ページビューの合計

2016年2月16日火曜日

安かろう悪かろう⁉

 高価な物が良いとは限らないが、良い物は高いというのは当たり前のことだと思っていますが、日本人の中には以前から高いんだから良いのだろうという気質というか勘違いがずーっとありました。それがブランド病です。

 一方で同じものであれば少しでも安く買いたいという現代病もまたあります。そこには良いものでも安く買えるものがあるという安易な理解もあります。確かに以前から【訳あり商品につきお安くします】というフレーズはありました。そして確かに多少キズ有とか、長年在庫になっているとか、作り過ぎてしまったとか真面なものもありました。

 しかし、現在はそれを逆手に取って大量仕入れで安くしましたとか、直接買い付けをしましたのでお安くできますとかそれなりの理由があっての安売りが横行しています。

 そこで不埒な人々が考えるのは高い値段を付けてもとは良いものという印象を付けて、値引きをする事により良い品物を安く提供しているような印象を与えて販売をしているケースが多くみられます。

 簡単に言うとコストやマージンを無くしてまで他人に奉仕をする人はいないわけですから、勿論それなりのものをそれなりに売っている訳です。ただこの売り方をテクニックだと思っている輩も多くいることも事実です。勿論このやり方は犯罪の手前のやり方です。これに何かをかぶせたら完全に犯罪です。

 やはり、例外を除いては安いものはそれなりで下手をするとそれ以下のものを手にすることになるのかもしれません。

 人は良い物を見る力は誰にでもありますが、経験や価値観によってその価値を判断します。良い物だとわかってもそれなりの価値にしか感じない物もあるでしょう。またその逆もあるでしょう。

 ヴィンテージという言葉がありますが、良い時代の良い時代の技術を使ったものでユーズドということが前提で価格がお求めやすい。つまり人が使ったものかもしれないが物が良いのに安いというものです。着るものでよれたり、劣化したものを良いとは私は思いませんが其れすら価値を感じる人々がいることも事実です。

 ジュエリーのヴィンテージに関しては使用されたものでも劣化している訳でもなく、その時代にふんだんにお金と技術を投入されたものがままあります。今それを作ったらとてつもなく高くなるけれど、ヴィンテージの為にそれほどお高くはないというものがあります。

 ジュエリーに関してはまやかして作られた値引き商品ではなく造りや材料のしっかりしたヴィンテージがこれからの市場を創り出すのではないかと思っています。勿論しっかりとした検品ありきです。http://ameblo.jp/diamonrow
 

0 件のコメント:

コメントを投稿