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2015年9月21日月曜日

変わらない事⁉【ダイヤモンド】

 変わらないことの難しさは多くの人も実感していると思います。なぜなら変化するという事実こそ変わらないのですから。解りにくい言い回しになりましたが、どんどん変化をする世の中で多くの人はその変化についていこうとします。

 しかし、世の中の変化が激しくなっていくととてもじゃないが付いていくことに疲れ、諦めていくという選択をします。変化をするという事は皮肉ですが不変です。常に変化をし、進化、改革が自然界でも行われてきました。

 自身が生まれた頃には、TVもなく電話に至っては柱に取り付いていて横についていたハンドルを回し、交換手を呼び出してから通話をするというものでした。しかし、現在はというとご存知の様な事です。現代ではTVと電話が一体化し、携帯できるのです。もっと言うならそれに音響ラジオが付き、更に手紙までついている訳です。先日、終戦70周年という事で沸き立っておりましたが、それらの進化もわずかに60年間の出来事です。

 私自身の仕事はダイヤモンドビジネスです。仕組基準が変わったといっても扱っているものが変わったわけではありません。40年も経つのにです。しかも、ダイヤモンドの生成から考えるとその期間は感覚的に日本全国の距離を1mmほど動いた距離にもなりません。

 現代はIT産業をはじめ進化変化が前提になっている物がビジネスとして考えられています。しかし、これらの価値は変わらないことの価値に比べると、細菌にもなり得ない細胞程度の寿命もありません。今後は人工頭脳などの進化も進み、それに合わせたビジネスが生まれてくるのでしょう。

 生まれては消えゆく、変化というものは不変な仕組みです。故に変化をしないビジネスが究極のビジネスの様な気がします。ITと言いうものは本来アナログの効率化という事ですが、それ自体がビジネスの主体になることはあり得ない様な気がします。

 どんなITが進んでもそこにのせられる情報や物というアナログが無ければ、無用の長物です。物流が無ければ本来お金というものはいりません。しかし、お金自身がお金を生むような仕組みになってきている社会の仕組みですが、それは妄想です。実際にはその根拠となる物が無ければ意味がありません。

 日本を含め、世界の多くの老舗というものは守るものは変化をしない前提があっての、進化を行ってきました。そこに価値があり、それ故に長い間ビジネスとして成り立ってきています。

 へそ曲がりかもしれませんが、以前は『木を見て森を見ない』という言葉にもあるように、小さなことに拘っていると全体が見えなくなってくるという比喩がありましたが、あえて言うと木をよく見ないと森が成り立っている土壌を見失い、森がなくなることも気が付かなくなるかもしれないと言いたいのです。

 つまり、森というものは木が健康に成長を続け、そこに息づく生物がいて成り立っています。森に見えていたものがいつの日か枯れ木の残骸になっていないように願うのです。ダイヤモンドは変わらなかったし、これからも変わらないでしょう。そこに価値があるのです。そして、それは人類の歩むべき道を示唆しているような気がします。http://ameblo.jp/diamonrow

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