ページビューの合計

2015年1月31日土曜日

ダイヤモンドの買取⁉

 最近、特にダイヤモンド買取のチラシが多くい入ってきています。地域性もあるかもしれませんが、多くの地方で耳にします。

 一巡をして、ダイヤモンドや地金の買取は一服している感もありますが、今数年間買取ダイヤモンドや流通在庫のダイヤモンドが多く輸出がされてきました。その結果、国内の流通在庫が少なくなってきたこともあるのでしょう。

 買取のチラシに関しては特に高く買取をしますというグレードディングレポートの付いたものですが、聞くところによるといざその場になると鑑定書が古いとか、この鑑定機関だとあまり高く買えないとかなどの理由がついて結局あまり高い値を付けてはくれていないようです。

 しかし、全体的に在庫が少なくなっている現在、販売をする小売店さんなども決まり文句の様に、品物が少なく、値が上がっていますというトークを多く使用しているようです。

 昨日、ご来店を頂いたお客様も他店でそのような話をされたという事でどうなんでしょうという事でした。実際には米ドルでではありますが、昨年一年で0.5ctサイズがー3%、1ctサイズでー7%、
3ctsサイズでー4%、5ctsサイズで-3%とそれぞれ値を下げております。勿論すべての平均であり、為替計算はされておりません。

 しかし、品物が足りないことや価格が上がっている事は事実としても、実際には為替の分で10%
、上がったかもしれませんが、米ドルでの値下がりを計算するとそれほどの値上がりではありません。品物が少なくなったのも確かですが海外での絶対量が減ったというよりも国内の業者の力がなくなって商品量が少ないと考えた方が良いでしょう。

 勿論、私としても値が上がってくれて方が都合が良いのですが、何時も述べるように今は市場原理の働いた値決まりが主体です。シンジケートが価格コントロールをしていた時代と違うのは平均して価格が動く訳ではなく、石目や品質やメイクにより、価格が動く範囲が違うという事です。

 実際に昨年一年は品質の良いほど値下がりが大きく、大粒ほど値下がりが少なくなっています。
また、ファンシーシェイプなどはラウンドに比べローカラーのところはハイカラーほどの値差はありません。つまり需要によって価格が動いているのです。

 1985年からの30年を見ても0.5ctサイズは98%の値上がり、1ctサイズは144%、3ctsは310%、5ctsは398%のそれぞれの値上がりを記録しています。長い目で見れば値上がりはしているのです。

 しかしながら、この一年や昨今の事情はちょっと違うので、買取屋さんはとにかくダイヤモンドを買い取りたくてしょうがないのですが、価格通りに買い取ってくれるところはやはりまだまだ目がありませんから難しそうです。

 ただし、ダイヤモンドが還流を始めるきっかけとしては良いことだと思いますが、あとは疑念を持たれないように買い取ることが肝要ですね。

2015年1月30日金曜日

冷蔵庫⁉

 今から50年ほど前の話だったと記憶していますが、米国のとある家電メーカーのセールスマンがアラスカで冷蔵庫を大量に販売しているということを聞いて驚いたことがあります。まだ子供であった私にはアラスカというところはエスキモーがいて寒いところという印象を持っていたからです。

 冷蔵庫はイコール気温の高いところで、食物が腐らないように冷やしておく物、それが冷蔵庫という概念を持っていたからです。しかし、実際には日本語の冷蔵庫という文字から勝手にそう思っていたのかもしれません。

 しかし、冷蔵庫は実際には一定の温度に保つための物であって、凍らせるためのものではない訳です。故に、アラスカでは食物を凍らせないために、冷蔵庫を使うわけです。当時。その話を聞いて成る程と思ったことがあり、この話は現在でも引き合いに出すほど、私自身の発想を変えた話でした。

 何の引き合いかというとセミナーなどを販売員さんに行う時、何故に消費者はダイヤモンドを求めるのだろうという事です。つまり、消費者の購入動機はそれぞれによって違うかもしれません。有名な話ですが『なぜ、青竿竹屋さんはなくならないのか?』という投げかけです。

 一本の棒の使い道は人によって違うかもしれませんが、そこには間違いなくニーズがある訳です。勿論、竿竹屋さんはそれを知っています。決して選択物干しに使っているとは思っていません。そうでなければ前近代的な仕事は当に廃業をしているでしょう。

 物販というものは必ずしも販売側の思惑だけで物が売れている訳でもなく、製造者が思った様な意図で販売者が売るとも限りません。しかし、そこには必ず消費者の需要があって物販というものは成り立っています。

 それではどれくらいの販売員さんが消費者がなぜダイヤモンドやジュエリーを求めるのかを知っているのだろうか?以前にも書きましたが私が米国の宝石店に在籍をして、そこを退職する時にオーナーのフレッドに
『もし、日本で宝飾店をやる時が来たら、お客様と同等かそれ以上のお金かパーソナリティーを持ちなさい。』
と言われたことを思い出します。

 つまり、お客様の気持ちにならなければ宝飾品は売れないという事を示唆してくれた話なのですが、因みに、セミナーでは多くの販売員さんが『綺麗だから』とか『憧れだから』とか中には『見栄を張りたいから』といった意見まで飛び出しました。勿論どれも不正解ではありません。

 しかし、宝石の場合は決して単純ではないと思っています。用途は違っていても実用的に使う事が出来る実用品ではありませんし、持っていて何かの効用がある訳ではありません。ただ、逆に考えるとそのすべてを持っているような気もします。経済的実用性だったり、精神的な効用もあるのかもしれません。

 どちらにしても、消費者がニーズを感じてくれなければ購入することはありません。もし、なければそれを創り出していかなければなりません。その為には何故消費者はダイヤモンドを買うのか?

 以前であれば婚約をするのならダイヤモンドは必須であるという啓蒙がされており、買えなければ結婚をするだけのレベルではないとも言われ、若い男性は結婚を考える頃にはダイヤモンドを必須アイテムと考え、購入をしていたのです。

 しかし、現在はその尊いハードルが低くなり、安易に結婚を考える輩が多くなってきたような気がします。若い男性の試金石としてあっての良い事だとは思っています。

 話しはずれましたが、消費者とは言っていますが、ダイヤモンドは消費をするものではないのですが消費者は何故ダイヤモンドを買うのか?

 ダイヤモンドを買う時の購入者はどのような状況であれ、お金持ちです。故にお金持ちの気持ちにならなければ、購入動機は解りません。また、購入動機をおこさせる機会を創り出さなければ売れなくなっていく訳です。

 宝飾品の販売員さんは何故人々が宝飾品を求めるのかを知っているのでしょうか?自分がそうならなければ解りませんよね・・・・。

こちらからも
http://ameblo.jp/diamonrow/

2015年1月29日木曜日

ダイヤモンドより…。⁉

 現在、イスラム国の人質になっているジャーナリストの後藤健二さんについては、いろいろな意見があるとは思います。人によっては自分の責任という人もいるでしょうし、なぜにと疑問を抱く人もいるでしょう。私もその中の一人であることは否めません。

 あえて、このようなことは書くことは本意ではありませんが、彼の著書の中に『ダイヤモンドより平和がほしい』というタイトルのものがあったので少し気にもなったので書きます。

 彼は戦場ジャーナリストというより、その陰にある戦争と、大人の犠牲になっている子供たちをフォーカスして彼なりの見識を述べているのです。つまり、彼の活動からイスラム国が彼を人質にする正義はどこにもないように感じます。

 なぜなら、方法論は別にしてもイスラム国を名乗る宗教家なる人間たちが説いている『アッラー』という唯一神も子供たちへの愛を前提としているのであり、『アッラー』とはアラビア語で神のことを指し、ユダヤ教徒の『ヤハウェ』という神、キリスト教徒の『ゴッド』はすべて同じ神を指しており、どの宗教の中でも神は愛を説いております。

 その子供たちの平和と幸福を願い行動をしていた後藤氏を人質にして、仮に殺害をするとしたら一分の正義も彼らの中にはありません。日本の政府も正面から総理大臣である安倍さんがこの部分を彼らにメッセージとして送るべきではないでしょうか。駆け引きはすでに彼らの理屈を飲むことになります。

 たまたま目にした彼の著書である『ダイヤモンドより平和がほしい』というタイトルではありますが、シェラレオーネにおける子供や弱者の扱いは戦争の残虐さや虚しさを物語っています。私もあえてこの件に関しては避けてきた部分もありますが、ダイヤモンドが悪いのではありません。

 シェラネオーネに関しては反政府軍が管理下に置いているダイヤモンド鉱山のある地区から多くのダイヤモンドが持ち出され、それが反政府軍の資金源なっており、その入手された銃により年間何万人という子供たちが殺され、またその子供たちが戦闘員にされ、忠誠の証として両親を銃殺させるといった酷いものです。

 こんな残虐なことがこの十数年に行われ、それはまだ継続中であることに注目をする日本人は少ないのです。そんなところに注目をした後藤氏という人に感銘を受けたのです。私自身隣国のコンゴとの国境にある難民キャンプの存在を知り、ダイヤモンドを扱う者としてコンゴ共和国の日本大使館に出向き宝飾展示会の売り上げの一部を寄付をする相談をしたことがあります。

 しかし、残念ながら大使自身がそのキャンプまでその寄付を届ける自信がないといわれ、本国の役人を信用してはいけないとも言われ、方法論を何度か話し合った結果、私自身が直接現地を訪れ、直接届けるしかないということになったのですが、当時は渡航が許されておらず、また、入国するにしても何の保証もできないと大使に言われ、断念をしたことがあります。

 その後、コンフリクトダイヤモンドとして世間に知られるようになり、国連によるキンバリープロセスという条例ができ、紛争地区からのダイヤモンドはキンバリープロセスに加盟をするあらゆる国は輸入をしないというもので日本ももちろん加盟をしています。

 しかし、ダイヤモンドに名前は書いてはいません。ハリウッド映画である『ブラッド・ダイヤモンド』(レオナルド・ディカプリオ主演)で描かれているように陰で暗躍をする国は必ずあります。あえては言いませんが、今アジアで一番勢いのある国であったり、ヨーロッパの一番右にある国などはダイヤモンドと武器のバーターを表面上ではなく行われていたことはディーラーをやっていた者であれば承知をしていることです。

 残念ながらダイヤモンドが国際通貨であるということの証明でもあり、ダイヤモンドの確かな価値を表している面でもあります。しかし、ダイヤモンドが悪の象徴のように言われるとこは残念です。本来であれば人間の幸福のために存在をするものであることは間違いがありません。

 人質事件という残念なことがきっかけでダイヤモンドのことを話すことになったのは本意ではありませんが、もし何かのきっかけに彼の著書を読むことがあったならば、ダイヤモンド原因ではないことを理解してもらいたいと思います。

 さらに、早く後藤氏が無事に解放され、日本の家族のもとへ帰ることを望みます。彼はどのように結果になっても責任は自分にありますとコメントを残していました。責任を取るところはまずはご自分の子供たちであってほしいとも思います。

 

2015年1月28日水曜日

ダイヤモンド概論⁉

 ダイヤモンドの難しいところは簡単に見えるところではないだろうか?

 先日、お客様に4ダイヤモンドのそもそも論についての話をしていた時に感じたとのですが、元々は単なる鉱物であり、石油や石炭といったものと何ら変わらないのですが、それが人間により如何に使われるかという事により、その価値は生まれてくるわけです。

 つまり、人間の進化なのか、資源が使用できることにより人間が進歩をしたのかは別にして、人間にとって何らかの利用価値があって、その存在は意味を成します。しかし、単純に言えば地球上の鉱物という単純な分け方が出来るものです。

 多くの鉱物資源は、何に役に立つという事は一般人にもよくわかっており共通の価値があります。しかし、金やダイヤモンドは何の価値があるのでしょうか?

 確かに金に関しては通信機器等に使われたりしている事は一部の人間は知っているでしょうが、ダイヤモンドに関しては光学機器に使用されているとはいえ、あまり一般的ではなりません。

 ダイヤモンドに関して言えば宝飾品の材料であり、グレードという評価基準で現わされる解りやすい物に見えるのですが、実際にはグレードというものは販売員にとっての自転車に乗れない人の補助輪みたいなものですから消費者には実際わかりにくいものです。

 多くの鉱物が利用価値とは別に投資や金融の経済を動かす材料と化しているようにダイヤモンドも例外ではない要素を持っている事は毎度述べています。

 原油価格や金先物等々の金融商品は本来の役割と違った方向で世界の経済の主役になっています。そして、ダイヤモンドにおいてもその傾向が出てきている現在では、一般的なグレードは相変わらず販売員の補助輪ですが、特殊なグレード、例えばDカラーIFといったグレーダーの指向性の入る可能性が少ない物に関しては金融商品としての側面を持つわけです。

 また、特に大粒に関しては特に10ctsアップについていえば、つまり、重さという誰かの指向が入らないもの関して言えばこれからは特に金融商品としての面が多く出てくるのでしょう。それゆえに、4Cだけではないダイヤモンドを考えると難しい商品となるのでしょうし、さらに言えばそれを購入する人々のセグメントも必要になる時代に入ったのだと感じる訳です。

2015年1月27日火曜日

ムード(空気感)⁉

 月に一回から二回のペースでシネマに足を運ぶことが生活の一部になっているのですが、一番の楽しみはポップコーンと発泡性ソフトドリンクです。そして、自然にそうしているのですが、時々、何故、ポップコーンとドリンクはこんなに高いのかなぁ・・と思いつつも、シネマの中のあの甘~い香りと雰囲気でついつい買ってしまいます。プチ贅沢でもあります。

 私の中では映画を見る事はポップコーンと一体化しており、マストアイテムとなっています。中にはわざわざ高い飲み物を飲むことはないという合理派もいるでしょうが、多くの消費をする人々はムード派なのではと思っています。

 社会状況が悪ければ物を買う気持ちが落ち、状況が良くなるような気がすれば多少高くても購買に走ります。真に『景気』そのものです。経済というものは生き物だという言葉はよく聞きますが、本当にそれを構成する人々の気持ちというものが大きく作用しています。

 多くの人々が、たまには贅沢をしなければという気持ちのなるだけで、経済は動き出します。そこまで大きな話ではなくても身近のビジネスで考えても、ムード造りは重要で雰囲気があるかないかでその気持ちは決まります。

 知り合いでイタリアワインを輸入している人間がいます。彼曰く
『ワインというものは、一般的には運送途中で劣化をします。私のところはそのリスクを避けるためのシステムを採用しているので、他さんより同じ銘柄が高くなります。』

 彼のところでは都内の一流イタリアンレストランのみに販売を行っていて、一流イタリア人シェフは本場の味と変わることを望まないので、彼のところのワインを高いという事は解っていても取り扱っているそうです。一般的にも市販のワインの2.5倍~3倍がレストランのワイン価格の設定になっていますが、場所代だから雰囲気だからと納得をするのが一般的です。

 勿論、彼の納入しているレストランは一般よりさらに高額ですが、一流シェフが選んだ味、香りは顧客を十分に唸らせるだけの料理と雰囲気を持っているのです。

 『おいしい食事とワインがおいしいから惜しくないよ。』と多くの消費者は考えます。しかし、中には『わざわざ、安く飲めるワインを高い値段を出して、飲みに行く人間の気持ちはわからないね。』という人もいます。

 しかし、多くの消費は特に付加価値商品はムード(空気感)で行われることが多いのも事実です。我々の仕事もそうですが、お客様は必ずしも誠意をもって一生懸命やってくれるから買うという人はあまりいません。それプラス高級品を扱っているムードを持っているかどうかが重要です。

 お祭り騒ぎのような展示会では高額品が出る確率は低くなります。むしろ高級感のある、会場づくりや、ジュエリーを身に付けるべき雰囲気造りが高額品の購買率を上げます。

 以前にも書きましたが、私が米国滞在中にビバリーヒルズの一流宝石店の社長に
『宝石店のビジネスを考えるのなら、お客様と同じかそれ以上のお金を持つかパーソナリティーを磨きなさい。』と言われたことを思い出します。

 この人から買いたい、この人の真似をしてみたいと思わせる事とそのムードを持つことが大事であるという事で、本当にそうであるかどうかは別にしてそのような空気感を出すことが必要だと考えます。自分が買えない物を人に販売するのですから購入する人が買って良かったと思うようなムードを作り上げていくことは重要なのでしょう。

 レストランのワインはなぜ高くても売れるのか?
シネマのポップコーンとドリンクは何故高くても売れるのか?

 雰囲気は勿論ですが納得ではなくて、欲求を呼び起こしているのです。多くの消費者は納得することは無論ですが、お金を使いたいのです。無意識ですが、使う喜びを感じたいのです。

 単なる等価交換ではないことを販売側は理解することが重要です。

2015年1月26日月曜日

ヨルダン⁉

 今、イスラム国と名乗る盗賊団に捕まっている日本人の人質二人のうち、どうやら一人は殺されたようだという内容が漏れ伝わってきています。ここでヨルダンという国がクローズアップされていますが、私は15,6年ほど前にこの国と日本という国の親密具合を肌で感じたことがあります。

 ヨルダンに接している国、イスラエルに出張中にイスラエル全国でゼネストが行われていたことがあります。私はどうしても帰国をしなければいけなかったこともあり、急きょタクシードライバー数人に話を持ち掛けヨルダン国境まで運んでくれないかという話を持ち掛けました。

 しかし、その日は金曜日で夕方からシャバット(安息日)が始まるという事で、すでにお昼を過ぎていたために、帰りはシャバットに間に合いそうもないという事でほとんどのドライバーに断られました。そんな中事情を説明すると
『戻れるかどうかぎりぎりだけど、いざとなったらヨルダン国境方面に親戚がいるからそちらに行くよ』
と言って、了解をしてくれたドライバーがおりました。

 それから車をとばしてもらって3時半過ぎにヨルダン国境にたどり着くと国境の検問所があり、いろいろ調べられて、パスポートコントロールへ行ってビザを取るように言われました。通過をするだけのつもりだけでいたので、まずいなと思いながらパスポートコントロールへ行きました。

 びっくりしたのはコントロールのフロントに行くと食事のメニューが如く、色々な国の国旗が書いてあり、ヨルダン価でそれそれに金額が入れてあったのです。そして、パスポートを提示すると単純にビザのスタンプを押されました。ヨルダン貨幣を持ち合わせがなかったので、その旨を伝えると
『日本人はタダだよ。』
と伝えられました。

 ヨルダンは日本からの支援と日本企業が多く参入をしており、日本のおかげで国がなり立っているかもしれないと、係員が笑いながら説明をしてくれました。確かに表に出ると日本企業の看板ばかりで下手をすると日本より多いのではと思うほどでした。

 隣の国には何十回も来ておりましたが、遠い国と思っていたヨルダンがとても近く感じ、日本とこんなに親密なんだと感じたものです。その後、暗闇の中をアンマン市内に入り、空港までの便が見つからず、近くにいたヨルダン航空の乗務員をつかまえ、乗務員用のバスで空港に向かいました。

 時間は既に深夜でしたが、決して身の危険を感じる状況にはありませんでしたので、空港につくと今話題のシリヤのダマスカスに向かい、その後、オランダを経て日本に戻ったことを思い出します。

2015年1月24日土曜日

イスラム国とダイヤモンド⁉

 海外の事であった、イスラム国が日本人の人質が捉われたことによって必ずしも遠い国の話ではなくなった感があります。私自身は『中東(アラブ)の春』が2010年から2013年にかけて騒ぎが大きくなってきたころから注視をしておりました。
 

 なぜなら、ダイヤモンドの価格、特に大粒やファンシーカラーの値動きに関してちょっと異常なものを感じていたからです。多くの人が中国の景気が作用をしていたように考えていましたし、私自身も全く頭になかったわけではありませんでした。

 しかし、以前にも書きましたが、中東が不安定になり王侯貴族や支配者層の地位が怪しくなってきたのもこの頃です。多くの中東の国では民主化を叫ぶ声が大きくなってきて、首長一族や富裕層は海外に資産を運び出す、必要性が今ほど高まっている事はないと考えます。

 以前にも書きましたが、ドバイを中心とした富裕層のファンドグループが大粒ダイヤモンドやファンシカラーダイヤモンドを買い集めている事はオークション等を見てもわかります。決して共産党が頭にいる中国の富裕層が買い集めるようなところではありません。

 今後も石油の価格は下がることも考えられるでしょうが、すぐには産油国だけではなく日本のような輸入国の投資をした資本の思惑や短視眼的な政治家の都合もあり、簡単には石油の時代は終わらないでしょう。しかし、産油国の連中にしてみれば、やがての枯渇と革命による海外亡命が頭の中にはあるでしょうから、資産を持ち出すための手段は頭から離れないでしょう。

 勿論ダイヤモンドはその役割を果たすには十分なファンデーションを持っています。現在世界中で起きているイスラム過激派の行動は決して宗教活動ではないと考えています。多くの争いは経済的理由から宗教を理由に活動を行っています。それはユダヤ教徒であれ、キリスト教徒であれ、イスラム教徒であれ、仏教徒であれ同じことが言えます。過去には歴史があります。

 勿論一般的な信徒はそのような過激なこと考えもしませんし、穏やかな日々を送りたいと考え信じているのだと思います。どの宗教だって自分の都合のために人を殺めろという宗教はありません。ほとんどがその時に暴力という権力を持った人間の都合により争いは起きています。

 よく評論家が宗教問題は根深い問題で、我々日本人が安易に理解はできないというようなことを言っていますが、私自身の中東へ何度も足を運んだ経験からすると、そんな難しい事ではないと考えます。

 ゆえに簡単には収まりそうにない、状況がまだまだ続くでしょうから、大粒や、ファンシーカラーのダイヤモンドの価格変動は上昇方向にまだまだ続くような気がします。人間の欲がある限り、破滅をしない限りは人間の愚かは続きそしてその中で経済活動は続いていくのだと考えます。