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2011年2月2日水曜日

ダイアモンドの4C

 昨日、来訪した旧知の知人が
『ダイアモンドって4つのCで価格が決まるって聞いたんだけど、4つのCって
 何ですか?』

 4つのCというのはCarat(重さ)、Color(色)、Clarity(清澄度)Cut(形)の4っつ
を指し、其々のダイアモンドのグレードを現わすものだと説明しましたが
私自身がビックリしたのは自身が当り前と思っている事が以外と一般の人が
知らないという事でした。

 『でもその基準というのはあるんですか?』
と知人

 『勿論ありますが世界共通なものは重さと形ですね』

 つまり、重さと形は機械的に測る物ですからどこでも同じですが、ある一定の基準が
あるとしても色と清澄度は人為的に判断しますので当然バラツキがあります。

 ここで確認をしておく事は4Cで価格が決まる訳ではなく、価格の違いを説明する為の
目安が4Cだという事です。多くの宝石店や消費者の方にもそれを誤解している方がいます。

 ダイアモンドの価格の決定要因の多くは原石(未研磨)の価格をベースに、研磨し終わった
状況での目視があり、取引所での取引価格があります。その上で日本であれば為替の変化
があり、さらに取り扱う会社がどのように販売するかがあり、さらに市場の状況があります。

 その結果価格がついて同じように見えるダイアモンドの価格の違いを説明する為に
考え出された物が4Cグレーディングです。つまり4Cは後付けの理由ですので他店と
価格を比べても絶対的な価格比べにはなりません。もし、なったしたら有名ブランドの
ダイアモンドはとてつもなく高くて買えた物ではありません。

 『4Cを書いて値段を書いたチラシを良く見ますけどあれはあまりあてにはならないと
 いう事ですか?』と知人

 『目安にはなりますが鑑定機関も沢山あり、どこのという事もありますよね。ただし、
グレードの表記がどうであれダイアモンドの品質が変化する訳ではありませんので
自分の目で見て綺麗であってその価格が納得できればそれが一番良いでしょうね』

 『でも素人には何を納得して買えばよいかわかりませんよね』
 と食い下がる知人

 『それはやはり何軒も見て歩く事ですね。其々のお店の説明もあるでしょうし、印象も
あるでしょう。絶対的とは言えませんがやはり4Cグレードが一つの目安になることは
間違いがありませんからね』

 『つまり、目安は目安として自分が納得した物を買えという事ですね。』

 『そうです。素材としての要素もありますが、やはりダイアモンドは情緒的価値が
占める割合が大きいですからね』

 『そうかア。人間関係も学歴、職歴ではなく人間性で選べというのと一緒ですね』

 『そういう事です!!』


 

 

 

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