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2015年10月27日火曜日

ダイヤモンドは変わらない!?

 イスラエルでの買いつけも3日目を向かえ、こんなことがあるのだろうかと思うほどこちらの思うようなものが無い。またあったとしても価格が折り合わないことが多く、憂鬱になるような気分です。

 勿論、こちらが無理すぎるようなオファーをしているわけではないのですが、とにかく相手は手ごわいのです。その背景には市場が弱く思うほどの利益を上げられないマニュファクチャ側の都合もあるのですが、利益が上がらないファンシーカットなどの研磨を行わないといった理由もあります。

 しかし、ファンシーカットなどになる原石はやはりラウンドブリリアントになるものよりは原石も安く手に入れているはずなのですが、ファンシーカットなどは形に好みもありますので原石がよほど都合が良くなければやはり売れにくいということもあります。結果安くしても売ってしまうということになり利益も上がらないということになります。

 ラウンドブリリアントにしてもにグレード販売が主流を占めているので価格を大きく市場とかけ離sれたものには出来ないということになります。しかし、結果グレードさえ出れば販売の出来るラウンドに関しては利益が少なくても販売は可能なのでラウンドが主流になります。

 ここで問題が何時ものように起きるわけです。少しでも利益を上げたい業者はファイクグレードに手を出すことになるわけです。以前国内の鑑定会社でもそれがばれて結果つぶれてしまったところもあります。

 最近ではやはりマニュファクチャがグレードをつけて販売をすることも多くなり、これはバイヤーに価格をたたかれない様に先にグレードをとってしまおうということです。しかし、価格チャートが存在し、グレードがすでに付いていればプロが必要なくなりますので、取引所内においてもダイヤモンドのことをよく知らない人々が横行するようになります。それはブローカーであれバイヤーであれです。

 いよいよもってそんなことが、とあきれるしだいです。モラルを前提とした価値でもあるダイヤモンドの信用を落としかねないことです。結果的にはハッキングを行ったのがこのビジネスに携わる者だとしたら、自らの首を絞めているようなものです。

 ダイヤモンドを見る訓練をすれば済むことをそんなすぐにボロが出るようなことで努力をするなんてばかげています。そして何よりも価値を説明することによりそれなりに価格で販売が出来るように努力をすればよいだけのことです。

 ダイヤモンドが変わるわけではなく、扱う人間のモラルが変わってきただけです。

 モラルに低い人々が業界を去る日が来ればもっとダイヤモンドが輝くでしょう。

 

 そうなるとまた顔を出すのでファイクグレードです。以前はイスラエルであり、今回はインドでですがグレードの主流を占めているGIA(米国宝石学会)にハッキングされグレード結果の改ざんが行われたのです。http://ameblo.jp/diamonrow

 

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