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2014年10月29日水曜日

どちらが重要!?

 『有能な上司は部下の仕事を疑い、無能な上司は部下の人間性を疑う。』

 先日、友人より部下の評価方法について相談があり、私が以前とある会社の顧問をしていた時の言葉を引用し述べた言葉ですが、これは仕事というのは誰もがミスをするもので有り、そのミスに対してどのような対処を取るかがその部下の能力であるので、その事は自身の問題でもあるのではないかという意味を述べたものです。

 本来、上司は部下の仕事を信頼するという言葉を吐いたとしても、その仕事に対しては常に注視をしたいなければならないものです。それが上司の仕事であり、もし人間性を疑うのであればそれ自体が仕事という事にならないのだから辞めてもらうべきです。

 しかし、そんなことをしていたら仕事にはなりません。仕事というのはミスをどれ位に止めるかという事もありますが、その後の対処やそれが起きたことを前提とした仕事をしているかどうかで評価をするべきであり、決して人間性で評価をしてはいけないという事だと思います。

 どんなに人が良くても、仕事を出来ない人はできないし、その部下に情をかけるなら上司自身の能力を疑うべきだと考えます。情をかけることにより満足をしているとしたら、その上司自身が自らの仕事を省みる力がないという事であり、その部下も悲劇ではないでしょうか。

 なにより
『上司による部下の評価より、部下の上司に対する評価の方が会社にとってはより重要だと思うよ。』
と付け加えておきました。

 上司の能力は自らの指導者としてのを評価できるかどうかですが、私が知っている限り、数が少ないと感じています。なぜなら、業績そのものが指導者としての結果ですが、結果が思わしくない事を部下のせいにする傾向があるように思います。

 それはオーナーという意味ではなくそれぞれの部署の長という意味ですが、多くの場合は部下たちが上司に不安や不信感を持っている事が多いように思います。その結果が思わしくないように思います。

 つまり、部下の評価をするという事は上司自身が自らの評価をするようなもので、指導者としての自らを加味したうえで部下の評価をするべきだと思います。

 彼自身は熱意のあるタイプで、部下たちにも情熱をもって接するタイプですが
『熱意は時として人の気持ちを冷まさせる。熱意はほどほどが丁度良いが、無関心は時としてあらぬ方向で、人を熱くする。』
 

 部下と上司の関係は永遠のテーマですが、優秀な上司のところには優秀な部下が出来、もし部下を評価できないなら、自分を見つめなおす必要があるのかもしれません。部下の行動は自分の鏡なのですから・・。

 何事においても給料に合わせて責任があるという事になるのでしょうか。それらを踏まえて評価をするべきでしょう。

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