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2015年2月23日月曜日

リサイクルジュエリー⁉

 最近、リサイクルものがちょっとしたブームになっていますが、ブランド品や着るもののリサイクルに関しては正直抵抗がない訳ではありません。特に古着に何十万の価格が付くことも理解が出来ません。

 しかし、現実には中古のブランドバッグや古着を購入している人々が後を絶ちません。ビンテージになる100年前後前のジーンズなどに関してはまだ理解が出来るような気もします。しかし、直近の誰が使ったかわからない様な汗が滲んだ様なハンドバッグ等に関してはわけがわかりません。

 勿論、新品同様なものもありますので一概に言える訳ではありません。かつての日本人にあったような『どこの誰が使ったかわからない様な…。』といった考えは、少し後退をしているような気がします。消費者の志向が変わってきたのでしょう。お金がなくても見栄は張りたいのでしょうか?

 ところで、最近の国際的オークションで話題になっているダイヤモンドやジュエリーの多くはセカンドハンド、いわゆる中古であります。この事に関しては違った見解を持っています。一般使いをしていても変質をしない物という条件もあり、歴史や物語を運んでくれる素材であることは間違いがありません。

 最近、業界で『Re・ジュエリー』なる言葉を一般化させようという動きもありますが、リサイクルジュエリーなる言葉が響きが悪いので、まやかしのつもりでRe・ジュエリーなる言葉を使用しようとしているように感じます。別に気にするほどの事ではないと消費者は思っているので問題はないと思いますが、それをはぐらかそうという考えが気に入りません。

 Re・ジュエリーというと言葉からとるとリフォームを指して言っているような気になるし、リサイクルの方が解りやすいと感じませんか?

 人間からみると誤解を招きます。宝石から見ると使用している人間が変わるだけで、ジュエリーが変わる訳ではありません。ましてや何百年もそのままなのは宝石の方ですからね。簡単に言うと人間がリサイクルしているだけです。勿論、処理石はNGです。

 先程も述べましたがオーションにかかり、高額を付けているものの殆どがりサイクルジュエリーです。販売に関しては再検品や新品仕上げ等の作業は無論必要です。中にはまがい品も多く含まれている可能性がありますから・・・。

 着るものや、雑貨と意味合いが分れるジュエリーに関しては一概に中古品とは言えないのではないでしょうか?宝石は何百年以上の間使用されていくものです。もっと理解をされ、販売方法も含めてプロの誕生が必要になるのではないかと考えさせられます。

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