本日も暖かく花のつぼみが膨らんでくる様子が見られます。
前回、梅の花が咲き始めた事を書きましたが、花が咲く前の蕾(つぼみ)が可愛らしい
ですよね。実は宝石の事を英語でGem Stoneと言います。
Gemとはもう一つの意味で蕾(つぼみ)を指します・・・。というより蕾の事を英語でGEM
といます。むしろ、宝石のGEMの語源が蕾のGEMなのです。
硬くて可愛らしいという共通項がその意味合いだと思います。宝飾品がジュエリーで
宝石がジェム、たまに口語的に宝石の事をジュエルという言い方をするときもあります。
世俗的にではありますが『大事な人』を指して、欧米人は『Jewel』(ジュエル)という言い方を
することもあります。
それではJewelの語源という事になると諸説ありますが・・・。
一つにはユダヤ人を『Jew』と言いますが彼らが宝石に大きくかかわっているところから
それが語源であるという説もあります。
しかし、これは彼らが宝石のビジネスに関わる前から言葉として存在する事を考えると、
少し首をかしげざる得を得ません。
また一方、ジョーク(Joke)とかジョーカー(Joker)という説もあります。これは冗談だったり
人をたぶらかしたり、といったジュエリーを揶揄する説でもあるわけで、逆にある種の共通
部分があるような気もします。
どちらにしても宝石という言葉が人類にとって掴みどころのない特殊な意味合いではある
ような気がします。
Gemとは自然からの贈り物であり、Jewelyは人間が作り出した物で、個々の好みを
見ていると宝石派(Gem)の人と宝飾品派(Jewely)の人が存在します。
勿論、其々の人々がそれを意識している事はないのですが私たちのビジネス側から
見るとその違いは明らかです。ビジネスをなさっている方たちの中にもそれを理解
していない方は沢山いらっしゃるのかもしれません。
いつも書く事ですが蕾(つぼみ)に興味を持たれる方は感性の強い方が多くいらっしゃる
ような気がします。つまり、まやかしではなく本能で感じている本物志向の方という言い方は
言い過ぎでしょうか。
また、ジュエリーに関しても優れたデザインと技術に裏打ちされた物も多くあります。ただし
それは絵画などと同じように本当に理解をする事は沢山の物を見る必要があるでしょう。
そして、ジュエリーをお好みになる方はおしゃれさんな女性らしい方が多いような気がします。
宝飾品の中には量産される物に『優』や『良』の物がそんなに多くありません。勿論、普通の
物はありますが、やはり宝飾品ですから多少高額でも良い物を選び、造る事だと思います。
思い出と共に長く愛用する物ですからね。
いずれにしても、もうすぐ春です。『蕾』を身に着けて外へ飛び出してみませんか?
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