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2015年11月10日火曜日

地金相場⁉

 最近よくダイヤモンドと金の質問をされることが多くあります。勿論相続対策やマイナンバー制度を念頭においてということだと思います。

 よく販売現場で
『地金は高嶺相場で安定をしています』
という言葉も耳にしますが、多くの販売員さんたちは勘違いをしているようです。

 確かに日本円で考えるとそのように思えるかもしれませんが、実はここ3年間金地金は下がり続けています。2013年いは1オンス$1、600をしていたものが現在は$1,100を割っています。そして、米国の金融緩和を考えるとこの値下がり傾向はしばらく続くと思って良いのでしょう。

 多くの人々は地金相場ではなく為替相場が円の弱含みで、その結果金価格が高値にいるように勘違いをしていますが、地金相場は下がり、円安が続いているという事を考慮していないように思えます。

 つまり、地金製品特に金製品を販売するときに最も気を付けなければいけないことは、あくまでも世界相場はオンスであり、US$であることを考慮してアドバイスをしなければいけません。g炎上地金相場は弱含みであり、今後もしばらくは上昇は難しいかもしれません。

 ところで冒頭の金に次いで質問の多いダイヤモンドについてですが、過去30年で考える限りは殆ど値下がりはしていませんむしろ上がりっぱなしといっても良いでしょう。勿論、US$での話ですから円相場を考慮すれば$1.00=¥360から¥80までの上昇という事もありますのでドルで変わらなくても4分の一までに価格が下がったという事にもなりますが実質的には円で考慮しても値上がりをしているサイズや品質もあります。

 ただ金と違うのは圧倒的に品物が少ないので相場というよりも希少性という価値が多くの価格判断を占めます。つまりそれは何時も書くことですが大きさです。勿論綺麗な事が前提にはなりますがあくまでもグレードと違い大きさは世界共通で希少性という一定の価値をあらわすものが大きさです。

 求められる方の多くが質問をする事は
『売る時にはどうすればよいのでしょうか?』
という事ですが、これは現状では街中の買取屋さんという事になりますので取引としてはあまり良い方法では無いしょう。何故ならダイヤモンドに対しては素人ですから価格が解らないので少しでも安く買い求めようとします。つまり、転売目的で引き取っている訳です。

これは価格は別にしても売ることの出来るものであることには金と少しも違わないという事です。実際には金地金も引き取る時には相場の6掛けから8掛けで多くの業者は引き取っている訳です。ダイヤモンドとほとんど変わらないといっても良いでしょう。

 但し、ダイヤモンドにおいても目安になる相場はある訳でその金額と大差なければ十分に一般の方も売り買いが出来る訳ですが、其れでは一体どこで売れば良いのかという事になります。

 勿論良心的な業者さんがいれば一番良いのですが、以前にも書きましたがシンガポールにダイヤモンドの取引所が開設をされ、現在日本版も準備をされていると聞いています。そうなるとそちらで販売が出来るという事にもなりますが、近い将来にその形に近い物が国内のは出来上がってくると確信をしています。
http://ameblo.jp/diamonrow

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