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2016年10月28日金曜日

本質的なこと⁉

  業界の話を聞くとあまり良い話を聞くことのない昨今ですが単に景気のせいにするにはあまりにも単純すぎると感じています。確かに展示会を中心にした売り上げや成功するかどうかわからない通販に走る人々もいます。

 しかし、一番の要因は自分たちの扱っている商品がなんであるかどうかを理解しているのだろうかという疑問です。ジュエリーという括りだけでいうとその代替品はたくさんあります。アクセサリー、服飾もっと広げればブランド品もその代替えでしょう。

 それには宝石を使用しているということを考えると、それでは宝石とは何ぞやということになります。これは言うまでもなく5大条件がそろっているかどうかです。さらにはその中のダイヤモンドとはん何ぞやということになると、これはもう理解をしているかどうかさえも分かりません。

 というのは今の現状というのは今まで上げたものが全てごっちゃになっているからなのでしょう。ジュエリーにはそれなりの括りがあり、宝石ということにもそれなりの括りがあり、そしてダイヤモンドというものにもそれなりの括りがあります。

 そしてそれらは人々によって価値が高められていく訳です。決して黙ってても価値があると認められるものではありません。それらは実用品とは明らかに違うのです。

 それでは現状はどうかというと展示会、通販といった現状売り上げを上げていく手段となっているもののほとんどは値引き合戦と安売りです。つまり、扱っている商品の価値を下げることに尽力をしているわけです。

 何のためでしょうか?

  生きる為に自分の内臓を順番に切り取っていくような様はまさに生きるという目的に対して方法が明らかに間違っているわけです。

 水浸しの土地に水をまき、日照りの土地で乾燥機を使うことは水なり乾燥機の価値を理解していない人々の所業でしょう。

 宝石やジュエリーの安売りはまさに価値下げるために、価値がないことを証明しているような所業です。砂漠での水はこのうえない価値になりますので高くも売れます。それは希少性を実体験しているからです。しかし、そこいらじゅうに水飲み場があればいくら砂漠でも希少性は感じてもらえません。

 多くの催事屋さんたちは真似事として宝石の価値や希少性をうたいながら安売りという矛盾をしたことを平気で行い景気が悪いと嘆いています。

 景気のせいが全くないとは言いませんがそれ以前の問題に早く気が付くことが重要なのでしょう。そうでなければ現代限りで宝飾業なるものが消滅をしていくのかもしれません。
http://diamond-exchange.jp
http://ameblo.jp/diamonrow

 
 

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