先々週には香港、先週にはイスラエル、そして今週は札幌と忙しい3月になったものです。最も忙しいときには年間イスラエルへの渡航が13回そしてその間にアメリカへ3回、香港へ2回、欧州へ3回と渡ったものですが、その時に比べればとは考えるのですが、如何せん年齢を重ねると実質体にはきついと感じます。
出張をしていると先々に色々な事が起きたり、出会ったりと様々な思い出もそれぞれにあります。
ロサンゼルス発のフライトで爆破予告があり、急きょサンフランシスコ空港に降りたり、コロンビアからロサンゼルスへのフライトではLAについてタラップには付かないと思っていたら麻薬犬がいきなり入って来て、麻薬捜査を始めてみると、捕まったのは殆どが乗務員だったりと、普段では考えられないようなことにも遭遇してきました。
出張生活は社会に出た年からですから、もう40年以上にもなります。フライト時間は下手なCAよりは多いかもしれません。特に行く場所が多様化してからは荷物を預けずに、自らが携行するようにしています。何故なら、トランジットをする際に不明になったり、遅延したりと次の渡航地に行く際の不都合があることが多く、仕事にも支障をきたすので、必然的にコンパクト化し携行をするようになったものです。
今では荷物を持つことさえ面倒になり、国内の出張よりもむしろ軽装で向かう事も多く、時には入国の際に『本当にこの荷物で間に合うのか?』と訊ねられる事も多く、ただでさえ荷物の多い欧米人には信じられないようでした。
欧州の空港のバゲージダウンで気づくことはロストバゲージのカウンターの大きさです。場所によっては数十メートルもある空港もあり、いかに荷物の紛失が日常的に起きているかを物語っています。ビジネスで動く人間にとっては、気を付けなければいけないことでもあります。
出張の良いところは色々な人と出会い、又、色々なものを食べる事が出来るという事ですが、特に印象的な出会いは、テルアビブからパリ行のフライトの中で出会ったユダヤ系フランス人の建築デザイナーの方でした。日本に興味があって、今の仕事が終わったら日本に行く予定であることを告げられ、日本で会いたいという事で電話番号の交換をしました。
数か月後、そのフランス人から連絡があり、実はものすごく気に入った子がいるので通訳をしてほしいとの事でした。約束をした場所に行ってみると若い二十代前半と思える女性が彼の傍らにいて、こちらの方を怪訝そうに見ておりました。
彼は実はフランスでも著名な建築家(小生は後に知ったのですが)でパリで有名な建築物などを手掛けており、日本でも依頼を受けた仕事のために来日をしていたそうですが、彼女はその依頼主側で働いていたOLだったようです。彼は既に当時60過ぎの年齢ですから、通訳をするといっても彼の気持ちを伝える私自身も複雑な気持ちでしたが、なんと彼女は彼の申し出を受け止めたのです。
その後はどのような経緯を経たのかはわかりませんが、フライトの中で知り合う人々は数多くいましたが、一番印象の残っている人物であることは間違いがありません。人との出会いはその時に一番印象に残り、自身に不足している物を持っている対象の人に惹かれるものですが、その時の私は彼の何に惹かれたのかは未だに解りません。
出張というものは自身の経験値や判断値を広げてくれるものですが、それでも人は自分の経験値でしか物を判断できないことを考えると、出張という仕事の延長線上にあるものが実は人生を豊かにしてくれるものでもあるという事を改めて感じるのです。
出張をしていると先々に色々な事が起きたり、出会ったりと様々な思い出もそれぞれにあります。
ロサンゼルス発のフライトで爆破予告があり、急きょサンフランシスコ空港に降りたり、コロンビアからロサンゼルスへのフライトではLAについてタラップには付かないと思っていたら麻薬犬がいきなり入って来て、麻薬捜査を始めてみると、捕まったのは殆どが乗務員だったりと、普段では考えられないようなことにも遭遇してきました。
出張生活は社会に出た年からですから、もう40年以上にもなります。フライト時間は下手なCAよりは多いかもしれません。特に行く場所が多様化してからは荷物を預けずに、自らが携行するようにしています。何故なら、トランジットをする際に不明になったり、遅延したりと次の渡航地に行く際の不都合があることが多く、仕事にも支障をきたすので、必然的にコンパクト化し携行をするようになったものです。
今では荷物を持つことさえ面倒になり、国内の出張よりもむしろ軽装で向かう事も多く、時には入国の際に『本当にこの荷物で間に合うのか?』と訊ねられる事も多く、ただでさえ荷物の多い欧米人には信じられないようでした。
欧州の空港のバゲージダウンで気づくことはロストバゲージのカウンターの大きさです。場所によっては数十メートルもある空港もあり、いかに荷物の紛失が日常的に起きているかを物語っています。ビジネスで動く人間にとっては、気を付けなければいけないことでもあります。
出張の良いところは色々な人と出会い、又、色々なものを食べる事が出来るという事ですが、特に印象的な出会いは、テルアビブからパリ行のフライトの中で出会ったユダヤ系フランス人の建築デザイナーの方でした。日本に興味があって、今の仕事が終わったら日本に行く予定であることを告げられ、日本で会いたいという事で電話番号の交換をしました。
数か月後、そのフランス人から連絡があり、実はものすごく気に入った子がいるので通訳をしてほしいとの事でした。約束をした場所に行ってみると若い二十代前半と思える女性が彼の傍らにいて、こちらの方を怪訝そうに見ておりました。
彼は実はフランスでも著名な建築家(小生は後に知ったのですが)でパリで有名な建築物などを手掛けており、日本でも依頼を受けた仕事のために来日をしていたそうですが、彼女はその依頼主側で働いていたOLだったようです。彼は既に当時60過ぎの年齢ですから、通訳をするといっても彼の気持ちを伝える私自身も複雑な気持ちでしたが、なんと彼女は彼の申し出を受け止めたのです。
その後はどのような経緯を経たのかはわかりませんが、フライトの中で知り合う人々は数多くいましたが、一番印象の残っている人物であることは間違いがありません。人との出会いはその時に一番印象に残り、自身に不足している物を持っている対象の人に惹かれるものですが、その時の私は彼の何に惹かれたのかは未だに解りません。
出張というものは自身の経験値や判断値を広げてくれるものですが、それでも人は自分の経験値でしか物を判断できないことを考えると、出張という仕事の延長線上にあるものが実は人生を豊かにしてくれるものでもあるという事を改めて感じるのです。
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