというものでした。その理由として現在は日本の催事屋さんや卸やさんに納品が多いために企画商品や価格が誤魔化せそうな何ちゃってジュエリーの注文が多くなかなか本筋物の扱いをする機会がなくなっているという事でした。
海外も対象にするとどうしても本筋物も必要であり、それを覚える機会も若者たちにはないので後継候補すらいないという事でした。それはダイヤモンドも同じことで、やがて日本から本格的なジェムジュエリーが消えていくのだろうと二人で話しておりました。
しかし、実際には市場の要求に合わせていかなければいけないことも事実です。これは否定できないことで日々の数字を考えることは当たり前のことという事も理解をしているうえで、時代の変化を感じるとともに変えていかなければならない時期なのでしょう。
ただベースとなる物をおろそかにするとビジネスそのものがなくなっていくことになります。刈り取りも大事ですが畑を耕すことも忘れてはいけないのです。以前であれば多くの人々が憧れた職業で、それは畑を耕していく姿そのものに憧れ、その高尚さが宝飾品そのものの価値を上げていく面もありました。しかし、現在では人材だけではなく従事する人そのものがいないという状況です。
せめて怪しげな業界と思われないように基本となる物を何とか残していければ良いのだがという内容で締めくくりました。互いの時間がない中での会話で今度は是非に日本で会いましょうという事でその場を去りました。
国際宝飾展の内容的には様々な反応はありましたが全般的にはよくない内容でしたがお金をかけているところはそれなりの結果を残しているようでした。
http://diamond-exchange.jp
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