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2014年6月19日木曜日

ダイヤモンドにおける日本の位置⁉

 
 2013年の世界のダイヤモンドのシェアが発表されました。なんと未だに日本は世界第3位なのです。

 1970年代以降アメリカと日本でダイヤモンドのマーケットの2/3を担っていた時代が続いていましたが、2000年代に入り中国が台頭するとともに、日本の景気も落ち、我が国のシェアは少しづつ減ってきました。

 今の中国の勢いは確かにすごいとは思っていますが、ダイヤモンドのマーケットで考えると12%前後で、日本の9%を少し上回っている程度です。米国は相変わらず39%ほどのシェアを持っていますが、ここで見えるものは日本の凄さでしょう。

 1980年代から1990年代にかけては米国と日本で世界のシェアの2/3を占めていたのですからその時代の日本の凄さです。敗戦国で小さな島国であった日本がダイヤモンドの世界で25%前後のシェアを持っていたのですから今の中国と照らし合わせても凄いと思いませんか。

 現在、日本は低迷をしている印象がありますが、その時代に創られた遺産はまだまだ健在であることを意識しても良いのではないでしょうか。確かに借金大国ではありますが、海外資産に関してはいまだに世界NO1であることはあまりメディアは報道してはいません。

 日本は現在ダイヤモンドのシェアでは9%で世界第3位ですが、ダイヤモンドの本当の意味を他国と違い贅沢品と考えている日本で第3位なのですから、海外と同じように資産としての位置づけになった時にどれくらいのシェアを伸ばすのだろうと考えてしまします。

 贅沢品にそこまでの金額を払う国が果たして景気の悪い国なのでしょうか?私は思いません。貯金や資産の保有、富豪の数、どれを取ってもいまだに世界トップクラスの我が国です。ただ、政策や報道のレベルの低さが国民の性格と作用して、それこそ不景気感があるのだと思います。

 ダイヤモンドは未だに贅沢品と考えながらも魅力を感じていてくれる消費者がいます。普段私は一定の条件を満たせば十分に効率の良い資産として考えることが出来ますよと言っています。

 しかし、他国から侵略をされたり、移民の経験の少ない日本国民には理解がされにくいのではとよく指摘をされますが、日系移民の方たちの末裔の日本帰りをした方たちや満州から引き揚げてきた人々の経験談を話をすると『へ~、そうなんだ』といった反応をされることがままあります。

 年代がらその方達とも関わりあって来たり、北海道のでの200カイリ問題の折には沢山の北海道民が大きめのダイヤモンドを買い求めていたことを記憶しています。

 つまり、移動するときの携帯資産を差しているのですが、現在はその事よりも実際に投資資産として理解をして買い求めている一部の方達もいるという事です。中国のような社会主義の国では実際には資産の保有はできませんからそのようなものに向かう事は理解が出来るし、いまだにくすぶっている東欧を見るとやはり携帯資産としての面がまだまだあります。

 前述したように未だにダイヤモンド消費世界第3位の国ですが、贅沢品として求めているだけだとやはりそこまでのシェアを占めるとは思えません。今後のダイヤモンドのシェアの動きには是非注目をしていきたいと思っています。

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