近頃は政府の方針でもあるのですが、円安がここ3年で円の価値が50%下がりました。一見して経済に良さそうに見えていますが、本当にそうかなという気もします。何故ならどこの国にとっても自国通貨の価値が下がることは良い筈がありません。
確かに海外資産だけを見れば50%の価値増量という事になるのかもしれませんが、国内はどうでしょうか。物価も上がっていますが以前の物価上昇とは少し様相が変わっています。
多くの人が国内でお金を使っている分には関係が無いという訳ですが、本当にそうでしょうか。高度成長からバブルに向かっては確かに円安は追い風であり、多額な貿易黒字を生みました。
その頃は殆どが国内生産で輸出がほとんどですから円安は追い風となりました。しかし、現在はどうでしょうか?
現在は過去の円高を背景にほとんどの製造業が海外生産をしています。過去の円安では確かに物価は上昇をしましたが製造業は国内の為に利益の享受は殆どが国内でした。つまり現在の円安は利益還元が一部の輸出産業にしかメリットのない物です。
国内で円を使っていれば関係が無いというのが的外れであることが理解を出来ると思います。実質内容量が減ったり、先月まで一万円だったものが1万1千円になっているものも多くあります。つまり円の価値が下がるという事はハイパーインフレになってくる可能性もあります。
今後は格差の広がりがどんどん出てきて、経済に悪影響が出てくることは十分に考えられます。と言うより過去のデーターで格差の広がりは経済を押し下げていくことを物語っています。
細かい事は端折りますが、現在の格差の要因は仮想経済の膨らみ過ぎにあります。実体経済が伴わないわけですからその危うさはいかんともしがたい感じがします。簡単に言うと仮想経済の中にいる金融やIT関連産業の一部が富裕層であり、実体経済の中にいる層の大半が貧困層という事になりますので、今の形態が崩壊した時のことを考えるととても怖い感じがします。
円安は国内のダイヤモンドビジネスにとってはマイナスではないかという人もいますが、その理由は輸入価格の高騰は国内での販売に影響を与えるのではないかという懸念です。
しかし、今後どれくらいの率で円安に向かうかわかりませんが、過去の例を考えると円安がマイナス要因であったことは1980年前後の数年だけです。それは世界のダイヤモンド業界の中でのバブルが起きており、市場に在庫がだぶついているにも拘らずアフガン侵攻や世界情勢の不安定さから短期での値上がりが続き、その結果その後の値下がりと円高に向かったこともありますが、実質的な原石の値下がりがあったわけではありません。
現在は円安であれば輸出をし、実際には市場にダイヤモンドが決して多くはない状況が価格を押し上げています。もう一つは皮肉なことですが金融関係の長者たちが利益確定の為に現物であるダイヤモンドを買い漁っているという事もあります。つまり何時の状態でもダイヤモンドが足りない状況にあります。故に現物であるダイヤモンドに関していえば如何なる状況でも買い時であるといっても良いでしょう。勿論それなりのものという事になりますが・・・。
何はさておき、現状の円安に関していえば切り下げになるような状況にならなければ良いがと考えます。過去には起きている事も頭の中には置いておいた方が良いでしょう。
http://ameblo.jp/diamonrow
確かに海外資産だけを見れば50%の価値増量という事になるのかもしれませんが、国内はどうでしょうか。物価も上がっていますが以前の物価上昇とは少し様相が変わっています。
多くの人が国内でお金を使っている分には関係が無いという訳ですが、本当にそうでしょうか。高度成長からバブルに向かっては確かに円安は追い風であり、多額な貿易黒字を生みました。
その頃は殆どが国内生産で輸出がほとんどですから円安は追い風となりました。しかし、現在はどうでしょうか?
現在は過去の円高を背景にほとんどの製造業が海外生産をしています。過去の円安では確かに物価は上昇をしましたが製造業は国内の為に利益の享受は殆どが国内でした。つまり現在の円安は利益還元が一部の輸出産業にしかメリットのない物です。
国内で円を使っていれば関係が無いというのが的外れであることが理解を出来ると思います。実質内容量が減ったり、先月まで一万円だったものが1万1千円になっているものも多くあります。つまり円の価値が下がるという事はハイパーインフレになってくる可能性もあります。
今後は格差の広がりがどんどん出てきて、経済に悪影響が出てくることは十分に考えられます。と言うより過去のデーターで格差の広がりは経済を押し下げていくことを物語っています。
細かい事は端折りますが、現在の格差の要因は仮想経済の膨らみ過ぎにあります。実体経済が伴わないわけですからその危うさはいかんともしがたい感じがします。簡単に言うと仮想経済の中にいる金融やIT関連産業の一部が富裕層であり、実体経済の中にいる層の大半が貧困層という事になりますので、今の形態が崩壊した時のことを考えるととても怖い感じがします。
円安は国内のダイヤモンドビジネスにとってはマイナスではないかという人もいますが、その理由は輸入価格の高騰は国内での販売に影響を与えるのではないかという懸念です。
しかし、今後どれくらいの率で円安に向かうかわかりませんが、過去の例を考えると円安がマイナス要因であったことは1980年前後の数年だけです。それは世界のダイヤモンド業界の中でのバブルが起きており、市場に在庫がだぶついているにも拘らずアフガン侵攻や世界情勢の不安定さから短期での値上がりが続き、その結果その後の値下がりと円高に向かったこともありますが、実質的な原石の値下がりがあったわけではありません。
現在は円安であれば輸出をし、実際には市場にダイヤモンドが決して多くはない状況が価格を押し上げています。もう一つは皮肉なことですが金融関係の長者たちが利益確定の為に現物であるダイヤモンドを買い漁っているという事もあります。つまり何時の状態でもダイヤモンドが足りない状況にあります。故に現物であるダイヤモンドに関していえば如何なる状況でも買い時であるといっても良いでしょう。勿論それなりのものという事になりますが・・・。
何はさておき、現状の円安に関していえば切り下げになるような状況にならなければ良いがと考えます。過去には起きている事も頭の中には置いておいた方が良いでしょう。
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