百条委員会なる物と証人喚問なる物が毎日のように話題になっていますが、これらを見ていて感じることは行政の怖さです。喚問を行おうがどうしようが結論は出てこないという事です。
石原元東京都知事の喚問にしても彼の言っていることは本当でしょう。実際に記憶からなくなっていることもあるでしょうし、老いは見ていてわかります。しかし、その前の役人たちの発言にしてもすべてを言っているわけではないでしょうが嘘は言っていないのでしょう。
問題は、だれも責任を取らなくてもよい行政の仕組みです。有識者会議や専門家会議等々を立ち上げその中の結論をまとめたものを上に挙げ、上はうえで専門家たちが決めたものだからという事で決済することになり、後で問題が起きたときには今回の石原さんの証言ではないけれど、『専門家たちの決めたことだから見識のない私が口を出すことではない』という事になり専門家会議において意見をまとめた役人も皆で決めたことでだれが責任者という事ではないという事になります。
つまり、決済の判は誰が押しても良いし、責任の所在は明らかにすべき問題ではないという事が彼ら役人の立場だろうと考えれるし、その上の政治家でもある知事は彼らが決めたことだから私は知らない、ましてや議会で採決をされたことだからという事になるのでしょう。
橋下元大阪府知事にいたってもTV番組で『私自身は知事時代に自分で判をついたことは一度もない』と公言しています。この発言も驚きですが現実はそう言う事なのでしょう。案件すべてに目を通す事が出来ないという事は理解が出来ます。しかし、レベルを分けて重要事項と思われるもの、例えば大きな予算が絡むものとか法律上の問題のあるものとかを分け自分が目を通すことを最低限行わなければならないという事です。
今回の森友学園問題は課長レベルの決裁事項かもしれません。しかし、豊洲にいたっては東京都の予算を含めた需要事項です。それに自分は関わってはいなかったという今回の石原さんの証言なりは果たして通用するものなのかどうか。
これらの延長線上にあるものが消えた年金問題だったり、不透明な予算編成といった無責任な政治家とあわよくばという思惑のある役人体質ではなかろうかと考えます。
石原さんにしても橋下さんにしても改革知事だったはずです。改革をするなら根本的な体質を改善できるような行政改革が最も大事なのではないでしょうか。
今回の一連の騒動を見ていて問題の根幹が責任や仕事の流れというものが出来上がっていない行政の恐ろしさを改めて感じました。
http://ameblo.jp/diamonrow
http://diamond-exchange.jp
石原元東京都知事の喚問にしても彼の言っていることは本当でしょう。実際に記憶からなくなっていることもあるでしょうし、老いは見ていてわかります。しかし、その前の役人たちの発言にしてもすべてを言っているわけではないでしょうが嘘は言っていないのでしょう。
問題は、だれも責任を取らなくてもよい行政の仕組みです。有識者会議や専門家会議等々を立ち上げその中の結論をまとめたものを上に挙げ、上はうえで専門家たちが決めたものだからという事で決済することになり、後で問題が起きたときには今回の石原さんの証言ではないけれど、『専門家たちの決めたことだから見識のない私が口を出すことではない』という事になり専門家会議において意見をまとめた役人も皆で決めたことでだれが責任者という事ではないという事になります。
つまり、決済の判は誰が押しても良いし、責任の所在は明らかにすべき問題ではないという事が彼ら役人の立場だろうと考えれるし、その上の政治家でもある知事は彼らが決めたことだから私は知らない、ましてや議会で採決をされたことだからという事になるのでしょう。
橋下元大阪府知事にいたってもTV番組で『私自身は知事時代に自分で判をついたことは一度もない』と公言しています。この発言も驚きですが現実はそう言う事なのでしょう。案件すべてに目を通す事が出来ないという事は理解が出来ます。しかし、レベルを分けて重要事項と思われるもの、例えば大きな予算が絡むものとか法律上の問題のあるものとかを分け自分が目を通すことを最低限行わなければならないという事です。
今回の森友学園問題は課長レベルの決裁事項かもしれません。しかし、豊洲にいたっては東京都の予算を含めた需要事項です。それに自分は関わってはいなかったという今回の石原さんの証言なりは果たして通用するものなのかどうか。
これらの延長線上にあるものが消えた年金問題だったり、不透明な予算編成といった無責任な政治家とあわよくばという思惑のある役人体質ではなかろうかと考えます。
石原さんにしても橋下さんにしても改革知事だったはずです。改革をするなら根本的な体質を改善できるような行政改革が最も大事なのではないでしょうか。
今回の一連の騒動を見ていて問題の根幹が責任や仕事の流れというものが出来上がっていない行政の恐ろしさを改めて感じました。
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