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2015年2月9日月曜日

ダイヤモンドの値頃感⁉

 先週、ダイヤモンドでの資産形成を考えているという方がいらっしゃって、
『今,ダイヤモンドを買うとして、どんなところを持つべきですか?』
という質問があり、絶対という事ではなくてという前提でお話をさせて頂きました。

 以前にも書きましたが、ここ30年でラウンド、ファンシーカットという事を問わず見た場合、0.5ctで2倍、1ctで2.5倍、3ctで4.1倍、5ctで5倍弱の値上がりをしています。現状だけで見ると1ctのD,IFと3ctのM,LカラーのVSはほぼ同等に代金価格を示しています。それではどちらを選ぶかという事になると現状だけで見ると1ctのD,IFよりは3ctのL,Mカラーの方を選ぶことが過去のデーター上は正解だという事になります。

 つまり、1ctの値上がり率よりも3ctの値上がり率の方が勝っているからです。しかし、私は銀行や証券会社ではないので利益を約束して反古になる様な事はいえませんので、絶対的とは言えませんという事も付け加えました。

 ここ20年で見ますと0.5ctは1.03倍、1ctで1.6倍、3ctで2.37倍、5ct2.61倍となり、更にここ10年で見ますと0.5ct1.05倍、1ctで1.25倍、3ct1.7倍、5ctでほぼ2倍になっています。特に大粒やファンシーからの物に関しては、『リーマン』、『中東の春』以降は顕著な伸びを示しています。それらを考えると非常時に強いのはやはりダイヤモンドという事になります。

 結論を言いますと、あくまでも私見ですが1ct以下の小粒に関してはあくまでも市場原理に影響されることが多いといっても良いのですが、大粒や特殊ダイヤモンドに関しては市場原理が働くというほどの量が市場にはありません。また、以前とは違って、ジュエリーとしての需要だけではなく財産形成や投資としての動きもありますので、あくまでも視覚的に綺麗という事は前提ですが大粒であるほどリターンが大きいという事になります。

 しかし、実際には5ctの最高級品質になりますと簡単には手の届くものではありません。ではどうすればよいかという事で考えると、最高品質で実際にはラウンドとファンシーメインカットで考えると価格差は1.5倍前後になります。但し、L、MからーのVVSクラスになるとラウンドとファンシーメインカットの価格差はあまりありません。また、このクラスのVVSクラスとVSクラスではあまり大きな価格差はありませんが其れでもVSクラスの方が安価だという事が言えます。

 それゆえに、大粒のローカラーでVSクラスが一番効率が良い買い物だという事が言えると思います。勿論、其々の考え方や予算もありますから一概には言えません。単純投資と考えるのであれば、いつでも需要のあるメレーダイヤモンドを大量に持っているのも手ではあると考えます。

 皆さんは如何がお考えでしょうか?

 

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