小生はダイアモンドが好きな事は勿論ですが、そこにおきる現象や物語が特に興味の対象に
なっています。
最近NHKで紹介をされた『ホープダイアモンド』の謎はその典型で、ダイアモンドとの出会い
そのものも稀有なものであることは今までも書いてまいりましたが、あの『ブルー』の色は何故
にあの色なのか・・。
番組の中でも『ホープダイアモンド』に小さな穴をあけて成分分析をしておりましたが、これは
勿論、プロであれば皆が知っている(ホウ素)なる物が成分に入っており、それが発色要因で
あった訳であります。
しかし、成分がわかったとしても何故その現象が起きたのかはまだ解明を出来ておりません。
白いダイアモンドに関してはある程度の生成要因は解ってはいますがこれら有色、特にブルー
やピンクなどの生成要因は奇跡と言ってよいのでしょう。
それらの価値は白くてパーフェクトのダイアモンドとは違い、色がはっきりしている事が価値で
ある訳です。つまり、白いダイアモンドは如何に白く内胞物がないかが価値になりますが、有色
ダイアモンドに関しては如何に色がはっきりとしているかが価値なのです。
勿論、前提として美観、希少性が伴っていることがありますが、ブラウンや黄色などの一部に
関しては美観も含め希少性という意味合いでもこれを満たしてはおりませんので価値がそれほど
高いとは言えません。
その上で、それらがペアになる事はさらなる希少性を生む訳です。ですからダイアモンドの特殊なものをイヤリング等に使用しようとしてペアを探すとその単一の価値を2倍にしただけではない
価値になる訳です。
これらの価値はダイアモンドの多面的な価値のやはり一部なのです。現在は4Cグレードが
価値に主流になっていますが、それはダイアモンドの価値の一部の見方な訳です。
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