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2016年10月26日水曜日

驚きの結末⁉

昨日、一昨日と小売店さんいおいてセミナーというかダイヤモンドとワインについてを題材にお話をユーザーさん向けに行ってきました。

 ワインについても色々と興味を持たれる方はいらっしゃって楽しく過ごしたのですが、ダイヤモンドの話題になったときに驚いたというか、当方にとっては想定内の結果だったのですが、皆さんが驚いた現象があったのです。

 それは10点ほどのソーティング袋に入った1ctサイズの裸石をご覧になってもらい、違う鑑別会社、おなじ鑑別会社で時期の違うものそれぞれのバリエーションでグレードを伏して綺麗に見える順序で並べてもらいました。これはある意味ではGIAがカッティンググレードで行ったファセットウエアのモニタリングのミニ版みたいなものです。

 結果には私自身も少し驚きましたが、結果通りであったものは2点だけだったのです。これにはお客様も驚き、中には
『自分の目なんてあてにならないものねェ。』
という方もいらっしゃいましたが、必ずしもそうではないということをご説明させていただきました。

 つまり、グレーディングレポートというものは取扱説明書みたいなものですから販売する側の補助説明書なわけです。買われるお客様が実際に目で見て綺麗だと思ったのが良いのであって、供給側の都合で用意をされたものが絶対であるわけはないのです。

 お客様は自分が車を買うときにカタログだけでは買わないようにご自分の目で確かめご自分で確認をしてからお求めになった方が良いのですよということが今回の趣旨でもありました。また、ダイヤモンド本来の価値について述べさせていただくにあたり、ヨーロッパの童話?的な物で池上彰さんが翻訳をなさった『おじいさんのダイヤモンド』を引用させていただきました。

 この本にはジュエリーや飾ることについてのダイヤモンドの話は出てきません。私自身もこの本はお取引先の方が見つけたものを贈られ『なるほどダイヤモンドを知っていただくに当たりこのほんは良いな』と思いこの本を引用させてもらいました。

 さすがに私自身もここまで皆さんの判別結果が違うとは思っていませんでしたので少し驚きましたが皆さんの驚き方は・・・・・。

 勿論その辺についての説明は十分にし、ご理解をしていただきましたがダイヤモンドはダイヤモンドを主で見るのであってグレーディングレポートが主であってはいけないということも十分にご理解を得た機会だと思っています。願わくばもっと大勢の参加があるとよかったと思っていますが・・・。
http://diamond-exchange.jp
http://ameblo.jp/diamonrow

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