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2015年2月17日火曜日

500個目のダイヤモンド⁉

 気が付いたらブログを書き始めて500回目を迎えました。書き始めて約2年半になりますが、最初は展示会等に参加をし始めて、その場で見聞きしたことに対する検証だったり、ダイヤモンドの販売方法に対する偏曲に警鐘を鳴らすとともに、その現況を取り巻く社会を自分なりに分析を自分の考えを検証する意味で書き始めました。

 本来は人様に読んでもらおうというより、自分の考えの変遷を記録しておきたいという大した意図があったわけではありませんが、結果的には多くの人に読んでいただいて感謝をしています。少なからず同調をして頂いている事と理解をしています。

 ダイヤモンドの実態を知ることにより、本来のダイヤモンドビジネスと宝飾業の関わりや、実は国際情勢に中で影響をされているダイヤモンドビジネスとは・・といった面を少しでも普段知りえない事を知って頂けたらと思い、書いてきました。

 実際に以前書いたものと言っている内容はそんなに変わらないのですが、最近は宝飾業界にあり方に疑問を呈するというより、警鐘的な内容が多くなってきている事に気がします。それは危険水域に入ってきたようにも感じています。

 以前にも書きましたが、多くの展示会の場合法律に触れるぎりぎりの販売方法が目立っていますが、展示会等でも東京や百貨店等が主催で行うものはコンプライアンスの問題もあり、その辺には気を使っている部分ですが、地方で行っている展示会等に関しては、その辺を中心に回っている業者さんが多く、決して首都圏に来ることはないのですが、ほぼ法律を逸脱したような販売方法をとっているケースが見られます。

 多くの場合、これらの業者さんが数字を作ることが多いので主催者的にも目をつぶることが多いのですが、実際には禁じ手を多く繰り出しての結果ですから、その場の結果は出てきますが、何事も終焉を迎える寸前に起きるエネルギーは大きく見える事があります。つまり線香花火の消える寸前ですね。

 どの世界にもグレーゾーンはあります。しかし、多くの場合はお年寄りや身障者のような弱者に向かう場合が多いのです。これらは本業を宝飾業としている方達なら条件がそろわなければ絶対に対象にしない人々です。

 値引き販売はいくつかの段階があり。通常の値引き、二重プライスの様に消費者センター預かりの公序良俗に反するもの、そして何より三重プライスの様に犯罪に位置するものとありますが、催事業者等が行うものに関してはほぼ犯罪として立証が出来るものです。

 多くの販売員の方達は売り上げが欲しいという事もあり、それらの波にのまれている場合が多いのですが、実際には販売者責任が問われることもあることは理解をしなければなりません。なぜなら、多くの場合、自分が他の商品を購入する場合決して疑問を持たない様な販売方法ではないのですから。

 最近、話題のフランスの経済学者のトーマス(トム)ピケティーが、国にお金を貸せるような人には課税すべきで、税金として貢献をしてもらうべきだといっています。多少、社会主義者的傾向のある経済学者ですが、不労所得者の課税を多くすべきという考え方には多少の同調も出来ることもあります。

 不労所得は社会的労働貢献失くして資産を得る事になりますから、現在の社会においては行き過ぎた資本主義へに訂正として私自身も同感であるといえますが、税金としてではなく実用的商品ではない嗜好性商品にお金を向かわせて、社会を活性化するような文化に対して貢献をしてもらうという事が実質的なのかなとも思います。

 つまり贅沢税的なものは廃止し、本来消費を対象としている消費税を贅沢品という物に課税せずに、資産を持っている人びとにはもっとお金を宝飾品等に使ってもらうという事が必須なのではと考えます。その為にも宝飾業は資産家に向き合った業種であって、弱者を必要以上に追い回すようであってはいけないし、本来の宝飾業者は決してそのようなことを行ってはいないと確信もしております。

 500回という事で総括的に書きましたが、宝飾業に本来の姿勢が戻ってくるとなお一層活性化するのではないかと期待をしております。その為にも消費者に向き合う姿勢や考え方が必要です。

 あえて、以前書いた言葉を添えると
『販売員はメーカーではなく、消費者に忠誠心を尽くすべき』
この言葉を500回の締めとして、次回からはもっと短い内容にしていこうと思います。

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