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2017年3月24日金曜日

ダイヤモンドの瑕⁉

 証人喚問で話題も騒然ですが総論としてみておかしいことは各論がどんなに問題なくてもやはり問題があるものだと考えられますよね。

 総理大臣夫人が一民間団体の長と2カ月間で30回余りのメールなり電話のやり取りをしていて、事の発端が国有地の格安払い下げ疑惑があるわけですから、そこにいかなる理由が存在し嘘があろうと事実だけを大枠で考えるとやはりおかしいという事になりますね。

 お隣の国では大統領の罷免なる結果になるほど国民が立ち上がったわけですが、わが国ではただ傍観というのもやはり違和感は感じますね。勿論国民性の違いといってはそれまででしょうが。

 さて、ダイヤモンドですがここでも総論というのは良い意味で美しく大きいという総論の価値が前提にあるわけですが、グレードなる物が存在するようになりいかに欠点を浮き出させるかという事に終始をしているように感じます。

 グレードというものは本来目安であり、ダイヤモンドの取扱説明書でもあります。とりあえずの目安として文字を表記をしていますが現物はそれぞれが感じる観点があります。つまり車を買うときに取扱説明書だけで車を買う人はいないのであって試乗をしてみてフィーリングを感じ、そのうえで決めるものであってダイヤモンドもその例外ではありません。

 ダイヤモンドの内包物をここでは瑕と表現をしますがそれは欠点という意味の瑕ではなくて特徴という意味です。クラリティーという表現をしますがこれは決してマイナスな意味ではなく、清澄度合いであり、明快さを表しているわけでプラスからの修正でもあるわけです。

 日本が0点に加点していくのに対し欧米では100点からの減点方式なわけです。つまり、日本ではそれ程の物ではないけど良いとこも少し探してやろうという事に対して欧米は素晴らしいことを前提にでもちょっとだけ直した方が良いとこもあるよねといった考え方の違いでしょう。

 ダイヤモンドの瑕に関しても色と同じである一定のスケールがありフローレス(F)から始まりIF『Fに準ずる)、VVS、VS、SI、Iとそれぞれに1,2があり、Iに関しては1,2,3とその中でも分かれているのですがこれも幅が下に行くほどそれぞれのスケールの幅が広くなっていきます。

 勿論これもそれぞれの鑑定会社のグレーダーの主観見解でありますから絶対的な物ではありません。つまり、各論的な内容は主観によるわけですからそれぞれの見解次第です。

 しかし、ダイヤモンドはその物の存在が価値の前提であり、大きさと美しさという総論は誰もが感じるものであり、それ故にそこに意味があるわけです。

 冒頭の話にもなりますが総論としておかしいのであればその中の各論でそれぞれの主張や正当性をいくら述べてみてもあまり意味のないことではないかと思うのです。ただこれは日本人の特徴でもあるのでしょう。いわゆる島国根性というのですかね。

 総論に意味があれば各論は補足の意味しかないというのがダイヤモンドの瑕を含めたグレードの意味なのです。
http://ameblo.jp/diamonrow
http://diamond-exchange.jp

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