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2016年1月23日土曜日

ダイヤモンドの価格の推移⁉

 ダイヤモンドは最近のオークションでのファンシーカラーダイヤモンドのとんでもない落札価格を見ているとかなりのレベルで価格が上がっているように見えますが、2年前を契機にダイヤモンド全体としては横ばいの数字を示しています。

 特に2015年に関してはダイヤモンドのレンジによっては価格が下がっています。勿論景気のせいもあるだろうし、多くの先進国ではたくさん人々が既にダイヤモンドを所有しているという事もあります。

 これは以前と違ってシンジケートが価格調整を行ったり、供給調整を行っていない証拠と言っても良いでしょう。つまり、市場原理に任せれているという事を考えれば健康的とも言えます。勿論十年単位といったレンジで見れば価格は間違いなく上がっているのですが、株式市場が如くデイトレードのように短期間で考えるべきものではないのでこれは良しという事でしょう。

 しかし、以前と違う所はサイズやシェイプによって価格の微妙な差があるという事です。例えば3CTSアップのペアシェイプでいえばむしろ価格が上がっています。それは研磨の絶対量が特に少なかったという事もあるでしょう。これは原石が少ないというより景気が悪く、よほどの形が良くなければむしろ安く売らなければいけないので研磨をするより原石のままにしておいた方が無難だという理屈です。

 勿論それぞれのところにそれなりの理由はあります。ポインター(1ct以下)に関していえば一般的な市場としては一番大きい訳ですが、冷え切った市場ではその需要があまりないという事になり価格も弱含みという事になります。

 しかし、格差社会という言葉が根付いて久しいのですが、金持ちレンジのところで捉えると彼らが欲しがるとことはやはり品薄ですから価格は強含みです。其れが最近オークションで高値を付けている要因でもあるでしょう。

 いずれにしても今後もある一定の大きさなり希少性のある物は強含みでしょうが、一般人用といっては何ですがスタンダードの市場においては価格は弱含みになるでしょう。なんだか天気予報みたいですが、ところによりといった表現がぴったりの市場になるのかもしれません。

 小さなサイズのところは特にCVDやHPHTといった人造ダイヤモンドや処理ダイヤモンドが市場に投下されつつあるので更に価格が弱くなる可能性はあります。中国や東南アジアで中国系やインド系のメーカーが供給するジュエリーに関しては特に気を付けなければいけません。パヴェ留めや取り巻き等の小さなサイズにはそれらの石が入っている可能性が大きくなっています。

 今後ともに、それらのジュエリーの対する対処は業界側としてきちっとしていかなければいけないでしょう。http://madam-g.blogspot.jp/   こちらの読んでください】

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