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2015年10月25日日曜日

イスラエルにて!?

 昨夜テルアビブに着き、空港からも列車の都合がよく、今回は良いことがありそうな予感がしていたのですが、今朝は朝からの雨で、少し出鼻をくじかれたような思いです。

 事前に研磨上がりの状況を確認はしてきたのですが、現在は取引所とはいえ大粒が足りない状況です。確かにここ数年オーックション等でも落札されている大粒は殆どが過去のもので、ファンシカラーにしてもやはり各持ち主が回している感じにもうけます。

 よく今後本当にダイヤモンドの価格は上がるんですかという質問を受けますが、しょうじき断定するようなことが出来ません。しかし、株や地金にもよく比べられるのですが、それらが確実だという人がいるのだとしたら、それの数倍の確立で断定できるでしょう。

 勿論限りある資源だということが出来ますが、消費資源ではありませんから無くなることもありませんし、代替のものが出てくるとも考えられません。ましてや以前より、資産性が増していることも事実でしょう。そのことを考えると繰り返し使われる資産として考えるとやはり値上がりの可能性は高いでしょう。

 ただ、金やプラチナのように一律の品質のものではないので品質により自分にあった価値の物を手に入れることは出来るでしょう。確かに地金もそれに合わせた重さで手持ちをすればよいのでしょうが少し価格が大きくなると持ち運びもままにはなりません。動産の価値というものは携帯性や移動性が容易であることを考えるとダイヤモンドにはかないません。

 先月シンガポールでダイヤモンドの取引所オープンの件を依然書きましたが、それなりの登録数が増えていると聞きます。従来のダイヤモンド取引所はプロの上流が前提でしたが、シンガポールはプロも消費者も関係ありません。それは株式市場のようにその差が無いのです。

 勿論大きなサイズのものが中心ですから、従来の市場にそれほど大きな影響があるとは思えませんが、大きなサイズをそれなりの資産で運用をする人々には朗報でしょう。日本にもそんな遠くではない日に上陸をするようなことも聞いています。

 サイトを覗いてみましたが、たいへんお金の掛かったすばらしいつくりのものです。ただ大きなミスを犯しています。多分にダイヤモンドビジネスの上流での経験が少ないのかということも感じました。しかし、オークションシステムといったことを考えるとそちらのほうのプロがかかわって作ったことは大いに想像できます。いずれ、改善されるのでしょう。

 以前イスラエルをはじめアントワープ、ニューヨークと取引所や買付事務所を回ってみて、今ほどの品不足を感じたことはありません。勿論恒常的な市場を形成しているもの(小さなサイズ等)は足りているような気がしますが、宝石としての醍醐味のあるものは本当になくなりました。

 供給元は以前のシンジケート一本槍ではなく、複数の供給元が増えたのにもかかわらずです。これから今回の買付が始まるのですが、大粒から見ていくつもりです。特に5ctsアップのところは数が少ないのでなるべく手に入れたいものです。
http://ameblo.jp/diamonrow
 

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