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2014年6月2日月曜日

追記⁉

 前回の書き方では解りにくい部分もあったようなので他の例で紹介をさせて頂きますと、1940年代にアメリカで行われたキャンペーンで婚約指輪はダイヤモンドで給料一月分というのがあり、それが日本に渡り、当時一ドル360円だった日本では同バリュウでは平均給料の三カ月分という事で
キャンペーンが張られました。

 そのプロモーションがズバリはまり、若者たちは交際相手が見つかると給料三カ月分のダイヤモンドリングを買う為に、一生懸命になっていたことが懐かしく感じられます。男性はそのことが大人の仲間入りで、それが出来ることが結婚をする資格みたいなことがありました。つまり、きっかけだったのです。
 

 この事により女性はその機会を待ち、男性は誇らしげにその指輪を女性に贈っていたような気がし、その事自体の幸福感が何とも言えず良かったような気がします。今どきのと言っては眉をひそめられるかもしれませんが、結婚をする資格の一つの目安でもあったものがなくなり、生活力とか人生設計もなく結婚をしているような人が多いような気がします。

 話は飛んでしましましたが、ダイヤモンドその物の素材をいじるのではなく、きっかけになるようなプロモーションを行うことによりダイヤモンドを広げ、市場を築く事が大事なのではないでしょうか。

 ルビー、サファイア等の色石に関してもあまりにも処理石が多くなってしまったために一部のものを除いた価値の低迷は取り返しのつかないところまで行っているような気がします。一つの例として買取業者がそれらを買い取る際にまともな価格を付けることはほとんどありません。

 同じようにビジネスにおいての状況にもそれは言えます。現在の販売現場での不調のほとんどの原因は現場ではなく企画部署であり、本部機構なるところのが要因と多いと言ってよいと思います。

 前述している事と同じようにきっかけとしての企画なり、仕組や仕掛けを作ることが大事であり、後ろ向きは考えは決して良い結果は招かないと考えます。

 現在多くの家電メーカーは久々の黒字を出し、意気軒昂な雰囲気はありますが、それはリストラや施設の売却等によるもので今季は良いかもしれませんが、将来はどうするのでしょう。根本的な解決になっていないし、単なる問題の先延ばしにしかならないのではと考えます。新しいきっかけや価値観を創造することが唯一の手段なのです。

 ダイヤモンド業界全体の問題、特に我が国においては本来の価値や使用機会をプロモーションすることをなおざりにしてきた結果だと考えます。その点、高級時計の業界においては見事にはまっているように思います。

 根本をいじることは本来の価値を損ない、永遠にその市場を失う危惧さえあると考えるのです。
ゆえにHPHTに関しての問題については慎重である必要があると思います。

 因みにダイヤモンドレポートにおいては、米国、アジア特に日本においてはHPHTが簡単には受け入れられないだろうと結んでいます。

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