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2016年1月28日木曜日

お子様口⁉

 子供の頃、口にしただけで苦くて吐きそうであったビールの味がおいしく感じるようになるのは何故だろう?

 経験や環境を積み上がることにより味覚が変わることはよくあります。特に顕著なものはビールなのだろうと思います。昨年機会がありワインエキスパートの資格を取り、ワインをそれなりに試していくようになると感じることがあります。

 ワインを何も考えずに飲んでいた頃は飲みやすくそれなりに重みも感じ、味わいのある…と思っていたワインの殆どが新世界のワインでした。つまりアメリカをはじめオーストラリア・チリなどの物がそれです。

 しかし、いくつかの条件や経験で自分なりに選んでみるとやはり以前は手にしなかったものが多くなりました。つまり経験を経て大人口になってきたのでしょう。

 このように経験を経て大人になっていくと感性も変わっていきます。子供のうちは経験値や選択値も少ないために簡単に心地よい物だけを口にしたり身に付けたりするのでしょう。これは自然が与えてくれた人間になっていくための条件なのかもしれません。

 つまり、口当たりや心地の良い物を感じさせることにより口に食べ物を運ばせることを容易にし、食物からの栄養なり必要なものを取らせる本能を磨かせるわけです。それは何も食べ物だけではありません。身につけるものであれ知識であれ、子供感覚では心地よく、大人感覚になったら本当に必要なものを心地良くなくても口にしたり、身に付けたり、頭に入れたりしなければいけません。

 そしてそれが最終的に心地の良いものだと覚えていくのでしょう。ある意味感覚的に心地よいものは大きな意味はなく、その後に大人感覚になって本当の心地よさを知るのでしょう。

 実はジュエリーに置き換えることもできます。見栄えの良いデザインで幼稚なデザインの物ほど一般受けをするのですが、それは価格的にも安く感じるからです。実は本当の意味するジェリーは色々な意味合いがそこに含まれることが多く、大人は素材や宝石そのものを見定め、子供は一見華やかでその場満足の出来るものを選びます。

 また販売員の子供も価格だったり、見栄えの良い物を勧めがちです。どうしても経験が少ないために本来の醍醐味を伝えきれないからだと思います。実は大人の消費者の方がそのへんをよく熟知している事を感じることがあります。

 長い目で見ての使用頻度だったり対応性だったり、はたまた継承性に重要性を置くことがよくあります。大人の販売員はそのへんを熟知しており、ポイントとして時折消費者にとっての苦みを感じることであっても消費者の立場に立ち言葉を選んでいるように思えます。

 ワインもおいしいだけを選んでいると、物足りなさを感じるようになります。ジュエリーは其れが顕著なものだと思っています。http://ameblo.jp/diamonrow

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