ページビューの合計

2015年3月25日水曜日

日本ダイヤモンド市場の凄さ⁉

 かつては米国と日本で世界市場の3分の2を占めて、世界第二位の市場規模を誇っていた日本のダイヤモンドのジュエリー市場ですが現在では世界第三位となっています。

 ここ十数年の不況と言われている時代においても、五年前の2010年まではその地位を維持していたものです。今でこそ中国という新興国に抜かれはしましたが、それでも世界の第三位です。

 中国がすごいといっても、ダイヤモンドのジュエリー市場だけで見れば、まだ1兆2千億円レベルです。かつての日本は1兆5千億円を超えておりました。現在でこそ半減し、7千億円前後という数字ですが、人口比や過去の販売数字をふまえて考えるとやはり日本市場はすごいといわざるを得ません。

 実際のジュエリー産業全体で見ると、中国は6兆円規模で今後3兆円程度は伸びるだろうといわれていますが、はなはだ疑問です。それは習近平の汚職、賄賂撲滅政策によるものが大きいのです。袖の下社会である中国共産主義では、ダイヤモンドやヒスイなどの宝石は大きな役割を果たしてきました。ここ一年で大粒ダイヤモンドの動きが半減していますので今後注目ではあります。

 日本においてもジュエリー産業としてはかつて3兆5千億円と言われた規模から考えると、現在の市場規模は大きく後退をしたといって良いのでしょうが、比率で考えると他の宝石ジュエリーに比べ、ダイヤモンドジュエリー自体はその率ほどは落ち込んではいないのです。

 実際に現在でも、大粒ダイヤモンドやファンシーカラーダイヤモンドの需要はむしろ増える傾向があります。これは一部の富裕層がダイヤモンドの本来の価値に気が付き始めたようにも思えます。
当方が接する消費者においても、卸の引き合いに関しても、大粒とF・カラーの引合いが多く、様子を伺うとやはり資産に対する対策でもあるようです。

 この秋、『マイ・ナンバー制度』がスタートします。これは悪法なのか、良法なのかは結果が出なければ解りませんが、過去行政が考えた制度でまともだったことはあまりなかったことを考えると、先が思いやられます。100年安心の年金制度はは僅か5年、住基台帳制度は有って無いようなもの、なにより財務省が国民からあとどれ位搾り取れるかを把握するための制度ですから、まともに機能するとは思えません。

 国民の財産から動きまでをすべて一元化した番号で管理しようなんて事はおごり以外の何物でもないと思います。以前我々の仕事は当時の大蔵省の管轄にあり、業者番号制度で認可制でありました。これはこれとして役に立っており、今のように誰でもかれでも宝飾業に携わるはできませんでしたから、それなりに役には立っておりました。それが無くなったとたんに業界が乱れたことを考えるとですが・・・・。

 ただし、そのために地下に潜ってしまう数字が多かったのも事実です。B-チャンと呼ばれた闇市場が形成されており、行政がそれを管理する事はほぼ不可能な状態だった訳です。

 断言しても良いですが、今後ダイヤモンドの市場は活発になることは間違いがないです。何故なら日本にはダイヤモンドに替えた方が良い現金が10兆円を超える規模で眠っており、これはマイナンバー制度の想定外に既にあるものです。ただし、違法の事はできませんが遵法の上での動きをするとしたら・・・・・・。

 日本の市場は凄いんですよ。

http://ameblo.jp/diamonrow/

0 件のコメント:

コメントを投稿