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2015年2月3日火曜日

非常識とダイヤモンド⁉

 多くの現在価値を持つ付加価値というものは非常識の中から生まれているような気がしますが、非常識というと悪いイメージがありますが、必ずしもそのような意味ではなく、ある一定のどうでも良いようなものにそれなりの価値が付いたり、それが常識になる過程の皆が見識を持つ前段階を指しています。

 ピカソやダ・ビンチ、そして、地動説のコペルニクスと最初は非常識と言われ、後の結果として、付加価値なのか常識かは別にして、今常識としている物や価値があるとされている物の多くは以前は非常識という類の物でした。現在のデジタル化やLEDなどもやはり大なり小なり同じ運命を歩んでいます。

 ダイヤモンドに関しても考えてみてください。ただの地球上に形成された鉱物です。つまり、タダのものが資産や権威の象徴になる様な価値が見出されているのです。常識的に考えると例え古代だったとしてもそこに価値を見だした当初は『ハア~ッ⁉』と言われたのではないかと考えます。

 そこに貿易などの様に多くの旅をしたり、非日常的な経験を持っている人間がお金はあるという権力者等にその価値を創造し、植え付けた概念が今に続いているのでしょう。勿論その人間が他人が認める見識や情報を持っていると認められている人間であることが前提ではありますが。

 結果から見ると常識や見識にとらわれず、価値が見いだされるという信念がそこにあり、常識の中からは見いだされる事のない価値を見いだす。つまり非常識から価値が創られる過程なのでしょう。

 先人たちには信念があり、人からどのように見られようとコンプレックスがありませんから、出来ないではなく、出来るといった感覚を自然に持っているのです。つまり、変われないということは変わろうとしていない、現代社会にでもある様な精神的な負を持っていないのです。

 よく言われることで、有名ブランドや高額な車に乗る人々の多くはコンプレックスを持っているといわれます。自分が他人の創った皆が認める付加価値を持つことで、そのコンプレックスを解消とする行動なのです。

 コンプレックスというのはある時はエネルギーになります。経験値からですが、成功を収めている多くの人は小柄で頑固です。世間を見渡してみてください。創立者であったり、二代目でも成功を収めている人の多くは同じような雰囲気を持っています。勿論そのような人々は意地でも認めないとは思いますが・・。

 一方、精神的なコンプレックスを持っている人の多くは前記したような他人が自分を判断しやすいようなエンブレムが入ったり、マークが入ったり特に前面に出ているようなものを中古であったとしても求めようとします。しかし、それは間違いなくマーケットなのです。

 これらの事は決して否定的な意味で書いているのではなく、足りない物を補う事がビジネスの基本であり、常識的に考えるだけであれば必要のない物を別途必要なものと認識をしてもらうには非常識の中から想像する必要があり、今の付加価値市場は非常識の中から生まれている事を考えれば、現状を破れるのではないかという思いからです。

 つまり、言葉は適当ではありませんが消費者の精神的コンプレックスを見出してあげる事により、それを埋めるものとしてのダイヤモンドなり、付加価値を提案できるのではと考えるのです。人は必ず意識、無意識問わずコンプレックスを持っています。

 ジュエリーでいえばシンデレラを創り上げるのです。宮廷への招待を受けても身に付けるものがないのです。魔法があれば良いので現実にはそれは叶いません。つまり、ジュエリーを着けなければいけない魅力的な場所を用意する事が必要で、その場所自体がコンプレックスを解消してくれる場所であるべきなのでしょう。

 

 

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