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2016年2月3日水曜日

ダイアモンドって何!?

 今年はなんか変だなァ~と思うのは私だけでしょうか?

 SMAPの解散問題、ベッキーの不倫問題、甘利経産大臣の収賄問題、そして本日の清原元野球選手の薬物使用問題とわずか一月の間によくまあ∼こんなにニュースがあるものだという事とアメリカの大統領選挙の話題に関しても今までにないくらいの不作な候補者達が集まり、アメリカはこんなにも人材がいないのかと思うほどの状況です。

 アメリカも優秀な人材の殆どは経済界などに身を置いているので致し方が無いのかと思う反面なぜかよの中が不安な感じがするの私だけでしょうか?

 以前のような大らかさやゆとりが世の中には無いような気がします。

 古き良き時代の知り合った知人たちとの忘年会を月末に行ったのですが、その中でも特に某TV局の名物プロデューサーでもあった友人が突然彼らしい言葉で私に質問が飛びました。
『髙木ちゃんさあ~、ダイヤモンドって何?』
突然の質問に戸惑っていると
『あのね、値段が安かったり、高かったりするでしょ。それは何なの? 大きさ、品質?』
あまりにも漠然とした昔聞いたような質問だったので、何処から話してよいのか戸惑いました。

 はたと思ったのは、昔は皆さんが単純にダイヤモンドはすごいものだと思い、だから何時かは持ちたい、何時かは彼女に買ってやりたいと思う成功や金持ちになった時の証みたいに思っていたように思います。

 私は、基本は大きさで、勿論見た目で綺麗だあることが前提だし、最もよい色で無疵であれば、と輝もない価格になるけれど、予算や好みによって其々の選べる範囲もあるものだという説明をしていると
『でも今の人もそういう風に考えている物なの? 我々の時代は早々手に入るものではないと思っていたものだけれど。』
 だんだんお酒も入り、質問も解りにくくなってきた彼ですが、言いたいことは本来は何の価値なのという事を聞きたかったようです。

 私は彼に
『あなたが現役時代にたった一場面をパリから中継するのに3億円の使って話題になったことがあったじゃあないですか。あれは何故ですか?』
と私が尋ねると
『それは付加価値だよ?歌番組はあの頃沢山あったけれどうちのは他とは違い、演者なり歌手にこの番組に是非出れるようになりたいと思ってもらえるように考えていたね。』
という事でした。私はすかさず
『それですよ。それ⁉ つまり、ダイヤモンドは貴方のやっていた番組のようなことを歴史上ずーっと行われてきた訳ですよ。それで出来上がった付加価値が今一つの価値として存在するんですよ』

彼は
『でもね。今は番組造りも仕込みもちんまりしてきて、まともな番組が無いからTV離れが起きているんだよね。』
『それはダイヤモンド業界でも一緒ですよ。安易に売る為にグレードにまやかしがあったり、髙い値段を付けて値引きをしたりと、付加価値を作るための努力をほとんどしない。だから宝飾品に魅力を感じる人が少なくなってきて、ましてや宝飾品い魅力を感じていた高年齢層に足しても値引き、押し込み販売をするので余計評判が悪くなっていっていますよ。』

 彼がぽつりと
『世の中のせいにしてはいけないけど、余裕がなくなったんだね。だから余計に小さくまとまり、更に逃げ場を探すような人生を送るようになるんだね』

 彼の言葉が胸に何となくおさまり、成功したからと言って幸福感がある訳ではないという最近のレポートを思い出しました。

 ダイヤモンドって何?

 『世の中に余裕を感じさせてくれる存在』
そんな思いが頭の中をよぎりました。
 http://ameblo.jp/diamonrow

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