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2014年10月4日土曜日

ダイヤモンドの事実⁉

 先日、イスラエルからパレスチナ人とのコラボによる合唱団が来日していました。多くの人が疑問い思った事でしょう。何故にイスラエル人とパレスチナ人が一緒に?

 これは多くの場合に起きる側面でメディアによるコントロールもあるでしょうし、各国の政府によるアナンスメントコントロールもあるでしょう。

 現状の日本での認識と私が長年イスラエルに渡っていて感じた認識は相当のずれがあると思っています。イスラエル人とパレスチナ人の交流はNPOという形を整えて長年行われていますし、アラファト議長がいた時代の停戦条約締結後には私の知っている限りでも多くのパレスチナ人がテルアビブ市内で働いていたし、イスラエル国内の飲料品メーカーの工場もガザ地区内あったりもしていました。

 ただし、ノーベル平和賞をもらった後のアラファトが資産の独り占めや自爆テロに奨励金を払っていたことはあまり、報道されてはいません。また、イスラエルから数十億の援助金がパレスチナに支払われていたこともあまり知られてはいません。

 国内でいえば消費税が上がって半年が経ち、そのほとんどが海外援助や公務員の給料アップ、国会議員の歳費アップに90%が使われている事、社会保障に費やされるものはほとんど無く、今後、値上げをされるであろう2%に関しても、使い方が不鮮明です。

 数年前、公明党の坂口なる厚労相が100年安心の年金と国会で声高らかにし、わずか数年後に崩壊というみすぼらしい結果になったことは記憶に新しい事です。役所な出す資料は常に税金を集めるための数字であり、節約するためのものではありません。つまり、根拠の無い、いい加減なものが多い訳です。それは誰も責任取らず、国民がツケを払えばよいという仕組みになっているからです。

 考えてみてください。現在の日本人の65歳以上の人口の割合は50%を超えますが、このうち何%が20年後に生きているのでしょうか?厚労省の試算はほとんどの人が生き残っていることを前提に崩壊という結論を出してます。

 このようにメディアなりある種の権力機構によって多くの場合の情報がコントロールされています。ダイヤモンドに関しても各国の事情が違うにしても多かれ少なかれ情報はコントロールされています。

 ダイヤモンドの大粒や特殊な物の価格高騰に関しては以前より書いておりますが、1ct以下のところの価格の低迷も同じように書いてきました。2010年の10月をピークに1ct以下のところは値下がりをはじめ、今年に入ってからは0.3~0.5ct中心に値を戻しておりました。しかし、データーだけでは何とも言えないのがダイヤモンドです。

 なぜなら、目安であるグレードを前提の価格の動きですから、グレードにイコールといった連動をしないファンシーカットやローカラーのところは決して価格は弱くはないのです。なぜなら、需要が増えてきているからです。

 以前から書いていますが、グレードが全く関係ないとは言いませんがダイヤモンドのメジャーな一部のジャンルに関してはグレード・イコール価格というのは確かにリンクはしています。しかし、現在の日本のようにダイヤモンドが全てグレードによるものというのは全くの間違いです。

 これらもやはり、元のシンジケートや業界のインフォメーションのコントロールによるものであって実際にはカット評価にしてもすべてのカラーのダイヤモンドに適用するわけではなく白い一部のダイヤモンドの関してもののであることはプロであれば誰もが知っている事でもあるでしょう。

 その結果、本来の価値の無いものを手にしている消費者も多くいるのだと思います。イエロー・イコール低品質だと思っている人や小さくてもDカラーIFが価値があると思っている人が多くいることもそのコントロールによるものです。

 大きくざっくりと目安を付けることはあらゆる基準を考える面では必要なことだと思いますが、一方の面だけを捉えてアナンスメントすることは時間を経過する分だけ大きな誤解を与えます。

 ダイヤモンドの場合グレード万能主義をとってきたためにどれくらいの信用を業界は失ってきただろう。其れにまだ気が付いてもいない業者がまだ沢山いることも悲劇の要因であります。我々が導入時期に携わった時には想像もしていなかった売り方がメジャーになっていることが問題なのです。

 難しかった宝石の販売方法をフェアな解りやすい売り方にしようと考えていたことが、逆に異業種が入りやすく、また、正解ではないインフォメーションを使用し始めたこともあります。それを商売上とはいえ、後押しをするような鑑定会社が現れたこと、そしてまだそれが是正されていない事と問題はまだ山積みですが、消費者は明朗であることを忘れてはいけません。

 消費者は明確な理由がなくても不明朗なことからは距離を置き始めます。それが今の業界の低迷の一要因にもなっているのでしょう。虚偽な情報を平気で流す業者も後を絶ちません。そろそろプロフェッショナルが育っても良いころだと思っています。

 そのコツはあくまでも消費者に対する忠誠心だと思っています。値引きが悪い訳でも多少の誇張が悪い訳でもありません。しかし、根拠のない値引きや、虚偽は必ずしっぺ返しが来ます。それは業界人かどうか関わらず国民が国に不信感を持っているようにです。

 何を正確な情報とするかは受け取る側に寄っての判断もありますが、情報はコントロールではなく全てをディスクローズするべきなのです。今の日本の政府(というより行政)が信用されないのは一方的現象だけの情報を流し税金を集めようとするからです。

 それと同じように業界の信用がないのも同じようなことが言えます。自分達の都合だけで物事を運ぼうとすることが消費者の信用を失う原因になっています。

 ダイヤモンドは永遠ですがその周りの環境は常に変わります。現在ある情報を根底から考え直し新たなコンセンサス創りが必要な時代が、全ての分野において必要なのではないでしょうか。

 そろそろ事実を学び、消費者に対して態度だけではなく知識としても誠意を尽くすべきだと考えますが、如何でしょうか?  

 勿論、どれが事実かは時代が決めるのかもしれませんが・・・。

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