ダイヤモンドのルース(裸石)の商売をしていると人間の感性の違いを知らされることがあります。
先日での展示会においても出来上がりのリングをお渡しする際に
『社長のところのダイヤモンドは本当によく光りますね』
とお渡ししたピンクゴールドに留まったダイヤモンドを見ながらポツリとつぶやきました。
このお客様は白いダイヤモンドより若干色がある物が魅了を感じるという事でTTB(Top Top Brown)の物を使用したものでテリの強いものです。
多くの人々は白いダイヤモンドが好きというケースが多いのですが、実はそれは思いこみでもあり、販売側も白いダイヤモンドが良いという風に教育を受けているので説明がその様になりがちです。
しかし、小売りの場面に立ってみて感じたことは多くの場合、輝きと煌めきが一番のポイントで色に関しても、何も言わなければブラウンであったり、イエローであったり、勿論白色であったりと様々なカラーに反応をします。
つまり、多くの場合は販売する人々の先入観が消費者の指向を左右させており、其れが販売の妨げになっている場合が多いことを感じます。
また、色々と奇異な場面に遭遇することも多いのですが今回もダイヤモンドの鑑別書の件でお客様が必要ないと言っているにも拘らず販売員が
『ダイヤモンドが本物かどうかを示すものなので付けておいた方が良いのでは…。』
と理解に苦しむ言葉が出てきたのです。
自分が販売している物に自信がないのか自分の会社が販売している物を疑っているのか・・・。
もしそうだとするなら最初からダイヤモンドを販売することをやめた方が良いのではと感じる次第です。
これが色石であるとか、対面販売ではない通販やネット販売であれば販売側に信用の根拠や
実際に呼び名が違ったりする色石もありますから理解もできますが、鑑別書の本来の意味を理解していないように感じます。これは過去の体験から業者が持ち寄る意味不明な半貴石等で痛い目にあったという事なのかもしれない。
これらを繰り返していると会社の経費という事も考えると馬鹿にならない問題で、自分の腹が痛まないから取りあえず付けておこうという事だろうと思います。しかし、意味が分かれば自身の販売方法や確認だけで済むことであり。お店の保証書だけで済むことであり、お客様もお店の保証と購入代金の証明があれば良い事であります。
総じてですが、最近の人たちは会社のリスクにより仕事をしているように感じることが良くあります。仕事というのは自らのリスクも取るつもりがなければただのぶら下がりになりますから、会社にとってもどちらでもよい存在という事にあるでしょう。
何をすべきかを理解していても自分の負担や評価を前提に動くようではすでに仕事ではなく、作業の域です。そんな社員だったり、中間管理職だあったりしたら会社は悲劇であります。
前述したようにお客様の指向は様々です。自らのリスクとも言えないようなことまでも他力本願になるようではお客様の選択値を狭めてしまいますし、販売に支障をきたします。自らを守ろうとすることがお客様に誤解を与えたり、会社の利益の妨げになったりという事になります。
勿論リスクを回避することは必要です。しかし、リスクではない事をリスクと勘違いし、本来のリスクを見失うことは大きな損失を生みます。
仕事の本来の意味を知ることは全てにおいて結果だったり、目的をはっきりします。そして同時に明快な行動をとらせます。その為に心掛けることは
・会社のリスクで仕事をしている限りは結果は出ない。自らのリスクを土俵にのせることが仕事の
基本である。
・ガソリンの入っていない車は安全であるけれど、ガソリンを入れなければ何の役にも立ちません。
難しい表現だったかもしれませんが、要は仕事は責任を持ってやりなさいという事でしょうね。
責任回避のために自分のマニュアルの中にお客様を当てはめて売ろうとすることは、お客様が持っている常識とかけ離れることが多いのでお客様からの信頼を得ることにはならないという事だと思います。
例えば見積もりですが、
『本来は100万円になりますが、お値引きをして50万円という事にします。』
これはたまに耳にする言葉ですが、常識的に考えれば見積もりとはその言葉通り工賃や材料費などを積み重ねていって出てくるお値段です、それがいきなり金額出てきて、それを値引きしますと言ってしまう無神経さにはあきれ果てることがあります。
これは世の中の常識、ましてや自分が他の職種でそのような見積もりを出せれて、それを信用できるかどうかを考えればわかります。当たり前の人間であれば二度とそこには現れないでしょう。
自分の身に置き替えて仕事をする事を心がけてほしいものです。
先日での展示会においても出来上がりのリングをお渡しする際に
『社長のところのダイヤモンドは本当によく光りますね』
とお渡ししたピンクゴールドに留まったダイヤモンドを見ながらポツリとつぶやきました。
このお客様は白いダイヤモンドより若干色がある物が魅了を感じるという事でTTB(Top Top Brown)の物を使用したものでテリの強いものです。
多くの人々は白いダイヤモンドが好きというケースが多いのですが、実はそれは思いこみでもあり、販売側も白いダイヤモンドが良いという風に教育を受けているので説明がその様になりがちです。
しかし、小売りの場面に立ってみて感じたことは多くの場合、輝きと煌めきが一番のポイントで色に関しても、何も言わなければブラウンであったり、イエローであったり、勿論白色であったりと様々なカラーに反応をします。
つまり、多くの場合は販売する人々の先入観が消費者の指向を左右させており、其れが販売の妨げになっている場合が多いことを感じます。
また、色々と奇異な場面に遭遇することも多いのですが今回もダイヤモンドの鑑別書の件でお客様が必要ないと言っているにも拘らず販売員が
『ダイヤモンドが本物かどうかを示すものなので付けておいた方が良いのでは…。』
と理解に苦しむ言葉が出てきたのです。
自分が販売している物に自信がないのか自分の会社が販売している物を疑っているのか・・・。
もしそうだとするなら最初からダイヤモンドを販売することをやめた方が良いのではと感じる次第です。
これが色石であるとか、対面販売ではない通販やネット販売であれば販売側に信用の根拠や
実際に呼び名が違ったりする色石もありますから理解もできますが、鑑別書の本来の意味を理解していないように感じます。これは過去の体験から業者が持ち寄る意味不明な半貴石等で痛い目にあったという事なのかもしれない。
これらを繰り返していると会社の経費という事も考えると馬鹿にならない問題で、自分の腹が痛まないから取りあえず付けておこうという事だろうと思います。しかし、意味が分かれば自身の販売方法や確認だけで済むことであり。お店の保証書だけで済むことであり、お客様もお店の保証と購入代金の証明があれば良い事であります。
総じてですが、最近の人たちは会社のリスクにより仕事をしているように感じることが良くあります。仕事というのは自らのリスクも取るつもりがなければただのぶら下がりになりますから、会社にとってもどちらでもよい存在という事にあるでしょう。
何をすべきかを理解していても自分の負担や評価を前提に動くようではすでに仕事ではなく、作業の域です。そんな社員だったり、中間管理職だあったりしたら会社は悲劇であります。
前述したようにお客様の指向は様々です。自らのリスクとも言えないようなことまでも他力本願になるようではお客様の選択値を狭めてしまいますし、販売に支障をきたします。自らを守ろうとすることがお客様に誤解を与えたり、会社の利益の妨げになったりという事になります。
勿論リスクを回避することは必要です。しかし、リスクではない事をリスクと勘違いし、本来のリスクを見失うことは大きな損失を生みます。
仕事の本来の意味を知ることは全てにおいて結果だったり、目的をはっきりします。そして同時に明快な行動をとらせます。その為に心掛けることは
・会社のリスクで仕事をしている限りは結果は出ない。自らのリスクを土俵にのせることが仕事の
基本である。
・ガソリンの入っていない車は安全であるけれど、ガソリンを入れなければ何の役にも立ちません。
難しい表現だったかもしれませんが、要は仕事は責任を持ってやりなさいという事でしょうね。
責任回避のために自分のマニュアルの中にお客様を当てはめて売ろうとすることは、お客様が持っている常識とかけ離れることが多いのでお客様からの信頼を得ることにはならないという事だと思います。
例えば見積もりですが、
『本来は100万円になりますが、お値引きをして50万円という事にします。』
これはたまに耳にする言葉ですが、常識的に考えれば見積もりとはその言葉通り工賃や材料費などを積み重ねていって出てくるお値段です、それがいきなり金額出てきて、それを値引きしますと言ってしまう無神経さにはあきれ果てることがあります。
これは世の中の常識、ましてや自分が他の職種でそのような見積もりを出せれて、それを信用できるかどうかを考えればわかります。当たり前の人間であれば二度とそこには現れないでしょう。
自分の身に置き替えて仕事をする事を心がけてほしいものです。
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