昨夜お客様であり友人で時々このブログに登場する女性建築家がストレスが溜まっていそうな形相をしながら(失礼)入口から入ってきました。
お話を伺うと今クライアントと打ち合わせをしてきた帰りで、少しストレスが溜まっているようでした。(そのままですが)
クライアントの要望でスタイリッシュに仕上げたいとのことで、話を進めていたらしいのですがスタイリッシュではありますが、素材としてはあまりお勧めできないものがあったらしいのです。
『クライアントは必ずしもしっかりとしたコンセプトがあってオーダーをする訳ではないので、たまたま雑誌やTVでも見たものを気に入って要求するのだけれど、進めているプランには合わなかったり、勧められない材料だったりするんですよね』
素材によっては1~2割高価でも耐久性を考えると最終的に安上がりで、デザインを追うものはその時は良くても時代やトレンド変わった時に結局やり直すことになる。その上でファッションを追った材料は期間が短いのであまり良い素材を使わないとの事です。
話を聞いて思う事は宝飾品にもそれは当てはまる内容だなと思います。つまり、デザインを追うものは以前にも話しましたが、飽きが来たり時が変わると身に付けなくなります。『結局は安物買いの銭失い』になるのです。素材をベースにしてデザインされたものは時代を超え結局は長持ちをし、その上で長く使う事になります。
家も宝飾品も基本的には素材が重要なことはお互い話あっているとよく理解が出来る事なので建築士の彼女は宝飾品も必ず素材を選びから始めます。その上で将来的にどの様に変化をさせて使えるかを考え購入を決めます。
彼女曰く
『ダイヤモンドのような絶対的な素材はコストパフォーマンスを含めて、こんなにエンジョイ出来る物はない』
と常に口にしています。
後々の問題を事前に防ぐには素材を中心に勧めるのがプロの仕事であるという理念があるとのことで、小生もそれには同意であり、その事自体が基本となっていた職業であるのでその事が理解できなければ宝石に携わることは難しいのだと思います。
基本とは宝石という素材が先に存在し、それをいかに身に付けるかという事でジュエリーが生まれてきた部分もいあります。もしくは実用品として使用されていたものの素材として贅沢なものを使用したものがジュエリーの始まりでもありますが、いずれにしても素材が前提となっているのがジュエリーなのです。
もちろん素材が良いものを使えば価格は高くなりますが、前述したように本質ですから長い目で見れば安上がりで購入者にメリットがあるという事になります。そして、購入者のメリットを常に前提として考えるのがプロの仕事なのだと思います。
そういった意味では彼女との共通点は多いのですが、消費者の要望にある程度こたえるのも仕事ではありますが、その説明をとばしたり、デザインばかりの良さを強調することは如何なものかとは思います。それならアクセサリーで十分なのですから・・・。
宝石とは名ばかりの素材だったり、造りが目を疑うようなものを平気で販売する者もいますが、売れれば良いという考え方は家や宝石のような長く使うものに関してはそぐわないし、あきらかに間違いです。その上明らかに後日問題を抱える事になることは多くの販売員が経験をしていることだとおもいますし、その場で売れれば良いという考え方はやめた方が良いのでしょう。
よく欠陥住宅の話があります、見た目が良いが後日床が傾いたり水が漏ったりという話はたまに聞きますが、ほとんどの場合売ってしまえばよいという住宅販売会社かとりあえず価格が安いからといった消費者の要求に従ったものが多いと聞きます。住居という生活に結びついたものなのでよく話題になりますが、宝飾業界や周りでも同じような話はよく聞きますが大事にはなっていません。
しかし、一方で売上げは上げなければいけませんので、そのことを理由に逃げることも許されません。その為にはもっとプロとして素材を勉強する必要があるのだと思います。
彼女の最後の言葉が印象的でした。
『全ての本質は素材なんですよね。人も物も・・・。』
お話を伺うと今クライアントと打ち合わせをしてきた帰りで、少しストレスが溜まっているようでした。(そのままですが)
クライアントの要望でスタイリッシュに仕上げたいとのことで、話を進めていたらしいのですがスタイリッシュではありますが、素材としてはあまりお勧めできないものがあったらしいのです。
『クライアントは必ずしもしっかりとしたコンセプトがあってオーダーをする訳ではないので、たまたま雑誌やTVでも見たものを気に入って要求するのだけれど、進めているプランには合わなかったり、勧められない材料だったりするんですよね』
素材によっては1~2割高価でも耐久性を考えると最終的に安上がりで、デザインを追うものはその時は良くても時代やトレンド変わった時に結局やり直すことになる。その上でファッションを追った材料は期間が短いのであまり良い素材を使わないとの事です。
話を聞いて思う事は宝飾品にもそれは当てはまる内容だなと思います。つまり、デザインを追うものは以前にも話しましたが、飽きが来たり時が変わると身に付けなくなります。『結局は安物買いの銭失い』になるのです。素材をベースにしてデザインされたものは時代を超え結局は長持ちをし、その上で長く使う事になります。
家も宝飾品も基本的には素材が重要なことはお互い話あっているとよく理解が出来る事なので建築士の彼女は宝飾品も必ず素材を選びから始めます。その上で将来的にどの様に変化をさせて使えるかを考え購入を決めます。
彼女曰く
『ダイヤモンドのような絶対的な素材はコストパフォーマンスを含めて、こんなにエンジョイ出来る物はない』
と常に口にしています。
後々の問題を事前に防ぐには素材を中心に勧めるのがプロの仕事であるという理念があるとのことで、小生もそれには同意であり、その事自体が基本となっていた職業であるのでその事が理解できなければ宝石に携わることは難しいのだと思います。
基本とは宝石という素材が先に存在し、それをいかに身に付けるかという事でジュエリーが生まれてきた部分もいあります。もしくは実用品として使用されていたものの素材として贅沢なものを使用したものがジュエリーの始まりでもありますが、いずれにしても素材が前提となっているのがジュエリーなのです。
もちろん素材が良いものを使えば価格は高くなりますが、前述したように本質ですから長い目で見れば安上がりで購入者にメリットがあるという事になります。そして、購入者のメリットを常に前提として考えるのがプロの仕事なのだと思います。
そういった意味では彼女との共通点は多いのですが、消費者の要望にある程度こたえるのも仕事ではありますが、その説明をとばしたり、デザインばかりの良さを強調することは如何なものかとは思います。それならアクセサリーで十分なのですから・・・。
宝石とは名ばかりの素材だったり、造りが目を疑うようなものを平気で販売する者もいますが、売れれば良いという考え方は家や宝石のような長く使うものに関してはそぐわないし、あきらかに間違いです。その上明らかに後日問題を抱える事になることは多くの販売員が経験をしていることだとおもいますし、その場で売れれば良いという考え方はやめた方が良いのでしょう。
よく欠陥住宅の話があります、見た目が良いが後日床が傾いたり水が漏ったりという話はたまに聞きますが、ほとんどの場合売ってしまえばよいという住宅販売会社かとりあえず価格が安いからといった消費者の要求に従ったものが多いと聞きます。住居という生活に結びついたものなのでよく話題になりますが、宝飾業界や周りでも同じような話はよく聞きますが大事にはなっていません。
しかし、一方で売上げは上げなければいけませんので、そのことを理由に逃げることも許されません。その為にはもっとプロとして素材を勉強する必要があるのだと思います。
彼女の最後の言葉が印象的でした。
『全ての本質は素材なんですよね。人も物も・・・。』
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