http://ameblo.jp/diamonrow
中国の春節休みも終わり、日本での爆買ツアーも一躍有名になりました。確かに日本の経済に影響も与え、一部の百貨店や大型ディスカウントショップも潤ったようで、メデタシメデタシという事でした。経済成長著しいというより、物が本当に中国には無いんだなという感じがします。
40年ほど前の日本がやはりそうでした。まだ高度成長の中、物があってもよい物が豊富ではなかった日本人の海外での爆買は世界中でニュースになりました。これを機会に多くの日本人が海外での日本人ツアー客の相手をするために海外への移住なり、転勤なりという形で海外へ旅経ちました。
今海外にいる多くの日本人たちはその頃に海外に渡った人々が少なくはないと思います。その頃は多くの日本人スタッフが旅行社であったり、免税店であったり、ホテルであったりと働いておりました。パリのブランド店、ロサンゼルスの免税店どこに行っても日本人スタッフがおり、日本人旅行者の手助けをしておりました。
それ以前となると、日本人旅行者のマナーの悪さや、買い物のマナーの悪さで海外の人々の眉をひそめさせていたものです。特に某農業関係団体は世界中の観光地のヒンシュクを買っていたものです。そう考えると今の中国人を批判することはできないのかもしれません。まだ発展途上なのです。
一方日本人はというと、もう物が豊富で欲しいものなどないという環境にあるのだと思います。決して経済が悪いという事ではないのかもしれません。物が売れないという事はある種の成長過程の終焉に近いところにあり、違う手段を持たなければお金が社会に回らないという事にあるのかもじれません。
経済規模が、アメリカや、中国に次いで第3位といっても庶民の個人資産では世界第一位、富裕層の存在はアメリカに次いで第2位で3位(ドイツだったと思いますが)を3倍近く離しています。ついでに言うなら対外資産は世界第1位です。決してお金がない訳ではありません。
高級レストランは相変わらず、満席で住宅街での高級うなぎ屋なども平日の夜でもほぼ満席に近い状態が続いています。今不振にあえいでいる業種なり、企業は方向性が違っているか、時代が変わっている事に気が付いていないかだと思います。かくいう私自身もその辺には気が付いてはいますが、ダイヤモンドというある意味不変的な物を扱っていると、安易な変化が身を滅ぼすことも過去の経験で理解をしているつもりです。今、話題の某大手高級家具店の御家騒動もその辺の行き違いのようにも見えます。
爆買の後に何が残るか?過去の経験からするとその場限りの場当たり的対応だけをしていると、その時の結果に踊らされることになり、変化というある意味不変的な進化が出来なくなるのではないでしょうか?中国での物が豊富になるのはまだまだ先の事のように考えますが、実は日本のデフレ的なものはすでに中国では起きています。今の時代時間が早く流れます。
この爆買いは続いても後1年ほどでしょう。平家物語ではありませんが、『盛者必衰の理をあらわす』というのが世の常です。次の準備が常に必要なのでしょう。
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