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2014年8月30日土曜日

ホワイトかイエローか?

 ヨーロッパに来ていつも思うことは日本人ほど一般の人はジュエリーを身に着けてはいないということです。もちろん安全上の問題もあるのでしょうけれど・・・。

 無論、避暑地に行ったりそれなりの町並みの所へ行けば別ですが、一般的には日本人ほどの頻度でジュエリーをしている人を見ることはないでしょう。

 富裕層の人たちを見ていて思うことは18金イエローゴールドがほとんどでホワイトを見ることはほとんどありません。ホワイトのジュエリーはほとんどがロイヤルジュエリーですから当然といっては当然かもしれません。後はティーンエイジャーがするシルバーの華奢なものがほとんどです。

 日本人もかつてはイエローゴールドが多かったのですが、高度成長に合わせるように海外のいわゆるハイジュエリーに似せてきたのでしょう。その際はプラチナが殆どでしたが、プラチナが高騰してくると業界の都合に合わせるように18金のホワイトジュエリーが増えてきました。

 当初、ホワイトゴールドのジュエリーを投入したときには業界からは消費者の誤解を生むので好ましくないと批判されたことを覚えています。しかし、地金が高騰すると今までのことがなかった様に皆がホワイトを作るようになりました。まっ、いつものことですが・・・。

 やはり、ミラノのモンテナポレオーネやパリのバンドーム広場でイエローゴールドの華やかなジュエリーをしている人を見ると、上級者な感じがしますし、いかにも華やかな富裕層というのを感じられます。

 日本ではいまだに細くてもプラチナとかホワイトゴールドを好む人が多くいますが、本来の日本人には華やかな欧州人と違いますが余計にホワイトジュエリーが会わないような気がします。現実に最近ではジュエリーの上級者を見るとイエローゴールドを好む傾向がありますし、やはり日本人にはイエローゴールドが似合うように感じます。

 勿論、好みもありますし、大きな材料やダイヤモンドの大きく使用をしたものはそれなりに見栄えもしますが、やはり普段という感じはしません。不思議なことにドイツ人も一般的ではありませんがホワイトのジュエリーを好む部分があります。国民性もあるのでしょう。

 しかし、身に着けていても他人が見ていても、華やかな感じがするのはイエローゴールドだと思いますし、温かい感じもするので夏冬問わずに身に付けやすいのではと感じます。無論、価値観ですから婚約指輪やアニバーサリーリングにホワイトをお勧めすることもあるので、TPOによるとは思います。

 ただ、10金や7金にしてまでイエローにこだわることはないと思います。むしろ貧乏くさい感じさえしますから本当によいものを一つでも良いのでお持ちになることをお勧めします。

 いずれにしてもヨーロッパでも格差の違いを感じさせられます。観光地では日本人に良くあるような芋の子を洗う状態で庶民がフェリーやバス乗り場にひしめいていますが、その横ではクルーザーやヨット、その上で高級車を駆って颯爽としている金持ちを見かけます。

 日本人はまだまだ格差が少ないのでしょう、現実にジュエリーを購入していただける人々がまだまだいらっしゃいます。この方たちには半端なものではなく本当のジュエリーをお勧めすることが業界の発展にもなるのではないでしょうか。

 ホワイトかイエローかは価値観もありますでのなんともいえませんが華やかで温かいのはイエローであることは間違いがないと思いますがいかがでしょうか?
 

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